ワンキャリア
  • 企業検索
  • 選考・イベント
    • 本選考
    • インターン
    • 説明会・セミナー
    • 合説・座談会
  • ES・体験談
    • ES・体験談を探す
    • クチコミを探す
    • ESの達人(自動作成ツール)
    • 投稿する(謝礼あり)
  • 就活準備
    • 就活記事
    • 企業動画
    • 就活対策ガイド
  • 就活支援サービス
  • 適性検査
    ログイン / 会員登録
    採用担当者様はこちら
    マイページ
    スカウト
    お知らせ
    申込済み...
    就活支援...

    ワンキャリアforエンジニア
    ワンキャリア転職
    キーワード検索
      • 業界から企業をさがす
      • クチコミからさがす
      就活サイトトップ就活記事業界研究「ただのミーハー集団と言われる電博」を元社員が別の角度...

      「ただのミーハー集団と言われる電博」を元社員が別の角度から見直してみた。─なぜ、広告代理店は社会のインフラなのか?【後編】

      広告 IT
      2017年8月5日(土) | 55,269 views
      昨年好評いただいた北野唯我(KEN)の記事をお届けします。
      ※こちらは2016年3月に公開された記事の再掲です。


      前編はコチラ:「ただのミーハー集団と言われる電博」を、元社員が別の角度から見直してみた【前編】

      電通・博報堂が潰れる? それはハッキリ言って、ありえない

      そもそも「会社が潰れる」定義はいくつかあるが、電博が潰れる可能性は極めて低い。なぜなら、日本の大手広告代理店は、極めて優れたビジネスモデルを有しているからだ。詳しくは省くか、要点はこの通りだ。

      【電博のビジネスモデルが強い理由】
      ・必要な先行投資・在庫がほとんどなく、単年度の利益コントロールが極めて簡単(=経営が簡単)
      ・労働集約型産業でありながら、「規模の経済」が効く仕組みを持っている(=上位寡占が進む仕組みがある)
      ・産業の特徴上、優秀な人材やネットワークが強い人材を採るのが容易

      確かに、今後、電博の平均給料が下がることはあり得る。だが、電博のビジネスモデルは圧倒的だ。

      両者が潰れるとしたら、「巨額の先行投資の失敗が続くこと」と「給料の弾力運用を失敗すること」ぐらいしか想定しづらい。

      【電博が潰れる条件】
      ・巨額の先行投資(M&A・媒体の買い切り)が大失敗し続けること
      ・費用の大半を占める給料の弾力運用を行わず、単年度の利益コントロールを失敗し続けること

          給料の弾力運用はすでに電博ともに、数年前から運用している。給料の弾力運用とは、「固定給の割合を減らし、業績に応じたボーナスの割合を増やすこと」にある。簡単に言うと、儲かった時はたくさんボーナスを払い、儲からなかった時はボーナスを出さない、という考え方だ。(現に、電通・博報堂の売上総利益と販管費はほぼ連動している)

          電通がAegis(イージス)社を買収し、博報堂がIDEO社の株式を取得した。日本の広告市場から生まれるキャッシュ(=現金)以上に、巨額の損失を出し続けない限り、電博が潰れることは考えにくい。

          代理店にとっての変化:グーグル(Google)、ヤフー(Yahoo! JAPAN)、サイバーエージェントの出現

          2つ目の論点は「インターネットの出現によって電博のビジネスは何が変わったのか?」

          数年前、ネットの出現によって、マス広告に頼る電博は潰れるという声もあった。

          インターネットの影響については、「グーグルの出現」「ヤフーの出現」、そして「サイバーエージェントの出現」に分けて考える必要がある。

          グーグルの出現が、社会に果たした役割とはなんだったのか?

          グーグルには複数の役割がある。そのうちの1つが検索機能だ。グーグル検索によって、人々は知りたいことをすぐ調べられるようになった。検索は基本的に「知りたいことが明確な時」に使われる。ユーザーからすると、これまで本や雑誌、口コミを使って調べていた内容が、グーグルの検索に取って代わった。これは広告代理業にはほとんど影響がない。これまで本や雑誌などに出稿していた広告が、グーグルの広告(Google AdWords)になるだけだからだ。

          むしろ、グーグルの出現によって助かったのは、これまで電博が相手にできなかった中小企業だ。テレビ出稿はできないが、Web広告なら出稿できる。そんな規模の企業が、「いい商品を世の中に知ってもらうこと」を実現する世界を作った。これが、グーグルが広告市場において果たした社会的な役割だ。

          ヤフーの出現によって、電通・博報堂はなにが変わったのか?

          2つ目は、ヤフーの出現だ。ヤフーには、「ブランドパネル」と言われる目玉商品がある。ヤフーのトップページの右側にある広告枠だ。代理店にとってこれは、マスメディアとほぼ同じ役割だ。商品が1つ増えたに過ぎない。

          広告代理店は、「買い切り枠」という広告枠以外において、仕入れに対して責任を負わない。広告枠を仕入れてから売るのではなく、「売り先を見つけてから広告枠を仕入れる」のだ。従って在庫を抱えるリスクはなく、「売れなければ仕入れない」だけだ。

          そして、ブランドパネルは売れる商品だ。だから仕入れて売る、それだけだ。

          ヤフーを代表するWebメディアの出現によって唯一変わったのは、「制作コスト」だ。Web広告の制作費(=バナーなどを作る費用)は、テレビCMの制作費に比べ、手間がかかるわりに儲からない。Webは出稿後のやり直しが効き、修正作業(=PDCA)が何度も発生し、その上に受注金額が小さい。つまり、儲からない仕事なのだ。

          この仕事に対して電博は、外部・グループ会社に発注したり、社内の派遣・契約社員が対応することで収益をコントロールしている。正社員が行うのは全体管理のみだ。

          サイバーエージェントの出現を受けて、電博が採った戦略とは?

          3つ目は、サイバーエージェントの出現だ。

          サイバーエージェントには多くの事業が存在する。ここで触れるのは「ネット専業広告代理店」としての役割だ。Web広告の仕入れと、販売を専門に行う機能だ。

          この影響は大きかった。ネット専業代理店が持っているテクノロジーを電博は持っていなかったからだ。そこで、電博が取った戦略は、「内部に取り入れること」。具体的には、以下の2つだった。


              1. 専門代理店を子会社に抱えること

              2. 数字管理に強い人材を採ること


              電通はサイバー・コミュニケーションズを、博報堂はデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)を買収した。あるいは近年、電通が「理系学生」の採用に力を入れ、博報堂が「コンサル人材」の採用に力を入れているのは、この戦略に基づいている。

              電博は長らく、広告業界のトップに居続けてきた。優秀な人材も極めて多い。彼らを中心にして、いずれの変化に対しても適切な対応を行ってきたわけだ。

              オリンピック後に、新たに問われる「電博の真価」

              最後に、電博の今後の展開はどうか?

              ポジティブ材料がある。最もポジティブなものはやはり、東京オリンピックだ。

              オリンピックは、世界中から人々が集まる。文化も考え方も違う人々が集まる中で、日本人同士のコミュニケーションに比べて、コミュニケーションコスト(=広義の販管費)は圧倒的に高くなる。広告の役割が「コミュニケーションコストの最適化」だとすれば、広告代理店が果たすべき役割は一時的に大きくなる。

              現に、円安・ビザ緩和の影響も受け、都内では、中国語や英語で書かれた広告も出現している。

              日本に「また来たい」と思ってもらうことが、今後10年で電博が果たすべき社会的な役割

              近年、電通・博報堂はともに「電博は問題解決企業」ということを押し出している。広告主が抱える課題はもちろんだが、電博が解決すべき「社会の課題」は別にある。

              それは「観光業の黒字拡大」だ。

              日本は長らく、旅行産業が経常赤字だった。簡単に言い換えると、「日本人が外国で使うお金>外国人が日本で使うお金」ということだ。たくさん使うわりに、あんまりお金が入ってこない、ということだろうか。

              具体的な数字で見ると、2000年まで観光業の収支は▲3.1兆円、2010年には▲1.3兆円だった。55年にも渡り赤字だった旅行産業だったが、2014年4月にようやく黒字化し、2014年は0.3兆円の黒字化に成功した。(※ 財務省 国際収支統計より)

              日本にとって、観光業の黒字化は長年の課題であり、製造業が苦戦する中、観光業の黒字拡大は今後も課題であり続ける。だから、必死に東京オリンピックを取りにいったのだ。

              冒頭で「元々需要のない商品に広告を打っても意味がない」と述べたが、今回の商品は、「日本そのもの」だ。

              日本という商品の良さを、世界に伝え、また来たいと思ってもらうこと。

              広告代理店が「課題解決企業」であるとすれば、日本が抱えるこの課題に対して、今後10年で電博が果たすべき役割は大きい。私はそう考える。

              編集後記:博報堂/BCG出身、北野(KEN)からの一言

              「広告代理店って、虚業でしょ」

              これは私が博報堂で勤めていた時、実際に友人に言われた一言です。とてもショックだったのを今でも覚えています。

              広告代理店を含めたマスコミの仕事は、社会に露出する機会が多く、「いわれのない噂」が多く存在します。華やかな印象も相まって、「高給取りだけど、実態が分かりづらい産業」と思われているのでしょう。

              ですが、私は産業に虚業は存在しないと考えます。特に、長く続く産業では間違いありません。どの産業にも価値があり、意味があるからこそ存在し続けているのだと確信を持っています。私の友人の言葉も、単純に「自分が働いたことがないから、外から見ると意義が分かりづらい」というだけでしょう。

              これまで私が書いてきた記事、「スタンフォードを出た彼女が、日本のマッキンゼー、ボストン コンサルティング グループを選んだ3つの理由」「ゴールドマン・サックスを選ぶ理由が、僕には見当たらなかった」でも伝えたい想いは全く一緒です。

              「どの産業にも、目には見えづらいやりがいが存在する。それをきちんと伝えたい」

              今回の記事が「広告代理店が社会に存在する意味」という新たな側面をお伝えできれば、これ以上嬉しいことはありません。


              執行役員 北野唯我(KEN)

              ──Twitterはこちら:@KEN_ChiefE

              ──ブログはこちら:『週報』ー思考実験の場。

              ──記事一覧はこちら:ワンキャリア北野唯我(KEN)特集

              この記事が気に入ったら
              いいね!しよう
              ワンキャリアの人気記事をお届けします。
              Facebook X
              北野唯我(KEN)
              取締役
              北野唯我(KEN)

              北野 唯我(きたの ゆいが):株式会社ワンキャリア 取締役CSO/作家
              新卒で博報堂の経営企画局・経理財務局勤務。米国・台湾留学後、ボストンコンサルティンググループを経て、2016年ワンキャリアに参画、現在取締役として戦略・採用・広報部門を統括。2021年10月、同社は東京証券取引所マザーズ市場に上場。作家としても活動し、30歳のデビュー作『転職の思考法』(ダイヤモンド社)が20万部、他に『天才を殺す凡人』(日本経済新聞出版社)などで、著者累計40万部。

              @yuigakをフォロー

              この記事に関連する就活記事を読む

              • 2022/12/09
                ワンキャリ編集部

                ゲームチェンジの匂いからグローバルビジネスは生まれる。カバーCEO谷郷元昭が語る事業家目線のバーチャル空間

                新型コロナウイルスの感染拡大でビジネスの世界からも注目を浴びるバーチャル領域。その中でもバーチャルYouTuber(VTuber)市場において成長している企業がカバーです。VTuber事務所「ホ...
              • 2017/12/18
                ワンキャリ編集部

                【電通×理文融合】「爆薬」技術まで学んだ理系院生が、電通で数多の賞をとる理由

                「真に賢い人は、理系的に考え、文系的に表現できる」 1冊の本で出会ったフレーズ。とても印象的だった。確かにビジネスの世界でも、仕事のできる人ほど、「論理的に考え、文学的に表現できる人が多い」と...
              • 2023/01/17
                徳永陸

                サマーインターン全敗から冬に大逆転しコンサル内定。難関のGD・面接を突破した彼が大切にしていたポイントは?【23卒内定図鑑 第6弾:ITコンサル】

                近年、デジタルやITに関する社会課題が注目を集める中、人気が高まっているのがITコンサルタント。「プログラミングスキルが必要?」「論理的思考力に自信がない」「コンサルのサマーインターンに行けなか...
              • 2020/05/18
                ワンキャリ編集部

                日本の「教育IT」は伸びしろが大きい──ベネッセが語る「市場開拓」の魅力とは?

                 ※こちらは2019年7月に公開された記事の再掲です。 「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」などの通信教育で有名なベネッセコーポレーション(ベネッセ)。昨今は、授業へのタブレットやデジタ...
              • 2018/12/21
                ワンキャリ編集部

                僕たちが選んだのは、コンサルでも、リクルートでも、ベンチャーでもなかった。光通信が仕掛ける、経営幹部キャリアの魅力

                こんにちは、ワンキャリ編集部です。 「若手の裁量が大きく、ビジネスパーソンとして早く成長できそう」と聞くと、どんな会社が思い浮かびますか? コンサルティングファーム、リクルート系列の事業会社、ベ...
              北野唯我(KEN)
              取締役
              北野唯我(KEN)
              トップに戻る

              業界別の企業

              • コンサル・シンクタンクの企業
              • 金融の企業
              • メーカーの企業
              • 商社の企業
              • IT・通信の企業
              • 広告・マスコミの企業
              • 人材・教育の企業
              • インフラ・交通の企業
              • 不動産・建設の企業
              • 旅行・観光の企業
              • ブライダル・美容・くらしの企業
              • 医療・福祉の企業
              • 小売・流通の企業
              • 公務員・団体職員の企業
              • その他の企業

              業界別のエントリーシート(ES)

              • コンサル・シンクタンクのエントリーシート(ES)
              • 金融のエントリーシート(ES)
              • メーカーのエントリーシート(ES)
              • 商社のエントリーシート(ES)
              • IT・通信のエントリーシート(ES)
              • 広告・マスコミのエントリーシート(ES)
              • 人材・教育のエントリーシート(ES)
              • インフラ・交通のエントリーシート(ES)
              • 不動産・建設のエントリーシート(ES)
              • 旅行・観光のエントリーシート(ES)
              • ブライダル・美容・くらしのエントリーシート(ES)
              • 医療・福祉のエントリーシート(ES)
              • 小売・流通のエントリーシート(ES)
              • 公務員・団体職員のエントリーシート(ES)
              • その他のエントリーシート(ES)

              業界別の体験談

              • コンサル・シンクタンクの体験談
              • 金融の体験談
              • メーカーの体験談
              • 商社の体験談
              • IT・通信の体験談
              • 広告・マスコミの体験談
              • 人材・教育の体験談
              • インフラ・交通の体験談
              • 不動産・建設の体験談
              • 旅行・観光の体験談
              • ブライダル・美容・くらしの体験談
              • 医療・福祉の体験談
              • 小売・流通の体験談
              • 公務員・団体職員の体験談
              • その他の体験談
              • はじめての方へ
              • 運営会社
              • 編集部
              • 利用規約
              • 個人情報の取り扱いについて
              • プライバシーポリシー
              • 電気通信事業法に係る情報公開
              • サイトポリシー
              • コンテンツポリシー
              • クチコミガイドライン
              • よくあるご質問
              • 採用担当者はこちら
              • ワンキャリアID 利用規約
              • ワンキャリアID 個人情報の取り扱いについて
              ⓒ2009-2026 ONE CAREER Inc. All Rights Reserved.
              会員登録してすべてのコンテンツを見る
              会員登録(無料)
              アカウント情報

              メールアドレスを変更してもワンキャリアIDや別サービスのメールアドレスは変更されません

              確認メールが届いていない方はこちら
              ログインはこちら
              ログイン
              パスワードを忘れた方はこちら
              30万件のクチコミ・就活体験談が読み放題!
              新規会員登録(無料)はこちら