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企業経営を支える力をゼロから手に入れる。PwC Japan監査法人で開ける「グローバル×会計」のキャリアとは?

企業インタビュー 企業理解 インタビュー コンサル 日系
2024年12月4日(水) | 2,412 views
sponsored by PwC Japan有限責任監査法人(旧:PwCあらた有限責任監査法人)

世界の大手会計事務所を指す「BIG4」の一角を担うPwC。そのグローバルネットワークのメンバーファームであるPwC Japan有限責任監査法人(以下、PwC Japan監査法人)は日本で監査およびアシュアランスサービスを提供しており、グローバルに活躍できるフィールドがあります。

監査法人に対して「会計の知識がないと就職できない」と思う学生もいるかもしれませんが、PwC Japan監査法人では会計知識ゼロの学生を会計士に育てあげ、未来のグローバルリーダーへと導く「GLP(グローバル・リーダーシップ・プログラム)」を設けています。

今回インタビューを行った佐々木響さんも、会計の知識がない状態で入社を決めた1人。もともとコンサルティング業界を志望していたものの、会計士への道を選び、海外で活躍するチャンスを手に入れました。

同法人での挑戦を「大きな不安を感じずに頑張れている」と語る佐々木さん。そのキャリアに迫ります。

<目次>
●コンサル志望の学生が会計士をファーストキャリアに選んだ理由
●入社5年でグローバルリーダーを経験
●最高職階のパートナーとも気軽に話せるフラットな組織
●「海外で活躍する女性としてロールモデルになりたい」

コンサル志望の学生が会計士をファーストキャリアに選んだ理由

──佐々木さんは法学部だったんですよね。会計に興味はあったのでしょうか。


佐々木:いえ、学生時代は会計に縁がなく、会計士がどのような仕事かも知りませんでした。一方で、ビジネスには興味があり、法律の専門家とは別の道を考えていました。特定の業界にこだわりはなく、さまざまな業界のことを知れるコンサルティングファームを当初は見ていました。

PwCあらた有限責任監査法人(当時)に応募した時点では仕事内容を詳しくは分かっておらず、面接を通して会計士への理解を深めていきました。コンサルティングと同じように、幅広い業界の企業を相手にするものの、会計に特化している点で難しそうだと思ったのが当時の印象です。

佐々木 響(ささき ひびき)
京都大学法学部卒。2019年、GLP(当時の呼称は「育成採用」)の11期生として入社。入社当初は公認会計士の試験勉強に集中し、2019年11月に論文式試験に合格。以降は保険アシュアランス部に所属し、日系および外資系のクライアントの監査に従事している。2024年8月よりフィラデルフィアに駐在(インタビューは駐在前に行いました)。


──会計の仕事に興味を持ったきっかけも聞かせてください。


佐々木:1つは、担当の面接官のキャリアを聞いたことです。その方は海外に進出する会社のアドバイザリーもしていて、「財務諸表を見るだけの仕事ではないんだ」と興味を持つようになりました。

もう1つのきっかけは、会計知識がその後の武器になると思ったことです。コンサルタントの道に進むか、会計士の道に進むか迷っていた私は、面接官に正直に相談しました。当時の私は経営の知識はありませんし、コミュニケーション能力やファシリテーション能力に自信があったわけでもありませんでした。

そんな私に、面接官の方は「先に会計のスキルを身に付けてはどうか」と提案してくれたのです。最初に会計スキルという武器を身に付けておけば、その後のキャリアをスムーズに築けると思い、会計士をファーストキャリアに選びました。


──会計の知識なしに会計の道に進む抵抗はありませんでしたか。


佐々木:GLPは会計知識ゼロの学生をサポートしてくれるプログラムなので、特に抵抗はありませんでした。先輩方も会計知識ゼロから会計士になっているので、その先輩たちからアドバイスをもらえ、会計士になった後のキャリアについても相談できるのは心強かったですね。おかげで1年足らずの期間でしたが、無事に会計士の試験に合格できました。

入社5年でグローバルリーダーを経験

──GLPの制度について、詳しく教えてください。


佐々木:GLPは将来的にグループの中核を担うことを期待されているプログラムです。入社から数年間は会社に所属しながら会計士の勉強に専念します。資格取得後はグローバルリーダーシップの名称の通り、海外勤務を視野に入れながら監査やアドバイザリー業務を行います。それと同時にリーダーシップやマネジメントの経験を積極的に積みます。

会計以外の分野から異なる価値観や視点を取り入れることも目的の1つなので、多様なバックグラウンドを持っている人が多いです。


──試験合格後はどのような仕事をしているのでしょうか。


佐々木:2019年に論文式試験に合格してからは「保険アシュアランス部」という部署に配属しており、名前の通り保険会社の監査をしています。配属されてからずっと外資系の生命保険会社を担当していましたが、昨年からは国内損害保険会社を担当しています。

監査業務では、最終的なゴールとしては財務諸表をチェックして正しいかどうかを判断するのですが、その奥にはさまざまな仕事が存在します。財務諸表の数字を作成する過程としての会社の内部統制を確認するほか、会社のビジネスモデル・利益が生まれる仕組みについても理解しなければいけません。

経営者の方とも話しながら、リスクを感じている点や、今の市場環境を踏まえた事業の方向性を把握します。その上で、どこに会計上のリスクがあり、不正が起こりやすいのかを評価し、監査の計画を立てて実行します。

──会計の知識だけでなく、ビジネスの知識も求められるのですね。


佐々木:そうですね。また、昨年から担当している損害保険会社は海外にも子会社を多く持っており、連結して財務諸表を出しています。それらの子会社は主に海外のPwCのメンバーファームが監査をしているのですが、その取りまとめは親会社を担当する日本のチームがしなければなりません。

海外の監査チームに「ここがリスクだと思っているので、重点的に監査してください」という指示を出すのも仕事です。また、海外のビジネス環境・市場動向を聞きながらリスク評価を改めるなど、グローバル色の強い仕事です。


──どこに仕事の面白みを感じますか?


佐々木:単に会計の知識だけでなく、グローバルなビジネスの視点が求められることです。例えば新型コロナウイルス感染症の影響で為替が大きく変動した際に、その影響で外貨建て保険の解約がとても進んだ一方で、逆に自動車保険が赤字から黒字になりました。世界の出来事がビジネスに直結するのを肌で感じられるので、ニュースも自分ごととして見られるようになりました。

また、スタッフのマネジメントや予算管理なども任されますし、グローバルのコーディネートもさせてもらえます。今担当している損害保険会社の監査に伴い、海外のPwCメンバーを日本に呼んで、2日間で大きなワークショップを実施する機会がありました。そこで運営チームとしてリーダーを任されたのは貴重な経験になりましたし、入社5年でそんな体験ができるのはありがたいと思います。

最高職階のパートナーとも気軽に話せるフラットな組織

──グローバルでの仕事に興味を持ったきっかけを教えてください。


佐々木:グローバルでの仕事に興味を持ったきっかけは父と祖父です。祖父はアメリカに駐在していましたし、父も海外出張の多い仕事をしていました。子どもの頃から海外の話を聞いていたので、自分もいずれは海外で働いてみたいと思っていたのです。

そのため、入社当時からグローバルでの仕事を希望しており、入社してすぐに外資系の会社を担当させてもらいました。しかし、当時は海外の本社を持つ生命保険会社の日本法人担当で、もっと本格的にグローバルな仕事がしたいと思っていたときに、パートナーから、今の損害保険会社の担当チームに移って海外のコーディネート業務を中心にし、その後に海外赴任をすることを勧めてもらえたのです。

パートナーはファーム内で1番上の職階で、そんな人と身近に話せるのもPwCの魅力だと思います。パートナーは事務所で会えば気軽に話しかけてくれますし、近況などを伝えながら、アドバイスをくれることもあります。


──パートナーと話すことで感じる成長などがあれば聞かせてください。


佐々木:パートナーは何十年もこの業界で活躍しているので、その話を聞くことで「こんなキャリアもあるんだ」「こういう考え方もできるんだ」と自分の視野を広げられます。

例えば、私も入社当初、特に会計士業界は「海外に行くのは男性」「男性が会社をリードする」という固定観念がありました。しかし、実際に海外に赴任していた女性のパートナーに話を聞いたことで「女性でもチャレンジしていいんだ」と思えるようになりました。

実例を聞くことで、チャレンジのハードルが低くなるのは大きな成長だと思います。


──海外赴任では、どんな成長を期待していますか。


佐々木:よりリーダーシップを磨きたいと思っています。実際に海外で働いてきた先輩たちから海外メンバーのリーダーシップの高さを聞いているので、スキルやノウハウを吸収してきたいと思います。

加えてコミュニケーション能力も伸ばしたいですね。今もアメリカから来ているメンバーと一緒に働いていますが、本当に人との距離の詰め方がうまくて。海外で経験を積むことでそれらのソフトスキルを身に付けていきたいです。

「海外で活躍する女性としてロールモデルになりたい」

──今後のキャリアプランについても聞かせてください。


佐々木:会計や監査に留まらず、今後はアドバイザリーの仕事にもチャレンジしたいと思っています。海外の会計基準についても詳しくなったため、今では明確にアドバイザリーの仕事をイメージできるようになりました。

また、保険会社はまだまだ海外に進出する余裕があると思っているので、海外進出を支援する仕事にも携わりたいですね。


──どんな学生にGLPを勧めたいですか。


佐々木:いろんなことに自発的に挑戦できる人に勧めたいです。今の職場はグローバルな業務にも挑戦できますし、監査以外の業務もたくさんあります。アドバイザリーはもちろんのこと、サステナビリティやデジタルなど、幅広い領域の仕事を経験できます。それらの仕事を転籍することなく体験できるのは当社の魅力だと思います。

与えられた仕事をただこなすのではなく、自分からいろんな仕事に飛び込んでいける人、それを楽しめる人にとっては理想的だと思います。

──グローバルでリーダーシップをとれる公認会計士と聞くと、ハードルが高いと感じる学生もいると思います。佐々木さんは不安に感じませんでしたか。


佐々木:もちろん不安はありました。会計士の試験に受かるかどうかも分かりませんでしたし、会計士の仕事が自分に向いているかも不安で。特に監査の仕事は実際にやってみないとイメージが湧かないので「もしかしたら自分に合わないかもしれない」と思いながら勉強していました。

一方で「それでも自分に合わなければ、別の道に進むだけだ。どうせ分からないなら最大限努力をしてみよう」とも思い、今は大きな不安を感じずに頑張れています。


──そのように不安を感じずにキャリアを歩めているのは、なぜでしょうか?


佐々木:ゴールだけを見ると遠くに感じると思いますが、PwCはゴールまでのマイルストーンも用意してくれています。目の前のマイルストーンに向かって着実に進んでいけば、遠くのゴールにも到達できるものです。私も最初から英語が話せたわけではありませんが、いつかはグローバルな仕事をしたいという気持ちだけで頑張ってきました。

その気持ちさえあれば、キャリアコーチが一緒に計画を立ててくれて、機会を紹介してくれます。いきなり海外に行くのは不安だと思いますが、目の前のステップを踏んでいけば自然と大きなゴールに近づいていけるので、ぜひチャレンジしてほしいですね。


──キャリアコーチとはどのような存在なのでしょうか。


佐々木:キャリアコーチは、自チーム以外の先輩にもキャリアの相談ができる制度です。私は海外で働きたいと思っていたので、そのためにどのチームでどのように仕事をするのがいいかを一緒に考えてくれ、その目標のためにアサインメントを調整してくれたり、機会を紹介してもらったりしていました。

キャリアコーチの他にチーム内にもコーチがいて、私の場合は海外赴任経験のある先輩にお願いしていました。チームの中のコーチなので、海外で活躍するのに必要なスキルや経験について、実際の業務に紐(ひも)づけながらアドバイスをしてくれ、業務も調整してもらっていました。定期的に相談しながらチャンスをくれるので、希望するキャリアを描きやすいはずです。昨年、私がグローバルでのリード経験をさせてもらえたのも、コーチが調整してくれたからです。


──最後にこれからのビジョンを聞かせてください。


佐々木:「海外で働く女性」としてロールモデルになりたいと思っています。私もそうでしたが、女性の中にはプライベートとの両立という観点も含め「海外でやっていけるんだろうか」と不安に思っている方も少なくないはずです。そういう方の不安をなくせるような活躍をしたいですね。私は夫に仕事を調整してもらい一緒に海外に行く予定なので、もちろん家族の理解や協力があってのことですが、結婚している方でも海外で働けることを知ってもらいたいと思っています。

女性に限らず、就職活動をしている学生の方は、ぜひ直感を信じて飛び込んでみてください。自己分析も大事ですが、いくら自己分析をしても正解が見つからないこともあります。もし飛び込んでみて、自分に合わなければ転職してもいいですし、PwCならファームやネットワークの中で違う仕事にも挑戦できます。正解にこだわるよりも、自分がやりたいと思えた仕事に飛び込んで、選んだ道を正解にしてほしいと思います。

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【PwC Japan監査法人】ビジネスリスクコンサルタントInternship

申し込み締切:11月26日(火)

【制作:BRIGHTLOGG,INC./撮影:遠藤素子/編集:山田雄一朗、吉川翔大】

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