ワンキャリア
  • 企業検索
  • 選考・イベント
    • 本選考
    • インターン
    • 説明会・セミナー
    • 合説・座談会
  • ES・体験談
    • ES・体験談を探す
    • クチコミを探す
    • ESの達人(自動作成ツール)
    • 投稿する(謝礼あり)
  • 特集・番組
    • 就活記事
    • 企業動画
  • 就活支援サービス
ログイン / 会員登録
採用担当者様はこちら
マイページ
スカウト
お知らせ
申込済み...
就活支援...

ワンキャリアforエンジニア
ワンキャリア転職
キーワード検索
  • 業界から企業をさがす
  • クチコミからさがす
就活サイトトップ就活記事【連載:ブラック企業探偵の就活塾】「大学時代に頑張れた...

【連載:ブラック企業探偵の就活塾】「大学時代に頑張れたことはない」でもいいー自己分析とは自己肯定であるー

コラム 選考対策 入社するには
2018年10月30日(火) | 33,783 views

就活が解禁され1カ月がたち、ESを締め切る企業も出始め、面接が始まったところもあるようです。

前回の記事でも書いたように、面接で必ず聞かれるのが、「大学時代に頑張ったことは?」です。これに答えるために「自己分析」が必要とされています。「自己分析」とは、真正面から、自分がやってきたことを振り返って価値観を探り出すということ。ほとんどの学生にとっては人生で初めての経験になるので、戸惑う人が後を絶ちません。

自己分析で必ず迷走する理由

なぜ自己分析は難しいのか。それは、2つのことを同時にやろうとするからです。

どういうことかというと、「自分はどんな人間なのか」「何をしたいのか」「何が強みなのか」というまさしく自己の分析と同時に、「こういう人が企業から好まれるはず」「こういう特徴があると受かりやすいはず」という、企業の求める人材像を考えてしまっているのです。

「自己分析」と「企業の求める人材像を考える」この2つが混ざるとたいへん危険です。

自分の過去から企業ウケがよさそうなエピソードを見つけたら、それを自分の20数年の人生全てを代表するような話として認識し、すがってしまう。その結果出来上がるのは極めて薄っぺらいアピールです。

志望動機は単なる「憧れ」でもいい

かつて僕が所属していた競技ダンス部の同期で、マスコミを第一志望にしていた子がいました。その子は「テレビ局に行きたい!」という強い思いがあり、それに合うエピソードを自己分析によって探したところ、「小学生のころ放送部に所属していて、お昼の時間に音楽を流したら皆に喜んでもらえて嬉しかった」という経験を思い出したそうです。その子は「それが私の原体験なの。小学生のときのように、自分が作った番組で多くの人を喜ばせたい。そのためにテレビ局で働きたい」と僕に言いました。

でも、その子は中学高校はバレエに打ち込み、大学では僕と同じ競技ダンスを頑張っていました。

「なんで『原体験』であるはずの放送部活動を、中・高・大とやってこなかったの?」

「別に放送に関する思いなんて強くないんじゃないの?」

ぱっと聞いただけで、そういう素朴な疑問が浮き上がりました。

実際にそう問いを投げかけても、その子はうまく答えられません。

同じ部活でずっと一緒に過ごしてきた僕は、その子がなぜテレビ局を志望しているかわかっていました。それは、「小学生のころ放送部で皆を楽しませたから」でもなんでもなくて、「テレビという華やかそうな世界に漠然とした憧れがあるから」です。単なる「憧れ」というと一見バカっぽいし、そういう人は多そうだし、ということからこの事実を認められない人が多いです。

でも、しょうがないじゃないですか。だって、実際「憧れ」なのだし。

大事なのは、まず事実を認めることです。

僕が一緒に過ごした競技ダンス部で、その子は異常な努力家として他大学にも知られる存在で、誰よりも練習して、4年生のときに学生日本一になりました。その原動力は何だったのかというと、やっぱり、新入生の頃に先輩が全国大会で活躍している姿を見て、自分もそうなりたいと考えた「憧れ」だったのです。

「小学生のころ放送部でうんぬん」という話をするより、「私は『憧れ』でテレビ局を志望していますが、その『憧れ』を力に変えて徹底的に努力して、きっと良い番組が作れるようになります。今までもそうでした」と話したほうがよっぽど面接官に響いたのではないでしょうか。

「大学時代に頑張ったことは?」ないなら、「ない」でいい

他にも、就活相談に来てくれた体育会所属の人のなかに、「大学時代に頑張ったことは?」にうまく答えられない子がいました。

一見、部活を頑張りながら他の学生団体もやっているバイタリティに溢れた子なのですが、よくよく聞いてみれば、本人は「頑張りきれていない」と思っていたのです。その子は高校時代も厳しい部活に所属し、週7日、ゴールデンウィークもずっと練習に出続けるほど頑張っていたそうで、その基準からいえばいろいろなことに手を出した大学時代は「頑張りきれていない」というしか認識できないということでした。

僕はその子に、「大学時代は頑張りきれませんでした」と素直に言うことをオススメしました。

だって、実際そうなのですから。

「大学時代頑張った」と自分に言い聞かせて、中途半端に偽りのエピソードを一生懸命話すよりも、「高校時代は頑張りきれたけど、大学時代は頑張りきれなかった。それがものすごく悔しい。この後悔を打ち消すために、社会人になったら今までにないぐらい頑張り抜きたい」と言えばいいのです。

実際それが、嘘偽りないその子のやりたいことなのですから。それがきちんと伝われば、採用担当者は「この子は後悔の念をバネに、入社後むちゃくちゃ努力して活躍してくれるだろう」と思ってくれます。そうしたら必ず採用されるはずです。なぜ高校時代は頑張れて、大学時代は頑張れなかったのか、という分析をきちんとして、それへの改善案も示せればいうことはないでしょう。(この子のケースでいえば、「いろいろなことに手を出しすぎたから」頑張れなかったので、社会人になったら、ひとつひとつの仕事に集中することでこの問題を解決できます)

これこそが自己「分析」だと思うのですが、いかがでしょうか。

素直さで、将来性を示す

「志望動機は単なる憧れです」とか「大学時代は頑張りきれませんでした」という正直すぎる表明をするのにはかなりの勇気が要ると思います。

でも、ここまで素直な人のほうが、会社に入ってから先輩や同僚、取引先の言葉をまっすぐ受け止めて、成長するスピードは速いのではないでしょうか。日系大企業の、非技術職の採用で見られているのは結局現時点でのスキルではなく、「こいつを採用したら数年後には活躍してそうだな」という将来性です。

現時点で未熟なことが認められるというのは、将来性があることの要素の1つではないでしょうか。

ここまで述べてきたように、自己分析に必要なのは、口に出すどころか認めるのも恥ずかしいかもしれないほどの短所に向き合い、それを積極的に肯定するプロセスです。

そう、自己分析とは、自己肯定なのです。


※ 大熊将八氏の著書:企業分析小説「進め‼︎東大ブラック企業探偵団」の詳細はコチラ↓↓

・進め!! 東大ブラック企業探偵団

▼自己分析の対策をまとめたオススメ関連記事はこちら
・自己分析のやり方16本まとめ!就活で本当に内定へ近づく方法とは
▼ブラック企業探偵の就活塾:記事一覧
【第1回:コネ作り】就活はコネがすべて!?ーコネ就活の実態編ー
【第2回:自己分析】「大学時代に頑張れたことはない」でもいいー自己分析とは自己肯定であるー
【第3回:企業分析】「3年先を読む企業分析」ができる、簡単な方法

※こちらは2016年4月に公開された記事の再掲です。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
ワンキャリアの人気記事をお届けします。
Facebook Twitter
大熊将八
ライター
大熊将八

1992年5月4日生まれ。東京大学経済学部在学。瀧本哲史 京都大学客員准教授を顧問とするインカレサークル「瀧本ゼミ」に立ち上げ期から関わり、公開情報に基づく企業分析術を学ぶ。その活動をもとにした小説「進め‼︎東大ブラック企業探偵団」を講談社から上梓した。特技は競技ダンスで、元学生日本一

@Showyeahokをフォロー

この記事に関連する就活記事を読む

  • 2022/08/02
    アサキヒロシ

    「内定ブルー」でやりたいことを諦めた学生 「後悔はしていない」その理由とは

    多くの学生の就職活動がひととおり終了しつつある、今日この頃。最近では、後輩たちから「内定ブルー」に関するメッセージを多くもらうようになった。内定ブルーになった学生たちが取る行動はさまざまだ。現在...
  • 2018/09/29
    北野唯我(KEN)

    「年収1000万円でも、2つの意味がある」キャリアのプロが今、あえて問う

    ワンキャリア執行役員の北野唯我が執筆した『転職の思考法』が発売2カ月で10万部のベストセラーになりました。今回はその出版元でビジネスマン向けに連載した記事を、学生の皆さん向けにリバイスしてお届け...
  • 2019/03/15
    めいこ

    起業家だけど、就活生。等身大の悩みを抱える高桑蘭佳さん(らんらん)をリツイート!【 #めいこRT 】

    こんにちは、ワンキャリ編集部員のめいこです。──学生時代、この人をSNSでフォローしていたなら……。ダメ就活生だった私が、就活生に知ってほしいインフルエンサーを厳選して紹介する特集企画「めいこR...
  • 2018/05/01
    ワンキャリ編集部

    【140名の狭き門】三井物産の大学別採用実績を徹底解剖:三井物産編

    こんにちは、ワンキャリ編集部です。5大商社の各社選考について解説する「5大商社 選考特集」。 三井物産編 Vol.1の今回は、三井物産の内定実績・内定者や社員の特徴についてお伝えします。 ...
  • 2022/07/25
    りょかち

    第一志望企業に落ちたら読んでほしい、「自撮ラー」りょかちのやりたいことを叶えるための話。

    ※こちらは2017年3月に初公開された記事の再掲載です。はじめに、自己紹介をします。はじめまして。りょかちです。インターネットで「自撮ラー」として自撮りをしたり、文章を書いたりしながら、新卒でI...
大熊将八
ライター
大熊将八
トップに戻る

業界別の企業

  • コンサル・シンクタンクの企業
  • 金融の企業
  • メーカーの企業
  • 商社の企業
  • IT・通信の企業
  • 広告・マスコミの企業
  • 人材・教育の企業
  • インフラ・交通の企業
  • 不動産・建設の企業
  • 旅行・観光の企業
  • ブライダル・美容・くらしの企業
  • 医療・福祉の企業
  • 小売・流通の企業
  • 公務員・団体職員の企業
  • その他の企業

業界別のエントリーシート(ES)

  • コンサル・シンクタンクのエントリーシート(ES)
  • 金融のエントリーシート(ES)
  • メーカーのエントリーシート(ES)
  • 商社のエントリーシート(ES)
  • IT・通信のエントリーシート(ES)
  • 広告・マスコミのエントリーシート(ES)
  • 人材・教育のエントリーシート(ES)
  • インフラ・交通のエントリーシート(ES)
  • 不動産・建設のエントリーシート(ES)
  • 旅行・観光のエントリーシート(ES)
  • ブライダル・美容・くらしのエントリーシート(ES)
  • 医療・福祉のエントリーシート(ES)
  • 小売・流通のエントリーシート(ES)
  • 公務員・団体職員のエントリーシート(ES)
  • その他のエントリーシート(ES)

業界別の体験談

  • コンサル・シンクタンクの体験談
  • 金融の体験談
  • メーカーの体験談
  • 商社の体験談
  • IT・通信の体験談
  • 広告・マスコミの体験談
  • 人材・教育の体験談
  • インフラ・交通の体験談
  • 不動産・建設の体験談
  • 旅行・観光の体験談
  • ブライダル・美容・くらしの体験談
  • 医療・福祉の体験談
  • 小売・流通の体験談
  • 公務員・団体職員の体験談
  • その他の体験談
  • はじめての方へ
  • 運営会社
  • 編集部
  • 利用規約
  • 個人情報の取り扱いについて
  • プライバシーポリシー
  • 電気通信事業法に係る情報公開
  • コンテンツポリシー
  • 投稿ガイドライン
  • よくあるご質問
  • 採用担当者はこちら
  • ワンキャリアID 利用規約
  • ワンキャリアID 個人情報の取り扱いについて
ⓒ2009-2025 ONE CAREER Inc. All Rights Reserved.
会員登録してすべてのコンテンツを見る
会員登録(無料)
アカウント情報

メールアドレスを変更してもワンキャリアIDや別サービスのメールアドレスは変更されません

確認メールが届いていない方はこちら
ログインはこちら
ログイン
パスワードを忘れた方はこちら
30万件のクチコミ・就活体験談が読み放題!
新規会員登録(無料)はこちら