給料・収入が高い仕事TOP100！男女別・業種別のランキングもあり

給料・年収が高い仕事を知りたい！　と思っている就活生のために、この記事では男女別・業種別にランキング形式で給料・年収が高い仕事を紹介しています。給料・年収の基準や、給料が高い仕事の特徴についてさまざまな観点から詳しく解説します。給料・年収が気になる就活生の皆さんはぜひ参考にしてください。

＜目次＞
●「給料・年収が高い」の基準は？
　・日本の平均年収
　・男女年齢別の平均年収
　・学歴別平均年収
●給料・年収が高い仕事ランキングTOP100
　・1位｜航空機操縦士
　・2位｜医師
　・3位｜大学教授
　・4位｜歯科医師
　・5位｜法務従事者
　・6位｜管理的職業従事者
　・7位｜大学准教授
　・8位｜その他の経営・金融・保険専門従事者
　・9位｜獣医師
　・10位｜大学講師・助教
●【男性編】給料・年収が高い仕事ランキング
●【女性編】給料・年収が高い仕事ランキング
●給料が高い仕事の特徴
　・専門性や希少性が高い
　・経験値が必要
　・成績が給料に反映されやすい
●給料・年収が高い仕事に就くには？
　・語学スキルを磨く
　・資格を習得する
　・専門知識を習得する
●給料・年収が高い仕事に就けるおすすめの資格5選
　・公認会計士
　・弁護士
　・中小企業診断士
　・ITストラテジスト
　・不動産鑑定士
●「給料が高い」だけで選ぶリスクとは？
　・肉体的・精神的にきつい
　・内定獲得が難しい
　・入社後のミスマッチを生む
●仕事を選ぶ際の5つのポイント
　・社風は自分に合っているか
　・やりがいを感じられるか
　・労働環境は適切か
　・自分が成長できるか
　・自分のスキルを生かせるか
●まとめ

▼自己分析をして自分に合った職業を探してみよう▼

「給料・年収が高い」の基準は？

「給料・年収が高い」の目安は業種や個人により異なりますが、一般的には平均年収を上回ることが基準です。まずは、平均年収を知って、自分の求める年収との差を具体的に把握しましょう。

日本の平均年収

国税庁の「令和5年分　民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は460万円です。年収には社会保険料や税金、賞与（ボーナス）が含まれます。年収の7〜8割が手取り額の目安となるため、平均年収の手取り額は320万〜370万円ほどです。

男女年齢別の平均年収

国税庁の同調査の結果によると、男性の平均年収は569万円、女性の平均年収は316万円です。以下の表で、年齢別の平均年収も見てみましょう。

年齢	【男性】平均年収	【女性】平均年収
19歳以下	133万円	93万円
20〜24歳	279万円	253万円
25〜29歳	429万円	353万円
30〜34歳	492万円	345万円
35〜39歳	556万円	336万円
40〜44歳	612万円	343万円
45〜49歳	653万円	343万円
50〜54歳	689万円	343万円
55〜59歳	712万円	330万円
60〜64歳	573万円	278万円
65〜69歳	456万円	222万円
70歳以上	368万円	197万円

※出典：国税庁「令和5年分　民間給与実態統計調査 P.21」

男性は年齢に比例して年収が上がりやすいのに対し、女性の年収が横ばいなのは、結婚や出産を機に非正規職員になる方が多いことが理由です。

学歴別平均年収

最終学歴	【男性】平均年収	【女性】平均年収
高校	367.3万円	276.6万円
専門学校	390.7万円	326.2万円
高専・短大	425.9万円	328.2万円
大学	479.9万円	359.0万円
大学院	589.3万円	489.4万円

※出典：国税庁「令和5年賃金構造基本統計調査」
※平均賃金を12倍して算出、百の位以下を四捨五入

給料・年収が高い仕事ランキングTOP100

高収入を狙うためには、高い年収が望める職種を知ることが重要です。これから、給料・年収が高い仕事ランキングTOP100を紹介します。どの仕事で高収入を望めるのかを理解し、自分のキャリアプランに役立てましょう。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、年収の高い職種は以下のとおりです。

順位	職種名	年収
1位	航空機操縦士	1,380万5,000円
2位	医師	1,090万7,000円
3位	法務従事者	770万8,000円
4位	歯科医師	695万8,000円
5位	大学教授（高専含む）	666万3,000円
6位	その他の経営・金融・保険専門職業従事者	618万円
7位	管理的職業従事者	557万5,000円
8位	大学准教授（高専含む）	547万2,000円
9位	公認会計士，税理士	506万4,000円
10位	獣医師	491万8,000円
11位	大学講師・助教（高専含む）	486万5,000円
12位	システムコンサルタント・設計者	477万5,000円
13位	研究者	466万3,000円
14位	高等学校教員	443万3,000円
15位	輸送用機器技術者	439万8,000円
16位	電気・電子・電気通信技術者（通信ネットワーク技術者を除く）	434万5,000円
17位	小・中学校教員	424万9,000円
18位	鉄道運転従事者	419万円
19位	クレーン・ウインチ運転従事者	418万3,000円
20位	薬剤師	417万5,000円
21位	船内・沿岸荷役従事者	416万7,000円
22位	建築技術者	416万4,000円
23位	不詳	415万5,000円
24位	企画事務員	409万5,000円
25位	音楽家，舞台芸術家	408万円
26位	土木技術者	404万円
27位	著述家，記者，編集者	402万4,000円
28位	機械器具・通信・システム営業職業従事者（自動車を除く）	400万円
29位	金融営業職業従事者	400万円
30位	助産師	395万8,000円
31位	機械技術者	394万3,000円
32位	発電員，変電員	387万6,000円
33位	航空機客室乗務員	386万4,000円
34位	その他の営業職業従事者	386万2,000円
35位	ソフトウェア作成者	385万4,000円
36位	化学技術者	379万8,000円
37位	販売類似職業従事者	377万7,000円
38位	他に分類されない専門的職業従事者	377万円
39位	その他の情報処理・通信技術者	371万6,000円
40位	美術家，写真家，映像撮影者	371万5,000円
41位	営業用大型貨物自動車運転者	371万2,000円
42位	金属技術者	368万5,000円
43位	診療放射線技師	367万4,000円
44位	電気工事従事者	367万4,000円
45位	車掌	367万2,000円
46位	自動車組立従事者	365万3,000円
47位	デザイナー	363万8,000円
48位	他に分類されない技術者	362万6,000円
49位	配管従事者	362万2,000円
50位	その他の機械整備・修理従事者	362万1,000円
51位	自動車営業職業従事者	360万3,000円
52位	鋳物製造・鍛造従事者	358万9,000円
53位	製銑・製鋼・非鉄金属製錬従事者	358万5,000円
54位	ダム・トンネル掘削従事者，採掘従事者	355万円
55位	看護師	352万1,000円
56位	その他の商品販売従事者	351万8,000円
57位	臨床検査技師	351万4,000円
58位	建設・さく井機械運転従事者	349万9,000円
59位	宗教家	347万4,000円
60位	建設躯体工事従事者	344万9,000円
61位	はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者	344万1,000円
62位	総合事務員	341万7,000円
63位	その他の教員	340万3,000円
64位	歯科技工士	339万5,000円
65位	タクシー運転者	338万5,000円
66位	保険営業職業従事者	337万8,000円
67位	運輸・郵便事務従事者	337万円
68位	大工	336万8,000円
69位	機械検査従事者	335万6,000円
70位	営業用貨物自動車運転者（大型車を除く）	334万2,000円
71位	化学製品製造従事者	333万9,000円
72位	画工，塗装・看板制作従事者	332万8,000円
73位	その他の建設従事者	332万8,000円
74位	営業・販売事務従事者	330万9,000円
75位	自動車整備・修理従事者	330万7,000円
76位	鉄工，製缶従事者	330万4,000円
77位	測量技術者	328万5,000円
78位	庶務・人事事務員	327万1,000円
79位	秘書	326万9,000円
80位	生産関連事務従事者	325万9,000円
81位	バス運転者	325万6,000円
82位	はん用・生産用・業務用機械器具組立従事者	323万6,000円
83位	会計事務従事者	323万5,000円
84位	その他の一般事務従事者	322万7,000円
85位	金属工作機械作業従事者	322万6,000円
86位	他に分類されない輸送従事者	321万9,000円
87位	その他の自動車運転従事者	320万4,000円
88位	製図その他生産関連・生産類似作業従事者	318万6,000円
89位	その他の保健医療従事者	318万5,000円
90位	印刷・製本従事者	316万6,000円
91位	保健師	312万9,000円
92位	その他の製品製造・加工処理従事者（金属製品）	311万3,000円
93位	その他の定置・建設機械運転従事者	310万4,000円
94位	金属溶接・溶断従事者	309万9,000円
95位	理容・美容師	309万4,000円
96位	土木従事者，鉄道線路工事従事者	306万4,000円
97位	ゴム・プラスチック製品製造従事者	303万5,000円
98位	個人教師	302万8,000円
99位	窯業・土石製品製造従事者	302万4,000円
100位	金属彫刻・表面処理従事者	302万1,000円

※出典：e-Stat「職種（小分類）別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額（産業計）」

長期で勤める仕事を探すためには、収入だけでなく、仕事内容や労働環境が自分に合っているかの確認が大切です。ここからは、ランキング上位の職業の仕事内容や労働環境を解説します。

1位｜航空機操縦士

航空機操縦士は、飛行機を操縦し安全に乗客や貨物を目的地まで運ぶことが仕事です。離着陸や飛行中の操作を行い、悪天候などのトラブルにも柔軟に対応します。厳しい訓練や長時間のフライトが求められるだけでなく、時差や夜勤もあり、肉体的に負担がかかります。それでも、空を飛ぶことに対する情熱が原動力となる魅力的な職業です。

2位｜医師

医師は、病気やけがを診断し治療を行う職業です。患者の健康を守るために、診察や手術、薬の処方を行います。勤務時間が不規則で夜勤や緊急対応もあるため、労働環境が厳しい点が特徴です。一方で、患者の命を預かる重要な役割を担っているため、大きな責任とやりがいが感じられます。

3位｜法務従事者

法務従事者は、法律に関する業務を行い個人や企業の権利を守ります。弁護士や司法書士、裁判官などが含まれます。主な業務は、法律相談や訴訟対応です。長時間のデスクワークによるストレスや裁判所での業務のプレッシャーが大きいですが、法の正義を実現する重要な職務です。

4位｜歯科医師

歯科医師は、歯や口腔（こうくう）の健康を守る専門家です。虫歯の治療や歯のクリーニング、矯正治療などを行います。診療時間は比較的規則的です。患者の口の中を扱うため、緻密な作業が求められます。口腔の健康を守るための、歯ブラシや生活習慣の指導も業務の一部です。

5位｜大学教授

大学教授は、研究をしたり学生向けの授業をしたりする仕事です。専門分野の知識を学生に教えながら、学会などで新しい知見を発表します。授業準備や研究のための時間が多く必要なため、労働時間の自己管理が求められます。大学教授は、学問の発展と次世代の育成に貢献する重要な役割を担っています。

6位｜その他の経営・金融・保険専門従事者

経営・金融・保険専門従事者は、企業や個人の資産管理やリスク管理を行う仕事です。主に、投資の助言やリスク分析、保険の提案を行います。市場の動向を常に把握し、正確な知識が求められるため、継続的な勉強が欠かせません。接客する際は、信頼を得るためのコミュニケーション力や説得力が求められます。

7位｜管理的職業従事者

管理的職業従事者は、企業や組織の運営を管理する仕事です。人事や財務、経営戦略の策定と実行などを担当します。多くの業務を効率的にこなし、部下の指導や育成も行います。責任が重く、多方面に目を配る必要がありますが、組織の成長に大きく貢献する役割です。

8位｜大学准教授

大学准教授は、大学教授の補佐をしながら、授業や研究を行う職業です。教授と同様に教育と研究に従事しますが、教授よりも授業や大学運営の業務に関する負担は軽い傾向です。労働時間は不規則で、研究や論文執筆に多くの時間を割きます。

9位｜公認会計士・税理士

公認会計士・税理士は、会計と税務の専門家として企業や個人の経済活動を支える仕事です。公認会計士は企業の財務諸表が正しいかチェックする「監査」を、税理士は税金の申告書作成や税務相談を主な業務とします。繁忙期には長時間労働が求められ、法改正に対応するための継続的な学習も欠かせませんが、企業の健全な経営と適正な納税を支える、経済社会に不可欠な職業です。

10位｜獣医師

獣医師は、動物専門の医者です。犬や猫といった家庭用のペットを中心に診察します。言葉が通じない動物相手の仕事であるため、ペットの一挙手一投足に気を配り、病状を正確に判断することが重要です。

【男性編】給料・年収が高い仕事ランキング

ここでは、男性で高い年収を得ている仕事をランキング形式で紹介します。具体的な職種と年収を知り、将来のキャリア選びの参考にしましょう。

順位	職種名	年収
1位	航空機操縦士	1,584万8,400円
2位	医師	1,393万800円
3位	大学教授	803万2,800円
4位	歯科医師	744万8,400円
5位	法務従事者	676万2,000円
6位	大学准教授	665万2,800円
7位	管理的職業従事者	664万2,000円
8位	その他の経営・金融・保険専門職業従事者	657万6,000円
9位	獣医師	634万6,800円
10位	著述家、記者、編集者	624万3,600円
11位	公認会計士、税理士	604万9,200円
12位	大学講師・助教	604万800円
13位	保険営業職業従事者	594万8,400円
14位	小・中学校教員	585万7,200円
15位	研究者	568万5,600円
16位	システムコンサルタント・設計者	558万2,400円
17位	企画事務員	553万800円
18位	薬剤師	540万9,600円
19位	高等学校教員	539万5,200円
20位	電気・電子・電気通信技術者	512万8,800円
21位	建築技術者	506万7,600円
22位	金融営業職業従事者	503万1,600円
23位	機械器具・通信・システム営業職業従事者（自動車を除く）	500万8,800円
24位	発電員、変電員	499万8,000円
25位	化学技術者	495万円
26位	販売類似職業従事者	494万400円
27位	他に分類されない専門的職業従事者	486万7,200円
28位	秘書	478万6,800円
29位	総合事務員	473万2,800円
30位	機械技術者	476万7,600円

※出典：e-Stat「職種（小分類）別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額（産業計）」

【女性編】給料・年収が高い仕事ランキング

続いて、女性が高い年収を得ている仕事をランキング形式で紹介します。具体的な職種と年収を知ると、キャリア選びの視野が広がります。

順位	職種名	年収
1位	医師	1,052万4,000円
2位	航空機操縦士	795万8,400円
3位	歯科医師	758万2,800円
4位	大学教授	750万7,200円
5位	法務従事者	686万6,400円
6位	大学准教授	619万5,600円
7位	管理的職業従事者	586万6,800円
8位	大学講師・助教	517万8,000円
9位	小・中学校教員	513万7,200円
10位	著述家、記者、編集者	466万6,800円
11位	獣医師	496万5,600円
12位	システムコンサルタント・設計者	491万400円
13位	その他の経営・金融・保険専門職業従事者	488万8,800円
14位	助産師	478万4,400円
15位	高等学校教員	473万4,000円
16位	公認会計士、税理士	466万3,200円
17位	薬剤師	462万4,800円
18位	研究者	454万2,000円
19位	看護師	420万7,200円
20位	鉄道運転従事者	416万4,000円
21位	企画事務員	415万800円
22位	秘書	412万6,800円
23位	発電員、変電員	404万7,600円
24位	機械器具・通信・システム営業職業従事者（自動車を除く）	403万6,800円
25位	化学技術者	398万1,600円
26位	その他の教員	396万8,400円
27位	保健師	396万8,400円
28位	輸送用機器技術者	390万6,000円
29位	電気・電子・電気通信技術者	389万8,800円
30位	金融営業職業従事者	380万1,600円

※出典：e-Stat「職種（小分類）別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額（産業計）」

給料が高い仕事の特徴

給料が高い仕事には共通する特徴があります。特徴を知ると、高収入を目指すために必要なスキルや目指すべき方向性が見えてくるでしょう。

それぞれについて解説します。

専門性や希少性が高い

給料が高い仕事は、専門性や希少性が高い特徴があります。例えば、医師や弁護士など特定の知識や技術が必要な仕事は、限られた人しか働けません。このような仕事は、高度な知識や技術が必要で業務を行える人が少なく希少性が高いため、企業は報酬を上げて人材を確保しようとするのです。語学力や資格を持っておくと、専門性や希少性をアピールしやすいでしょう。

経験値が必要

給料が高い仕事では豊富な経験が求められます。長年の経験と実績が評価され、高い給料に結びつくのです。例えばコンサルタントは、経験によって培ったコミュニケーション能力や提案力、問題解決能力などのスキルが重要視されます。こうした実績が豊富な方ほど企業からの信頼性も高まり、収入も高くなりがちです。

成績が給料に反映されやすい

成績が直接給料に反映される仕事も、高収入が期待できます。例えば営業職のように獲得件数に応じた成果報酬がある職種は、成果を出すほど給料も上がります。成果が明確に数字に表れ高収入を実現できるため、モチベーションも高まるでしょう。

給料・年収が高い仕事に就くには？

給料・年収が高い仕事に就くためには、他の就活生との差別化が重要です。具体的な差別化の方法を知り、自分の価値を高める手段を理解しましょう。

語学スキルを磨く

語学スキルを磨くと働ける場が世界に広がるため、海外展開や海外駐在などがある企業へ入社できる確率が高まります。例えば、金融業の中でも海外とのやり取りが多い外資系企業であれば、若いうちから高収入を期待できます。

▼TOEICについて詳しく知りたい方はこちら
・就活に「TOEIC Tests」は必要か？将来の選択肢を広げる、英語力向上の可能性に迫る
・就活でTOEICは何点取れば有利？いつまでに対策すべきか解説

資格を習得する

資格を習得しておくと、給料が高い仕事に就きやすくなるでしょう。資格を取得しておくと自分の専門性を証明できるため、企業からの信頼も得やすくなり、他の就活生との差別化を図れます。例えば、IT業界であればITパスポート、金融業界であればファイナンシャルプランナーなどを取得しておくといいでしょう。

以下の記事では、就活に有利な資格について解説しています。

▼就活に役立つ資格について詳しく知りたい方はこちら
・就活で有利な資格10選！業界別・文理別のおすすめとESの書き方

専門知識を習得する

専門知識の習得も欠かせません。特定分野で深い知識を持つと、代わりのきかない人材であると認められるため、給料が高い仕事に就けるチャンスが広がります。就活生の場合は、上記の資格取得はもちろん、自分自身で日々志望業界について勉強しておくといいでしょう。入社してからも知識を深めることで職場での信頼も高まり、出世やより良い企業へのキャリアアップなどにつながります

給料・年収が高い仕事に就けるおすすめの資格5選

「将来は高収入を得たい」「キャリアアップして年収を上げたい」と考えている方にとって、専門性の高い資格の取得は非常に有効な手段です。

この記事では、数ある資格の中でも特に給料・年収が高い仕事に就ける、おすすめの国家資格を5つ厳選してご紹介します。それぞれの仕事内容や将来性について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

公認会計士

公認会計士は、企業の財務諸表が正しく作成されているかをチェックする「監査」を独占業務として行う、会計・財務の最高峰の国家資格です。企業の経営が健全に行われていることを証明する監査業務は、経済社会の根幹を支える非常に重要な役割を担っています。

主な活躍の場は監査法人ですが、その高い専門性を生かして、コンサルティングファームや一般企業のCFO（最高財務責任者）など、多様なキャリアパスを描けるのが魅力です。実力次第では年収2,000万円以上を目指すことも可能で、高収入を狙える資格の代表格と言えるでしょう。

弁護士

法律の専門家として個人の権利を守り、社会正義の実現を使命とする国家資格です。法律トラブルの解決、契約書の作成・確認、企業のコンプライアンス体制の構築など、その業務は多岐にわたります。

法律事務所での勤務が一般的ですが、企業内で法務を担当するインハウスローヤーとしての需要も高まっています。扱う分野や専門性によって年収は大きく異なりますが、高年収が期待できる資格であることに変わりはありません。困難な問題を解決に導くことで、社会に大きく貢献できる、やりがいのある仕事です。

中小企業診断士

中小企業診断士は、企業の経営課題を分析し、成長戦略の助言を行う経営コンサルタント唯一の国家資格です。「日本版MBA」とも呼ばれ、経営に関する幅広い知識を証明できます。 この資格の大きな特徴は、独立開業する人が多い点です。コンサルタントとして独立し、自身の専門性を生かして多くの企業を支援することで、年収1,000万円以上、中には3,000万円以上を稼ぐ人もいます。企業内で経営企画やマーケティングなどの分野で活躍する道もあり、多様な働き方が可能です。

 ITストラテジスト

ITストラテジストは、企業の経営戦略に基づいてIT戦略を策定し、ビジネスを成功に導く超上流工程を担うIT系の国家資格です。DX（デジタルトランスフォーメーション）が叫ばれる現代において、ITと経営の両方に精通した人材の需要は非常に高まっています。

主な仕事は、企業の課題をIT技術でどのように解決するかを考え、システム開発の最上流で方向性を決めることです。プロジェクトマネージャーやITコンサルタントの上位職として位置づけられ、IT系資格の中でもトップクラスの年収を誇ります。

不動産鑑定士

不動産鑑定士は、土地や建物といった不動産の適正な価値を評価する専門家であり、その鑑定評価は独占業務です。公共事業における土地の買収価格の算定や、金融機関が不動産を担保に融資する際の評価など、社会的に重要な役割を担います。

不動産鑑定事務所や不動産会社、金融機関などが主な活躍の場です。経験を積んで独立開業する道も開かれており、実力次第で年収1,000万円以上を目指すことも十分可能です。不動産という大きな資産を扱う、専門性と信頼性が求められる仕事です。

「給料が高い」だけで選ぶリスクとは？

企業選びでは給料の高さも重要です。ただし「給料が高い」だけで仕事を選ぶと、以下のようなリスクもあります。

長期的に満足できる企業へ入社するためには、リスクについての理解も重要です。

肉体的・精神的にきつい

給料が高い仕事は、肉体的・精神的な負担が大きい可能性があります。例えば、「長時間労働が当たり前になっている」「作業に危険がともなう」「高いノルマを求められる」などが挙げられます。いくら給料が高くても、自分にとって負担の大きい環境でストレスが積み重なると、心身の健康を損なうかもしれません。

健康を損なうと長期的に仕事を続けるのが難しくなるため、仕事内容や労働環境が自分に合っているかを確認することが大切です。

内定獲得が難しい

給料が高い仕事は他の就活生からも人気があるため、競争率が激しく内定獲得は難しい傾向にあります。求められるスキルや経験も高くなるため、「給料が高いだけ」に絞って仕事を選ぶと、なかなか内定を獲得できないケースもあるので要注意です。

内定を獲得するには、自分の強みをアピールし他の就活生と差別化を図りましょう。

入社後のミスマッチを生む

給料だけを重視して仕事を選ぶと、入社後にミスマッチが生じるリスクがあります。仕事内容や社風、人間関係などが自分に合わない場合、ストレスを感じすぐに辞める原因になるかもしれません。そのため、給料だけでなく、企業理念や年間休日、実際の勤務時間、福利厚生なども調べておき、自分の適性や興味を考慮して仕事を選びましょう。

仕事を選ぶ際の5つのポイント

仕事を選ぶ際には、給料だけでなくさまざまな要素を考慮することが重要です。ここでは、仕事選びの際に特に重視すべき5つのポイントを紹介します。これらのポイントを参考にすることで、長期的に満足できる仕事に就けるでしょう。

社風は自分に合っているか

仕事を選ぶ際には、その会社の社風が自分に合っているかを確認することが重要です。自分が快適に働ける環境かどうかを見極めるために、面接時に職場見学を行ったり、社員の意見を聞いたりすることが有効です。自分の価値観や働き方に合わない社風では、たとえ収入が高くても長期的に仕事を続けるのは困難でしょう。

やりがいを感じられるか

やりがいを感じられる仕事であるかも重要なポイントです。やりがいは、仕事に対する情熱や満足感を生む源です。自分が興味を持ち、達成感がある業務内容であるかを確認しましょう。やりがいがある仕事は、モチベーションを高め、仕事の質を向上させるだけでなく、長期的なキャリア形成にもプラスとなります。

労働環境は適切か

労働環境が適切であるかどうかは仕事選びにおいて重要な要素です。労働時間や休日、福利厚生、職場の設備などを確認しましょう。過度な長時間労働や不適切な労働環境は、心身の健康を害する原因となります。働きやすい環境が整っている企業を選ぶことで、持続的に高いパフォーマンスを発揮できます。

自分が成長できるか

仕事を通じて自分が成長できるかどうかも大切なポイントです。企業が提供する研修制度やキャリアアップの機会、上司や同僚からのサポート体制などを確認しましょう。成長の機会が豊富な職場では、スキルや知識を磨け、将来的なキャリアの選択肢が広がります。

自分のスキルを生かせるか

自分の持っているスキルを生かせる職場であるかどうかを見極めることも重要です。自分の得意分野や経験を生かせるポジションで働くことで、早期に成果を出せ、評価も得やすくなります。自分のスキルを最大限に発揮できる環境を選ぶことで、仕事に対する満足度も高まるでしょう。

まとめ

以上のように給料・年収の高い仕事を男女別や業種別に見てきました。給料・年収が高いだけで仕事を選ぶのではなく、自分の働く環境を総合的に考慮することが重要です。給料の高い仕事の特徴や注意点を踏まえて希望する仕事を見つけるようにしましょう。

（Photo：sky-and-sun／Shutterstock.com）

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