こんにちは、ワンキャリ編集部です。
KPMGコンサルティング(以下、KPMG)は日本支社として2014年に誕生した新生のコンサルファームです。
今回は、KPMGのコンサルタントの選考対策のポイントをまとめてお伝えします。サマーインターンシップ(サマーインターン)のエントリーシート(ES)選考からインターンまで、それぞれのポイントを解説するので、選考前にぜひ一読ください。
(※)この記事は2019年までの情報を基に作成いたしました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年は各社のインターンの実施状況が変更する可能性もございます。
<目次>
●KPMGの社風
●KPMGのインターンのポイント
●KPMGのインターンのフロー
・エントリーシート(ES)
・ Webテスト
・1次面接
・2次面接
・インターン
・人事面談
●おわりに
KPMGの社風:「少数精鋭でベンチャー的存在」
「BIG4界のベンチャー的存在」ファーム立ち上げフェーズに参画できる
内定者によると、日本のBIG4(※1)の中では取り分け後発のファームであることから、デロイト トーマツ コンサルティング(以下、デロイト)やPwCコンサルティング・PwCアドバイザリー(以下、PwC)といった老舗ファームと比べて、社内制度や組織体制はまだ整備途中の段階にあるとのことです。
(※1)……4つの巨大な総合系ファームの呼称。KPMG、デロイト、PwC、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングのことを指す。
現在、KPMGは以下の3種の職種が用意されています。内定者が説明会にて人事から聞いた話によると、以下の職種は2017年にできあがったとのことです。
・マネジメントコンサルタント
・事業変革・ITコンサルタント
・リスクコンサルタント
説明会で、チェアマンである森俊哉氏が「目指すのは『KPMGのメンバーファームでありながら、ベンチャー気質を持ち続けるコンサルティングファーム』」と話していたとのことで、ファーム立ち上げフェーズにある勢いが分かります。また、ある内定者は「新卒にも、ファーム立ち上げフェーズにやりがいを感じてくれる人材を求めているように感じた」と話していました。
このように、KPMGにはファーム立ち上げフェーズならではの「自分たちで会社を作っていく」ベンチャーのようなやりがいが用意された環境があるといえます。
「新卒を大事にしたい」少数精鋭で丁寧に新卒を育成する
内定者によると、KPMGはこれまで中途採用と海外新卒採用のみでしたが、2017年に国内新卒採用を解禁し、本格的な新卒受け入れ体制の整備を始めているとのことです。
語学・ITスキル・財務スキルなどを1年半かけて身につける新卒向けの育成プロジェクトがあるそうです。この1年半という期間は、競合ファームと比べて非常に長いことが分かります。
・アクセンチュア(戦略コンサルタント職):1週間の研修後に現場配属
・デロイト:(一般的に教育が手厚いと言われるが)2カ月〜半年程度で現場配属※アクセンチュア、デロイトの内定者談に基づく
また、KPMGはBIG4+アクセンチュアと比べて少数精鋭であることから、新卒一人一人を手厚くサポートすることができると考えられます。少数精鋭であることは競合のEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(以下、EY)においてもよく言われますが、EYの人員が1,500名程度(※2)なのに対し、KPMGの人員は1,100名程度(※3)であることからも、取り分け少数精鋭であることが分かります。
ある内定者はインターン参加の経験などを通して「先輩社員との距離が近く、面倒見が良いのが印象的。新卒一人一人と向き合う姿勢が感じられた」と話していました。
このように、多くの総合コンサルファームが採用規模を拡大する中、KPMGは少数精鋭で新卒を丁寧に育成しようとすることに拘(こだわ)りのあるファームだといえます。
(※2)参考:EY アドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社「Corporate profile P.3」
(※3)参考:KPMGコンサルティング株式会社「会社概要」