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自己分析おすすめツール【無料16選】登録不要で性格・適性を診断

自己分析ツール
2024年7月25日(木) | 27,892 views

こんにちは、ワンキャリア編集部です。

自分に合う仕事を見つけるためには自己分析が大切です。そのために役立つのが自己分析ツールです。こちらの記事では、おすすめの自己分析ツールとその使い方を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

<目次>
●自己分析ツール結果の使い方
 ・強みを過去と照らし合わせてエピソードを整理する
 ・仕事への生かし方を考える
●【適性】おすすめの無料の自己分析ツール
 ・ワンキャリア適職診断 
 ・LINE適職診断
 ・questi
 ・リクナビ診断
 ・グッドポイント診断
 ・適性診断MATCHplus
 ・Future Finder
 ・キャリアタイプ診断
 ・ミイダス
 ・AnalyzeU+
●【性格】おすすめの無料の自己分析ツール一覧
 ・トーテム診断
 ・16 Personalities(一部有料)
 ・ビッグファイブ性格診断
 ・m-gramエムグラム適職診断(一部有料)
●【登録不要】おすすめの無料の自己分析ツール
 ・キャリタスクエスト
 ・適職診断NAVI
●自己分析が必要な理由
 ・就活の軸を見つけるため
 ・自己PR(強み・弱み)につながるため
 ・志望動機につながるため
 ・選考対策に活用できるため
●自己分析ツールを利用する際の注意点
 ・正直に回答する
 ・診断結果をとらわれすぎない
 ・診断結果は状況により変わる
●他におすすめの自己分析の方法
 ・自分の過去を振り返る
 ・他己分析をする

自己分析ツール結果の使い方

自己分析ツールを使う際、どういった用途で使うのかを理解しておくと、正しく活用できます。自己分析ツールの使い方としては、以下の2つを意識すると良いでしょう。

  • 強みを過去と照らし合わせてエピソードを整理する
  • 仕事への生かし方を考える

この2つを整理しておくことで、「どういった仕事が向いているのか?」「どの企業を選べば良いのか?」が明確になります。企業ごとに自己PRや志望動機を書く際にも、よりスムーズに進められるでしょう。


強みを過去と照らし合わせてエピソードを整理する

「自分がどういった強みを持っているのか?」は、面接でも必ず聞かれる部分です。

自己分析ツールを使って分かった内容をもとに、以下の3点をまとめておきましょう。

  • 自分の強みは何なのか?
  • 強みに関しての具体的なエピソード
  • 強みをどのように仕事へ生かせるか?

自分の強みによって達成・貢献できた内容を数字も交えつつ、具体的にエピソードを話すことで、自分の強みの根拠を示せます。

強みの仕事への生かし方や貢献方法を話すことで、面接官も就活生が入社した後のイメージを思い浮かべやすくなるでしょう。

まずは自分の強みを理解し、強みに関するエピソードを整理しましょう。


仕事への生かし方を考える

自己分析で分かったことをもとに自分に向いている仕事を考え、「どのように強みを生かせるか?」を考えましょう。

多くの業界や職種があるため、自分のことを理解しないまま就活をすると、性格や将来のキャリアとマッチしない方向に進めてしまう可能性があります。

自己分析ツールの結果を活用することで、自分の向いている業界や職種を理解し、より自分に合った仕事を選べます。

また、自己分析ツールの結果をもとに自分の能力や仕事への生かし方を理解しまとめておくことで、選考時の志望動機や自己PRに説得力を持たせられるでしょう。

【適性】おすすめの無料の自己分析ツール

自分の適性を理解する上でおすすめの自己分析ツールは、以下の10個です。

  • ワンキャリア適職診断
  • LINE適職診断
  • questi
  • リクナビ診断
  • グッドポイント診断
  • 適性診断MATCHplus
  • Future Finder
  • キャリアタイプ診断
  • ミイダス
  • AnalyzeU+

短時間で診断できるものから、多くの質問に回答して詳細な診断結果を得られるものまで、種類はさまざまです。自分に合ったものを選んでみてください。


ワンキャリア適職診断

質問数 回答時間 運営会社
ワンキャリア適職診断 18問 約2分 ワンキャリア

ワンキャリア適職診断は、全18設問の診断結果をもとに、自分の性格から向いている職種を分析します。診断結果は9タイプに分類され、分かりやすく提示されます。

診断結果は「あなたの性格」「あなたに合った仕事内容」「おすすめの職種」に分かれており、詳細なアドバイスが提供されます。これにより、自分の強みや適性を理解し、キャリア選択の参考にすることができます。

【ワンキャリア適職診断のおすすめポイント】

  • 18問という設問数をもとに、短時間で簡単に自己分析ができる
  • おすすめの職種が3つ提示されるので、職種選びの際に参考になる
  • 自分の性格傾向を知ることができ、適性に合ったキャリア選択が可能になる
※出典:ONE CAREER「結果は9パターン『適職診断』」


LINE適職診断

質問数 回答時間 運営会社
LINE適職診断 12問 約30秒 株式会社Synergy Career

LINE適職診断は、LINEで自己分析ができるツールです。質問数が少ないため、その場ですぐに回答して、16タイプから自分が活躍できる仕事を把握できます。適職を知った後のアドバイスも受けられるため、手軽に自分とマッチした職種や業界を知りたい方におすすめです。

公式LINEに登録すれば、適職診断の他にも就活完全マニュアルや自己PR100選など、さまざまな特典を受け取れます。

【LINE適職診断のおすすめポイント】

  • 12問なので30秒という短時間で回答できる
  • 16タイプから自分が活躍できる仕事を把握してアドバイスももらえる
  • 就活で役立つさまざまな特典を受け取れる


questi

質問数 回答時間 運営会社
questi ツールの種類による ツールの種類による 株式会社Questi

questiは「向いている企業」「向いているビジネスモデル」「自分のモチベーション」など、幅広い観点から自己分析できるツールです。就活生には「自己分析ツール・就活編」が最適でしょう。10個の診断ツールで構成されており、7テーマごとに診断ツールを進めていくことで、就活で必要な自己理解を深められます。

各診断は3〜5分で完了できるため、スキマ時間を活用しながら自分のやりたいことや将来のキャリアプランなどを徹底的に深掘りできる点が魅力です。

【questiのおすすめポイント】

  • 自己分析に特化してさまざまなツールを活用できる
  • スキマ時間で手軽に自己分析を進められる
  • 幅広い観点から自分の適性を深掘りできる


リクナビ診断

質問数 回答時間 運営会社
リクナビ診断 約100問 約5分 リクルート

リクナビ診断では、自分の普段の行動や考え方に関する質問に答えることで、向いている仕事や個人の特徴を診断できます。

リクナビ診断では、就活の採用時に使われる適性検査の内容を活用しています。この内容をベースにして「働く場面で求められる特徴」を12に分類し、回答内容ごとで自分に向いている仕事のタイプを提示してくれるのです。

より働くことを意識した診断結果を把握できる点が特徴です。

【リクナビ診断のおすすめポイント】

  • 実際に使われている適性検査をもとに向いている仕事が分かる
  • 働くことを意識した診断結果を知れる
  • 質問が選択式であるため、そこまで時間はかからない


グッドポイント診断

質問数 回答時間 運営会社
グッドポイント診断 293問 約30分 リクルート

グッドポイント診断は、リクルートが持つノウハウを生かして作られた自己分析ツールです。親密性や現実思考、慎重性、高揚性など18種類の項目から自分の強みを5つ診断できます。

回答には30分ほどかかりますが、診断結果をもとに自己PRを見直せるため、企業へのアピールポイントを強化したい方におすすめです。診断結果をチェックしながら、面接前の準備をするのも良いでしょう。

【グッドポイント診断のおすすめポイント】

  • リクルートのノウハウを活用して作られた診断である
  • 18種類の項目から客観的な強みを知れる
  • 診断結果をもとにアピールに使える強みなどを見直せる


適性診断MATCHplus

質問数 回答時間 運営会社
適性診断MATCHplus 162問 約15分 マイナビ

適性診断MATCHplusは、300万人以上が受けた自己分析ツールの改訂版として活用できる自己分析ツールです。自分の行動傾向や興味・関心を異なる角度から測定できるため、より詳細な診断結果を得られます。

診断結果をもとに、個人の特徴や109の中から選ばれた向いている職種、キャリアプランニングなど幅広い観点から分析できます。

【適性診断MATCHpluのおすすめポイント】

  • 診断結果をもとにしたキャリアプランまで立てられる
  • 過去3回分の診断結果と比較して成長度合いを確認できる
  • 社会人基礎力や社会で役立つ能力に関するアドバイスを受けられる


Future Finder

質問数 回答時間 運営会社
Future Finder 108問 約25分 ジェイック

Future Finderは、本格的な心理学統計をもとにした自己分析ツールです。診断結果をもとに「理想にひた走る情熱家」「スリムを楽しむ冒険家」などの16タイプに分類してくれます。把握した自分のタイプをもとに、そのままツール上で自分に合った求人を探せる点が魅力です。

自分の強みなどを知った上で効率的に求人を探したい方におすすめのツールです。

【Future Finderのおすすめポイント】

  • 本格的な心理学統計をもとに作られている
  • 16タイプの中から自分の特性を把握できる
  • 自分の特性に合った求人を探せる


キャリアタイプ診断

質問数 回答時間 運営会社
キャリアタイプ診断 120問 約10分 パーソルキャリア

キャリアタイプ診断は、強みや能力だけでなく、自分に合った働き方や企業風土を診断してくれる点が特徴の自己分析ツールです。自分自身で気づいていない可能性についても知れるため、自分の向いている仕事がよく理解できていない方は、ぜひ活用してみましょう。

「自分の現状をしっかり把握したい」「自分に合った職場を知りたい」という方におすすめのツールです。

【キャリアタイプ診断のおすすめポイント】

  • 自分に合った働き方や企業風土が分かる
  • 自分が気づいていない可能性について知れる
  • 自己PRを考えたり企業を選んだりなど、さまざまな場面で活用できる


ミイダス

質問数 回答時間 運営会社
ミイダス 202問(コンピテンシー診断) 約20分 ミイダス

ミイダスでは、コンピテンシー診断や市場価値診断などさまざまな診断を受けられます。その中でもコンピテンシー診断は、心理学などで博士号を取得したメンバーが監修している信頼性の高い自己分析ツールです。

マネージャとしての資質やストレスを感じやすい環境、相性の良い上司の特徴などをもとに、自分にマッチした職場を具体的に判断できます。

自分の強みだけでなく、どういった環境の仕事を選ぶべきか知りたい方は、コンピテンシー診断を受けてみましょう。

【ミイダスのおすすめポイント】

  • 心理学などの博士号を取得したメンバーが監修している
  • 採用や人事評価などでも活用されている手法で診断してもらえる
  • 自分に合った職場を具体的に知れる


AnalyzeU+

質問数 回答時間 運営会社
AnalyzeU+ 251問 約20分 i-plug(アイプラグ)

「AnalyzeU+」は、全28項目の診断結果をもとに、自分の強みや弱みを詳しく把握できる自己分析ツールです。設問は251問と多いですが、100万人以上が受けてきたデータをもとに診断できるため、より正確な自己分析や適職診断を行えます。

診断結果は「社会人基礎力11項目」「次世代リーダー力14項目」「役割思考タイプ」「認知・思考スタイル」「職種適性」の計28項目に分かれており、グラフで分かりやすく見れます。

【AnalyzeU+のおすすめポイント】

  • 251問という設問数をもとに、より正確に自己分析できる
  • 自分の強みや弱みを根拠と合わせて把握できる
  • 計28項目の診断結果を分かりやすいグラフで見れる

【性格】おすすめの無料の自己分析ツール一覧

自分の性格について診断できる自己分析ツールは、以下の4つです。

  • トーテム診断
  • 16 Personalities(一部有料)
  • ビッグファイブ性格診断
  • m-gramエムグラム適職診断(一部有料)

自分がどういった性格なのかを詳しく知りたい方におすすめです。


トーテム診断

質問数 回答時間 運営会社
トーテム診断 86問 約10分 株式会社グレート・ビーンズ

トーテム診断では、質問に回答していくことで26万8,000通りの中から自分を分析できます。分析結果に応じてトーテムが作られ、質問に答えていくごとに武器や装備が追加されるため、ゲーム感覚で取り組める点が特徴です。

診断結果をもとに、39業種+66職種の適性を自動で診断してくれます。さらに、自己PRの文章や業種ごとの志望動機も生成してくれるため、効率的に就活を進められるでしょう。

【トーテム診断のおすすめポイント】

  • 26万8,000通りの中から自分を分析してくれる
  • 分析結果に応じてトーテムが生成されるためゲーム感覚で楽しみながら自己分析できる
  • AI(人工知能)が自己PRや志望動機を自動生成してくれる


16 Personalities(一部有料)

質問数 回答時間 運営会社
16 Personalities 93問 12分以内 NERIS Analytics Limited

16 Personalitiesは、16タイプの中から自分の性格タイプが分かる診断です。診断できる性格タイプは提唱者や仲介者、擁護者などさまざまであり、自分の性格をもとに強みや適職といった詳細を把握できます。

【16 Personalitiesのおすすめポイント】

  • 16タイプから自分の性格が分かる
  • 会社内におけるチーム評価にも使われている
  • 性格だけでなく自分の強みや適職を把握できる


ビッグファイブ性格診断

質問数 回答時間 運営会社
ビッグファイブ診断 120問 約10分 【BIG5-BASIC】運営事務局

ビッグファイブ診断は、心理学で最も信頼性の高い「ビッグファイブ理論」をもとに作られた自己分析ツールです。月間で約5万人の利用実績があり、教育機関や企業でも導入されています。

回答結果を詳細な統計をもとに分析するため、精密な根拠を持って自分の性格を把握できます。5つの詳細な性格の特性をもとに、自分にマッチする仕事を探したい方におすすめのツールです。

【ビッグファイブ診断のおすすめポイント】

  • 信頼性の高いビッグファイブ理論をもとに作られている
  • 月間で5万人の利用実績がある
  • 統計データをもとにした詳細な結果から性格が分かる


m-gramエムグラム適職診断(一部有料)

質問数 回答時間 運営会社
m-gramエムグラム適職診断 105問 約10分 株式会社mgram

m-gramエムグラム適職診断は、世界各国で1,200万人が利用してきた超精密な性格診断です。105問の質問に回答することで、自分を構成する8つの性格を知ることができます。適職にフォーカスを当てた診断であるため、理想のキャリアや避けるべき職業などを手軽に判断できます。

他の人と同じ組み合わせになる確率は「1/7億人」であり、企業の採用でも活用されているため、精密な性格診断を行いたい方におすすめです。

【m-gramエムグラム適職診断のおすすめポイント】

  • これまで1,200万人が利用した実績がある
  • 自分を構成する特徴的な8つの性格を知れる
  • 同じ組み合わせになる確率が「1/7億人」であるため、かなり精密に診断できる

【登録不要】おすすめの無料の自己分析ツール

ここからは、登録せずに診断できる自己分析ツールをご紹介します。

  • キャリタスクエスト
  • 適職診断NAVI

「自己分析ツールを使いたいけれど登録は面倒だな」と感じる方は、登録不要の自己分析ツールを使ってみましょう。


キャリタスクエスト

質問数 回答時間 運営会社
キャリタスクエスト 20問 約5分 キャリタス(新卒・中途 採用サービス)

キャリタスクエストは、たった20問で回答できる自己分析ツールです。回答結果をもとにRPG風のキャラクターを生成できるため、ゲーム感覚で楽しみながら自己分析できます。

登録せずに結果を見られますが、登録することで自分と同じタイプの人がどんな業界で働いているかなども見られます。

【キャリタスクエストのおすすめポイント】

  • ゲーム感覚で楽しく診断できる
  • 質問数が少ないため簡単に進められる
  • 登録すれば、自分と同じタイプの人の情報を見れる


適職診断NAVI

質問数 回答時間 運営会社
適職診断NAVI 35問 約5分 株式会社Meta Anchor

適職診断NAVIは、35問の質問に答えるだけで自分の性格やキャリア志向性、適職を診断できる自己分析ツールです。職業図鑑が掲載されており、診断結果をもとに自分にマッチする仕事を判断できます。

「まずは気軽に自己分析ツールを試してみたい」「すぐに性格や適職について知りたい」という方におすすめです。

【適職診断NAVIのおすすめポイント】

  • 5分ですぐに自己分析ができる
  • 自分の性格をもとに適職が分かる
  • 専用URLからいつでも自分の診断結果を確認できる

自己分析が必要な理由

ここでは、なぜ自己分析が必要なのか、その結果をどのように生かせば良いのかを詳しく解説します。


就活の軸を見つけるため

自己分析の結果を用いて、就活の軸を作成できます。

実践的で簡単な就活の軸の作り方としては、「本音の軸」「建前の軸」と2層に分ける方法があります。

まず始めに明確にするのは、「本音の軸」です。「本音の軸」とは、自分が本当に求めているものや大切にしたいことを指します。自己分析で導いた「今後ありたい姿」や「自分のパフォーマンスが上がる環境」を実現するために必要な要素を明確にしていきます。要素が複数出てきた場合は、「譲れない要素はどれか」という視点で、優先順位をつけることをおすすめします。

そして、「本音の軸」が明確になったら「建前の軸」を作成します。 「建前の軸」とは、面接などで相手に伝えるために言い換えたものです。新卒採用担当者に共感してもらえるように本音の軸のニュアンスを変化させていきます。ここでのポイントは、企業の求める人材像に寄せすぎないことです。企業の求める人材に「建前の軸」を寄せすぎてしまうことで、ご自身と企業のミスマッチが発生する場合があるからです。あくまでも、「本音の軸」を基盤にして「建前の軸」を作成しましょう。

以下の記事では、「本音の軸」「建前の軸」の作成する際におすすめのテンプレートもご紹介していますので、併せてご確認ください。

▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら
・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文


自己PR(強み・弱み)につながるため

先ほどご紹介した「選考対策」「キャリア選択」を目的とした自己分析は、自己PRや志望動機にも生かせます。

まず、「選考対策」のために自己分析を行った場合、そこで気づいた自分の強みから自己PRを作成できます。また、企業によってはエントリーシート(ES)や面接で「自分の弱み」について質問されることがあるため、その際にも生かすことが可能です。

例えば、以下のようなESでの設問が出された際、自己分析でのアウトプットを活用できるでしょう。

自身の長所
相手の立場に立って物事を捉えられる点です。家庭教師のアルバイトで勉強が苦手で嫌いな生徒を担当した際、集中力の欠如の原因分析と対策により集中力が飛躍的に向上し、成績も向上した。
自身の短所 自己主張が弱い点です。高校時代の文化祭などで自分がやりたいものを言い出すことができず後悔することが多かった。その後はやらない後悔よりやる後悔という言葉を心に刻み、何事も経験するよう心がけている。
※出典:三菱UFJ信託銀行|総合職(全国コース)2024年卒本選考のES
▼強み・弱みについて詳しく知りたい方はこちら
・【強み30選】就活の自己PRで使える強みの見つけ方と一覧|例文つき
・【弱み一覧100選】就活の面接・ESでの伝え方|例文付き


志望動機につながるため

「キャリア選択」のために自己分析を行った場合、そこで気づいた「自分のパフォーマンスが上がる環境」や「キャリアビジョン」から、企業を志望する明確な理由を示すことが可能です。

例えば、以下の志望動機では、企業を選ぶ理由を就活の軸から説明されています。

就職活動の軸とM&A仲介業界の志望理由
私の就活の軸は、『高い報酬を払ってでも雇いたいと思われる人材』になることです。フリーランスとして活動していた際、不可抗力によって契約が解除され、収入が途絶えてしまいました。その後の仕事がなかなか見つからなかった経験から、自分自身が雇われる・求められるに値する人材になる必要があると考えました。自分が高い報酬をもらうに値する要素は、(1)市場が伸び・利益率の高いビジネスモデルの中で(2)売上・利益に直接貢献する職種で(3)確固とした実績や経験が必要です。M&Aアドバイザーは(1)・(2)をともに満たす職種において、年次に関わらず実績・経験を積むことができるため、『高い報酬を払ってでも雇いたいと思われる人材』になれると考え、志望しています。
※出典:ソーシング・ブラザーズ|総合職2025年卒本選考のES
▼志望動機の書き方について詳しく知りたい方はこちら
・志望動機【例文17選】ES・履歴書での書き方と職種・業界別の実例
・志望動機は書き出しが重要!?例文7パターンと書き方の鉄則


選考対策に活用できるため

自己分析では、自分の「強み/弱み」や「性格」を理解できたかと思います。それを自己PRとして面接官に伝える際のポイントは「再現性」を持たせることです。

新卒採用担当者は、学生に対して、長期的に成果を残していける人材であるかを強く見ています。そのため、さまざまな環境においても自身の「強み」が発揮できることを示すことが重要です。学生が社会に出てからも活躍できる人間であることを納得させるために、自分の強みに再現性があることをアピールしましょう。

再現性のある自己PRの構成は以下の通りです。

1. 自分の強みの特徴
2. 強みを発揮した具体的なエピソード(経験)
3. 強みを発揮する方法
4. 将来への展望

ESや面接においては、学生の性格や学生時代頑張ったこと(ガクチカ)を聞く質問が多く問いかけられます。自己分析をもとに再現性のある自己PRを作成しておけば、考え方を深掘るさまざまな質問に対して、一貫した回答ができるはずです。

▼選考対策について詳しく知りたい方はこちらから
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例

自己分析ツールを利用する際の注意点

ここまで、自己分析が必要な理由について解説しました。では、自己分析ツールを使用するときはどういったことに気をつければ良いのでしょうか?

主な注意点は以下の3つです。

  • 正直に回答する
  • 診断結果をとらわれすぎない
  • 診断結果は状況により変わる

自己分析ツールを正しく使用するために、事前に確認しておきましょう。


正直に回答する

自己分析ツールを使う際は、素直に答えることを意識しましょう。

場合によっては、質問に回答していく中で「本当の自分はこうだけれど理想はこうしたい」など、理想の自分を想像して回答することがあります。しかし、それだと今の自分とは違う分析結果になってしまい、その後の就活も間違った方向に進んでしまう可能性があります。

自己分析ツールは「今の自分について深く知る」ことが目的です。そのためにも、自己分析ツールを使う際は正直に回答しましょう。


診断結果をとらわれすぎない

自己分析ツールで出た結果にとらわれすぎないことも大切です。

確かに自分の性格や適職などを知るためのツールですが、そのツールで自分の全てを完璧に把握できるわけではありません。そのため「この診断結果の部分は生かせそう」など、参考程度に取り入れることがおすすめです。

診断結果にとらわれすぎず、良いところは取り入れていくなど、自分で判断して取捨選択していきましょう。


診断結果は状況により変わる

自己分析ツールの診断結果は、その時点の状況や考え方によって変わります。そのため、自己分析のたびに異なった結果が出てしまい、「どれが自分の性格なのか?」という点が分からないケースもあります。

しかし自己分析ツールの結果は、あくまで「そのときの自分に近い診断結果」であるため、そこまでこだわりすぎず参考程度に見ていきましょう。また、診断結果が異なった場合でも、「回答結果に共通点はないか?」などをチェックすることもおすすめです。

▼自己分析ツールについて詳しく知りたい方はこちら
・自己分析おすすめツール【無料16選】登録不要で性格・適性を診断

他におすすめの自己分析の方法

上記の自己分析ツールを活用することで強みが見つからない就活生のために、他の自分の強みを見つける方法をご紹介していきます。


自分の過去を振り返る

自分の過去を振り返り、成功体験を見つけることで自分の強みが見えてくることがあります。ここではその2つの方法をご紹介します。



自分史


自分史とは、自分の人生を振り返り、現在までの体験を年表のように書き表したものです。客観的な視点でこれまでの経験を振り返り、自分自身の強みや弱みなどを分析するため、納得感のある自己PRの作成に生かせます。

自分史における重要な要素は、主に以下のとおりです。印象的だった出来事を書き出すときは、これらの要素をセットで書くようにしましょう。

  • 出来事が起きた時期と内容
  • その出来事を選んだ理由
  • 当時、その出来事を通して感じたこと
  • その出来事によって学んだこと

出来事の内容のみを並べるのではなく、その出来事で感じたことや学んだことも書くことが重要です。

実際の記入例については、以下をご参照ください。


当時のキャラクター・立ち位置 出来事・エピソード 当時感じたこと・考えていたこと 経験から学んだこと
幼少期(小学校入学以前) ・幼稚園ではしっかり者だが家では甘えん坊 ・玄関の靴並べや新聞を取ってくるといったお手伝いをした ・お手伝いをすることで、母や父が喜んでくれるのがうれしかった ・誰かが喜ぶことをすると、自分もうれしい気持ちになる
小学生 ・クラスのまとめ役 ・小学5年生のときに学級委員を務め、クラスで行うイベントの企画をまとめた ・クラスメイトの意見をまとめて考えることにやりがいを感じた ・クラスをまとめるためには、多くのクラスメイトの意見を聞くことが大切
中学時代 ・学校ではサッカー部に所属。周囲を俯瞰(ふかん)して見るタイプ ・中2の夏休みに、ボランティアとして、地域のクリーン活動に参加した ・友達に誘われての参加だったため、最初は少し面倒に感じたが、歩道などがきれいになっていくともっと頑張ろうという気持ちになった ・学校と家以外の活動に参加することで、自分の視野が広がった
高校時代 ・勉強そっちのけで部活にはまっていたサッカー少年 ・サッカー部で県大会出場を目指して練習に励んだ ・日々の練習はつらかったが、同じ目標に向かって部活のメンバーと一緒に努力をするのは楽しかった ・高い目標を掲げて努力をするとモチベーションが上がる
・掲げていた目標には届かなくても、努力したことで得られるものは大きい
大学時代 ・周囲からよく相談を受けるタイプ ・コンビニエンスストアのアルバイトで、指定されたたばこをすぐに出せるように銘柄をインターネットで調べて覚えた ・指定されたたばこをスピーディに出せると、お客さまが満足した顔をしてくれる ・少しの工夫で人の満足を引き出せる

他にも、自分史のテンプレートや書き方のコツ、就活への生かし方について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

▼自分史の書き方について詳しく知りたい方はこちら
・【自分史の書き方】就活の自己分析に使えるテンプレート・例文


モチベーショングラフ


モチベーショングラフとは、幼少期から現在まで、どのようなときにやりがいを感じたか、あるいはやる気を無くしたのかといったモチベーションの変化を可視化することで、自己分析を行う手法です。

具体的には、モチベーションが高いときの山と低いときの谷をつないだ曲線のグラフを作り、現在までの出来事のモチベーションの変化を可視化します。

まず以下のように縦軸に「心の充実度(モチベーションの高さ)」横軸に「年齢」を設定しましょう。

次に自分のこれまでの人生を振り返り、モチベーションの高低を曲線グラフで描きます。自分に大きな影響を与えた出来事を思い出しながら描くのがポイントです。グラフが描けたら、特にモチベーションに大きく変化があった時期に何があったのかを思い出し、そのイベントを記入します。

最後に、そのときに自分が考えていたことや、今振り返ってみて当時どのようなことが要因でモチベーションの起伏があったのかを深掘りしていきます。モチベーショングラフを描くことで、自分の行動特性や思考特性を知り、そこから強みや弱みを抽出することが可能です。

モチベーショングラフを使用する際の注意点や就活への生かし方について、以下の記事で詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

▼モチベーショングラフについて詳しく知りたい方はこちら
・【モチベーショングラフの書き方】自己分析が捗るテンプレートも紹介


他己分析をする

自分だけの視点から分析するのではなく、他己分析によって他者から見た自分を知ることも重要です。

他己分析は1人に聞くのではなく、複数人に聞くことで効果を高めます。また、多角的な視点の回答を得るために、多様な関係性にある人に依頼することがポイントです。

他己分析の方法について解説します。

▼他己分析について詳しく知りたい方はこちら
・他己分析のやり方と質問リスト【例28選】ツールと自己分析に生かす方法


周りの人に聞いてみる


他己分析は、仲の良い友人など決まった範囲の人だけでなく、さまざまな属性・関係性にある人に依頼しましょう。属性や関係性が異なれば、人を判断する視点も変わるためです。

普段から親交のある人であれば、自分について理解が深く、より掘り下げた回答を得られるでしょう。あまり親交のない人の場合は、客観的に見た自分の印象について知れます。年齢や立場で人の見方は変わるため、幅を持たせると良いでしょう。

ヒアリングする人は多ければ多いほど、さまざまな視点から回答が集まります。家族や友人、大学の先輩・後輩、アルバイト先の同僚や大学のキャリアアドバイザーなど、可能な限り多くの人に依頼することが他己分析の精度を高めるポイントです。


質問リストを作る


自分で質問リストを用意し、アンケートフォームを作成して回答してもらう方法です。既存の他己分析ツールは質問項目が決まっているため、必ずしも的確な回答を得られるとは限りません。

相手に合わせたきめ細かい質問をしたい場合には、自分で質問リストを用意した方が良いでしょう。Googleフォームを利用すれば、アンケートフォームを作成でき、独自の質問を設定できます。選択式や記述式などの回答形式も自由です。


ジョハリの窓


ジョハリの窓とは、「自分から見た自分」と「他人から見た自分」について分けて分析することで、自分への理解を深める自己分析の手法です。具体的には、自分について4つの領域から自己分析と他己分析を行うことで、自分と他者の認識のズレを発見します。

ジョハリの窓では、人が人間関係で有する4つの領域を「窓」に見立て、それぞれの領域に当てはまった項目で分析を行います。4つの窓にはそれぞれ以下の特徴があります。

自分は知っている 自分は気づいていない
他人は知っている 「開放の窓」
自分も他人も知っている自己
「盲点の窓」
自分は気づいていないが他人は知っている自己
他人は気づいていない 「秘密の窓」
自分は知っているが、他人は気づいていない自己
「未知の窓」
誰からもまだ知られていない自己

ジョハリの窓のやり方は、紙とペンを使って自由に記述していく方法が手軽です。一般的な性格・能力を選択肢として用意する方法もあります。無料の診断アプリもあるため、それを利用するのも良いでしょう。

自己分析と他己分析を組み合わせるジョハリの窓は、基本的に複数人が集まって行います。しかし、1人で行うことも不可能ではありません。

ジョハリの窓とその活用法、そして詳しい分析の仕方について気になる方は、以下の記事をご覧ください。

▼ジョハリ窓の自己分析のやり方について詳しく知りたい方はこちら
・ジョハリの窓とは?診断を就活に生かせる自己分析のやり方を解説
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(Photo:polkadot_photo/Shutterstock.com)

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