内定先
川崎汽船、京セラ、ローム、イシダ、楽天、ファーストリテイリング、日系インフラ
就活サマリー
【就活の進め方・軸は?】
早期から就活を始めることで学歴の差を埋める
【内定獲得の秘訣は?】
留学経験は、話の構造で他の学生と差をつける!
【大学特有の就活事情は?】
大学のサポート制度を使い倒すべし!
#どんな就活?
#立命館 #文系 #海運 #メーカー #IT
名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのでしょうか?
ワンキャリ編集部では「トップ内定者」にインタビューを行い、彼らの就活スタイルを徹底調査しました。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けします。【大学別トップ就活生レポート2019】
【目次】
・就活の進め方・軸は?
・受けた企業一覧
・内定獲得の秘訣は?
・就活スタイルまとめ
・大学特有の就活事情は?
・一年間の就活年表
就活の進め方・軸は?
Bさんが就活を進める上で重視していたのは以下の2点です。
・留学経験から就活の軸を固める
・早期から就活を始めることで学歴の差を埋める
留学経験から就活の軸を固める
Bさんは大学2年生から1年間の留学を経験しています。
容姿や人種による差別をせずに自分を受け入れてくれたことや、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちと話したことで、Bさんは海外とのつながりに魅力を感じたと語ります。
その結果として、
・英語を使って、海外勤務をしたい
・ダイバーシティな環境で働きたい
・日本の製品を通して海外に日本のことを知ってもらいたい
を就活の主な軸としていたとBさんは話します。
英語を使う環境や海外勤務、という言葉を聞くと「外資系の企業を受けるのでは?」と思う人もいるでしょう。
Bさんは、このことについて
・外資系企業の選考を受けていく中で、自分とは方向性の違いを感じた
・転職はあまり視野に入っておらず、最初に入った会社で務めあげたい
という2点から、先ほど述べた軸に合った日系企業を中心に受けていたそうです。
またBさんは、日系企業でもインターンへの参加を通して、自分に合う/合わない業界を発見することができた、と話しています。
Bさんは夏に旅行・観光業界のインターンに参加しました。
そこでBさんは
・旅行という狭い範囲だけでなく、ビジネスの場に対してもアプローチしたい
・日本に興味を持っていない人に日本の製品を通して日本のことを知ってもらいたい
と思い、業界を絞っていきました。
このように、実際に選考を受けたりインターンへ参加しないと分からないことがあります。
自分の知識やネットの情報だけで業界を絞るのではなく、少しでも自分の軸に合っていたり興味があったら、まずは選考を受けてみることをおすすめします。
早期から就活を始めることで学歴の差を埋める
Bさんは大学3年生の5~6月に留学から帰ってきました。
交換留学だったため、帰国後は大学の授業が少なく、時間に余裕があったBさんはその時期から就活を始めたと話します。
まず最初に、Bさんは合同説明会(以下:合説)にたくさん参加したそうです。
その理由は、「企業についてほとんど知らない人でも企業の概要を知ることができ、一気に情報を得られるから」とBさんは語ります。
合説に参加する際、Bさんは以下の2点を心がけていたそうです。
・説明は一番前の席で話を聞く
・話を聞いた後は必ず社員へ質問する
この2点を徹底することで、社員に顔を覚えてもらえることが多かったそうです。
また、質問をする際は調べても分からない質問をするよう心がけていたとBさんは話します。
Bさんは、早くから就活を始めたことを学歴に結びつけて以下のように話しています。
「関関同立は関西の上位校(国公立)と比べると、良くも悪くも普通である。彼らとの差を埋めるには面接の経験値を積むしかない。」
結果として、Bさんは多くの内定を獲得することができました。
このことから、学歴の差を情報量と面接の経験値によって埋めることができると言えるでしょう。
合説に行き、多くの情報を得たBさんですが、就活における心残りはOB/OG訪問ができなかったことだと話しています。
その理由は、志望度が高い企業の本選考を受けた時の面接からでした。
Bさんはその面接で、面接官に「入社したら具体的にどういうことがしたいのか?」を部署や職種レベルまで絞って聞かれたそうです。
Bさんはその質問にうまく答えられなかったと言います。
「部署や職種については説明会やインターンに参加するだけでは分からなかったため、OB/OG訪問で聞けばよかった」とBさんは語ります。
人気の業界や企業は、志望度を確かめるために部署や職種レベルまで掘り下げて聞くことがあります。
そのような情報は説明会に参加したりネットで調べただけでは得ることが困難です。
説明会・インターン・OB/OG訪問は、どれも就活に欠かせない要素です。
それぞれを使い分け、自分が持つ情報の質を上げて面接に挑みましょう。
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
【インターン】 JTB、エイチ・アイ・エス |
ー |
3年秋 (M1) |
【インターン】 楽天、オリックス |
ー |
3年冬 (M1) |
【インターン】 メタルワン、京セラ 全日本空輸(ANA)、 キリンホールディングス 【本選考】 楽天 |
楽天 |
4年春 (M2) |
【本選考】 ファーストリテイリング、 イシダ、ローム、京セラ、 オリックス、川崎汽船、 商船三井、 Peach Aviation、 日本航空(JAL)、 全日本空輸(ANA)、 日系インフラ |
川崎汽船、イシダ、 京セラ、ローム、 日系インフラ、 ファーストリテイリング |
内定獲得の秘訣は?
Bさんの内定獲得の秘訣は以下の2点です。
・面接の経験値を積み、本選考までに完成形を確立
・留学経験は、話の構造で他の学生と差をつける!
面接の経験値を積み、本選考までに完成形を確立
Bさんは本選考までに面接を20回近く経験しています。
その面接の経験値を武器に、最終的には複数内定を勝ち取ったBさんですが、中には失敗談となった面接もある、と話します。
ある面接で、Bさんは「とにかく明るいキャラでいよう」と思い、ウケを狙おうとしていた、と語ります。
ウケを狙うことを重視した結果、留学先で頑張っていたことを話す際に、事実とは異なる内容を言ってしまい、選考に落ちてしまったそうです。
この面接の反省から、Bさんは
・面接の質問内容全て
・どの質問で回答に詰まったのか?
・面接官の表情・反応
を書き留め把握することで、本選考の時期には完成形に近づき、面接で落ちることはあまりなかったとBさんは語ります。
また、Bさんは面接を進める中で、時にはエントリーシート(ES)の内容まで変えたこともあったそうです。
面接は、ただ受けるのではなく、Bさんのように毎回しっかり振り返りをすることで、回数を重ねるほど完成形に近づけることができるでしょう。
留学経験は、話の構造で他の学生と差をつける!
Bさんは、多くの面接において自身の留学経験について話していました。
Bさんのように留学経験を持ち、面接で留学の話をする就活生はたくさんいます。
その中で、Bさんは以下のようにプロセスを2つに分けて話したことで他の学生と差をつけ、面接官に好印象を与えられたと話します。
1. 留学するまでのプロセス
・高校生の頃から、大学在学中に留学することを決めていた
・高校2年生の時から留学のための準備をしていた
・高校3年生の時に1度目の留学
・大学2年生の時に2度目の留学
2. 留学中のプロセス
・留学先の大学での勉強に力を入れ、勉強方法も工夫する
・留学先の大学で上位10%の成績に入る
・優秀な人が集まるコミュニティに選ばれた
この2つのプロセスについて話すことで、目的を達成するために今何が必要か考え、行動に移すことができることをアピールできます。
留学中の経験のみ話すのではなく、その前のプロセスも話すことで面接官の反応が良かった、とBさんは話しています。
周りの就活生とかぶりやすい経験に関しては、Bさんのように工夫を加えることをおすすめします。
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験 |
|
対策時期 |
3年(M1)12月 |
対策期間 |
2カ月以上 |
対策方法 | 参考書 |
グループディスカッション |
|
対策時期 | ー |
練習回数 | ー |
練習内容 | ー |
面接 |
|
対策時期 | 3年(M1)6月 |
練習回数 | 9回以上 |
練習内容 | 選考を受ける中で |
OB/OG訪問 |
|
訪問時期 | ー |
訪問回数 | ー |
大学特有の就活事情は?
Bさんは立命館大学のメリットとして、2つ挙げています。
1つ目は、JA(Junior Advisor)という、就職活動を終えたばかりの4年生が中心となって就活生をサポートする制度です。
月ごとに座談会をはじめとする就活生向けイベントが開かれているそうです。
そこでは、大手企業の内定を持っている人が多く業界もそろっているため、志望企業の内定者に話を聞けることが魅力的だとBさんは語ります。
学生主体のイベントのため、選考の話から社員についての話まで、いろいろなことが質問できます。
「OB/OG訪問では、自分が聞きたいことを質問しづらい」と思っている人はぜひこの制度を利用してみてはいかがでしょうか?
2つ目のメリットは、キャリアセンターです。
Bさんは複数内定をもらった後、どの会社に行こうか悩んでいた時にキャリアセンターの人が親身になって相談に乗ってくれたことから「もっと早くからキャリアセンターを利用すればよかった」と語ります。
また、Bさんは「面接練習やESの添削もしてくれることからキャリアセンターの利用をおすすめしたい」とも話しています。
一年間の就活年表
大学3年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | ・面接対策 |
7 | ー |
ー |
8 |
【インターン】 JTB、エイチ・アイ・エス |
ー |
9 |
【インターン】 楽天 |
ー |
10 |
【インターン】 オリックス |
ー |
11 | ー |
ー |
12 |
【インターン】 メタルワン |
・WEBテスト/筆記試験 |
※インターン:実施した月/本選考:選考が行われた月
大学3年(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 |
【インターン】 全日本空輸(ANA) |
ー |
2 |
【インターン】 京セラ、 キリンホールディングス 【本選考】 楽天 |
ー |
3 |
【本選考】 ファーストリテイリング |
ー |
4 |
【本選考】 イシダ、ローム オリックス、京セラ |
ー |
5 |
【本選考】 川崎汽船、商船三井、 Peach Aviation |
ー |
6 |
【本選考】 全日本空輸(ANA)、 日本航空(JAL)、 日系インフラ |
ー |
7 | ー |
ー |
※インターン:実施した月/本選考:選考が行われた月
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