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      就職活動の軸に年収1,000万円を置いている学生を、就職活動の軸に年収1,000万円を置いていた社会人がそれでもいいじゃんと言ってみる

      大企業 年収
      2018年7月11日(水) | 41,743 views

      就職活動における『僕』の要素を一方的に語らせて欲しい。

      「お金・やりがい・安定感・ブランド」


      急になんだよ、どうした? と思われた読み手の皆様、安心していただきたい。これは僕が個人的にいろんな人間と話した結果、人が企業に求める四大要素だと思っているものだ。

      この中で「就職活動においてお金が重要だ」と一切考えていない人は、ここから下の文章は一文字も読んでほしくない。

      これは煽りでもなんでもなく、ただ単純に僕が恥ずかしい思いをするので読まないでほしいというだけである。お願いします。


      以下は就職活動における四大要素の説明である。もはや読むまでもないと思うが一応書いておく。

      (1)お金
      →その企業の平均年収

      (2)やりがい
      →自分の志向性と、企業でできる仕事の範囲が重なっているかどうか

      (3)安定感
      →企業がつぶれる危険性がないかどうか

      (4)ブランド
      →その企業にいることが、自分のプライドを満たしてくれるかどうか

      この中でも僕が特に大事にしていたのは、タイトルの通りお金だった。

      ライター紹介:キラキラ地獄エリート
      Twitter:@teihenelite /Note:https://note.mu/teihenelite

      「年収1,000万円」とかいうボーダー

      恥の多い生涯を送ってきました。もはや恥の多い生涯なんて生易しいものではない、生きること自体がもはや恥といっても過言ではないレベルだ。

      SNSのアカウント名を見ていただければ一目瞭然だろう。僕にとって恥は日常だ。

      そんな「ギリ人間失格」の僕がこれから述べることは、恥とかをもはや通り越して、真理だ。誰もOB訪問で学生に直接言わないであろう真理だ。採用担当者の誰も語ることのない真理なのだ。


      正直に言おう。エリートなんてのたまう僕の就職活動の一番の軸は、先ほど述べたとおりお金だった。

      30歳で年収1,000万円を超えるかどうか、僕が会社を選ぶうえで一番大事にしていたことはそんなことだった。

      なぜ、年収1,000万円なの? 990万円じゃだめなの? 恥を忍んで過去を吐露した僕に冷ややかな視線を投げかける蓮舫のような読者もいるだろう。

      ここでいう1,000万円はあくまでも概念でしかない。就職活動をしていた当時の僕がいわゆるエリートといわれるサラリーマンたちがもらっている金額はこれくらいだろう思って引いたラインが1,000万円だっただけだ。


      もし東京カレンダーが僕の就活中にあれば、そのラインは1,500万円になっていたかもしれないし、江戸時代なら100両とかになっていたかもしれない。

      別に、もちろん金だけがあればいいというもんじゃない。僕は先ほど挙げた四大要素の中でも、一番にお金を、二番にやりがいを据えて就職活動の企業選びをした。

      戦略を練りに練り、いわゆる入社難易度が高い企業を受けに受けまくった。

      結果いわゆる「入社難易度の高い企業」の社員になり、痛い名前でTwitterをしているわけだけど、まぁそんなところだ。ミスターミーハー就活生だった。

      ミーハー就活生であること自体は別に恥ずかしいことじゃない

      別に自分を全肯定するわけではないし、もちろん金なんてどうでもいいと言いながら夢を追いかけている人は最高にかっこいいと思う。

      僕もそんな人生に憧れたりする。けど正直なところ、大学生時点でお金を無視して自然と夢を追いかけるなんて針の穴に糸を通すより難しい話だと思う。

      出る杭を打ち続け、周りと同じことをよしとする小中高の学生時代を過ごした後に、急に個性を認められる4年間の大学生活が待っているわけだけれど、僕はその4年間で「自分はこういう人間だ」と決めつける勇気がなかった。


      勇気がない人間の多くは結局社会人になって企業に属するわけだけど、学歴のある、負けない人生を選び続けてきた人間が、負けない仕組みに乗っかり高収入を得ようとすることは至極当たり前の行動だと思う。それが一つの幸せのモデルとして出来上がってしまっている社会に、僕たちは生きているからだ。

      夕方のニュースを見ても、雑誌を読んでも、隣に住んでるおばさんの話を聞いても、高収入を素直に否定する話はあまり転がっていない。

      むしろ高収入を悪とする話が耳に入るときはたいてい嫉妬が話のベースになっている。お金がたくさんあることがいいことなのは資本主義の時代なのでまあ仕方がないことだと思う。


      ただ、この「1,000万円企業に入社したい」という軸をバカみたいに強くもっていた僕ですら、就活中には本当にそんなのでいいのかとブレブレになることが幾度もあった。

      ボーダー1,000万円の軸がぶれるタイミング

      僕の軸がぶれたタイミングは、明確に二つあった。どちらも、ある人種との出会いによるものだ。

      面と向かってお金の話をすることがあまりないゆえの「就活生あるある」かもしれないが取り急ぎ共有したい。


      意識の高い(笑)就活生たち

      就職活動は人を意識の高い怪物にしてしまう。この意識が高いは(笑)がつく方の意識の高さである。

      無駄にOBとのつながりをアピールし、一歩リードしている感を出してくる輩や、インターン参加自慢をしてくる輩がたくさんいる。

      そしてみんな口を揃えてこう言う「お金とかじゃなくて、本当にあの企業に入りたいんだよね」。


      もう黙ってほしい、「お金とかじゃなくて」と言っちゃうあたりが芯の芯まで胡散臭い。

      頭では分かっているものの、社会性を発揮してそれとなく頷いているうちに、自分が思慮の浅い人間に見えてきて本当に嫌になることが何度もあった。

      今すぐタイムスリップして大丈夫だよと過去の自分を抱きしめたい。


      金なんて毛頭意識していないよ、というオーラを出してくる社会人たち

      OB訪問をしても、企業の説明会にいっても、採用担当者を見ても、みんな年収や福利厚生の話はしない。

      Vorkersや東洋経済で年収を知っていても、中にいる人たちは「そんなので会社選ぶわけないじゃん」みたいな顔をして就活生と接触してくる。

      あの高年収で有名な某メーカーですら、就職セミナーで年収の話はしない。そんな社員の話を聞くたびに、自分に辟易とするのを繰り返した。


      でも安心してほしい、いざ社会人になると社内はボーナスや福利厚生の話でもちきりだし、「1,000万円ボーダー」を超えている企業の社員は、お金をとても大切な価値観の一つとして捉えている。

      このギャップは入社してからでないとわからないはずだ。やはり今すぐタイムスリップして大丈夫だよと過去の自分を抱きしめたい。

      お金をもらえるエリート企業に、なんで入社したかったか

      ここからは弁明の時間にしたい。どうしてお金がもらえるエリート企業に憧れていたか。

      理由は一つ、とても簡単な話だ。一度エリート社員というものを経験してみたかったのだ。


      たまに、というか頻繁に、大企業の社員をディスる大企業の社員でない人たちが発生する。

      三角コーナーのショウジョウバエもびっくりな頻度で発生する彼らだが、学生時代から彼らを見て「本当にダサいな」と思っていた。フォアグラを食べずにフォアグラがまずそうと非難する人がダサいのと同じ原理だ。

      「激務」という声や、「成長できない」という声が聞こえようが、そんなものはどうでもよかった。エリート社員をとりあえず一度経験してみてから、自分の言葉で語れるようになりたかった。

      それに新卒一括採用の日本の市場で、ファーストキャリアが一番大企業に入社しやすいタイミングであることは自明である。

      だから、ベンチャーに行くという選択肢や、一念発起して学生企業しようという考えは就活を本格的に初めた大学三年生の春にはもはやなかった。

      最後に

      各々が各々の考えで就職活動を進めればいい。けど一般的にダサい動機とされる「お金」が一番の動機であっても個人の人生なのだし尊重されるべきだと思う。

      それに、そういう価値観は確かに恥ずかしいものなのかもしれないけれど、肯定してくれる人間がいてもいいのではないかと思う。

      なので僕はこの場を借りて1,000万ボーダー就活生を応援したい。


      え、今の価値観はどうかって?

      お金より時間がほしいです。

      人はないものをねだる生き物だと痛感する今日この頃だ。

      <キラキラ地獄エリート 記事一覧>
      ・就職活動の軸に年収1,000万円を置いている学生を、就職活動の軸に年収1,000万円を置いていた社会人がそれでもいいじゃんと言ってみる
      ・日本の就活は一度死んだ方がいい理由を語ってみる
      ・合説とかマジで意味が分からないという人へ


      ※こちらは2018年7月に公開された記事の再掲です。

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      就活で死ぬ必要はないし、就活で人生は決まらないし、就活であなたの価値も決まらない。けれど後悔が残りそうなら少し頑張ってみるのもいいかも。エリートと地獄の狭間で声を枯らしながら就活生を応援してます。
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