こんにちは。ワンキャリ編集部です。
新卒の皆さんは、最終面接の合格率について疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、最終面接の合格率について、面接の回数や事業規模、採用人数、などの状況別の合格率についても詳しく解説します。
また、企業が最終面接で評価するポイントや、合格率を上げるための具体的な方法についても紹介します。
さらに、最終面接当日の心構えや、合格率が下がる原因、合格のサインについても詳しく説明します。この記事を読むことで、最終面接に対する理解をより深めることができます。
<目次>
●最終面接の合格率は約50%
●最終面接(役員面接)と一次面接との違い
・最終面接の意味
●タイプ別の合格率
・顔合わせタイプ
・選考タイプ
●状況別の合格率
・面接の回数
・事業規模
・採用人数
・職種
・選考時期
・推薦の有無
●最終面接で企業が評価するポイント3つ
・内定を出した時入社してくれるか
・求める物像とマッチしているか
・本当に企業に貢献できるか
●最終面接の合格率を上げる方法
・社長や役員の経歴などを調べておく
・これまでの面接で答えた内容を確認する
・企業や業界にまつわるニュースを調べる
・最終面接通過者の経験談などを読む
・最終面接でよく聞かれる質問を調べる
・逆質問の準備をしっかりとしておく
・質問対策と回答のブラッシュアップ
●合格率が下がる! 新卒の最終面接で落ちる人の特徴
・一次・二次面接の回答内容と一貫性がない
・入社する可能性が低いと見抜かれてしまっている
・企業が求める人物像と合わない
●最終面接当日の心構え
・緊張を和らげる方法
・第一印象を良くするポイント
・面接官との会話を楽しむコツ
●これなら合格率のライン突破! 最終面接に受かるサイン3選
・自分の価値観への面接官の共感度が高い
・他社の選考状況を入念に聞かれる
・企業の魅力や入社後の働き方に関する話題が多い
●まとめ
最終面接の合格率は約50%
最終面接の合格率は、約50%といわれます。企業からすると、最終面接は「この就活生は本当に自社に入れるべきか?」をジャッジする最後の段階です。そのため、入念に対策して臨みましょう。
最終面接(役員面接)と一次面接との違い
一次・二次面接では、人事担当者や現場社員が主にスキルや適性を評価します。一方、役員面接では経営層が面接官を務め、社風や業務へのマッチ度を見極めます。
このように、面接官の立場の違いにより、評価する視点が異なることが特徴です。
▼最終面接と一次面接との違いについて詳しく知りたい方はこちら ・最終面接(役員面接)でよく聞かれることとは?質問の回答例も解説!
最終面接の意味
最終面接では、候補者のスキルや適性は既に評価されているため、主に企業の社風や業務に対するマッチ度が見極められます。
役員面接では、候補者が企業の価値観やビジョンに共感し、長期的に貢献できるかどうかが重視されます。また、候補者の入社意欲やコミュニケーション能力、リーダーシップなども評価の対象となります。
最終面接は、企業と候補者の両者にとっても、相互理解を深める重要な場であり、企業が内定を出すかどうかの最終判断が下される場です。
タイプ別の合格率
最終面接には「顔合わせタイプ」「選考タイプ」の2種類が存在します。ここでは、それぞれの概要と特徴、さらに体験談をご紹介します。
顔合わせタイプ
顔合わせタイプの最終面接の場合、選考はほぼ終わっており、学生への入社意思確認が主な目的となっています。なので、企業が学生の能力を計るフェーズではないということができます。
実際に顔合わせタイプの最終面接を受けた先輩の体験談を見ていきましょう。
【最終面談・注意した点/感想】 その場で、内々定をいただくことができたため、選考要素はないと考えられます。また、一緒に受けている方も、マッチング面談合格後、推薦を取得したものであるため、顔合わせの内容も含んでいると考えられます。自分は、ESの内容を復習していったのですが、その必要はなかったと思います。 ※出典:豊田自動織機|技術職2025年卒本選考 / 最終面談の体験談
顔合わせタイプの最終面接の特徴
顔合わせタイプの最終面接の特徴として以下の4つが挙げられるでしょう。
・全体の雰囲気が穏やかである ・雑談の割合が多い ・その場で内定や内々定が出る ・事前に顔合わせであることを知らされる。
上記のような最終面接でしたら、顔合わせタイプの最終面接である可能性が高いといえるでしょう。
選考タイプ
選考タイプの最終面接では、これまでの選考と同様に、学生の素質・能力を見極めます。なので、不採用となる学生もある程度存在します。
実際に選考タイプの最終面接を受けた先輩の体験談を見ていきましょう。
【最終面接・注意した点/感想】 最終面接でも選考要素があり、かなり絞られるらしい。 面接時間も短く、熱意を伝えられるタイミングがつかみにくいので見計らってアピールすることが大切。 淡々とこなすのではなく、一緒に働きたいと思われるような決め手を見せること。 ※出典:東北電力/東北電力ネットワーク|総合コース2023年卒本選考 / 最終面接の体験談
選考タイプの最終面接の特徴
選考タイプの最終面接の特徴として以下の4つが挙げられるでしょう。
・雰囲気が固い ・深掘りした質問がなされる ・面接官の人数が多い ・面接官が多くメモを取っている
上記のような最終面接でしたら、選考タイプの最終面接である可能性が高いといえるでしょう。
状況別の合格率
最終面接の合格率は、選考の状況に応じて異なります。各状況における合格率の目安を知り、自分にどれくらい採用の可能性があるか予測しましょう。面接の回数や事業規模などによっても最終面接の合格率が異なるため、具体的な数値と合わせて解説します。
面接の回数
「面接の回数」とは、最終面接を含めたすべての面接の数を指します。面接回数によって、最終面接の合格率は以下のように異なってきます。
・面接回数が1〜2回:約30〜50% ・面接回数が3回:約50〜70% ・面接回数が4回以上:約70%
多くの面接に通過してきた学生は「自社とのマッチング度合いが高い」と判断される傾向にあります。そのため、全体の面接回数が増えるほど、最終面接での合格率は高くなるでしょう。
もちろん、回数が多いから確実に合格できるわけではないため、決して油断せず慎重に選考対策を行いましょう。
事業規模
事業規模別で見た最終面接の合格率は、以下の通りです。
・大企業:約30〜40% ・中小およびベンチャー企業:約50〜60%
大企業では多くの人数を採用します。しかし、予定人数以上に大量の応募者が集まるため、結果として合格率は低くなる傾向にあります。
一方の中小企業やベンチャー企業の場合、採用予定人数自体が少なめです。しかし、内定辞退を想定し多めに採用する傾向にあるため、結果的に合格率も高くなります。
採用人数
採用人数別で見た、最終面接の合格率は以下の通りです。
・採用人数100名前後:約30% ・採用人数20〜30名前後:約30〜50% ・採用人数10名前後:約50〜80%
採用人数が多い企業は規模も大きいです。そのため、応募者数も多くなり採用予定人数を確保しやすいため、合格率も低くなります。
一方で採用人数が少ないほど、内定辞退に備えて、多めに合格させる傾向にあります。
職種
職種別で見た際の最終面接の合格率は、明確には出されていません。しかし、一般的に以下のように専門性が高い職種では、合格率が高くなる傾向にあります。
・研究・開発職 ・クリエイティブ職 ・エンジニア職 ・特別な資格が求められる職種 ・技術職
上記のような専門職では特定のスキルが必要なため、必然的に応募者数や採用予定人数も減る傾向にあります。そのため結果として、最終面接の合格率が高まるのです。
選考時期
選考時期ごとの最終面接の合格率は、以下の通りです。
・春採用:約50% ・夏採用:約30% ・秋・冬採用:約10〜20%
春採用のように早いタイミングでの選考では、企業も枠を埋めるため積極的に採用します。しかし、時期が経過するほど採用枠が狭まり、最終面接の合格率は低下します。
推薦の有無
大学からの推薦がある場合、最終面接の合格率は80%以上といわれています。ただし、「大学と企業の関係性」「企業における推薦への力の入れ具合」などによって変わるため、あくまでも参考程度に見ておきましょう。例えば「学校推薦があればほぼ内定が確定」という企業がある一方、「選考の一部を免除」といったケースもあります。
最終面接で企業が評価するポイント3つ
最終面接で企業が評価するポイントは、大きく以下の3つです。
内定を出した時入社してくれるか
最終面接で企業は、「本当に入社する意思があるか?」を慎重に見極めます。なぜなら、優秀な就活生ほど複数の内定を獲得しているケースが多く、入社を辞退されるリスクもあるためです。そうした企業の不安を解消して採用されるよう、最終面接では志望度の高さを明確に伝えましょう。
例えば「御社の〇〇の事業に魅力を感じており入社後は△△に携わりたいです」というイメージで具体的に伝えると、入社への熱意が伝わります。また、「他社の選考状況」を詳しく聞かれるのも、企業が内定を検討しているサインです。第一志望であることをしっかり伝えましょう。
求める物像とマッチしているか
採用活動において、企業はそれぞれ「求める理想の人物像」を掲げています。最終面接で企業は、自社が抱える人物像にマッチしているかを慎重に見極めているため、「自分の経験や価値観が企業の方向性と合っている」という点をアピールしましょう。
例えば、新しいことへ挑戦する人材を求める企業なら、学生時代の経験を絡め新しい取り組みにチャレンジしたことを伝えると良いでしょう。チームワークを重視する企業なら、体育会などでの経験を絡めつつ「協力しながら努力した経験」をメインに話すことがおすすめです。
本当に企業に貢献できるか
企業は最終面接で「入社後に本当に活躍できるのか?」を見極めています。そのため、自分のスキルや経験を踏まえて、入社後にどのように企業の成長へ貢献できるか明確に伝えましょう。
例えば学生時代に起業経験を持っているなら、その起業経験で身に付けたスキルを中心に、具体的に自分がどのように売上アップに貢献できるか話すと良いでしょう。企業が求めるスキルや価値観と、自分が入社後に貢献できる部分が一致していれば、なおさら評価が高まります。
最終面接の合格率を上げる方法
ここからは、最終面接の合格率を上げる方法を解説します。
社長や役員の経歴などを調べておく
企業のトップの経歴や背景を知ることは、面接時に非常に有益です。例えば、社長や役員がどのようなキャリアを積んできたのか、どのようなビジョンを持っているのかを理解することで、面接中に適切な質問を投げかけたり、共通の話題を見つけたりできます。
【最終面接・注意した点・感想】 最終面接でということもあり非常に緊張感はあるが、明るさや愛嬌(あいきょう)を非常に意識した。また逆質問に関しても、役員の経歴や活動内容を調べ、それに合った質問を心がけていた。他企業の選考よりもより会話のなかでの面接を重視されているように感じた。 ※出典:リコーリース|Nコース2023年卒本選考 / 最終面接の体験談
これまでの面接で答えた内容を確認する
過去の面接での回答を振り返り、一貫性を持たせることは非常に重要です。例えば、以前の面接で話した内容と矛盾しないように注意し、自分の強みや経験を一貫して伝えることが求められます。また、過去の面接でのフィードバックを生かして、改善点を見直すことも大切です。
【最終面接・注意した点・感想】 今までの選考で話したこととの一貫性を保つことを意識しました。 志望度をアピールするためにサイバーエージェントに入ってからやりたいことを具体的に言えるようにしていくとともに、素直でいい人かどうか一緒に働きたいと思ってもらえるような回答を心がけました。 ※出典:サイバーエージェント|ビジネスコース2023年卒本選考 / 最終面接の体験談
企業や業界にまつわるニュースを調べる
最新のニュースやトレンドを把握しておくことで、面接官に対してあなたの関心と知識を示すことができます。例えば、企業が最近発表した新製品やサービス、業界全体の動向などについて話題にすることで、面接官に対してあなたが積極的に情報収集を行っていることをアピールできます。
【最終面接・質問内容】 一次と同じように、面接官の自己紹介から始まる。ICTによって変えたい世界について深堀され、今度はほぼそれだけだった。その関連で、気になる最近の技術やニュースなども軽く聞かれたので、対策しておくと良いと思う。逆質問も3問ほど聞く時間があった。 ※出典:NECソリューションイノベータ|技術職2023年卒本選考 / 最終面接の体験談
最終面接通過者の経験談などを読む
他の人の成功体験を参考にすることで、自分の準備に役立てることができます。例えば、最終面接を通過した人がどのような質問を受け、どのように答えたのかを知ることで、自分自身の回答をブラッシュアップできます。また、成功者のアドバイスやコツを取り入れることで、自信を持って面接に臨むことができます。
最終面接でよく聞かれる質問を調べる
一般的な質問に対する準備をしておくことで、落ち着いて回答できます。例えば、「あなたの強みと弱みは何ですか?」や「なぜこの会社を選んだのですか?」といった質問に対する回答を事前に考えておくことで、面接当日にスムーズに答えることができます。
【最終面接・質問内容】 自己紹介、志望動機、学生時代頑張ったこと、アルバイトの経験など一般的によく聞かれる質問内容しかありませんでした。私はウエルシアでアルバイトをしているのでその経験についてや、登録販売者についてを掘り下げられました。 ※出典:ウエルシア薬局|総合職2026年卒本選考 / 最終面接の体験談
逆質問の準備をしっかりとしておく
面接官に対して適切な質問をすることで、積極性や関心をアピールできます。例えば、「この会社でのキャリアパスについて教えてください」や「弊社の重要な課題は何ですか?」といった質問を用意しておくことで、面接官に対してあなたの意欲と興味を示すことができます。
【最終面接・注意した点/感想】 これまでの面接で聞かれたことに加えて、入社志望理由や入社後の具体的なビジョンなども聞かれるため、しっかり練っておくと良い。逆質問の時間も長めに設けられているため、質問をあらかじめいくつか考えておく必要がある。 ※出典:jinjer|ビジネス職2024年卒本選考 / 最終面接の体験談
質問対策と回答のブラッシュアップ
自分の回答を見直し、より良い表現や具体例を追加することで、説得力を高めることができます。例えば、過去の経験を具体的に説明し、その経験がどのように企業に貢献できるかを明確に伝えることが重要です。
【最終面接・注意した点・感想】 基本的には今までのリクルーター面談3回と質問内容は変わらなかったため、過去の質問に対する回答をブラッシュアップできていれば問題ないと思う。時折予想外の質問が来たが、焦らずに対処することが大切だと思う。緊張する環境下でもコミュニケーションがしっかり取れるかは見られていたと思う。 ※出典:KDDI|技術系(OPENコース)2021年卒本選考 / 最終面接の体験談
合格率が下がる! 新卒の最終面接で落ちる人の特徴
以下の3つの特徴に当てはまってしまうと、最終面接に落ちる可能性が高くなってしまいます。対策も同時にご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
▼最終面接で落ちる理由について詳しく知りたい方はこちら ・最終面接で落ちる理由と対策|合格率を高める志望動機/逆質問/自己PR
一次・二次面接の回答内容と一貫性がない
過去の面接での回答と矛盾する内容を話してしまうと、信頼性が低く見られてしまいます。一貫性を持たせることが重要です。例えば、一次面接で「チームワークが得意」と答えたのに、最終面接で「個人での作業が好き」と言ってしまうと、面接官に対して一貫性がないと感じさせてしまいます。過去の面接での回答を振り返り、一貫したメッセージを伝えることが大切です。
入社する可能性が低いと見抜かれてしまっている
面接官に対して入社意欲が低いと感じさせてしまうと、合格率が下がります。例えば、他の企業の選考状況を聞かれた際に「大いに揺らいでいる」と答えてしまうと、入社意欲が低いと見なされる可能性があります。入社意欲をしっかりとアピールするためには、企業の魅力や自分がその企業でどのように貢献できるかを具体的に伝えることが重要です。
企業が求める人物像と合わない
企業が求めるスキルや性格と合わない場合、最終面接で落ちる可能性が高くなります。例えば、企業が「リーダーシップ」を重視している場合、自分のリーダーシップ経験を具体的にアピールすることが求められます。また、企業の文化や価値観に合った人物像を理解し、自分の強みや経験をその企業にどのように生かせるかを明確に伝えることが重要です。
最終面接当日の心構え
最終面接の当日は、以下の心構えをしておきましょう。
緊張を和らげる方法
最終面接で緊張するのは当然です。その緊張が相手に伝わらないよう、しっかりほぐしておきましょう。特におすすめの緊張の和らげ方は、以下の通りです。
・改めて聞かれる可能性がある質問を想定しておく ・面接前に深呼吸をしてリラックスする ・好きな音楽を聴いたり軽くストレッチをしたりする ・「準備は万全だから大丈夫」と自分に言い聞かせる ・意図的に笑顔を心がける ・過度に失敗を恐れすぎない
特に話す内容を整理しておき何度かシミュレーションをしておくと、安心して面接に臨めます。
第一印象を良くするポイント
第一印象は最終面接の合否を左右します。好印象を与えるためのポイントは以下の通りです。
・入室時は背筋を伸ばしはっきりとあいさつをする ・面接官の目を見て話し自然な笑顔を心がける ・清潔感のある服装と髪形で臨む ・自信を持ってハキハキと回答する ・奇麗な姿勢で着席する
こうした基本を押さえるだけで、相手に与える印象が大きく変わります。
面接官との会話を楽しむコツ
面接は、単なる質疑応答ではなく面接官と就活生による双方向のコミュニケーションを行うものです。そのため、面接官の話をしっかり聞いた上で、普段通りの会話のイメージで質問を返せると、自然とコミュニケーションが取れます。面接官が話している間は相槌を打つなど、しっかりリアクションをすることでも、会話がスムーズに進みます。
また、適度に質問を返すことで、より会話を弾ませられるでしょう。例えば「◯◯について詳しく教えていただけますか?」と質問すると、関心を持っていることが伝わります。
これなら合格率のライン突破! 最終面接に受かるサイン3選
面接官が以下のようなサインを出していたら、最終面接に合格する可能性は高いといえます。
自分の価値観への面接官の共感度が高い
面接官が何度もうなずいたり、「それは良い考えですね」と肯定的なコメントをしたりする場合、評価が高い証拠です。特に自分の価値観やスキル、経験と企業の求める人物像が一致していると、さらに共感してもらえるため合格の可能性が高まるでしょう。
就活生への共感度が高いと、紹介したエピソードの詳細や自分の考え方について深掘りされることもあるため、慌てず丁寧に伝えましょう。
他社の選考状況を入念に聞かれる
企業は本命の候補者に対して、入社意向を確認したがります。そのため「他社の選考状況を教えてください」と詳しく聞かれたら、内定を出す可能性が高いでしょう。
選考状況についてはすべて正直に回答しましょう。そして第一志望であることを伝えつつ、具体的な理由と合わせて「最も魅力的に感じています」と伝えられると、より強くアピールできます。
企業の魅力や入社後の働き方に関する話題が多い
最終面接で企業の魅力や社内での想定キャリアパス、配属される可能性のある部署について詳しく説明された場合、企業側が採用を本気で考えている証拠です。「入社後の研修制度」「具体的なキャリアのステップアップ事例」などの具体的な説明が増えるほど、期待されている可能性が高いでしょう。
具体的な入社後の流れについて話し始めたら、「部署で具体的にどんな働き方がしたいか?」について伝えたり、活躍している社員の特徴を質問したりすると、企業への関心をさらに示せます。
まとめ
最終面接は、企業にとっても応募者にとっても非常に重要なステップです。合格率は約50%とされていますが、しっかりと準備をすることでその確率を上げることができます。最終面接では、企業が求める人物像にマッチしているか、入社意欲が高いか、そして企業に貢献できるかが評価されます。
合格率を上げるためには、社長や役員の経歴を調べたり、これまでの面接での回答内容を確認したり、企業や業界に関する最新のニュースを把握することが重要です。また、最終面接通過者の経験談を参考にしたり、よく聞かれる質問に対する準備をしたりすることも効果的です。
一方で、一次・二次面接の回答内容と一貫性がない、入社意欲が低いと見なされる、企業が求める人物像と合わないといった特徴があると、合格率が下がる可能性があります。
最終面接当日は、緊張を和らげる方法や第一印象を良くするポイント、面接官との会話を楽しむコツを意識して臨むことが大切です。これらの準備をしっかりと行い、自信を持って最終面接に挑んでください。
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