「宇宙工学」「こどもの権利」「国際協力」──。
それぞれの専門性や経験を起点に、自分らしいキャリアを築けるNTTデータ経営研究所。
今回お話を伺ったのは、メーカーのエンジニアからコンサルタントに転身した坂元健一さんと、留学・NPO支援を経て福祉政策に携わる山岡由佳さん。共通するのは、「解決したい社会課題」がキャリアの軸にあること。そして、その課題と向き合う手段として“会社のリソースを使い倒す”という、主体的な働き方です。
若手でも専門性を武器に政策提言に関われる。現場と制度をつなぐ“往復型”の仕事に携われる。そんな環境について、お2人に詳しく伺いました。
<目次>
●専門性×志──異分野からコンサルへ
●やりたいことが起点になる仕事
●社会に“手触り感”を持つ──NTTデータ経営研究所の現場力
●自由と裁量──若手が活躍するカルチャー
●志を持つ人へ──NTTデータ経営研究所で輝ける人材像
専門性×志──異分野からコンサルへ
──これまでのご経歴を聞かせてください。
坂元:私は大学・大学院で宇宙工学を専攻し、熱制御を研究していました。新卒でメーカーに入社し、約7年にわたって担当したのは人工衛星の熱設計です。
実際に宇宙空間に打ち上げる製品に関われるという点では非常にやりがいもあり、当時の業務も好きでしたが、次第に「技術と社会をどうつなぐかを考えたい」と思うようになり、転職を決めました。
──技術職からコンサルティング業界に転身されたのですね。転職の背景をもう少し詳しく教えてください。
坂元:宇宙というテーマ自体は今でも好きですが、日々の仕事は「衛星の温度を精緻にコントロールする」といった技術として専門性の高い領域でした。
そのうちに技術そのものではなく、それを社会にどう展開していくかという大きな枠組みに関心が移っていきました。そこで、自分の技術的バックグラウンドを生かしつつ、より俯瞰的な視点で物事に関われる場所として、コンサルティングの道を選びました。

坂元 健一(さかもと けんいち):ビジネストランスフォーメーションユニット マネージャー
2023年中途入社。前職では、総合電機メーカーにてエンジニアとして人工衛星の開発に従事。当社では、各社のテクノロジーの強みを生かした技術戦略・事業戦略・新規事業開発のコンサルティングに取り組む。生成AI、宇宙領域などの先端技術の知見を有する。技術と経営を結びつけ、企業価値を最大化するプロジェクトを推進している。
──山岡さんも、新卒から今に至るまでのご経歴を教えていただけますか?
山岡:私は大学院を卒業し、新卒で別のコンサルティングファームに入社、人事領域のシステム導入支援に携わりました。コンサルティングファームを志望したのは、在学中には英語ディベートサークルを立ち上げていたのですが、交流のあった他大学のディベートサークルのOB、OGでコンサル業界に進む先輩が多かったのも影響しています。
また並行して、社内のCSR活動にも積極的に関わり、NPOの事業支援なども経験しました。そのなかで、「こどもの権利」に強い関心を持ち、そこから留学を経てキャリアの方向性が変わっていったのです。
──留学を通じて、どのような視点や問題意識を得たのでしょうか?
山岡:イギリスのキングス・カレッジ・ロンドンで学んでいたテーマは「こどもの権利と開発学」です。現地では、児童労働や人身売買、こどもの福祉制度といった多岐にわたる社会課題に触れることができました。
実は当時は国連など国際機関で働きたいと考えていたんです。しかし、最終的には「自分の問題意識を、日本の制度に生かしたい」と思うようになり、帰国後、NTTデータ経営研究所でのキャリアを選びました。
──お2人とも、専門や問題意識をベースに新しい環境へ飛び込まれていますね。NTTデータ経営研究所への入社を考えたきっかけを聞かせてください。
坂元:技術に対して深い理解がありながら、それを“事業”や“社会”につなげるような業務ができることに惹かれました。また、コンサル未経験でも、これまでの専門性を生かせるフィールドがあると感じた点も大きかったです。自由度が高く、「自分がやりたいこと」に正直でいられる空気感にも魅力を覚えました。
山岡:こども家庭庁の新設に伴って新たなチームが立ち上がったという話を聞き、「これなら自分の問題意識が形にできるかもしれない」と感じたのが最初のきっかけです。面談で出会った先輩社員の言葉がとても地に足のついたもので、「ここなら本気でこどもの権利に向き合える」と直感的に判断しました。
やりたいことが起点になる仕事
──現在の業務についても聞かせてください。
坂元:私は主に、先端技術を用いた事業戦略や技術戦略の策定支援を行っています。たとえば、AIやロボティクス、人工衛星といったテーマに関して、企業や官公庁が保有する技術の優位性を明確にし、それをどう社会実装・事業化していくかを一緒に検討する業務です。
調査、構想、ロードマップ策定まで幅広く関わっており、技術と社会の間に橋をかけるような役割を担っています。
──前職の宇宙工学の知見も生かされているのですか?
坂元:はい。人工衛星関連のプロジェクトにも2割ほど携わっていて、前職での経験が直接的に活きる場面もあります。ただ、今の仕事では単に技術を理解するだけでなく、社会にどう活用できるかを構想することが求められます。
その分、広い視野や物事の本質を捉える力が必要で、技術者時代とはまた違う面白さがありますね。
──山岡さんは、現在どのようなテーマに取り組まれているのでしょうか?
山岡:私は主に、こどもや家庭を支える政策領域に関する業務を担当しています。具体的には、社会的養護(児童養護施設や里親制度など)に関する調査・政策提言などです。
現場の課題を把握するために全国でヒアリングを実施し、その知見をもとに行政に向けた提言資料を作成するなど、調査から制度設計まで一気通貫で関わっています。
──調査や提言の内容が、実際に制度に反映されることもあるのですか?
山岡:はい。私たちの報告書が国の検討会資料や学会発表で活用されたり、研究者の方に引用されたりすることもあります。また、社会的養護の分野では現場の声を直接集めて、制度改善に向けた具体的な提言につなげていく機会も少なくありません。
自分の発信が実際の制度に影響を与える実感があり、とてもやりがいを感じています。

山岡 由佳(やまおか ゆか):ライフ・バリュー・クリエイションユニット シニアコンサルタント
2024年中途入社。前職では総合系コンサルティングファームにて、人事システム導入支援を行う傍ら、社内のCSR活動としてNPO事業支援にも関与。英国大学院にてこどもの権利と開発学修士号を取得後、当社に入社。現職では、こども・子育て分野を中心に、官公庁向けの調査研究などに携わっている。
──非常に専門性が高い領域だと感じますが、どのようにしてそのテーマにたどり着いたのですか?
山岡:こどもの権利に関する問題意識が出発点ですが、NTTデータ経営研究所には「こういうことがやりたい」と発信すれば、周囲がそれを応援し、案件のなかで形にする環境があります。
最初から詳しかったわけではなく、日々のコンサルティングを行いながら、専門性を深めていきました。自分の興味や関心をベースにキャリアを築けるのが、この会社の大きな特長だと思います。
社会に“手触り感”を持つ──NTTデータ経営研究所の現場力
──お2人がこれまで携わったなかで、印象に残っている仕事や出来事はありますか?
山岡:社会的養護に関する全国ヒアリング調査がとても印象的でした。施設職員や関係者の方々から直接話を伺い、現場が抱える課題や制度上のギャップを明らかにしていくプロセスは、非常に学びが多かったです。
調査結果を国の検討会で発表した際には「現場の声を拾い上げることの価値」を改めて実感しました。
──調査結果が社会に還元されていく実感があるのですね。
山岡:そうですね。学会や研究者から「参考文献として使いたい」と依頼をいただくこともあり、自分のアウトプットが研究や政策の議論の中に組み込まれていく感覚があります。ただの資料作成ではなく、「誰かの意思決定を動かす可能性がある」と思うと、自然と一つ一つの言葉に責任を持とうという気持ちになります。
──坂元さんは、技術戦略という抽象度の高い領域を扱っている印象がありますが、社会との接点はどのように感じられていますか?
坂元:私が担当する業務は、すぐに目に見える成果が出るわけではないですが、企業や国の方向性を左右する“根っこ”に関わるという点で、社会的インパクトは大きいと感じています。
たとえば、「この技術を何に使うべきか?」「それは社会にとってどんな意味があるのか?」という問いに向き合い、議論を通じて新しい方針が生まれていく瞬間に立ち会えるのは、非常に刺激的です。
──技術を扱うからこその難しさもあるのではないでしょうか?
坂元:はい。技術そのものを深く理解することは当然必要ですが、それを非専門家にどう伝えるか、世の中の動向を捉えたうえでビジネスにどう落とし込むかが非常に重要です。コンサルタントになってからは「相手の立場や思考に合わせて、伝わる言葉を選ぶ」ということの難しさを改めて感じました。
でも、だからこそ面白い。技術と社会の間に立つ“翻訳者”のような役割に、今はやりがいを感じています。
──現場のリアリティや言葉の責任など、社会との距離が近い仕事なのですね。
山岡:そう思います。前職のコンサルティングでは、決まった枠組みのなかでシステム導入を行っていましたが、今はフィールドと制度の“往復”ができるのが大きな違いです。現場に行って、制度を変えて、またその変化を見に行く。点ではなく、線で社会と関われる感覚があります。

自由と裁量──若手が活躍するカルチャー
──NTTデータ経営研究所のカルチャーや働き方についても聞かせてください。
山岡:強く感じているのは「自律性の高さ」です。誰かに言われて動くのではなく、自分から「こういうことがやりたい」「こんなテーマに挑戦したい」と声を上げることが前提の文化があります。
私も入社直後から、希望を伝えたことでこども家庭庁の案件に関わることができましたし、自分の意思が起点になる会社だと感じています。
──案件のアサインについてはいかがですか?
坂元:基本的には「このようなプロジェクトをやってみたい」と意思表示をすることが前提ですし、「断ってはいけない」という同調圧力のようなものもありません。自分の時間の使い方をコントロールできる環境なので、短期の案件をいくつか並行する人もいれば、長期のプロジェクトにじっくり取り組む人もいます。
それぞれが自分のやりがいに合わせられる、という自由度の高さがありますね。
──そのような環境のなかで、若手が成長できる理由はどこにあると思いますか?
山岡:若手だからといって役割が限定されることはありません。私も入社1年目で調査設計からヒアリング、分析、報告書作成までひととおり任せてもらえました。もちろん、周囲が丁寧にフィードバックをくれる環境もあるので、安心してチャレンジできます。
「やってみたい」に対してすぐに機会が用意されることが、成長のスピードを後押ししてくれていると感じます。
──組織全体の特徴があれば聞かせてください。
坂元:非常に多様性のある組織だと思います。理系・文系はもちろん、システムエンジニア、技術者、事業企画、国家公務員、医療従事者など、バックグラウンドは本当にさまざまです。
それぞれが自分の専門性を持ち寄りながら、1つのプロジェクトを形にしていく。それが刺激的でもありますし、自分にはない視点から学べる機会も多いです。

──そうした環境があるからこそ、やりたいことに集中できるのですね。
山岡:はい。会社が「こうしなさい」と決めるのではなく、「あなたは何がしたいの?」と常に問いかけてくるような組織だと感じています。だからこそ、自分のテーマを持っている人にとっては、これほど力を発揮しやすい場所はないと思います。
志を持つ人へ──NTTデータ経営研究所で輝ける人材像
──どんな人がNTTデータ経営研究所にフィットすると感じますか?
坂元:「やりたいことがある人」ですね。明確でなくても構いませんが、「こんな課題に向き合いたい」、「この分野で何かを成し遂げたい」といった意思がある人は、ここではその思いを形にするチャンスがあります。
逆に「何をやりたいかわからないけど、何でもやります」というタイプだと、選択肢が多すぎて迷ってしまうかもしれません。
──“志があること”が前提になるのですね。
山岡:そう思います。そしてその志は、社会的な影響度合いの高低やビジネスとしての収益性よりも、自分自身が心から向き合いたいと思えるかどうかが大事です。私の場合は「こどもの権利」に関する問題意識が出発点でしたが、それが直接的に仕事につながるかどうかはわからない時期もありました。
それでも、自分の中に問いがある限り、必ず誰かがそれに応えてくれる組織だと実感しています。
──専門性やバックグラウンドの違いは、あまり関係ないのでしょうか?
坂元:まったく関係ありません。私のバックグラウンドは技術者としての専門性でしたが、むしろそれが強みになっています。経営や政策の知識はコンサルタントになってからも学べますし、それ以上に「なぜそれをやるのか」「どんな社会をつくりたいのか」といったビジョンの方が重要視されると思います。文系・理系という枠組みにとらわれる必要はありません。
──最後に、読者である学生や若手社会人に向けて、メッセージをお願いします。
山岡:留学やNPO活動など、自分なりの経験や関心を持っている方には、ぜひその価値に自信を持ってほしいです。少数精鋭の組織のため、一人一人の意思で動ける余地があります。
「自分の経験を社会に還元したい」という方には、すごく合っている環境だと思います。
坂元:「任されたことをやり切る力」と「自分から動く力」の両方が求められる職場ですが、それが合う人にとってはとてもやりがいがあり、面白い場所です。自分の志を持ち、それに素直に向き合える人と、ぜひ一緒に働けたらうれしいです。
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