内定先
デロイト トーマツ コンサルティング、アビームコンサルティング、ソフトバンク、電通デジタル
就活サマリー
【就活の進め方・軸は?】
就活のルールを知る/自分の経験をビジネスの現場にどう落とし込めるか考える
【内定獲得の秘訣は?】
いつ何をやるべきかを見極める/内定が内定を呼ぶ
【大学特有の就活事情は?】
外資コンサルは慶應生に有利ではない!? 他の学生と差別化するために地頭力をアピール
#どんな就活?
#慶應 #文系 #外資系 #コンサル #日系大手 #サークル代表
名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのでしょうか?
ワンキャリ編集部では「トップ内定者」にインタビューを行い、彼らの就活スタイルを徹底調査しました。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けします。【大学別トップ就活生レポート2019】
【目次】
・就活の進め方・軸は?
・受けた企業一覧
・内定獲得の秘訣は?
・就活スタイルまとめ
・大学特有の就活事情は?
・一年間の就活年表
就活の進め方・軸は?
Bさんの就活の特徴は以下の2つです。
1. 就活のルールを知る
2. 自分の経験をビジネスの現場にどう落とし込めるか考える
1. 就活のルールを知る
就活を始めた頃、Bさんは以下の流れで情報を収集していったそうです。
(1)不安を解消するために就活セミナーに参加
(2)早期就活生向けのウェブサイトで情報収集
音楽系サークルの代表をしていたBさんは、2年生の3月に就活を始めました。そんなBさんはまず、漠然とした不安を解消するために、就活のあっ旋業者に登録して就活セミナーに参加したと言います。結果として、「就活のルールや全体像を知ることができた」とBさんは語ります。
Bさんによれば、就活のルールや全体像とは、「いつインターン・本選考があるか」といったスケジュールだけでなく、「このインターンが選考にどれほど影響するか」や「人事の採用戦略は事業環境や経営戦略から逆算できる」といった攻略方法までを指します。
Bさんは、こうした就活のルールを知るために、就活セミナーやワンキャリアを使っていたそうです。また、ワンキャリアに限らず、就活解禁の3月1日や面接解禁の6月1日に重きを置いていない就活サイトから情報収集することが重要だと言います。
Bさんいわく、「情報を持たずに就活を行うのは武器を持たずに戦うようなもの」と言います。
求人情報だけでなく、どうしたら採用に有利になるかアンテナを張る必要があります。
2. 自分の経験をビジネスの現場にどう落とし込めるか考える
100人規模のサークルを運営していたBさんですが、こうした経験が就活にそのまま生きたわけではないと言います。
Bさんは、「自分の経験をビジネスの現場にどう落とし込めるか」を就活の間ずっと考えてきたそうです。
例えば、Bさんが参加したコンサルのインターンでは、事実を抽象化し問題の本質を見極める能力が求められたそうです。
自分がサークルを率いるときにその能力を使っていたか考えてみると、
【ある演奏で2つのミスがあった場合】
・2つのミスがなぜ起きたのか抽象化して共通点をあぶり出す
・共通点に対策することによって根本的な問題を解決する
このように、Bさんは「自分の経験をビジネスの現場にどう落とし込めるか」を考えることで、自分が無意識のうちにやってきたことがコンサルと同じだと解釈することができたそうです。
企業がどのようなプロセスで業務を行なっているのか分析することで、自分の性質と企業が求める人物像がマッチしているか知ることができます。
・「普通すぎる」MARCH生の就活全勝メソッド【第3講:そんな自己分析やめてしまえ!すべては等身大の企業・業界分析から始まる】
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
【インターン】 レイスグループ |
ー |
3年秋 (M1) |
【インターン】 野村総合研究所 【本選考】 野村総合研究所、マッキンゼー・アンド・カンパニー、 ボストン コンサルティング グループ |
ー |
3年冬 (M1) |
【本選考】 クニエ、デロイト トーマツ コンサルティング、 アビームコンサルティング、ソフトバンク、 電通デジタル |
アビームコンサルティング |
4年春 (M2) |
【本選考】 野村総合研究所、デロイト トーマツ コンサルティング、 ソフトバンク、電通デジタル |
デロイト トーマツ コンサルティング、 ソフトバンク、電通デジタル |
内定獲得の秘訣は?
Bさんの内定獲得の秘訣は、以下の2つです。
1. いつ何をやるべきかを見極める
2. 内定が内定を呼ぶ
1. いつ何をやるべきかを見極める
Bさんは、3年の9月までを前半戦、10月以降を後半戦として就活を行っていたそうです。
前半戦ではセミナーやインターンを通してベーススキル(面接での受け答えやGDでの立ち振舞など)を身につけ、後半戦から選考に挑むというように使い分けたと言います。
また、選考の1週間前にはワンキャリアの企業ページを参照し、選考を受ける企業の情報・「選考のステップ」「合格の秘訣」を把握しておいたそうです。
ワンキャリアの活用方法は以下のページをご覧ください。
・「就活の赤本」内定のウラ情報が満載、ワンキャリの選考対策ページを使い倒せ!
「一つの企業の情報だけたくさん調べたとしても、他の企業に応用するのが難しい上、落ちた場合のリスクが大きい。企業の選考ステップなど詳しい情報は1週間前に把握すれば十分だ」とBさんは語ります。
2. 内定が内定を呼ぶ
選考ではリラックスすることが重要だとBさんは語ります。とはいえ、内定がかかっていると思うと、どうしても緊張して力んでしまうものです。そのため、Bさんは採用数が多い企業など、比較的内定を獲得できそうな企業の選考を受けることで、心に余裕を持つことができると考えました。
Bさんも実際に、第一志望より先に、他の企業から内定を獲得することができ、心に余裕を持った状態で選考に臨むことができたそうです。
内定先があることは、たとえ選考に落ちても計り知れない安心感を生みます。まずは、内定獲得を手段として活用することも必要かも知れません。
・「内定が内定を生む」内定スパイラルの秘密〜僕は就活を証明しようと思う〜
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験 |
|
対策開始 |
なし |
対策期間 |
なし |
対策方法 | WEBなどで例題を確認 |
グループディスカッション |
|
練習回数 | 1〜3回 |
練習内容 | 対策セミナー |
面接 |
|
練習回数 |
1〜3回 |
練習内容 | 対策セミナー |
OB/OG訪問 |
|
訪問時期 | 3年(M1)3月 |
訪問回数 | 1〜3回 |
大学特有の就活事情は?
Bさんによれば、外資コンサルは慶應生であっても学歴的に有利になることは一切なく、多くの東大生や京大生と限られた席を争わなければならないと言います。
外資コンサルの選考で他の学生と差別化を図るために、Bさんは、地頭力をアピールしていたそうです。
また、Bさんは明るく振る舞う・意思疎通を円滑に行なうことができる学生は多いので、自分が同じ路線でアピールするのは難しいと考えたようです。そのため、「コミュニケーション能力以上に地頭力をアピールすべきだ」とBさんは語ります。
Bさんの考える地頭力とは、以下の3つです。
・端的かつ論理的に話すこと
・「本質は何か?」を探す姿勢を持つこと
・考えることを楽しむ姿勢を持つこと
「本質は何か?」を探す姿勢の例として、Bさんはグループディスカッションでの問題を述べてくれました。
「『商品Aの売上を1.5倍にしてください』という問題に対し、「売上を1.5倍にするためのプロセスを示すこと」は、比較的誰にでもできること。それだけではなくて、「1.5倍にしてほしいと依頼した人はどんな人物なのか」といった背景を探ることが結果的に本質的な解を出す近道になったりする。そこまで考えることが他の就活生との差別化になる」
とはいえ、Bさんも言うように、「端的かつ論理的に話すこと」「『本質は何か?』を探す姿勢を持つこと」「考えることを楽しむ姿勢を持つこと」は、一朝一夕で身につくものではありません。
また、Bさんにとって地頭力を示すことが武器である一方で、この記事を読んでいるあなたにとっての武器が地頭力とは限りません。
そのため、自分のアピールポイントにいち早く気づき、他の学生と自分を差別化するための訓練を重ねる必要があります。
端的かつ論理的話すことに関しては、以下の記事をご覧ください。
・OB・OG訪問や面接対策に!!会話を育てる「結論ファースト」
一年間の就活年表
大学3年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | ー |
7 | ー |
ー |
8 |
【インターン】 レイスグループ |
ー |
9 |
【インターン】 野村総合研究所 |
ー |
10 |
【本選考】 野村総合研究所、マッキンゼー・アンド・カンパニー、 ボストン コンサルティング グループ |
ー |
11 |
【本選考】 マッキンゼー・アンド・カンパニー、 ボストン コンサルティング グループ |
ー |
12 |
【本選考】 クニエ |
ー |
※インターン:実施した月/本選考:選考が行われた月
大学3年(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 |
【本選考】 クニエ |
ー |
2 |
【本選考】 クニエ、デロイト トーマツ コンサルティング、 アビームコンサルティング、ソフトバンク、 電通デジタル |
ー |
3 |
【本選考】 クニエ、デロイト トーマツ コンサルティング、 アビームコンサルティング、ソフトバンク、 電通デジタル |
・OB/OG訪問 |
4 |
【本選考】 野村総合研究所、デロイト トーマツ コンサルティング、 ソフトバンク、電通デジタル |
ー |
5 |
【本選考】 野村総合研究所 |
ー |
6 | ー |
ー |
7 | ー |
ー |
※インターン:実施した月/本選考:選考が行われた月
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