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投資は手段、目的は企業成長の支援。「株主」という唯一無二の立場で、20代から経営者のパートナーになれる環境へ

企業インタビュー 企業理解 インタビュー 金融 日系
2026年5月29日(金) | 124 views
sponsored by 東京中小企業投資育成

「東京中小企業投資育成(SBIC)」という社名から、たいていの学生が抱くイメージは決まっている。堅い、公務員的、お金を貸す会社。しかし実態は、若いメンバーでも20〜30社の経営者と正面から向き合い、型にはまらないスタイルで、5年後・10年後のビジョンを一緒に描く「伴走者」の集まりだ。

銀行でもコンサルでもベンチャーキャピタルでもない、「株主」という唯一無二の立場からしか生まれない仕事がある。2025年卒入社の4名が、社名による先入観を実態で覆す。

<目次>
●「お堅い組織」だと思っていた私たちが、この場所で最初に見つけた人間味
●ファンド投資でも融資でもない。株主という立場が生むスコープなき支援
●1年目から経営者と向き合う。不安を信頼に変える準備の力
●財務諸表だけではない。経営者の感情に寄り添う仕事の価値
●高い視座、長い視点、感情に寄り添う力。一生モノの武器を手に

「お堅い組織」だと思っていた私たちが、この場所で最初に見つけた人間味

──まずは、この会社を知った時の第一印象と、入社後に感じたギャップがあれば教えてください。


加藤:ワンキャリアで金融とコンサルを中心に調べていた際、当社の名前が目に留まりました。印象が変わったのは、インターンシップで社員とランチをしたときのことです。女性の先輩社員が、「投資先の成長に役立つなら何でもやっていいんだよ」「この前は経営者のプライベートも含めた様々な悩みを2時間聞いてきた」というような話をしてくれました。そこまで踏み込むのか、と驚くと同時に、すごく人間味のある仕事だと感じたのを覚えています。それまでの堅いイメージは一気に払拭されました。


河津:私は入社前、国の政策実施機関という組織形態から、上下関係が厳しくガチッとした組織なのだろうと想像していました。しかし実際に入ってみると、上司や部長から「君は何がやりたいの」と投資先に対する意思を聞かれることが非常に多く、自分がやりたいことをやり続けられる環境だと感じました。思っていたよりもずっと柔軟な組織ですね。


上野代:私は大学のゼミの研究活動で、入社前に当社の社員にインタビューをさせてもらっていました。一学生の研究活動に対してこれほど真摯に向き合ってくれるのかと感動したのを覚えています。学生に対しても投資先に対しても、とにかく誠実に向き合う会社だというポジティブなイメージを最初から持っていました。

上野代 芽依(うえのだい めい):東京中小企業投資育成 業務第四部所属(神奈川県担当)/入社2年目・主任
横浜市立大学 国際商学部卒。大学のゼミで中小企業の管理会計を研究するなかで投資先の社長の姿に触れ、エンタメ志望から方向転換。現在は神奈川県内の30社を担当する。


──みなさんの入社動機を教えてください。


志村:就活の軸は、どのような立場の人と深く対話できるかでした。自分とは異なるステージにいる人との会話を通じて、自分自身を成長させたいと考えていました。その中で、株主という他の企業では立てない位置から経営者と同じ目線で対話する投資育成に出会い、縁を感じて入社を決めました。


上野代:大学のゼミで中小企業の管理会計を研究していた際、当社の支援先の社長にインタビューする機会がありました。それまでは、社長とは自社の利益を第一に追うものだという浅い認識でしたが、実際にお会いした方々は地域貢献や従業員の生活をいかに豊かにするかという熱意を持って経営されていました。こうした魅力的な方々と深く関われる仕事は面白いと思ったのがきっかけです。


加藤:私の軸は、中小企業支援と長期伴走支援の2つでした。地方出身で中小企業が身近だったこともあり、大学でも中小企業に関する論文を書いていました。当社に決めた理由は、一番理想的な形で中小企業支援ができると考えたからです。


河津:父が経営者で、幼い頃から働く姿を見てきました。経営状況が厳しい時期も良くなった時期も間近で見てきたからこそ、生き物のように変化する中小企業を支えたいという思いが、根底にあったのだと思います。

ファンド投資でも融資でもない。株主という立場が生むスコープなき支援

──なぜ銀行やコンサルではなく、投資育成という選択肢になったのでしょうか。


志村:投資そのものというより、投資によって当社が株主となって支援できる点に最大の魅力を感じました。株式を持つということは、経営者と目線を同じにしなければならないことを意味します。その唯一無二の立場に惹かれた、というのが正直なところです。


上野代:銀行やコンサルの支援は、1回の取引や決まった契約期間で終わることが一般的です。一方、当社は長期的に配当金を期待する立場ですから、どのようなお困りごとに対しても力添えができますし、ファンド投資のような期限もありません。支援したいと思ったことを形にできる自由度は、他との大きな差だと思います。


加藤:上野代がお伝えしたように、時間軸の長さも特徴です。株主として50年以上お付き合いしている会社が60社近くあります。長いスパンで経営者と一緒にビジョンを描き、そこに向かって伴走できる。コンサルはプロジェクト完結型が多いですが、うちはスコープに縛られず、投資先の成長に資することなら何でも支援できる。距離感という面でも、銀行の担当者やコンサルとは一線を画します。

加藤 将義(かとう まさよし):東京中小企業投資育成 業務第二部所属(東京都担当)/入社2年目・主任
京都大学 経済学部卒。中小企業が身近な環境で育つ。大学で中小企業の論文を執筆し、経営者へのインタビューを重ねる中で支援の道を志した。現在は東京都内の27社を担当。



──基本的な業務内容と担当社数を教えてください。


志村:定期的な面談、情報提供、課題のヒアリング、そして資本政策や経営計画のディスカッションなどが基礎になります。担当社数は私が20社、加藤が27社、上野代が30社、河津が21社です。地域で担当を分けているので、首都圏の密度が高いエリアほど担当数が多くなる傾向にあります。


上野代:入社して驚いたのは、担当先から最初に相談されたことがキッチンカー事業を始めるための制度調査だったことです。入社前は財務諸表を見て資産活用や経費削減など財務メインの話をするイメージを持っていましたが、数字以外の部分での支援が想像以上に多いことに驚きました。


加藤:私のチームにはコンサル出身の先輩がいて、投資先の役員会でマーケティング施策をプレゼンするほど深く入り込んでいます。社内には経営戦略、組織再編、税法など各分野のプロフェッショナルがいて、部署の垣根を越えていつでも相談できるカルチャーがあります。この環境が自身の成長を後押ししてくれていると感じます。

1年目から経営者と向き合う。不安を信頼に変える準備の力

──新卒で経営者と対峙することへの不安はありませんでしたか。また、経営者から信頼を得るために実践したことを教えてください。


志村:不安は当然あります。私たちは会社の看板を背負い、株主として経営者とお会いしています。電話1本、訪問1回にしても、その自覚を持つことが不可欠です。


加藤:不安というより、圧倒されるという表現が近いかもしれません。百戦錬磨の投資先企業の社長は、社員の人生を背負って最前線で戦っています。最初の面談で、生半可な覚悟で臨んではいけないと痛感しました。今でも圧倒されることはありますが、信頼を勝ち得るには準備に尽きると思います。その会社のホームページを隅々まで読み込み、会社を理解しようとする姿勢、興味があるという熱意を伝える。「これだけ準備をしてきましたが、それでも分からないので教えてください」というスタンスで臨むと、少しずつ心を開いていただける気がします。


上野代:担当先には1年目からいきなり1人で行くことはなく、基本的に上司や先輩が同行します。あとは、分からないことは素直に聞く。事業に誇りを持っている社長は、その事業について正直に伺うと、目を輝かせてお話してくださいます。真摯に学ぼうとする姿勢が、信頼への第一歩になると信じています。


──経営者からは具体的にどのような相談が寄せられますか。


加藤:大きくは3つの資本政策課題です。1つ目は経営承継のタイミングでの後継者への株式異動。2つ目は年月の経過で分散してしまった株式の集約。3つ目は経営権の安定化。このように、資金調達の枠を超えた会社の経営の根幹に関わる課題を、株主という中立的な立場で解決していくのが私たちの役割です。


河津:衝撃的だったのは、担当先の社長から息子である後継者への伝言を頼まれたことです。「息子が働きすぎて健康を損ないがちだが、親の自分が言うと喧嘩になるからうまく伝えてほしい」と。こうした小さな相談対応を丁寧に積み重ねることで、また次の相談が寄せられ、関係が深まっていくのだと感じます。


志村:他の金融機関にはなかなか話せない、デリケートな相談をいただくことも多いですね。経営者としてだけでなく、1人の人間としての社長のコアな部分に立ち会えている実感があります。想像以上に深い領域まで入り込める仕事です。

志村 壮輝(しむら そうき):東京中小企業投資育成 業務第三部所属(岩手県担当)/入社2年目・主任
明治大学 政治経済学部卒。大学時代より漠然と金融に興味を持ちながら、「社長と直接話せる仕事」を軸に就活。岩手県内の20社を担当する。

財務諸表だけではない。経営者の感情に寄り添う仕事の価値

──この1年間で、入社して良かったと感じた瞬間を教えてください。


加藤:私は以前、担当先と別の投資先を繋ぎ、社員同士のディスカッションイベントを企画したことがありました。終了後、両社の経営者から深く感謝され、ぜひ継続してほしいと言われたときは、自分のような若手でも役に立てるのだと自信に繋がりました。


河津:経営者から直接感謝の言葉をいただけたときが、何よりも嬉しかったですね。人生経験の豊富な経営者の方々から「助けになった」と言っていただけるのは本当にありがたいことです。1年間担当を持つことで、企業を見る目や人と関わる上での素養を養えたことは大きなやりがいです。

河津 玄徳(かわつ げんとく):東京中小企業投資育成 業務第四部所属(長野・山梨県担当)/入社2年目・主任
慶應義塾大学 経済学部卒。父が経営者で、幼い頃から中小企業の苦楽を間近で見てきた。週2回ほど長野・山梨に出張。同地域の21社を担当し経営者と向き合う。


──長期で伴走するからこそ生まれる支援の価値は、どこにありますか。


河津:3年後、5年後、あるいは10年後。この会社はどこを目指しているのかという経営者の長期的な思いに寄り添えるのは、当社の立ち位置だからこそ。一過性の問題解決で終わらず、その先の変化を見届けられるのが大きなポイントです。


上野代:入社を決めた理由の1つに、長く働き続けられることがありましたが、その見立ては正しかったです。転勤がないことも魅力ですが、それ以上に育休や産休を取る先輩を全員でカバーし合う空気があります。この雰囲気の良さが、長期的なキャリアを描ける安心感に繋がっています。


──成果はどのように評価されるのでしょうか。


志村:新規投資については定量的な評価指標がありますが、既存投資先の伴走支援については定性評価です。年度ごとに、この会社の課題に対してどのようなアクションを起こすかという計画を立て、そのプロセスを含めて評価されます。配当金の増加や売上の伸びは、あくまで経営者の努力の結果であり、担当者1人の手柄とは言えません。数字に縛られない評価環境があるからこそ、純粋に経営者の想いに寄り添う支援に集中できるのだと思います。


上野代:純粋に感謝の言葉を喜べるのが、私たちの特徴です。目先の金銭的なリターンを求めず、本当に必要だと思った支援ができるのは、当社ならではの贅沢な環境かもしれません。

高い視座、長い視点、感情に寄り添う力。一生モノの武器を手に

──就活中の学生に向けて、SBICという環境で手に入るものを教えてください。


上野代:先輩の中には、投資先から「うちで働いてほしい」と誘われたり、実際に社外取締役として参画したりしている方もいます。将来的に投資先からそれほど必要とされる人材になれたら、大きなやりがいになるはず。一緒に会社経営を担ってほしいと言われるような人物になることが、今の私の目標です。


志村:当社は、とてつもないスピードで経験値を蓄積することのできる環境です。1年目から対峙するのは社長。自分の未熟さを痛感する機会も数多くありますが、打席の多さは随一です。他の金融機関では決して経験できない密度だと思います。


加藤:高い視座、長い視点、そして経営者の想いに寄り添う能力。この3つは、真のパートナーになるために不可欠なものです。今はまだ不十分でも、日々の業務を通じて確実に身についていきます。これらは一生モノの武器であり、AIには決して代替されない仕事だと確信しています。


──この環境に向いているのは、どのような人でしょうか。


河津:芯の強い人は向いていると思います。1年目から裁量があり、自分がやりたいことを実現しやすい環境ですが、その分、自ら学び続ける覚悟も必要です。それを乗り越えられる人には、これ以上ないほど面白い仕事になるでしょう。


志村:担当する地域の歴史や文化を知り、好きになる視点も大切です。私が岩手担当になった際は、先輩から地域の観光カタログを受け継ぎました。山梨担当の先輩が外部研修で歴史を学び、武田信玄の話題で社長と盛り上がったという話もあります。目先の利益に直結しなくても、こうして「地域を愛すること」を正解だと言ってくれる温かい社風も、当社の魅力です。

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