日本の伝統文化が息づくまち・京都には、日本の文化を世界に発信している企業が多く、今回ご紹介する株式会社ADESSOも、関西に8店舗、北海道に5店舗のきもの専門店を展開し、独自の企業理念である「ADESSO-DNA」を掲げ、一対一の提案型接客で、日本が誇る文化の1つである、きものの魅力を伝えています。
今回は、同社代表取締役社長・尾崎 道孝(おざき みちたか)氏にお話を伺いました。創業経緯、人の心を大切にする企業理念、そして次世代へのメッセージまで、きもの文化を熱く発信する経営者の想いにせまります。
Q1:きもの専門店を創業された経緯について教えてください。
はい。すべての始まりは、最初の就職先がきもの専門店だったからです。なぜきもの専門店に就職したのかを思い返せば、幼少の頃に祖母がこの仕事をしており、母はきもので生活をしていたので、きものを見慣れていましたし、伝統的な和の染織に魅力を感じたからです。
その後、転職した兵庫県の呉服店で社内起業をさせていただき、約10年続けていましたが、オーナーの判断で事業をやめることになり、事業継続ができなくなってしまいました。突然のことでどうしたら良いか悩んだ時に「もう一度好きな仕事ならやってみたらどうか」というアドバイスを周囲からいただいて、「今」を大切にするという想いから「ADESSO(イタリア語で今という意味)」という社名で、2007年に再チャレンジすることにしました。

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