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多様な業種のプロジェクト実行に伴走する。マネジメントソリューションズで広げるキャリア

企業インタビュー 企業理解 インタビュー コンサル 日系
2025年8月28日(木) | 1,405 views
sponsored by マネジメントソリューションズ

創業以来、プロジェクトマネジメントの伴走支援を行う「PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)サービス」に特化して、コンサルティングやマネジメントトレーニング、ソフトウェアの提供まで、幅広く事業を展開しているのが、マネジメントソリューションズ(以下、MSOL)です。

MSOLが大切にしているのは、「どれだけ優れた戦略があっても、達成へ向け努力するのは現場の個人やチーム」というプロジェクト現場のリアル。メンバーである一人一人の思いに耳を傾け、チームを支え、前進するための土台を築く──そんな「人に寄り添う」姿勢で、マネジメントの実行支援を行っています。

MSOLで活躍するPMOは、どんなカルチャーのなかで働き、自らのキャリアをどう築いているのでしょうか。同社課長の中島氏と、入社3年目の黒川氏にお話を伺いました。

<目次>
●入社の決め手は、人の魅力とキャリアの自由度
●第三者的な調整役として現場に関わる「伴走型支援」
●お客さまや同僚にも、「人に寄り添う」を実践
●「MSOLでの経験を生かして、ステップアップしてほしい」

入社の決め手は、人の魅力とキャリアの自由度

──お2人が、新卒でMSOLに入社された理由を教えてください。


中島:1番の決め手は、この会社での10年後の自分が、良い意味で「全く想像できなかった」ことでした。

多くの企業ではキャリアのレールがある程度示されますが、当時のMSOLには、一人一人がキャリアを自らデザインできる環境がありました。だからこそ、「自分次第で何にでもなれる」という大きな可能性に、強く惹(ひ)かれたんです。

そしてもう1つが「人」の魅力です。現在、代表取締役社長兼CEOである金子が、当時は人事責任者として、関西にいた私のために何度も東京から足を運んでくれました。1人の学生にここまで真剣に向き合ってくれる情熱に触れて、「この人たちと本気で仕事がしたい」と、心から思いました。

中島 麻利(なかしま まり):マネジメントソリューションズ アカウントマネジメント本部 営業推進部事業管理課 課長
2016年入社。PM事業本部にてプロジェクトマネジメント、採用部新卒課で新卒採用担当や人財本部企画室長として組織開発を経験し、現在、営業推進を担当。


黒川:私は大学で教育学を専攻していて、ゆくゆくは学校の先生になろうと思っています。ファーストキャリアとしてMSOLを選んだのは、将来的に教員の仕事で役立てられるよう、ビジネスの実践的な課題解決力を身につけるためです。

MSOLの仕事は、プロジェクトマネジメントの視点から、多様な業界・組織と関わることができます。仕事を通して課題解決のスキルだけでなく、教員の仕事では接点を持てないような、幅広い業界のお客さまと関わる機会が得られると思い、入社を決めました。

もう1つの入社の決め手になったのが、選考時にお会いした先輩社員の雰囲気が自分に合っていると感じたことです。若すぎたり、ノリが軽かったりする会社にどうしても苦手意識があるのですが……。MSOLの方々は、落ち着きの中に情熱を秘めた印象で、私が無理をしなくても対話して理解し合える。そんな自然体の熱量に惹かれました。

黒川 樹(くろかわ いつき):マネジメントソリューションズ PM事業本部プロジェクトコントローラー
2023年入社。新卒1年目から小売業界のプロジェクトコントローラーとして部門PMOを担当。


──改めて、MSOLが専門にしている「PMO」という仕事について教えてください。


中島:PMOの仕事を分かりやすくいうと、「コトを進めるプロフェッショナル」です。私たちは、新しい商品やサービスを開発する「モノ作り」そのものではなく、関係者を巻き込み、計画を前に進めてプロジェクトを成功に導く、いわば舞台監督のような役割を担います。

特に、前例のない新しいプロジェクトでは、何から手をつければ良いか、誰に協力をお願いすれば良いか、分からないことだらけです。そんな混沌(こんとん)としがちな現場に私たちが飛び込み、明確なゴールを設定し、チームが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えていく。そこに、この仕事の面白さと価値があると感じています。


──PMOは、プロジェクトにおける「PM(プロジェクトマネージャー)」とどういった違いがあるのでしょうか。


中島:大前提として、一般的にPMは、お客様の企業内部の立場で、プロジェクトの最終的な意思決定を担います。あくまで意思決定の主体はお客様にあります。それに対して私たちPMOは、そのお客様(PM)が最高の意思決定を下せるように、客観的な視点から判断を支える役割です。

例えば、計画の妥当性をデータで検証したり、潜在的なリスクを洗い出して選択肢を整理したりします。私たちが直接判断を下すのではなく、お客様自身による判断の質を高めること。それが私たちの価値だと考えています。


──実際にPMOを利用されるお客さまは、どのような悩みをお持ちなのでしょうか。


中島:ご相談いただくのは「社内で誰も経験したことがない、全く新しい挑戦を始めたい」というケースが非常に多いです。例えば、新規事業の立ち上げや、会社を根幹から変えるDX(デジタルトランスフォーメーション)のようなプロジェクトですね。

また、「意欲的にスタートしたものの、途中で計画が止まってしまった」「このまま進んで良いのか、方向性を見失ってしまった」といった、いわば「プロジェクトの道に迷ってしまった」お客様からご相談いただくことも少なくありません。

VUCAと呼ばれる先の読めない時代だからこそ、企業は常に新しい挑戦を求められます。そんな前例のない、正解のない航海に乗り出す企業の皆さまにとっての「信頼できるパートナー」でありたいと思っています。

──PMOサービスを提供している企業でも、MSOLの強みはどんなところにあると思いますか?


中島:MSOLの強みは、大きく2つあります。1つ目は、「専門性の高さ」です。多くのコンサルティングファームと違い、私たちは創業以来20年間、プロジェクトマネジメントという領域に特化して、とことん専門性を磨き続けてきました。

2つ目は、「徹底した伴走力」です。私たちは評論家のように外からアドバイスするのではなく、お客様のチームの一員としてプロジェクトの渦中に飛び込みます。泥臭い調整も、進行管理も、すべてを「自分ごと」として捉え、ゴールまで一緒に走り抜く。この姿勢こそが、90%以上という高いリピート率につながっているのだと思います。

第三者的な調整役として現場に関わる「伴走型支援」

──実際の事例から、PMOの業務について具体的に教えてください。


黒川:私は現在、小売業界のお客さまの案件で、主に課題解決推進と各会議でのファシリテーションを担当するプロジェクトコントローラーとして、部門PMOを担当しています。新卒で入社して以来約2年間、同じお客さまを担当していて、人・組織に特化したPMO支援を行っています。

具体的な業務は、委託先の部長・課長といった管理職とメンバーとの間に入って、関係者同士のコミュニケーションを円滑にすること。プロジェクトの進捗(しんちょく)・課題管理を横断的に行ったり、部門内のルールや運用設計を整備したりと、関係性と仕組みの両面からプロジェクトの基盤を整えています。

例えば、課題が発生した際に、誰に・いつ・どのように伝えるかといった「エスカレーション対応」の設計をするのも、PMOの役割です。PMや他の関係者が判断しやすくなるように情報の流し方やタイミングを調整し、必要に応じて会議のアジェンダ設計まで担っています。

もともとそのお客さまは、立ち上げ間もない部署のマネジメント体制構築に悩まれていました。委託先と社内で遠慮が生じがちで、第三者的な調整役が必要になりPMOに相談した、という経緯があったようです。

PMOというと「プロジェクトを管理する人」という印象を持たれるかもしれません。しかしそれと同じくらい、プロジェクトが前に進む土壌を作るため、「人と人」や「組織と組織」の間に入り、それぞれがコミュニケーションしやすい環境を整えていくことも重要な役割なのだと思っています。

中島:よく戦略コンサルタントと比較されるのですが、価値の出し方が少し違います。戦略コンサルが特定の業界に関する深い「知識」を武器にするのに対し、私たちは多様な業界を横断して得たプロジェクトマネジメントの「技術」を武器にしています。

プロジェクトの成功法則は、業界が違えば全く異なります。だからこそ、1つの業界の常識に染まるのではなく、さまざまな現場で培った多角的な視点やマネジメント手法の引き出しの多さが、私たちの価値の源泉なんです。

これは、皆さんのキャリアにとっても大きな魅力だと考えています。若いうちから多様な業界のリアルな現場を経験することで、特定の分野に縛られない、どこへ行っても通用するポータブルな実力が身につきます。


──これまでのPMOのお仕事のなかで、お2人が特に印象に残っている仕事はありますか?


中島:最も記憶に残っているのは、入社2年目に携わったインフラ会社でのプロジェクトでしょうか。法改正により従来の「供給するサービス」から「選ばれるサービス」へと、ビジネス構造の転換が求められたタイミングで、私たちは「価値創造人材の育成」をテーマに、お客さまによる組織変革の支援を行いました。

当時の私はまだ経験が浅く、できることが限られていたため、プロジェクトに思うように貢献できない自分に、もどかしさを感じる日々が続いていました。そのなかで、自分が発案したプロジェクトの改善案をお客さまに提案したところ、「それはいいね、ぜひやってみよう」と、私の意見を受け入れ、プロジェクトを動かすチャンスをくれました。年齢や経験に関係なく、1人のプロとして向き合ってくれたこと、そして「チームの一員として認められた」と実感できた、あの瞬間の喜びは忘れられません。


──どうして、中島さんの提案が採用されたのだと思いますか?


中島:特別なスキルがあった訳ではないと思います。ただ、若手なりに「お客様の成功のために何ができるか」、その1点だけを必死に考えて行動した、その姿勢を評価していただけたのだと感じています。 当時は、文字通り夢に見るほどプロジェクトのことだけを考え続ける毎日でした。答えは机の上ではなく現場にあると信じて、とにかく頻繁にお客様先へ足を運び、「今、少しだけいいですか?」と声をかけ、現場の生の声を聞くことを徹底したんです。

実は、こうした愚直なまでのコミュニケーションは、経験豊富なベテランになると逆にできなくなることがあります。だからこそ、経験が浅いこと、若手であること自体が、時として最大の武器になる。この経験を通じて、「若手ならではのプロジェクトへの貢献の仕方がある」と、身をもって知ることができました。


──黒川さんはいかがですか?


黒川:私は入社2年目の秋から参画した、新設部門の立ち上げ支援プロジェクトです。先ほどお話しした小売業界のお客さまとのお仕事なのですが、新卒1年目のメンバーと私の2人がアサインされ、ゼロから体制を整えていくというチャレンジングな現場でした。

特に苦労したのは、PMOとしての業務フローや議事録の取り方、部門としてのルールなどをすべて再設計し、それを部門メンバーへ定着させていくプロセスです。仕組みを作っただけでは現場には根づかず、1カ月以上かけて丁寧に浸透させていきました。

その際に意識したのが、「なぜこのルールが必要なのか」「どんな意味があるのか」といった、新しい仕組みの背景や意図を、現場メンバーにしっかり伝えることです。同じ部門にいても、リーダーとメンバーとでは、視点や課題感が大きく異なります。メンバーの視点に立った説明を意識するようにしたら、同じルールでも定着率が大きく変わるんです。


──黒川さんは現在新卒3年目ですが、お仕事のなかのどんな時に、ご自身の成長を感じますか?


黒川:あるご相談や情報を受けとった時に、「そのお話の背景にあるもの」を想像できるようになった時でしょうか。

1年目は伝えられた言葉をそのまま受け取っていましたが、現在は「その人が、相談をしてきた理由」や「直近で取り組んでいる部門の課題」、「他の部門で実施した施策」など、相談の背景にある出来事や情報同士のつながりが見えるようになってきました。

その結果、以前よりも的確なアウトプットができるようになったと思います。以前よりも、PMOとしての自分の視座が高まっているのかもしれないですね。

お客さまや同僚にも、「人に寄り添う」を実践

──普段の社員同士の関わりや、社内の雰囲気について教えてください。


中島:MSOLには、「人に寄り添う」という文化が深く根付いています。これはお客様に対してはもちろん、社内の仲間に対しても同じです。

普段は別々の現場で働く私たちですが、誰かがプロジェクトで壁にぶつかれば、「一緒にやろう」と自然に助け合う。そんな温かい一体感が、MSOLの大きな魅力です。それは、一人一人がプロとして自立しているからこそ、互いを尊重し、本気でサポートし合える、そういう関係性なのだと感じています。

黒川:わかります。私も以前、関わっていたプロジェクトで大きな壁があったとき、本来では担当でないはずの先輩に助けていただいたことがありました。それも近い距離で事細かなアドバイスをするのではなく、私が声を掛けるまで、ただ、遠くから見守っていてくださるんです。

これがおせっかいに感じる人もいるかもしれないのですが……。大変な思いをしていたので、その先輩が「見ていてくれる」ことがとてもありがたかったのを覚えています。教えたがりの先輩が多いので、自分の学びの機会がたくさん得られることも、とてもうれしいですよね。


──PMOとしては、お客さまへどのような「寄り添い」を実践しているのでしょうか?


黒川:現在関わっているプロジェクトでは、お客さま社内のリーダーポジションの方一人一人に、MSOLから担当のPMOが就いています。

この体制を取ることで、新しい課題が持ち上がった際、お客さまが「PMOに相談する」までの心理的なハードルがとても低くなるんです。「とりあえず」でMSOLの担当PMOに声をかけられる環境を整えるのは、私たちらしい寄り添いの姿勢だと思っています。

担当している方から相談を受けたら、その内容は、別の方を担当するPMO同士ですぐに共有するようになっています。課題に対してPMO同士が連携し、よりスムーズに対応ができるのも、この体制の良いところかもしれません。


中島:私たちの「寄り添い」は、一言で言うとプロジェクトのあらゆる「空いた穴」を埋めることです。プロジェクトを円滑に進めるためなら、本当に何でもやります。

例えば、会議資料のホチキス止めのような、一見地味に見える仕事も、実はとても大切な機会です。そうした作業をしながらお客様と交わす何気ない会話の中から、会議では出てこない本音や、課題解決のヒントが見つかることが少なくありません。

どんなささいなことでもいとわずに巻き取ろうとする、その姿勢を見てもらうことで信頼が生まれ、黒川さんがお話しした「何かあったら、まずあの人に声をかけよう」と思っていただけるのではないかと思います。

「MSOLでの経験を生かして、ステップアップしてほしい」

──MSOLで用意されている、社員向けのキャリア支援施策について教えてください。


中島:社員一人一人が自律的にキャリアを描けるよう、制度と環境、両面からの支援が行われています。

例えばMSOLでは、社員は人事評価の過程で「キャリアプランの設計」を行わなければいけません。年次ごとの目標設定時や、将来のキャリアビジョン策定は、自身で設定したキャリアプランをもとに行われます。毎年このプロセスを繰り返すので、自分の将来を考えたり、方向性を見直したりする機会が増えますよね。

キャリアプラン設計にあたっても、会社側からのサポートがあります。例えばキャリアダイアローグという面談員との1対1での対話を通じて、ご自身のキャリアや人生におけるモヤモヤやじっくり考えてみたいことなどをテーマに自己理解を深めるための制度があります。

面談員はキャリアコンサルタントやコーチングの有資格者が在籍しており、所属組織や人事部門とは独立した第三者機関です。


黒川:MSOLは、キャリアの多様性にもとても寛容ですよね。

実は入社前の選考の過程で、面接官の社員に、私の将来の展望を伝えたことがあるんです。採用する側からしたらマイナスに受け止めるはずの将来設計ですが、「5年ほどでMSOLを辞めて、先生になろうと思っています」と正直に伝えたところ、「いいじゃん!」と(笑)。私のキャリアプランを、むしろ歓迎してくださったんですよね。

入社してからも「MSOLでの経験をもとに、ステップアップしてほしい」と、変わらず私のキャリアを応援してもらっています。「自律的にキャリアを築く」ことを、本当に応援してくれる環境だと思います。

──中島さんは、どのようなキャリアプランを描いているのでしょうか?


中島:私の将来の目標は、MSOLで培ったスキルを生かして、地元の地域活性化に貢献することです。

地方創生のようなプロジェクトは、自治体、企業、住民の方々など、利害関係も立場も全く違う人たちを1つのチームにまとめなければなりません。全員が同じ方向を向いて進むのは至難の業です。MSOLのPMOとして培う、「複雑な物事を整理し、多様な関係者を巻き込み、1つのゴールへ導く技術」は、まさにその壮大な挑戦に不可欠なスキルだと考えています。

実は現在も、副業で地域活性化の取り組みに関わっているんです。MSOLは入社4年目から会社に申請すれば副業OKで、私は出身地である広島県の観光大使も務めています。官公庁とのやりとりが中心になるため、副業を通して、民間企業とは異なったプロジェクトの進め方を学んでいるところです。

プロジェクトの進め方だけでなく、「官公庁でのビジネス文書の書き方」や「資料の作り方」がPMOの仕事に役立つ場面も多く、副業で学んだことは積極的にシェアすれば、周囲の役にも立ちますから。


──ありがとうございます。最後に、キャリアで迷っている就活生へ向けたメッセージをいただけますか。


黒川:最終的にキャリアを選ぶのは、自分自身です。そのためにも、自分が大切にしたいことや実現したいことを、できるだけ具体的に言語化してほしいです。例えば「視座を高めたい」「裁量のある仕事がしたい」といった目標も、「裁量権があるって、どういう状態?」とさらに掘り下げることで、自分が目指す働き方がより具体的に見えてくるはずです。

その上で、もしMSOLの価値観やビジョンに惹かれるものがあれば、ぜひ選択肢の1つにしていただきたいです。「マネジメント」というとスマートな仕事をイメージする方もいるかもしれませんが、実際は人を相手に価値を提供していく、地道な仕事だと思っています。そんな働き方に魅力を感じていただける方と、ご一緒できることを楽しみにしています。


中島:「自分がやりたいこと」は、考えること自体がとても大切なのだと思っています。すぐに思いつかなくても、明日は変わっていてもいいから、「やりたいことを考え続ける」ことを大切にしてほしいです。

私自身もファーストキャリアにとても悩みましたが、振り返ってみるととても有意義で、貴重な時間だったと思っています。就活にかけられる時間は限られていますが、焦らず、楽しみながら、有意義な時間を過ごしてほしいですね。

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