戦略を描いただけでは、社会は変わらない。システムを導入しただけでも、企業の本質的な変革には届かない──。ドリームインキュベータ(DI)が追求するのは、戦略とテクノロジーを高い次元で融合させ、構想から実装までを一貫して手掛ける「ビジネスプロデュース」という挑戦だ。
そして、その担い手であるビジネスプロデューサーは、戦略とテクノロジーの双方を強みとしているのも、DIの特徴の1つだ。本記事では、戦略とテクノロジー、両領域の最前線を知る矢田敦士氏、IT企業と事業会社を経てDIに辿り着いた廣瀬允子氏、新卒でビジネスプロデュースの世界に飛び込んだ滝沢美桜氏──。三者三様のキャリアを歩む3名が語る、DIでしか得られない「戦略×テクノロジー」の成長環境に迫る。
※役職・肩書、インタビュー内容は、本インタビュー時点のものです。
<目次>
●「面白い」を追い求めて選んだ、DIというフィールド
●プロジェクトで融合する「戦略×テクノロジー」
●戦略とテクノロジーの両面を持ち合わせる、DIならではの成長環境
●「面白いこと」を追い求める仲間が集まる場所へ
「面白い」を追い求めて選んだ、DIというフィールド
──皆さんのバックグラウンドと、DIを選んだ理由を教えてください。
矢田:新卒で大手インフラ企業に入社し、主に事業企画を6年ほど担当しました。分析から戦略を組み立てていく仕事にやりがいを感じる一方で、新規事業を一からつくり上げるプロセスの面白さに魅力を感じるようになりました。「パブリックマインド」「新規事業」「戦略分析」という3つの軸で転職先を探す中で出会ったのが、新規事業に圧倒的なブランドを持つDIです。面接を通じて特に惹かれたのは、社会構造に対してフラットかつ大胆に本質を突くカルチャー。ここでなら、自分が本当にやりたいことを突き詰められると確信し、入社を決めました。

矢田 敦士(やだ あつし):ビジネスプロデューサー Technology & Amplify プロジェクトリーダー
京都大学経済学部卒業後、大手インフラ企業にて主に事業企画を6年間担当。新規事業創出のプロフェッショナルを目指し、DIへ参画。新規事業戦略に多数従事した後、デジタル領域への理解を深めるべくTechnology & Amplify プラクティスへ加わる。現在はサプライチェーン最適化など、戦略とテクノロジーの双方を横断するプロジェクトを牽引する。
廣瀬:私は大学卒業後、大手通信会社でプロジェクトマネジメントを3年ほど経験しました。提案から構築まで手掛けるのは得意でしたが、保守段階に入るとクライアントとの関係が途切れてしまうことにもどかしさを感じていました。そこで「クライアントとより長く関わりたい」と考え、商業施設の運営を行う事業会社に転職。自社のポイント制度や顧客管理に関する企画・運用に約3年間携わりました。充実した日々でしたが、一社員として担える役割の範囲に限界を感じ、経営レイヤーにアプローチできる環境を求めてDIを志望しました。
──コンサルティング会社の中でDIに決めたのはどういった理由ですか。
廣瀬:面接で会った人たちとの相性です。一次面接では型にはまった質疑応答ではなく、私のパーソナルな部分や感情も含めて対話できました。「商業施設を活気づけたい」という想いを話したところ、斜陽産業と見られがちな領域にもかかわらず「その熱量はすごくいい。ぜひ提案してみたらいいじゃないか」と、関心を持って受け止めてくれたことが印象的でした。実際に入社後、前職に対して事業提案を行い、役員クラスへ直接プレゼンをする機会も得られました。
──新卒で入社された滝沢さんは、どのような軸でDIを選んだのですか。
滝沢:大学では社会学を専修し、地方創生をテーマに研究していました。ただ、人口減少や少子高齢化といったマクロな構造要因を前にすると、打ち手に限界があると考えるようになりました。DIの取り組みを知ったとき、補助金に頼らず多くのステークホルダーを巻き込みながら「三方よし」で持続可能な形をつくっている点に大きな可能性を感じました。ロジックだけでなく、人の心理や信頼関係も重視する柔軟なアプローチにも惹かれました。
プロジェクトで融合する「戦略×テクノロジー」
──DIにおけるビジネスプロデュースの考え方と、Technology & Amplifyはどういったプラクティスか教えてください。
矢田:DIでは、クライアントに対して戦略から実装までを一貫して手掛ける「ビジネスプロデュース」を提供する職種をビジネスプロデューサーと定義しており、その中でTechnology & Amplify(T&A)はテクノロジーも強みとするプラクティスです。
──実際のプロジェクトでは、戦略とテクノロジー双方の強みをどのように掛け合わせて、クライアントに価値を提供しているのでしょうか。
滝沢:私は戦略をメインに、観光系やアパレル、エンタメの案件にも携わっています。観光領域においては、海外富裕層を地方に呼び込むために、データベースやマーケティングツールを活用した新たな集客モデルを構築することで、地方が外貨を獲得する仕組みづくりに取り組んでいます。このプロジェクトでは、T&Aメンバーと協働することで、戦略とテクノロジーの両面からプロジェクトを推進することができました。クライアントへの提供価値向上に向け、一体となり取り組みました。
──テクノロジーも強みとするT&Aと協働することで、新たな知見が得られることも多いのですか?
滝沢:多いと思います。印象的だったのは、現在関与しているクライアントのサービスのMVP開発を並行して進めるプロジェクトです。T&Aメンバーとともに、クライアント側の開発担当の方々とプロジェクトを進めていく中で、生成AIの初期プロンプトを作成したり、統計処理方針の仮説を検討したり、画面イメージを作成したりするほか、テクノロジー視点から実現可否やスケジュール感を具体的に示す経験もできました。これにより、テクノロジーに関する知見が深まるとともに、クライアントともより深い議論ができるようになり、業務の幅が広がりました。

廣瀬 允子(ひろせ よしこ):ビジネスプロデューサー Technology & Amplify
東京大学工学部卒業後、大手通信会社にてプロジェクトマネジメントを3年、事業会社にて顧客システム開発・戦略を3年経験。より高い視座で経営に関わりたいとDIのTechnology & Amplify プラクティスに参画。大手メーカーのDX推進や業務改善など、クライアントに深く入り込むスタイルで信頼を築く。
──廣瀬さんはどのようなプロジェクトに関わっていますか。
廣瀬:印象に残っているのは、携わり始めてもうすぐ1年になる大手メーカーのDX推進プロジェクトです。特定部門が使うシステムがバラバラで使い勝手が悪く、生産性が低下しているという課題に対し、業務フローを整理しながらシステム要件を定義しています。
このプロジェクトは、テクノロジーを手段として捉え、事業や業務の構造を理解した上で、関係者を巻き込みながら変革を進める力が求められる案件です。
そのため、戦略とテクノロジーの双方の視点を持ち寄りながらプロジェクトを進める中で、DIの強みでもあるクライアントの課題を構造化する力や、複数部門の利害を踏まえて合意形成を進める「社内外ドライブ」力を学ぶ機会となりました。こうした経験を通じて、自身の視野を広げるきっかけになったと感じています。実際、プロジェクトにはクライアントのさまざまな部署が関わっており、週に1回、3〜4つの部署との定例会議をファシリテートしています。クライアントの専門用語を徹底的にキャッチアップし、ほぼ社員のように組織に溶け込むことで、机上の空論ではなく、実際にクライアントを動かし、現場で実効性のあるシステム要件を定義できました。このような動きを通じて、クライアントとより長く深い信頼関係を築けていると実感しています。
──単にシステム要件を定義するだけでなく、関係者を巻き込み、クライアントの変革につなげていくことが重要なのですね。
廣瀬:おっしゃる通りです。テクノロジーはあくまで手段であり、目的は業務の改善とその先にある事業の成功です。まずは業務の見える化、課題の一覧化から始めて、そのうえで対策を考える。私がアサインされている理由の1つには、テクノロジーの知見以上に顧客理解が求められるからだと感じています。真摯にクライアントと向き合い、要望に着実に応え、信頼関係を築くことが重要です。外部の立場で携わっているからこそ、こうした基本動作を徹底しなければ、信頼は得られません。
──矢田さんはDIに入社し新規事業案件を経験した後、直近はテクノロジーに関する案件に関わられているそうですが、その理由と印象的なプロジェクトを教えてください。
矢田:DIで経験した案件の中でも印象的だったのは、保険会社の新規戦略立案のプロジェクトです。「デジタルを活かして何かできないか」という抽象度の高いお題に対し、保険という枠を一度取り払い、検討領域を広げ、業界の非効率性を解決するAIソリューション案を策定し、ビジネスモデル仮説まで落とし込みました。戦略とテクノロジーを真正面から融合させるとともに、プロダクトアウトで「できること」の制約の中で考えるのではなく、マーケットインで「あるべき姿」から検討を進められたことが非常に面白かったですね。
その経験を通じて、大切なのは「変化点に気づくこと」だと考えるようになりました。そして現在、最も変化が激しいのがテクノロジー領域です。その領域にどっぷり浸かることでトレンドの変化をいち早くキャッチし、市場機会を捉えられるようになりたいと感じていました。加えて、戦略を描くだけでなく、それを実現するためのテクノロジー構想から実装までを強みにできれば、ビジネスプロデューサーとしてクライアントへの貢献の幅が格段に広がると考え、現在はT&Aとしてさまざまプロジェクトに携わっています。
具体的には、製造業のサプライチェーン最適化に向けたテクノロジー構想からシステム導入といったプロジェクトです。現場の担当者から管理職まで多様な意見が飛び交い、クライアントの課題やその真因の把握に始まり、打ち手の導出に尽力する中で、戦略で培った「論点を整理し構造化する」スキルが大いに活きています。
戦略とテクノロジーは全く異なる領域を担っているように見えますが、両方を経験したからこそ、根底にある思考はつながっていると実感することができました。
戦略とテクノロジーの両面を持ち合わせる、DIならではの成長環境
──DIのビジネスプロデュースを推進する上で求められる力とは何でしょうか。
矢田:「論点思考」と「構造化力」です。論点思考とは、すべてを「問い」から始め、その論点を分解し、解く順序を定義することです。構造化力とは、縦軸・横軸を定義し、全体像や関係性をシンプルに整理する力です。
プロジェクトでは、職責や役割が異なる多様な方々が議論に参加するため、論点がずれたり、議論がかみ合わなかったりすることも少なくありません。そこで重要になるのが、論点を整理し、構造化した上で、「今はここの議論をしている」と目線を合わせることです。これによって議論が前に進み、早期に結果を出すことにもつながります。こうした動きができると、クライアントからも「さすがDIだ」と信頼していただけます。
廣瀬:それに加えて、「クライアントを理解しようとする力」も大事です。もっと言えば、信頼関係を築きクライアントと率直に意見を交わせる関係性をつくった上で、同じ方向を向いてプロジェクトを進めていけるかも実はすごく重要ですね。
矢田:まさにそうです。最初は「論点思考」と「構造化力」といったロジックの力で信頼を得て、人間力で「巻き込み、動かす」。DIのカルチャーとしても、戦略を描いて終わりではなく「それで本当にクライアントは動いてくれるの?」という議論が日常的に繰り広げられています。
──経営層と現場のようにステークホルダー間で利害が対立する場面では、どのようにコミュニケーションを取っているのですか。
滝沢:アパレル企業のプロジェクトで、まさに先方の社内で意見が割れたことがありました。ただ、反対している方も単に否定したいわけではなく、ご自身の部署の事情や過去の経験に根差した理由がありました。例えば「海外事業の難しさを知っているからこその懸念」だったり。なぜそうおっしゃるのかという背景を丁寧に聞き出し、次のコミュニケーションに活かすことの大切さを学びました。

滝沢 美桜(たきざわ みお):ビジネスプロデューサー
東京大学文学部にて社会学を専修。持続可能なビジネスを通じた社会課題の解決に関心を持ち、2024年に新卒でDIに入社。観光、アパレル、エンタメなど多領域のプロジェクトに従事する中で、Technology & Amplify メンバーとの協働も経験。入社3年目。
「面白いこと」を追い求める仲間が集まる場所へ
──どのような素養を持つ学生が、DIに向いていると思いますか。
矢田:思考を整理すること自体を「心地いい」「面白い」と感じられる人。そしてDIらしさでいえば、そこからさらに「もっと面白いアクションは何だろう」と突き詰めて考え、クライアントと本気で議論できる人が向いていると思います。
廣瀬:知識を得ることが好きな人はもちろん向いています。ただ、頭で考えるだけでなく、足を使って情報を取りにいき、臨機応変に実行する「行動力」がある人も活躍できる環境です。DIのビジネスプロデュースにおいて、現場に深く入り込み、価値を創出する姿勢が求められる点はどの部門に所属していても共通しています。
滝沢:社内外を問わず、コミュニケーションすることをいとわない人ですね。DIはプラクティスや役職の垣根を越えて議論できる環境があるので、ただ知見をもらうだけでなく、自らも還元していく循環に入れる人が力を発揮できると思います。
──最後に、DIでキャリアをスタートさせることに興味を持つ学生へメッセージをお願いします。
滝沢:DIは、戦略とテクノロジー両方に触れる機会が豊富にあり、自身の経験やスキルの幅を広げることができます。自分の興味・関心や挑戦したいテーマを、面談や日頃のコミュニケーションを通じて発信することで、新たなプロジェクトや成長機会につながることもあります。そうした一人一人の志向に向き合うサポートの手厚さもDIの魅力だと感じています。幅広い選択肢の中から、自分の可能性を広げてほしいと思います。
廣瀬:DIは知的好奇心を刺激し合える会社です。入社してから前職の知見を活かした事業提案まで実現することができましたが、そういった自分の「やりたい」に共感し、それを価値ある挑戦として歓迎してくれる仲間がいる場所を、ぜひキャリアの一歩目として考えてみてください。
矢田:「何か面白いことがしたい」という人が集まっているのがDIです。プロジェクトによってやることは変わっても、ワクワクしたいという価値観のベースは変わらないので、ずっと楽しいと思える環境だと自信を持って言えます。戦略とテクノロジー、どちらの扉でも、DIという場で出会える仲間や経験は、きっと皆さんのキャリアの財産になるはずです。

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【28卒】夏選考|ドリームインキュベータ
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