こんにちは、ワンキャリア編集部です。
日本の財閥系3大化学メーカーの1社である、住友化学。海外にも拠点が多く、グローバルな環境で働きたい学生からも人気のある企業です。
この記事では、数ある職種のなかでも「事務系」に絞って具体的な選考対策をお伝えします。
選考前の最終確認のためにご一読ください。
<目次>
●住友化学の社風
●住友化学の本選考のポイント
●住友化学の本選考のフロー
・1. エントリーシート(ES)
・2. Webテスト(1回目)
・3. Webテスト(2回目)
・4. 録画面接
・5. 1次面接
・6. 2次面接
・7. 最終面接
●おわりに
▼志望動機の例文をいつでも確認しよう▼
住友化学の社風:「攻めの事業戦略」で築いた3大化学メーカーの座
住友化学は三菱ケミカル、三井化学と並ぶ、財閥系3大化学メーカーの1つ。3社のなかでも「積極的な事業戦略を展開している」ことが特徴です。
肥料会社から始まり100年以上の時間をかけて発展してきた「攻めの事業戦略」は、現代においても変わりません(※1)。
なかでも「石油化学」と「医薬品」の2分野が事例として挙げられます。
石油化学分野では2兆円もの巨額投資を行い、サウジアラビアの石油化学コンビナートを運営する「ペトロ・ラービグ社」を創設(※2)。
医薬品分野でも「大日本住友製薬」を発足させたり、2,000億円あまりの投資を計画したりと積極的に展開しています(※3)。
今後も将来の核となる「次世代事業」の投資にも注力する方針です。実際に同社の社長は「何もしないのはリスクだ」と考え、財務基盤の安定化より成長投資を優先する方針です(※4)。
時代にあわせてさまざまなことにチャレンジしつつも、安定した会社で働きたいと思う学生におすすめの企業です。
(※1)参考:住友化学 RECRUIT 2022「100年のストーリー」
(※2)参考:住友化学 RECRUIT 2022「ペトロ・ラービグプロジェクト」
(※3)参考:住友化学「医薬品部門」
(※4)参考:日本経済新聞「住友化学が3年で7000億円投資、医薬で大型買収も」
他社を圧倒する海外売上収益比率! グローバルに活躍できる環境
グローバルな環境で働くチャンスに恵まれているのも、住友化学の魅力です。
日本からアフリカまで、保有している海外拠点の数は合計79カ所(※5)。2020年の海外売上収益比率は、三菱ケミカルと三井化学が45%に対し(※6)(※7)、住友化学は68.3%と競合を圧倒するほどです(※8)。
日本国内にいながら、英語を使う業務に携わることも少なくありません。英語で書かれたマーケットレポートを読んで報告したり、取引先に英語で書類を提出したりすることもあるそうです。
内定者によると、選考中に面接官から「住友化学でグローバルに働くことを志向していると、実際70カ国以上に出張に行くことになる」と告げられることもあったそう(選考対策ページより)。
英語を活用しながら、国内外で活躍したい学生にぴったりな環境といえます。
(※5)参考:住友化学 RECRUIT 2022「数字で見る住友化学」
(※6)参考:三菱ケミカルホールディングス「数字で見る三菱ケミカルホールディングス」
(※7)参考:三井化学「SPECIAL2 数字で見る 三井化学の基礎」
(※8)参考:住友化学「決算説明資料 2020年度決算概況 P.4」
年次の浅い人から一貫して、真面目で穏やかな社風
3大化学メーカーは事業内容に大きな差はありません。ただし社風は異なり、それぞれの特徴があります。以下に内定者が語る、3社の社風の特徴をまとめました。
・住友化学
上から下の年次まで一貫して真面目な社員が多く、穏やかな社風。
・三菱ケミカル
エリート意識が強く組織を重んじる文化がある。
・三井化学
フランクで自由な風潮があり、若手も意見を発信できる環境がある。
上記の点をふまえながら、OB・OG訪問や選考を通じて自分に合った企業を選ぶのがおすすめです。
