【2025年】お菓子メーカーの売上＆人気ランキング一覧｜平均年収や選考対策を紹介

2025年12月17日(水) | 49,978 views

こんにちは、ワンキャリ編集部です。

今回は、お菓子メーカーへの就職を考えている就活生に向けて、お菓子メーカーの売上高ランキングトップ10を解説します。それぞれの企業の選考難易度や仕事内容、平均年収などの基本情報に加え、お菓子メーカーの選考対策についてもご紹介します。

＜目次＞
●お菓子メーカーの種類と特徴
　・全国展開の大手菓子メーカー
　・お土産をメインとした地方の菓子メーカー
●お菓子メーカー業界動向・トレンド
　・健康志向の商品開発
　・海外展開の拡大
●【職種別】お菓子メーカーの仕事内容
　・商品企画職の仕事内容
　・研究・開発職の仕事内容
　・販売促進・営業職の仕事内容
　・品質管理職の仕事内容
●お菓子メーカーの売上ランキング｜年収や企業情報も解説
　・【1位】カルビー
　・【2位】森永製菓
　・【3位】江崎グリコ
　・【4位】明治ホールディングス
　・【5位】ブルボン
　・【6位】亀田製菓
　・【7位】不二家
　・【8位】寿スピリッツ
　・【9位】井村屋グループ
　・【10位】湖池屋
●お菓子メーカーの人気ランキング
　・【1位】江崎グリコ
　・【2位】ロッテ
　・【3位】ネスレ日本
　・【4位】カルビー
　・【5位】明治グループ（明治・Meiji Seikaファルマ）
　・【6位】森永製菓
　・【7位】ブルボン
　・【8位】湖池屋
　・【9位】UHA味覚糖
　・【10位】不二家
●お菓子メーカーの就職に向いている人
　・お菓子が好きな人
　・流行に敏感な人
　・志望企業の製品が好きな人
●お菓子メーカーに就職するメリット
　・福利厚生の充実度
　・キャリアアップの可能性
●お菓子メーカーの選考対策方法
　・好評価を得るエントリーシート（ES）の書き方のポイント
　・業界研究で他のお菓子メーカーと比較する
　・インターンに参加する
　・ワンキャリアの【選考体験談】を活用する
●まとめ

お菓子メーカーの種類と特徴

ひとまとめに「お菓子メーカー」といっても、2種類に分かれていることはご存じでしょうか。お菓子メーカーは、以下の2つに分類されます。

全国展開の大手菓子メーカー
お土産をメインとした地方の菓子メーカー

以下では、それぞれの特徴を解説しています。

全国展開の大手菓子メーカー

大手菓子メーカーは、スーパーやコンビニエンスストアなどで販売されている商品を主に開発・製造しています。販売地域が幅広いため知名度が高く、店頭・CM・SNSでよく目にする商品が多いです。

例えば、ポテトチップスを販売する「カルビー」や、ポッキーを販売する「江崎グリコ」などが大手メーカーに当てはまります。

大手のメーカーは、クッキー・チョコレート・スナック菓子などさまざまな商品を取り扱っているのが特徴です。福利厚生や待遇が充実している会社も多く、安定的に働けるともいえるでしょう。

一方で知名度の高さから、その分就職倍率が高い傾向にあります。また、国内や海外に支社がある場合は、転勤の可能性がある点にも注意しましょう。

お土産をメインとした地方の菓子メーカー

地方の菓子メーカーは、お土産店や道の駅などで販売している商品を中心に企画・製造しています。白い恋人で有名な「石屋製菓」や、金萬を作っている「金萬」も、地方の菓子メーカーです。

地方のメーカーは、ご当地のお土産を生み出し、地域活性化や知名度の向上に貢献できる点が特徴です。地域の特色を生かしたデザインや、特産品をふんだんに使用した商品などの製造や開発を行います。地域密着のため、大手のように転勤の可能性もほとんどありません。

しかし、地方の菓子メーカーは、大手に比べると規模が小さいため、取り扱うお菓子の種類が限定されやすいです。そのため、さまざまな商品の企画・開発・製造に携わりたい人は物足りなさを感じるかもしれません。

お菓子メーカー業界動向・トレンド

志望業界を絞ったら、その業界の活動の動きや目標などを把握しておきましょう。お菓子メーカーのトレンドは、以下の2つです。

・健康志向の商品開発
・海外展開の拡大

それぞれ解説します。

健康志向の商品開発

近年では体に優しい商品が注目され、低カロリー・低糖質・高たんぱくなど健康を意識したさまざまな商品が店頭に並んでいます。それは、日本の少子高齢化が進み、お菓子を手に取る年齢層が上がったことが関係しています。

日本の少子高齢化は日々深刻化し、65歳以上の人口が1990年代には全体の12％だったものの、2020年には29％まで上昇しました。

一方で、64歳以下の人口は減少傾向にあり、1990年代には全体の88％を占めていたものの2020年には72％まで減っています（※1）。

中でも、14歳以下の子どもは1990年代に比べると3分の1程度の割合になっており、若年層の人口不足が目に見えるでしょう。

このように、高齢化が進んで若年層が減ると、お菓子を食べる人の年齢層も高くなります。すると、成分やカロリーなどを見てお菓子を選ぶ人が増えるため、健康を重視した商品の需要がさらに高まると予測されるのです。

（※1）参考：厚生労働省「我が国の人口について」

海外展開の拡大

健康志向の商品開発とともに、注目されているのが海外展開の拡大です。日本のお菓子は国内・国外問わず人気があり、とくにお菓子メーカーは事業拡大に積極的な姿勢を見せています。

日本では上記の少子高齢化問題があるため、大幅な売上アップが期待できません。一方で、需要が高まりつつある海外への展開は、メーカー拡大や成長が期待できるでしょう。そのため、近年ではお菓子メーカーの海外展開がトレンド入りしています。

例えば、カルビーでは韓国・タイ・アメリカ・イギリス・オーストラリアなどに海外進出を果たしています。さらに「2030年に海外売上高比率の40％超え」を目標に掲げています（※2）。こうした動きを中心として、今後もお菓子メーカーの事業拡大が期待できるでしょう。

ほかにも、江崎グリコも海外進出に積極的な姿勢を見せており、アジア5カ国・アメリカ・フランスに展開を広げています。

（※2）参考：カルビー「2030年までに売上高比率40％超を目指す！／カルビー海外事業のこれまでとこれから」

【職種別】お菓子メーカーの仕事内容

お菓子メーカーといえば、開発や製造をイメージする方が多いでしょう。しかし、仕事の内容はそれだけではありません。大きく分けると、以下の4つに分類されます。

商品企画職
研究・開発職
販売促進・営業職
品質管理職

以下では、それぞれの仕事内容を詳しく解説します。

商品企画職の仕事内容

商品企画職は、トレンドや消費者のニーズを分析し、新商品の提案や既存商品の改良をメインに行う職業です。アンケートやネットリサーチなどをもとに、消費者が求める商品について詳しく調べます。

企画職は、新商品の立案に直接関われる点が特徴です。自分が考えた企画が通り商品化される可能性もあるため、やりがいを感じられるでしょう。

▼企画職について詳しく知りたい方はこちら
・企画職とは？仕事内容や向いている人の特徴・資格・やりがいを紹介！

研究・開発職の仕事内容

研究・開発職は、企画職のアイディアをもとに、研究や開発を進める仕事です。

開発の仕事で出したアイディアをもとに実際にお菓子を作ることが必須です。おいしい商品を消費者へ届けられるように、原料の配合テストやコスト計算など細かな作業を担当します。

商品の試作や試食ができるため、お菓子が好きな人は自分の興味を生かして研究や開発に携われるでしょう。

▼研究・開発職について詳しく知りたい方はこちら
・研究職とは｜種類や仕事内容、向いている人の特徴から選考対策まで解説
・開発職とは｜技術職・研究職との違いや、年収・向いている人を解説

販売促進・営業職の仕事内容

販売促進・営業職は、店舗販売や試食販売をする仕事です。顧客と直接コミュニケーションを取りながら店舗の売上に貢献できる仕事であり、化粧品や飲食店など、幅広い業界で業務を行います。

営業職は、各地の店舗で商品を取り扱ってもらえるように交渉をする仕事です。自社商品の魅力や他社商品との違いをアピールして、店頭に置いてもらえるよう話を進めます。さらに、PRの一環として商品販売イベントの企画・運営を担当することも営業職の仕事です。

▼営業職について詳しく知りたい方はこちら
・営業職とは？種類や仕事内容・将来性と向いている学生の特徴も解説！

品質管理職の仕事内容

品質管理職は、確かな品質の商品を消費者へ届けるために、安全性を科学的に検査する仕事です。細菌検査や理化学検査などの食品検査はもちろん、商品の製造環境の管理も行います。他にも、原材料や内容量などの一括表示の作成や不良品が出た場合の調査も品質管理職の仕事の1つです。

▼品質管理職について詳しく知りたい方はこちら
・品質管理の仕事とは？仕事内容や魅力、向いている人の特徴などを解説

お菓子メーカーの売上ランキング｜年収や企業情報も解説

以下では、お菓子メーカーの売上をもとにランキングをまとめました。

【1位】カルビー

カルビーは、ポテトチップス・じゃがりこ・サッポロポテトなどジャガイモを原料とした商品を製造・販売をしているメーカーです。

商品シェア率が高く、中でもスナック菓子は50%以上であり、ポテトチップスは70%を越えています（※1）。お菓子の販売だけでなく環境保護活動や健康志向食品の提供などの事業を展開しているのが特徴です。

カルビーの概要・社風・平均年収・製品は、以下の通りです。

企業概要	・事業内容：国内コア事業・海外事業・新規領域・会社の特徴：No.1のシェア率を誇るポテトやコーンなどの数々のスナック菓子を製造・販売している
他企業との社風の違い	年功序列がはっきりしており、性別や国籍に関わらず活躍できる社風
平均年収	819万9,000円（※2）
有名な製品	・ポテトチップス・じゃがりこ・かっぱえびせん

人は会社の財産であり、社員が財のある人に成長するようにという考えを持つメーカーです。カルビーではコミュニケーションを取りやすくするために、役職に関係なく社員同士は「さん」呼びが決められています。

出産や育児のサポートが充実しているほか、休暇と旅行代金をもらえる「サンクス・ファミリー制度」なども導入しており、手厚い福利厚生を受けられるのが特徴です。

海外事業部への転勤も可能なため、仕事の視野を広げたい人にも向いています。

（※1）参考：カルビー「事業内容」
（※2）出典：カルビー「2025年3月期有価証券報告書 P.8」

【2位】森永製菓

森永製菓は、「inゼリー」「inバープロテイン」などの「in」シリーズ・アイス・菓子などの製造や販売を手がけるメーカーです。通販事業も行っており、売上率が年々上昇していることから、さらなる発展が期待できます。

また、アジアやアメリカなどにグループを構えており、海外事業の拡大に積極的な姿勢を見せています。2030年には、海外売上高比率を25％以上にすることを目標にしているため、今後の事業拡大が期待できるメーカーです（※3）。

以下では、森永製菓の概要・社風・平均年収・製品をまとめています。

企業概要	・事業内容：健康志向食品事業・通販事業・米国事業・冷菓事業・菓子食品事業・会社の特徴：さまざまな事業を手がけており、ロングヒット商品が多い
他企業との社風の違い	仕事とプライベートの両方を重視する社風
平均年収	815万1,296円（※4）
有名な製品	・ハイチュウ・チョコボール・パックンチョ

森永製菓は、風通しが良く、個人の意見を尊重する体制が整っているのが魅力です。定期的に内部アンケートを実施し、社内の体制が整えられています。

仕事と子育ての両立を支援する「子育てサポート企業」に認定されているのも森永製菓ならではです。他にも、社員のリフレッシュを目的とした最低3日の連続休暇が定められています。

（※3）参考：森永製菓「森永製菓グループ『2024 中期経営計画』に関するお知らせ」
（※4）参考：森永製菓「2024年度有価証券報告書 P.8」

【3位】江崎グリコ

江崎グリコは、国内で10つの事業に取り組んでおり、菓子事業・健康事業・通販事業などさまざまなプロジェクトを実行しているメーカーです。お菓子業界のトレンドである健康・食品事業や栄養菓子事業の伸び率が高く、売上高は前年同期よりも5％以上増えています。

また、江崎グリコには海外拠点が12カ所あり、各国で製造や販売を手がけているのが特徴です。2024年度の海外事業の売上高は、前年同期の21.4％から24.9％へと、全体に占める割合が増加しました（※5）。

以下では、江崎グリコの概要・社風・平均年収・製品をまとめています。

企業概要	・事業内容：健康食品事業・乳業事業・栄養菓子事業・食品原料事業・海外事業・会社の特徴：事業数が多く各プロジェクトのバランスが取れている
他企業との社風の違い	自由な働き方制度を取り入れており、柔和でフレンドリーな社風
平均年収	844万5,877円（※6）
有名な製品	・ポッキー・プリッツ・かるじゃが

グリコは仕事とプライベートは1つと考えており、テレワークやフレックス制度を取り入れています。男性と女性ともに育休取得率が高く、子育て用に使える独自の「Co育て休暇制度」を導入しているなど、育児に取り組む社員へのサポートが手厚いメーカーです。

「健康経営優良法人2024（ホワイト500）」と「スポーツエールカンパニー」には4年連続で認定された実績があります。

（※5）参考：江崎グリコ「セグメント別売上高の概況」
（※6）参考：江崎グリコ「2024年度有価証券報告書 P.9」

【4位】明治ホールディングス

明治ホールディングスは、牛乳やヨーグルト・チーズなどの乳製品、チョコレートのほか、レトルトやチルド食品も展開しているメーカーです。

海外事業でも海外売上高比率が、食品9.7％で医薬品が27.8％を占めています（※7）。特にヨーロッパでは医薬品事業に力を入れており、シェア率が高いのが魅力です。

明治ホールディングスの概要・社風・平均年収・製品をまとめると、以下の通りです。

企業概要	・事業内容：食品事業・医薬品事業・会社の特徴：食品と医薬品の事業を通し、健康サポートを重点的に行っている
他企業との社風の違い	仕事とプライベートをはっきり分けられる社風
平均年収	909万8,000円（※8）
有名な製品	・たけのこの里・ガルボ・プッカ

明治ホールディングスは、性別・年齢・国籍を問わず活躍できるメーカーです。労働時間の適正化に向けた取り組みを推進しており、「ノー残業デーの実施」「長時間労働者への個別フォロー」などでサポートしてくれます。

育児・介護のサポート制度はもちろん、研修制度も充実しており、「健康経営優良法人（ホワイト500）」には9年連続認定されています。

（※7）参考：明治ホールディングス「グローバル展開」
（※8）参考：明治ホールディングス「2024年度有価証券報告書 P.11」
（※7）参考：明治ホールディングス「人材」

【5位】ブルボン

ブルボンは、プチシリーズやアルフォートなどの数々のロングセラー商品を展開するメーカーです。

さまざまな人のニーズに合うように、業務用・ギフト・健康食品などバリエーション豊かな商品を展開しています。ニーズや市場の動きにより目と耳を傾けられるように、自動販売機や通信販売などの「ダイレクトマーケティング」を取り入れているのも特徴です。

以下では、ブルボンの概要・社風・平均年収・製品をまとめています。

企業概要	・事業内容：菓子事業・業務用販売事業・通信販売事業・自動販売機事業・会社の特徴：多くの人へ商品が届くように、ニーズや市場の把握に力を入れている
他企業との社風の違い	個人主義でやった分だけ評価される社風
平均年収	496万4,000円（※9）
有名な製品	・アルフォート・ルマンド・プチシリーズ

ブルボンは、60カ所の販売拠点と5カ所の物流拠点を構えるメーカーです（※10）。サークルやレクリエーション活動を通じた社員同士の交流を大事にしています。

また、働きやすい環境が整っているのが特徴です。「健康経営優良法人2025（ホワイト500）」に3年連続で認定されています（※10-2）。

（※9）参考：ブルボン「2024年度有価証券報告書 P.5」
（※10）参考：ブルボン「ブルボン仕事紹介リーフレット P.2」
（※10）参考：ブルボン「『健康経営優良法人 2025 ～ホワイト 500～』認定のお知らせ」

【6位】亀田製菓

亀田製菓は、柿の種・揚げせんべい・焼きせんべいなど米菓のお菓子をメインに販売するメーカーです。日本市場のシェア率は33%で、海外売上高比率は38.0%を誇ります（※11）。

亀田製菓は、お米や乳酸菌を通して社会課題の解決や健康ケアに貢献できるように取り組んでいるのが特徴です。「ハイハイン」のように子どもが口にできる商品や、高齢者でも食べられるように食感を研究したおかゆも展開しています。

以下では、亀田製菓の概要・社風・平均年収・製品をまとめています。

企業概要	・事業内容：国内米菓事業・海外事業・食品事業・会社の特徴：お米を使用した食品のバリエーションが豊富である
他企業と比べた社風の違い	チャレンジ精神と意欲を重視し、年齢や性別を問わず挑戦の機会を与える社風
平均年収	563万6,000円（※12）
有名な製品	・柿の種・ハッピーターン・まがりせんべい

亀田製菓は、「企業は人なり」という理念のもと社員の成長を重視しているメーカーです。

女性の働き方支援を行っており、女性管理職比率を2025年度末には20%、2030年度末までには30％の目標を掲げています（※13）。結婚や介護などを理由に退職した人の復職を促す「ハッピーリターン制度」や、育児や介護などで三交代勤務が難しい人のシフトを固定する「シフト限定勤務制度」などを導入しているため、個人の事情に合わせて働けるのが特徴です。

（※11）参考：亀田製菓「企業情報」
（※12）参考：亀田製菓「2024年度有価証券報告書 P.9」
（※13）参考：亀田製菓「女性活躍推進の取り組み」

【7位】不二家

不二家は、「ペコちゃん」で有名な100年以上の歴史を誇るメーカーです。ソフト・ハードキャンディやチョコレート、ケーキやシュークリームなど品ぞろえが多いのが特徴です。売上のメインは菓子事業が占めていますが、最近ではレストラン事業も注目されています。

下記では、不二家の概要・社風・平均年収・製品をまとめています。

企業概要	・事業内容：菓子事業・飲料事業・洋菓子事業・外食事業・会社の特徴：取扱商品の数が多いほか、レストランも展開している
他企業との社風の違い	伝統を重んじ、仕事での個々の成長を重視する社風
平均年収	546万3,660円（※14）
有名な製品	・ミルキー・ルック・カントリーマアム

不二家は性別や年齢を問わず活躍できるように、女性の活躍支援制度や定年再雇用制度を導入しています（※14-2）。時差勤務や短時間勤務など家庭環境に合わせて、柔軟に対応できるのが魅力です。

入社・配属後や昇格時に、ポジションごとの研修を行うなど、個人のスキルを高める取り組みも充実しています。上司から部下へ指導を行う「育成面接」や、目標達成方法に向けてディスカッションする「目標面接」など、社員の現状と今後の確認を含めたコミュニケーションも取りやすいです。

（※14）参考：不二家「2023年度有価証券報告書 P.7」
（※14）参考：不二家「不二家サステナビリティレポート2024」

【8位】寿スピリッツ

寿スピリッツは、ケイシイシイ・シュクレイ・寿製菓などをグループに持つメーカーです。LeTAO・バターバトラー・ザ・メープルマニアなどお土産で有名な商品を取り扱っています。

国内旅行やインバウンドの影響があり、2024年の売上高は前年同期に比べ13％上昇しました（※15）。

以下では、寿スピリッツの概要・社風・平均年収・製品をまとめています。

企業概要	・事業内容：手土産・ギフト事業・会社の特徴：「特別なシチュエーション」で口にするお菓子をメインに取り扱っている
他企業との社風の違い	社員同士で切磋琢磨（せっさたくま）し合える社風
平均年収	930万8,313円（※16）
有名な製品	・東京ミルクチーズ工場・バターバトラー・築地ちとせ

寿スピリッツは、ほめて伸ばす・働きやすい環境を作るなどをモットーにする会社です。若手の成長を重視するメーカーで、年齢に関係なく経験を積めます。

例えば、株式会社ケイシイシイの従業員の約半分は20代で構成されており、その中の37人が役職に就いています（2024年2月時点）（※17）。

さらに、グループ会社の株式会社シュクレイの販売職では、入社2年目で副店長・3年目で店長といったようなスピード感でのキャリアアップも可能です。

（※15）参考：四季報オンライン「土産菓子大手の寿スピリッツ､今期も最高純益更新へ」

（※16）参考：寿スピリッツ「2024年度有価証券報告書 P.9」
（※17）参考：ケイシイシイ新卒採用サイト「ケイシイシイを知る」

【9位】井村屋グループ

井村屋グループは、ゆであずきやあずきバーなどどこか懐かしさを感じる商品を販売しているメーカーです。お菓子以外にも豆腐・肉まん・調味料・酒など広い分野の商品を手がけているのが特徴です。

同社は4カ国に拠点を持っており、和食の認知を広めるために海外事業の展開を積極的に行っています（※18）。

以下では、井村屋グループの概要・社風・平均年収・製品をまとめています。

企業概要	・事業内容：食品事業・冷菓事業・デリ事業・デイリーチルド事業・冷凍和菓子事業・スイーツ事業・酒事業・調味料事業・会社の特徴：冷蔵・冷凍・常温など、さまざまなあずき商品を展開している
他企業と比べた社風の違い	仕事を着実に積み上げることで昇格が期待できる社風
平均年収	602万2,490円（※19）
有名な製品	・ゴールドあずきバー・やわもちアイス・ボールアイス

井村屋グループは、年に1回の社内表彰制度「ゴールデンアワード」で日々の功績をたたえるだけでなく、「ご家族感謝デー」で家族を工場に招待したり体験教室を実施したりするなどの取り組みも行っています。さらに、社員旅行やクラブ活動など社員のリフレッシュ制度も積極的に取り入れているのも特徴です（※19-2）。

（※18）参考：井村屋グループ「海外展開」
（※19）参考：井村屋グループ「2024年度有価証券報告書 P.9」
（※19）参考：井村屋グループ「福利厚生・働く環境」

【10位】湖池屋

湖池屋は「多くの人へ届けたい」という思いから、1967年に量産化を実現したメーカーです。ポテトチップスやスナック菓子をメインに販売しています。中でもポテトチップスのバリエーションが豊富で、「The 素材のご馳走」や「ピュアポテト」など何種類もの商品を展開しています。

湖池屋の概要・社風・平均年収・製品は以下の通りです。

企業概要	・事業内容：菓子事業・スナック事業・乳酸菌事業・会社の特徴：ポテトチップスのバリュエーションが多い
他企業と比べた社風の違い	学ぶ機会を積極的に与えてもらえる社風
平均年収	624万9,000円（※20）
有名な製品	・ポテトチップス・カラムーチョ・ポリンキー

湖池屋は仕事の意欲を重視するメーカーで、結果ではなくその過程を評価する考え方を持っています。

さまざまな業務を体験できるのが湖池屋ならではの取り組みで、営業職・企画開発職・製造職・事務職など自分との相性を確かめられるでしょう。さらに、副業を推奨しているのも湖池屋の魅力で、別の職業を通して社内では習得できない経験を積めます。

（※20）参考：湖池屋「2024年度有価証券報告書 P.9」

お菓子メーカーの人気ランキング

ここでは、ワンキャリアの2027年卒ユーザーがお気に入り登録したお菓子メーカーの人気ランキングをご紹介します。

【1位】江崎グリコ

江崎グリコは、2025年にワンキャリアが実施した「就活クチコミアワード2025」において、ランキングの関西地方部門では3位にランクインしています。

人気の理由として、インターンや説明会、本選考に参加した先輩たちのクチコミをご紹介します。

社風・人の魅力
・とても明るくて優しい人が多い。（2026年卒｜研究コース（基礎応用研究））
・ワークショップでは、あたたかく迎えてくださり、リラックスして取り組める雰囲気を作ってくださっていた。また今後働く上で大切にするべきことといった視点からもFBをいただくことができ、非常に学びになった。（2026年卒｜SCM(サプライチェーンマネジメント)コース）

業界・事業の魅力
・誰もが知る「ポッキー」「クーリッシュ」等の国民的に愛される商品を販売しており、製菓業界の中でもほとんどのカテゴリーで2番手以上の位置を確立している。近年ではアジア圏への進出にも力を入れており、年々海外売上比率が大きくなってきているので期待できる。（2026年卒｜デジタル推進コース（CRMコース））

※出典：ワンキャリア「江崎グリコ：企業へのクチコミ」

【2位】ロッテ

ロッテは、国内でもトップの売上高を誇る菓子メーカーであり、徹底的な消費者分析に基づく、オリジナリティあふれる商品開発が特徴です。就活生に人気の理由としても、商品開発への情熱や自社商品への愛が多く見受けられます。