PwCアドバイザリー合同会社は、世界最大規模のプロフェッショナルサービスファームであるPwCの日本におけるメンバーファームとして、世界149カ国のグローバルネットワークと緊密に連携し、ディール戦略策定、統合・買収支援、事業再生、公共インフラ/社会インフラという4領域を軸に事業を展開しています。
M&Aや事業再生など、企業にとって重要な経営判断が必要となる「有事(ディール)」を伴う変革を通じ、企業価値の向上と社会課題の解決の両方を支援するディールアドバイザリーサービスを提供。変化の激しい現代で、高い専門性を持ち、クライアント企業のビジョン実現のために経営層とのコミュニケーションを重ね、社会貢献と企業価値の向上の両立を経営の側面から支援しています。
今回は同社における業務などについて、ディレクターを務める平岡今日子さんとシニアアソシエイトの千村俊太さんに、お話を聞きました。
激動の時代でのチャレンジとダイナミックさが魅力
──初めに、企業の「有事」に携わる醍醐味(だいごみ)を教えてください。
平岡:現代のビジネス環境は技術革新やグローバル化の進展によって目まぐるしく変化しています。このような時代において、企業は企業価値や競争力を高めていくために戦略や新たな市場への参入や迅速な撤退など、スピーディーな経営判断を求められています。
こうした環境下で、クライアント企業に伴走してサポートをしていくためには、私たちもまた、日々進化しつづける必要があると思っています。私はクライアントが海外の企業を買収する際のサポートが多いのですが、そのときは現地のPwCメンバーファームと協力しながら、企業の統合に向けたアプローチを検討していくことになります。毎回異なる国や目的に向かった案件は同じものはないので、常に変化に対応できるよう、国際的な視野も持ち、多様な解を見つけられるよう自分たちの考え方をアップデートする姿勢が大事です。また、その際にクライアント企業が気づいていないような潜在的なニーズや課題をくみ取ることがM&Aのプロセスでは重要で、案件が変われば課題も変わるので、この挑戦がこの仕事の醍醐味だと考えています。
千村:私は2020年に新卒入社しましたが、社会的インパクトの大きさは日々実感しています。M&Aのようなクライアント企業の重大局面に携わることに醍醐味を感じます。また、最終的にディールが達成されたときは、自分自身も大きな達成感を得られる瞬間だといえますね。
──世界149カ国に約37万人のスタッフを有するグローバルネットワークについても聞かせてください。どのようなネットワークであり、いかに活用されているのでしょうか。
平岡:今の時代、クライアントが日本企業であっても、日本だけですべてが完結することはほとんどありません。クライアントもアメリカやヨーロッパなどに拠点を抱える企業が多く、私たちも世界中の各拠点と連携しながら業務を進めています。
例えば国をまたいだM&Aであれば、各国で法規制が異なる場合もあるため、現地のPwCメンバーファームと連携して、知見を共有しながらワンチームで対応していきます。クライアントから急に数日後にヨーロッパの工場の検証に来てほしいと依頼され、その地域の言語やビジネス慣習に精通している現地PwCのメンバーが迅速に対応することもあります。
私自身、国境を越えた業務が多いです。朝や夜などタイムゾーンをまたぐ世界各地の拠点のメンバーと日次のビデオ会議やチャットなどを活用し業務の方向性を合わせるために、できるだけ齟齬(そご)が生まれないような、活発なコミュニケーションを取るようにしています。

千村:海外での研修制度も充実しているため、新卒職員であれば日本のみならず、各国との同期ともつながりがありますね。コミュニケーションはもちろん、同期のネットワークで案件を担当することもあるほどで、今後もネットワークを生かした業務はどんどん増えるのではないかと考えています。
さまざまなバックグラウンドを持つ多様な人材が集結
──海外との関わりにおいて、英語力はどの程度求められますか。
平岡:文化が違えば言い方や捉え方で誤解が生まれる可能性がありますから、ある程度の読み書きのほか、対面でコミュニケーションを取れる英語力は必要といえます。
ただ、入社後にも英語力を磨ける機会は多くあります。研修のほか、資格取得のための補助金もあります。また、プロジェクトの中で磨くこともできるため、自身が望めば英語力を伸ばしていける環境は整っているといえますね。
──海外に興味がある学生には、非常に魅力的に映りそうです。実際には、どのような人材が集まり、活躍しているのでしょうか。活躍している人材が共通で持っている資質などもあれば教えてください。
千村:当社では3カ月の新卒研修後に、12カ月間にわたってさまざまな領域の業務を経験するローテーション制度があります。その後、希望する領域で自身の専門性を磨いていくことになり、私の同期も新卒数年目ですでに多くの経験を積んでいます。
大学で学んだ専門分野が異なっていても、それぞれのバックグラウンドや経験をアイデア形成などにも生かせます。案件も幅広いため、多様な人材が活躍できる機会も大いにあるといえます。
──若手のうちから大きな裁量を任されるのでしょうか。
千村:そうですね。若手のうちからさまざまな案件が任されるため、自由度もあるチャレンジングな環境に身を置けます。
一方で、大変なことももちろんあります。私も未経験の領域を任されたときは、イチから業界の知識を得たものです。ただ、せっかく案件を任せられたにもかかわらず、期待に応えられなければ自分としても不完全燃焼といえるため、自分からみっちりと学びましたね。

──学生時代に経験していると、強みになることはありますか。
千村:学生時代に得たそれぞれの経験を生かしている職員が多くいます。例えば飲食業でのアルバイト経験がある職員ならば、飲食業界の案件では店舗でのオペレーションやサプライチェーンへの興味や理解があるものです。学生時代に学んだこと、経験したことを、そのまま生かせる案件も多いのではないかと感じています。
自由と多様性に富んだ社風
──働き方や環境面についても聞かせてください。
平岡:クライアントによって繁忙期も異なりますが、忙しさが常に続いているわけではありません。
クライアントがあっての仕事であるため、クライアントの希望を実現し、課題を解決できれば、休暇を取得してリフレッシュする職員が多いですね。
そして、しっかり充電したら、次なるプロジェクトに参画するという、非常にメリハリのある環境だといえます。
千村:任せるプロジェクトは会社が管理しているため、業務量もしっかりコントロールされていますね。
また、育児中の送り迎えや食事の準備といった朝夕の時間帯において、連絡をシャットアウトもできます。働く時間を自身で管理できるともいえるため、ワークライフバランスも自身でコントロールできるはずです。
──最後に社内の雰囲気について聞かせてください。社風に特徴はありますか。
千村:新卒入社と中途入社を問わず、さまざまな経験を積んでいる職員が多く、それぞれの発想に自由さを感じますね。
前職が省庁だったり、コンサルティングファームだったりと、全く異なる分野で働いていた職員も少なくありません。同僚の想像していなかった過去を、案件を共に進めていくうちに知ることもあり、多様性に富んだ雰囲気が作り上げられていると感じます。

平岡:クライアントの有事に携わる業務のため、チームとして日々の変化に柔軟に対応できよう、やる気に満ちた人材が集まっているといえそうです。そして何よりも、新たな挑戦を望む職員の方が多いですね。
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【ライター:小谷紘友/編集:鈴木崚太】