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withコロナの時代にすべきことはなに?22卒内定者が語る「オンライン就活」のコツ(後編)

23卒向け 選考対策 説明会
2021年6月24日(木) | 3,290 views

こんにちは、ワンキャリ編集部です。


新型コロナウイルスの感染拡大により、就活情勢は急激に変化しました。合同説明会の中止を皮切りに、面接やOB・OG訪問、インターンシップまでもがオンラインへと移行。今やオンラインでの就活は「新たな常識」となりました。


すっかり定着したオンライン就活ですが、まだまだ不安はつきません。本記事では、就活を進めた2022年卒早期内定者からの「就活生に向けてのアドバイス」をご紹介します。

<目次>
(1)情報収集はどのように行っていますか?
(2)就活スケジュールを組んだり、選考対策を進めたりする際に工夫した点はありますか?
(3)オンライン説明会を最大限活用するために工夫したことはありますか?
(4)就活のモチベーションを保つためのコツは何ですか?
(5)ガクチカを作るのが難しい状況ですが、もし就活生だったらどのように対処しますか?
(6)これからコロナ禍の就活を経験する就活生たちに、メッセージがあればぜひお願いします。

(1)対面でのコミュニケーションが以前より難しくなっていますが、情報収集はどのように行っていますか?

Dさん:Zoomなどのオンラインツールを用いて友人と情報交換を行ったり、最新の情報が獲得できるオープンチャットやTwitterを活用したりしていました。


Eさん:ONE CAREERなどの就活メディアの情報を参考にしていました。興味がある企業に関しては、その企業の内定を持っている1学年上の大学の先輩を見つけ、話を聞くことで情報収集を行っていました。


Fさん:情報収集は就活メディアの記事やメルマガをたまに見ていました。情報を集めすぎると疲弊してしまうタイプなので、基本的には自己分析を中心に行って志望する業界や企業を絞ったうえで、必要最低限の情報を集めるようにしていました。


Gさん:就活のコミュニティに参加したり、オープンチャットを利用したりしていました。また、インターンで知り合った友人と定期的に連絡を取ることで、お互いに持っている情報を共有していました。

友人と情報交換を行ったり、志望企業の内定を持っている大学の先輩に話を聞いたりするという声が上がりました。情報収集では、就活サイトや企業のホームページ(HP)で調べても分からない内容を聞き出したいもの。特に社会人の方に話を聞きに行くときには、事前に企業情報を入念に調べて、面接にも直接使えそうな「深い話」を聞けるように準備をしていきましょう! 編集部オススメの「OB・OG訪問対策記事」はこちらです。
・OB・OG訪問で「深い話」を聞くための質問テクニック3選【例文つき】
・その質問に「争点」はあるか。戦略コンサルタントが思う、イケてない質問・イケてる質問

(2)コロナ禍を踏まえて、就活スケジュールを組んだり、選考対策を進めたりする際に工夫した点はありますか?

Dさん:オンライン面接では、カメラ映りの良し悪しによって、面接官に与える印象が大きく変わると思います。明るいライトで顔を照らしたり、カメラの角度を研究したりするなど、自分が一番良く映るように工夫をしていました。


Eさん:とにかく早く就活を始めました。6〜7月からサマーインターン対策などで本格的に動き始める方が多い中で、自分は2年生の3月には企業研究を始めたり、大学3年生の4月にサマーインターンに応募したりしていました。


Fさん:友人をとても大事にしていました。直接人に会いに行きづらい環境の下では、友人との関係が希薄になりやすく、孤独を感じることも多くなります。そのため、就活などの話題で積極的に友人にLINEを送ったり、ときどき一緒に面接練習を行ったりしていました。


Gさん:コロナ禍といって何か特別に行ったものはないというのが正直なところです。強いていえば、就活に成功した先輩の話をたくさん聞いていました。

意思決定に十分な時間を割けるよう、Eさんのように早くから就活に取り組むことも、有効な手段でしょう。とはいえ、何から取り組めば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。以下の記事では、就活を始めた方が「最初にすべきこと」をまとめていますので、ぜひご活用ください!
・大学3年で選考終了も。早期就活のメリットと、今から始める就活ロードマップ
・これから就活を始めようと思います。まず何をすればいいですか?

(3)オンライン説明会は対面のものに比べて集中力が続きにくく、聞き流してしまったり、聞き忘れてしまったりということもありますが、オンライン説明会を最大限活用するために工夫したことはありますか?

Dさん:オンライン説明会でしか知り得ない情報と、それ以外でも収集できる情報を明確に分けて、前者の情報を集めるように努めました。具体的には、企業の沿革やビジネスモデルの説明はある程度聞き流し、社員ならではの視点で語られる「仕事のやりがい」「企業の社風」などは意識的にメモを取るようにしていました。


Eさん:自分の姿が社員の方に見られることがなく、気が緩んでしまうので、重要な話を聞き逃すことが多いと感じています。そのため、アーカイブで見られる説明会の動画をラジオ感覚で何回も聞き直すようにしていました。


Fさん:オンライン説明会はリアルタイムで見るよりも、アーカイブで見るようにしていました。また、通常の速度で視聴するとどうしても眠たくなってしまったので、2倍速で流し見をしつつ、重要な箇所は速度を落として繰り返し見ていました。


Gさん:社員の方の話を一方的に聞くのではなく、チャット機能などを使って積極的にリアクションや質問をすることを意識していました。自分が知りたい情報を得ることができるだけでなく、入社意欲が高いことをアピールできるといったメリットがあると思います。

オンライン説明会でしか収集できない情報を集める、アーカイブ機能を使って何回も聞き直す、チャット機能で質問するなど、さまざまな工夫が挙げられています。せっかくオンライン説明会に参加するならば、目的意識を持って臨みたいもの。就活を始めたばかりの方ならば「業界研究」、就活上級者ならば「志望動機の強化」など、こちらの記事では就活タイプ別に、あなたに合った説明会の活用法をご紹介します。
・就活の新定番。オンライン説明会だけのメリットから活用法までを徹底解説

(4)学校で友人と話したり、励ましあったりすることがしにくくなっていますが、モチベーションが落ちてしまうことはありましたか? また、どのように乗り越えましたか?

Dさん:時々モチベーションが下がることはありました。そんなときは、「成功経験」を意識的に積むことが、就活のやる気を高めてくれるカギになると思います。練習企業をいくつかピックアップしておいて積極的に受け、選考通過の体験を重ねることで、「勝ち癖」をつけました。


Eさん:サマーインターンがうまくいかず、「このまま内定が取れなかったらどうしようか」と不安になったときに、モチベーションが落ちました。こまめに友人と連絡を取り合い、お互いに励まし合うことで乗り越えていました。


Fさん:就活を進める中で、モチベーションは定期的に落ちました。その際には、「しっかりと休む日」と「必ず就活を行う日」をきっちりと分け、だらだらと一日を過ごさないように注意していました。


Gさん:モチベーションが下がるときはあったものの、ときには友人と遊びに行くことで気分転換をしていました。

選考で思うような結果が出ない、キャリアのイメージがつかないときなど、就活のモチベーションが下がることがあるでしょう。つらいときは一人で抱え込まず、友人に相談するのも1つの手かもしれません。就活を進める中で、壁にぶつかった先輩たちの記事ものぞいてみてください。
・就活がつらいです。自分の将来が見えませんby早稲田大学4年生 【キャリア相談】
・就活に正しいアンサーはない。気づいた彼女が、新卒2年目で見つけた答え

(5)現在はサークルや留学などの活動がしづらく、ガクチカを作るのが難しい状況ですが、もし就活生だったらどのように対処しますか?

Dさん:アクティブに何かに取り組むのが難しく、ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)を作るのが大変な状況だからこそ、その中で「自分なりに何ができるのか」「何をすべきなのか」を言語化してみると思います。そうすることで、むしろ他の学生と差別化を図るチャンスになるはずです。


Eさん:リモートで勤務ができる長期インターンを始めます。選考の中でビジネス経験が好まれることが多いと感じたので、サークルや留学に替わる良い手段かと思います。


Fさん:オンラインで実施できる長期インターンを行うか、ゼミなどの学業に専念するかのどちらかだと考えます。長期インターンであればガクチカを作りやすいと思いますが、他の学生と内容が被る可能性もあるでしょう。大学の難関かつ有名なゼミに所属できるのならば、そこで一生懸命に取り組むのが良いと思います。


Gさん:リモートワークができるアルバイトや長期インターンを探します。また、コロナが収束した後、すぐに行動できるように今のうちに入念に準備をしておきます。留学に行きたいと考えるのであれば、TOEICなどの英語の学習を進めておくかもしれません。

近年大学生の間で取り組む方が増えてきた「長期インターン」。「給料をもらいながら数カ月にわたって企業で働く」インターンを指します。ガクチカを作る、スキルを獲得するといった目的で始める方も多い長期インターンですが、それ以外にもさまざまな魅力があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください!
・『本気でやればやるほど、就活は不利になる』それでも、私が長期インターンシップを続ける理由

(6)これからコロナ禍の就活を経験する就活生たちに、メッセージがあればぜひお願いします。

Dさん:オンラインでの就活には、オンラインならではの難しさがあるとともに、多くのメリットも存在します。例えば、選考に参加するための移動時間が短くなることで、今までより多くの選考に参加でき、自身の視野を広げることもできるでしょう。このようなご時世だからこそ、さまざまな業界や企業を見て、後悔のない就活を行ってほしいと思います。応援しています!


Eさん:正直、就活を通してとても不安になることが多いと思います。自分もその一人でした。だからこそ、コツコツと選考を受け続けることが大切だと思っています。就活を始めた最初の段階では、モチベーションが上がらないこともあるかもしれません。そういうときは「とりあえずエントリーをしてみよう!」と肩の力を抜いて、興味がある企業を受けてみると良いのではないでしょうか。


Fさん:1990年代前半のバブル崩壊後の就職氷河期世代、2000年代後半のリーマン・ショック世代と同様に、私たち「コロナ世代」の就活も大変といえるでしょう。しかし、就職氷河期世代やリーマン・ショック世代でも就活で成功する方はいますし、現在活躍している方も当然多数います。「コロナがなければ」と嘆きたくなる気持ちは痛いほど分かります。それでも、(無理をしない程度に)苦しくても立ち上がり努力した先には必ず納得のいく結果が待っているはずです。コロナ世代の先輩として陰ながら応援しているので、ぜひ頑張ってください!


Gさん:就活を早めに始めることのメリットは大きいと感じています。いつから就活モードになろうかと、悩んでいる時間はもったいない。「就活サイトに登録してみる」「業界地図を買ってみる」「就活記事を読んでみる」など、まずは一歩を踏み出すことから始めてみましょう。とにかく早めに始めておいて損は全くないので、今から就活を始めると良いと思います!

(photo:KatePilko/Shutterstock.com)

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