ワンキャリア
  • 企業検索
  • 選考・イベント
    • 本選考
    • インターン
    • 説明会・セミナー
    • 合説・座談会
  • ES・体験談
    • ES・体験談を探す
    • クチコミを探す
    • ESの達人(自動作成ツール)
    • 投稿する(謝礼あり)
  • 特集・番組
    • 就活記事
    • 企業動画
  • 就活支援サービス
ログイン / 会員登録
採用担当者様はこちら
マイページ
スカウト
お知らせ
申込済み...
就活支援...

ワンキャリアforエンジニア
ワンキャリア転職
キーワード検索
  • 業界から企業をさがす
  • クチコミからさがす
就活サイトトップ就活記事【連載:ブラック企業探偵の就活塾】「3年先を読む企業分...

【連載:ブラック企業探偵の就活塾】「3年先を読む企業分析」ができる、簡単な方法

コラム 企業理解 企業の成長性 企業のリスク
2018年11月21日(水) | 15,698 views

※こちらの記事は2016年5月に掲載された記事の再掲です。


前回まで「コネ作り」と「自己分析」に重点を置いてアドバイスをしてきました。

第1回:就活はコネがすべて!?ーコネ就活の実態編ー
第2回:「大学時代に頑張れたことはない」でもいいー自己分析とは自己肯定であるー


「いっしょに働きたい人がいるか」「自分のやりたいこととあっているか」は、ESや面接の選考を突破するためにも重要だし、そこから生まれる内発的なモチベーションは入社後も大事です。

しかし、現在の就活はそこに偏りすぎています。それは、「人・やりたいこと」アプローチが企業分析と比べて楽だからではないでしょうか。

企業分析の重要性は高まっているのに、目を背ける人は多い

自分の過去を振り返るため友達から話を聞いたり、社風・やりがいについて知るためOB訪問に行って人と話したりするのは、多くの人にとって大した負荷ではありません。会話とは基本的に楽しいものだし、特に聞くのは受動的だからです。

ただし、そこには大きなリスクがあります。頑張って受かっても、その業界・企業そのものに先行きがなく、市場価値の低いスキルしか身につけられない場合は、その後のキャリアが行き詰まってしまうのです。

JALや東電、東芝、シャープなど、かつて「超優良」とされ就職人気ランキングが高かった企業の経営が苦境に陥ることも今や日常茶飯事です。

そのような状況を踏まえると、「自分のやりたいこと」を考えるという内発的なモチベーションと対になる、「この企業はこれからどうなっていくのか」という外部環境の分析が必須になります。

といっても、どうすれば能動的な企業分析ができるのか分からない人が大半でしょう。

企業分析 = 未来を予測すること

僕が、『進め‼︎ 東大ブラック企業探偵団』というライトノベル形式のビジネス書を上梓した背景にはこうした現状があります。

企業分析のやり方、目のつけ方を簡単に解説し、その楽しさを伝えられたら、「やりがい」一辺倒の就活が少しでも変わるのではないかと思ったのです。

企業分析で大事なのは、数年後の未来を分析することです。

近年は好景気だから、売上高や利益の推移だけ見れば好調な企業も多いです。

でも、ここ数年伸びてきていることと、これからどうなるのか? は全くの別問題。

例えば拙著でも取り上げたテレビ業界は、ここ数年景気回復で企業が広告宣伝費を増やしているので業績は好調ですが、視聴率は落ち続けています。そのため、景気が悪くなった途端大きく落ち込むはずです。

新卒で入社する会社には「とりあえず3年」いることがオススメされることが多いかと思います。流行り廃りの激しいこのご時世で、「10年先」を読むことは誰にもできませんが、「3年先」なら、頑張ればギリギリ読めます。

では実際に、どうやって調べればいいのか。

投資家たちのチェックの目は「情弱」である就活生よりはるかに厳しい

やめておいたほうがいいのは、「企業の新卒採用ページを見ること」や「企業の説明会に行くこと」です。企業が就活生に向けにするこれらのプレゼンテーションは、基本的に「広告」であり、企業にとって都合の悪いことは書かれません。基本的に人生で1回しか新卒の就職活動を経験しない就活生側と、毎年採用活動をする企業側とでは、構造的に情報の非対称性が生じています。企業から見ると就活生はある意味非常に「騙しやすい」存在です。

オススメなのは、「投資家向け資料」を読みこむことです。上場企業は、四半期ごとに決算報告書を開示することを義務づけられており、売上や利益といった数字はもちろん、部門ごとの利益の増減や、経営上のリスク、今後の課題などもつまびらかに書かれています。

企業の株を売り買いする立場の投資家たちのチェックの目は「情弱」である就活生よりはるかに厳しいので、投資家向け資料はより厳密に書かれています。

ただし、あまりにも詳細に、百数十ページにもわたって書き込まれている資料もあり、全てを読むのは難しいと感じるかもしれません。

「決算説明会資料」なら読むハードルが少し下がる

そこで、「決算説明会資料」で検索してみましょう。これは、読んで字のごとく投資家向けの説明会で使われたプレゼン資料のことで、パワポもしくはPDF形式でアップされています。併せて説明会の動画も載っていることもあるので、それと照らし合わせて読んでみましょう。グラフもふんだんに使われているため、読むハードルが少し下がるかと思います。

全部しらみつぶしに調べる必要はありません。現在の企業の業績は、数年前の投資の成果なので、「3年先」の予測に必要なのは「現在何に投資しているのか」と「どれだけ投資する余力があるのか」という観点です。これに基づいて企業分析を行います。

特に注目すべき指標は「キャッシュフロー(=お金の流れ)」です。決算報告書に必ず記載されている「キャッシュフロー計算書」を見ると、投資の増減と、借金の増減が一目瞭然です。

「デジタル領域を伸ばす」「海外売上高比率を高める」「多角化する」など、決算報告書や説明会資料の最初の方のページで掲げられている目標と照らし合わせて、順調に目標達成に向けた投資が行われているか、その無理がたたって財務状態が悪化していないかを調べましょう。財務状態の変化は、総資産のうち負債以外が占める比率を表す「自己資本比率」からも調べることができます。

広報担当社に電話で「いじわるな質問」をぶつける

ただし、投資家向け資料は就活生向けよりも厳密とはいえ、基本的にはなるべく企業を良く見せようという広報的な意図が入ります。そのため、業績が好調な場合はその成果は強調され、苦境にあっても、事業転換があたかもうまくいきそうに書かれます。本当にうまくいくのかどうかを見抜けたら、立派に企業分析できたといえるでしょう。

そのための奥の手は、担当者に電話することです。

上場企業は、投資家対応の広報担当を必ず置いています。ホームページから代表者番号を調べて電話し、「IR(インベスターリレーションズ)担当の方に代わってください」と言えばつないでくれます。

企業説明会のように時間の縛りがあるわけでもなく、わざわざ遠くまででかける必要もなく、心いくまで広報担当者に「これからどういう分野を伸ばすのか」「そのためにどういう工夫をしているのか」「本当に新規事業を開拓したり、事業転換する余力はあるのか」などなど、徹底的に聞くことができます。企業が資料に掲載している理想の成長ストーリーが本当にその通りに行くのか、自分の都合がいい時間に心ゆくまで「いじわるな質問」をぶつけることで暴き出しましょう。

おわりに

このように、情報の探し方を少し変えれば、有益な情報を簡単に得ることができます。投資家向けの企業データをうまく活用して、企業の将来性をきちんと見極めて就職先選びをしましょう。


※ 大熊将八氏の著書:企業分析小説「進め‼︎東大ブラック企業探偵団」の詳細はコチラ↓↓
進め!! 東大ブラック企業探偵団
進め!! 東大ブラック企業探偵団
posted with amazlet at 16.05.18
大熊 将八
講談社
売り上げランキング: 7,184
Amazon.co.jpで詳細を見る


▼ブラック企業探偵の就活塾:記事一覧▼
【第1回:コネ作り】就活はコネがすべて!?ーコネ就活の実態編ー
【第2回:自己分析】「大学時代に頑張れたことはない」でもいいー自己分析とは自己肯定であるー
【第3回:企業分析】「3年先を読む企業分析」ができる、簡単な方法
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
ワンキャリアの人気記事をお届けします。
Facebook Twitter
大熊将八
ライター
大熊将八

1992年5月4日生まれ。東京大学経済学部在学。瀧本哲史 京都大学客員准教授を顧問とするインカレサークル「瀧本ゼミ」に立ち上げ期から関わり、公開情報に基づく企業分析術を学ぶ。その活動をもとにした小説「進め‼︎東大ブラック企業探偵団」を講談社から上梓した。特技は競技ダンスで、元学生日本一

@Showyeahokをフォロー

この記事に関連する就活記事を読む

  • 2016/11/01
    北野唯我(KEN)

    【密着取材】波頭亮 vs 茂木 健一郎対談:人財の陳腐化に抗う「異才の策」

    1,500人から選抜された僅か11名は夏の「軽井沢」に招かれた。モデレーターに波頭亮氏を迎え、茂木健一郎氏・鈴木美穂氏・丸幸弘氏など、科学・ビジネス・アントレプレナー・ジャーナリズムの「日本最高...
  • 2020/04/28
    ワンキャリ編集部

    【シティグループ:3分対策/サマーインターン(ジョブ)】志望度の高さがカギ!メンター獲得で本選考で有利になる可能性も

    こんにちは、ワンキャリ編集部です。シティグループは100年以上前に日本に参入し、世界160以上の国と地域に約2億の顧客口座を有する世界有数のグローバルな金融機関です。この記事では、シティグループ...
  • 2020/10/09
    ワンキャリ編集部

    日本を変える提言は現場から生まれる。コンサルファーム×シンクタンクとしてのNRIが伝えたい社会課題と向き合う醍醐味

    ワンキャリアの東大・京大就活ランキングでも、毎年上位にランクインし、学生人気が高い野村総合研究所(NRI)。コンサルティングファームの印象が強いですが、1965年に日本初の民間総合シンクタンクと...
  • 2022/09/27
    ワンキャリ編集部

    「コンサルでは事業開発ができない?」NRIで事業開発を行ってきた3人の先輩コンサルタントの答え

    就活市場で学生からの人気が高いコンサルティング業界。クライアントの課題を颯爽と解決する姿に憧れを持っている学生も多いと思いますが、一方でコンサルタントは「支援者」であって「事業の主体者」ではない...
  • 2021/10/29
    ワンキャリ編集部

    【地方企業特集 九州・沖縄編】新規事業や海外展開の事例多数。チャレンジ精神あふれる企業たち

    「本当は地元で働きたいけど、とりあえず東京かな……」と思っていませんか? 「就活も脱・東京だ!」とか、「働き方は多様化している!」とか耳にはしても、就活で実際に飛び交う情報は東京の企業が多くで、...
大熊将八
ライター
大熊将八
トップに戻る

業界別の企業

  • コンサル・シンクタンクの企業
  • 金融の企業
  • メーカーの企業
  • 商社の企業
  • IT・通信の企業
  • 広告・マスコミの企業
  • 人材・教育の企業
  • インフラ・交通の企業
  • 不動産・建設の企業
  • 旅行・観光の企業
  • ブライダル・美容・くらしの企業
  • 医療・福祉の企業
  • 小売・流通の企業
  • 公務員・団体職員の企業
  • その他の企業

業界別のエントリーシート(ES)

  • コンサル・シンクタンクのエントリーシート(ES)
  • 金融のエントリーシート(ES)
  • メーカーのエントリーシート(ES)
  • 商社のエントリーシート(ES)
  • IT・通信のエントリーシート(ES)
  • 広告・マスコミのエントリーシート(ES)
  • 人材・教育のエントリーシート(ES)
  • インフラ・交通のエントリーシート(ES)
  • 不動産・建設のエントリーシート(ES)
  • 旅行・観光のエントリーシート(ES)
  • ブライダル・美容・くらしのエントリーシート(ES)
  • 医療・福祉のエントリーシート(ES)
  • 小売・流通のエントリーシート(ES)
  • 公務員・団体職員のエントリーシート(ES)
  • その他のエントリーシート(ES)

業界別の体験談

  • コンサル・シンクタンクの体験談
  • 金融の体験談
  • メーカーの体験談
  • 商社の体験談
  • IT・通信の体験談
  • 広告・マスコミの体験談
  • 人材・教育の体験談
  • インフラ・交通の体験談
  • 不動産・建設の体験談
  • 旅行・観光の体験談
  • ブライダル・美容・くらしの体験談
  • 医療・福祉の体験談
  • 小売・流通の体験談
  • 公務員・団体職員の体験談
  • その他の体験談
  • はじめての方へ
  • 運営会社
  • 編集部
  • 利用規約
  • 個人情報の取り扱いについて
  • プライバシーポリシー
  • 電気通信事業法に係る情報公開
  • コンテンツポリシー
  • 投稿ガイドライン
  • よくあるご質問
  • 採用担当者はこちら
  • ワンキャリアID 利用規約
  • ワンキャリアID 個人情報の取り扱いについて
ⓒ2009-2025 ONE CAREER Inc. All Rights Reserved.
会員登録してすべてのコンテンツを見る
会員登録(無料)
アカウント情報

メールアドレスを変更してもワンキャリアIDや別サービスのメールアドレスは変更されません

確認メールが届いていない方はこちら
ログインはこちら
ログイン
パスワードを忘れた方はこちら
30万件のクチコミ・就活体験談が読み放題!
新規会員登録(無料)はこちら