自分に合う仕事を見つけるためには自己分析が大切であり、そのために役立つのが自己分析本です。ワークシートや診断、理論について解説したものなど、3つのタイプに分かれます。
本記事では、「自己分析の参考になる本はないだろうか?」と考えている就活生に向けて、おすすめの本を3つのタイプ別にご紹介します。また、自己分析に本が役立つ理由や自己分析本を利用するメリット・デメリットなども解説するため、参考にしてみてください。
<目次>
●自己分析に本はいらない?
・自己分析に本が役立つ理由
・自己分析に本を使うメリット
・自己分析に本を使うデメリット
●自己分析本の3つのタイプと活用法
・ワークシートタイプ
・診断タイプ
・読書タイプ
●おすすめの自己分析本【タイプ別|厳選10冊】
・【ワークシートタイプ】『受かる! 自己分析シート』
・【ワークシートタイプ】『考えるシート』
・【ワークシートタイプ】『絶対内定2025 自己分析とキャリアデザインの描き方』
・【ワークシートタイプ】『就活必修! 1週間でできる自己分析2025』
・【ワークシートタイプ】『マイナビ オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析』
・【診断タイプ】『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』
・【診断タイプ】『9つの性格エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』
・【読書タイプ】『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』
・【読書タイプ】『確実内定 就職活動が面白いほどうまくいく』
・【読書タイプ】『あなたが「一番輝く」仕事を見つける最強の自己分析』
●自己分析本の活用法
・自己分析の結果に基づいた適職を見つける
・志望動機を考える
・自己PRを作成する
●成功事例に学ぶ自己分析
・実際の就活生の自己分析体験談
・有名人の自己分析事例
●自己分析本のまとめ
自己分析に本はいらない?
自己分析の大切さは分かっていても、何から始めていいか分からない就活生は多いかと思います。自己分析のやり方に迷ったときにおすすめなのが、自己分析についてまとめた本の活用です。
ここでは、自己分析に本が役立つ理由や本を使うメリット・デメリットについて解説します。
自己分析に本が役立つ理由
自己分析に本が役立つ理由は、2つあります。
1つ目は、書かれている内容が信用できるためです。自己分析の方法はインターネットでも簡単に検索できますが、誰が書いているか分からない情報も多くあります。これに対し、出版元や著者が分かる本に書かれた情報は、信用できる可能性が高いといえるでしょう。
また、役立つ理由の2つ目は、1冊の本であれば全体を通して体系的に書かれているという点です。構成を考えて編集されているため、自己分析を行う手順が正確に分かります。インターネットで調べた複数サイトから断片的に得た知識では、正確な自己分析ができない可能性があるでしょう。本を使うことで、無駄なく正確な分析結果を得られます。
自己分析に本を使うメリット
自己分析に本を使うことで、次のようなメリットがあります。
・手順に沿って進められる ・メモや書き込みができる ・進行を確認できる
本は自己分析の具体的なやり方が手順に沿って書かれているため、読み進めながら漏れなく自己分析を行える点がメリットです。また、自己分析をしながら気になることや思いついたことを、余白に書き込めるというメリットもあります。後から見返す際に役立つでしょう。
本のページ数によって、自己分析の進捗(しんちょく)を確認できるのもメリットです。「今日は何ページまで行う」といったスケジュールも立てやすく、進行状況がわかることでモチベーションも保ちやすいでしょう。
自己分析に本を使うデメリット
自己分析に本を使うことには、次のようなデメリットもあります。
・著者の価値観に影響されることもある ・自己分析をすること自体が目的になる場合もある ・お金や時間がかかる
自己分析の本のなかには著者の価値観が強く反映されているものもあり、それに影響されると本来の自分を理解できなくなることもあります。1冊だけを参考にせず、いくつかの本を使うことも必要です。
本のやり方に依存して、自己分析をすることが目的とならないように注意しましょう。自己分析は、あくまで自分についての理解を深めるツールです。自己理解を深めることを目的として、自己分析を行いましょう。
また、自己分析の本を複数冊購入するとお金がかかり、読むための時間も必要です。金銭的負担や時間が必要になることは、あらかじめ把握しておきましょう。
自己分析本の3つのタイプと活用法
自己分析の本にはワークシートで行うタイプや自分の性格を診断できるタイプなど、大きく分けて3つあります。自分に合うタイプを選ぶことが、自己分析を成功させるポイントです。
ここでは、それぞれの概要と使い方、活用例をご紹介します。
ワークシートタイプ
質問が設定されたワークシートが用意され、書き込みながら自己分析できるタイプです。読書が苦手でも、ワークシート形式であれば質問に答えながらスムーズに進められます。
自己分析の概要を知るとともに、実践的に自己分析をしたい場合におすすめです。ワークシートに設定されている質問に答えていくことで、効率良く自分について理解が深まります。
ワークシートタイプは一度記入すれば後から結果を見直し、エントリーシート(ES)を作成するときや面接前に見直すといった活用ができるのもメリットです。
ただし、自己分析の考え方について深く理解したい場合には向いていません。自己分析の理解を深めるためには、この後に説明する読書タイプを併用することをおすすめします。
診断タイプ
自分の性格を、診断できるタイプの本です。日常の思考や行動など簡単な質問が用意され、診断結果から自分の性格や強み・弱みなどが分かります。
ワークシートタイプよりも手軽に自己分析ができるため、自分の性格を把握し、適した職業や取るべき行動を学ぶというのが基本的な使い方です。
ただ診断するだけでなく、診断結果の生かし方を解説する本もあります。就活を始めたばかりの自己分析の入門編といえるため、選考対策として自己分析をするにはワークシートタイプの併用も必要になるでしょう。
読書タイプ
自己分析の考え方について解説しているタイプで、読み進めていきながら自己分析もできるのが特徴です。ワークシートや診断タイプで自己分析を行った経験があり、さらに自己分析についての理解を深めたい場合に向いています。
すでにワークシートタイプの本やその他の方法で自己分析を行って、自分の性格や強み・弱みを把握している場合に、それらを生かしたキャリアプランを考えたいときに役立つでしょう。
人気の書籍をいくつか読めば、自分の価値観に合う本と出会えるかもしれません。新しい視点で就活を考える、きっかけにもなるでしょう。より自分に合った仕事と出会い、就活を成功させたい方におすすめです。
おすすめの自己分析本【タイプ別|厳選10冊】
ここからは、ご紹介した3つのタイプ別に、おすすめの自己分析本を紹介します。ぜひ、選ぶ際の参考にしてみてください。
【ワークシートタイプ】『受かる! 自己分析シート』
・『受かる! 自己分析シート』(日本実業出版社、2008年)新卒専門のキャリアコンサルタントが手がける、ワークシートタイプの書籍です。「自己分析」→「他己分析」→「企業研究」の3段階で行う41のワークシートが掲載されています。
左ページに質問に対する回答事例と著者のポイント解説があり、右ページには実際に書き込めるワークシート欄がある仕組みです。質問に答えていくことで、自分の強み・エピソードが明らかになり、ES・履歴書の作成、面接に役立ちます。
巻末には、さまざまな職種の自己PR事例集も掲載されています。
【ワークシートタイプ】『考えるシート』
・『考えるシート』(講談社、2008年)
文章表現・コミュニケーションの、インストラクターをしている著者による自己分析本です。就活がなかなか思うように進まないときや、自分が勘違いされていると感じるときに役立ちます。
質問に対して答えることで自分の気持ちを引き出し、伝わる構造に整理して言葉にするという仕組みです。「相手とつながる」「自分とつながる」「他者・外・社会とつながる」などの、シーンごとにシートが分かれており、書き込むことで自分の思いが言葉になり、相手にうまく伝わるようになります。
就活だけでなく、さまざまなシーンで考えをまとめ、言葉にしたいときに役立ちます。
【ワークシートタイプ】『絶対内定2025 自己分析とキャリアデザインの描き方』
・『絶対内定2025 自己分析とキャリアデザインの描き方』(ダイヤモンド社、2023年)
大学生協で、15年連続売上第1位のベストセラーを獲得している書籍です。94枚のワークシートからなり、書き込み式で徹底的に自己分析できます。
忙しくても1週間で完了できる分量で、書いているうちに就活に対する不安や心配がなくなります。自分が本当にやりたいことを見つけられる1冊です。
「ブレていた就活の軸が見つかった」「面接など就活のすべてをこの1冊で乗り切れた」など、数多くの感想が寄せられています。
【ワークシートタイプ】『就活必修! 1週間でできる自己分析2025』
・『就活必修! 1週間でできる自己分析2025』(さくら舎、2023年)
1週間で自己分析ができる書籍です。パート1とパート2に分かれ、パート1は1日1テーマずつのワークシートに書き込む形式です。「何のために働くのか」を明確にすることから始まり、将来のライフプランをイメージするラストまで、7日間のプログラムにより自分を深掘りできます。
パート2では、自己分析のアフターケアとして業界・企業・職種研究のやり方を紹介しています。「社会に出て何をしたいのか、何ができるか分からない」「やりたいことがあるけれど、自分がそれに向いているか分からない」という人に、おすすめしたい1冊です。
【ワークシートタイプ】『マイナビ オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析』
・『マイナビ オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析』(マイナビ出版社、2021年)
自己分析のための、書き込み式ワークシートです。元人事担当者である著者が、学生の面接・採用を担当した経験を生かして制作しています。
本書では、自分の特徴・個性・能力などを整理し、適職診断・業界・業種と自己をつなげる志望動機への発展までを、具体的な書き込み作業をもとに進めていきます。
具体的な手順は、次のとおりです。
1. 就活アドバイザーと就活生の会話を読んで、ワークシート作業の内容を確認する 2. 実例を参考にして、書く内容を考える 3. ワークシートに書き込んで自己分析を進める
別冊『書込み式就職ノート』と併せて活用すれば、ESの作成や面接における自己PR・志望動機への対策ができます。
【診断タイプ】『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』
・『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』(日経BP 日本経済新聞出版、2023年)
「ストレングス・ファインダー」というツールを使い、自分の強みを診断して見える化できる自己分析本です。
「強みの生かし方」にフォーカスし、見える化した34の資質の一つ一つに10項目の「行動アイデア」と、3項目の「人の生かし方」を解説しています。
旧版よりもバージョンアップした「ストレングス・ファインダー2.0」は結果のレポートがより自分らしいものにカスタマイズされ、今後長く自分の才能を開花させるための指針となります。自分の強みを生かすための戦略やアイデア、ヒントが詰まっている書籍です。
【診断タイプ】『9つの性格エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』
・『9つの性格エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』(PHP研究所、2004年)
「すべての人は、9つのタイプに分けられる」という、人間学のエニアグラムをもとにした書籍です。20の質問に答えれば、自分が9つのタイプのうちどのタイプかが分かります。自分のタイプを知ることで、能力と個性を最大限に生かすことが可能です。
第1章ではエニアグラムの知恵について解説し、第2・第3章では、自分をつき動かし、悩み・苦しみの根源となる「囚われ」が分かります。第4章では自分を変えることにフォーカスし、第5章では人間関係の変革について解説しています。自分を知り、新しい生き方を実現するための羅針盤となる1冊です。
【読書タイプ】『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』
・『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』(KADOKAWA、2020年)
やりたいことを見つけ、自己理解を助ける書籍です。やりたいことの見つけ方を3STEPで、体系立てて理解できます。
やりたいこと探しに悩んだことがある著者が、「本当にやりたいこと」を見つけるまでの間に学び、実践してきた経験をまとめた本です。第3章の「自己理解メソッド」では、「やりたいこと」について「好きなこと」と「得意なこと」のかけ合わせであると定義し、そこに「大事なこと」を組み合わせ、「本当にやりたいこと」になるとしています。就活だけでなく転職や起業にも役立ち、末長く手元に置きたい1冊です。
【読書タイプ】『確実内定 就職活動が面白いほどうまくいく』
・『確実内定 就職活動が面白いほどうまくいく』(KADOKAWA、2021年)
自己分析からOB・OG訪問、面接対策まで、内定獲得の方法論をまとめた自己分析本です。就活をゲームに見立て、その攻略法を解説しています。
「就活の基礎知識」から始まり、ゲーム感覚でこなせる自己分析やESの書き方、OB・OG訪問・グループワーク・面接に至るまで、攻略法を伝授する内容です。実績とロジックに基づき、戦略的に内定を獲得するためのメソッドがまとめられています。
【読書タイプ】『あなたが「一番輝く」仕事を見つける最強の自己分析』
・『あなたが「一番輝く」仕事を見つける最強の自己分析』(KADOKAWA、2017年)
2009年刊行の『あなたの天職がわかる最強の自己分析』をリニューアルし、現代の就職市場に併わせてアップデートした1冊です。
キャリアコンサルタントとして4,000人の面接に立ち会い、企業側の採用担当者の研修を通じて企業側の本音を理解している著者が、「個性と能力を生かす」自己分析を伝授します。売り手市場で「会社との相性・可能性」が重視されている時代の流れを踏まえ、第3章の「仕事で生かせる強みを見つける自己分析」についてメソッドを改良しました。
「強みがどう仕事に結びつき、企業でどのような活躍ができるか」が、より明確にわかるようになっています。
自己分析本の活用法
自己分析本は、結果に基づいて適職を見つけたり、志望動機を考えたりすることに役立ちます。また、自己PRの作成にも活用できるでしょう。
自己分析本の具体的な活用法について解説します。
自己分析の結果に基づいた適職を見つける
自己分析本は、自分に合う仕事を見つけるために活用できます。自己分析を行って自分の性格や強み・弱みを知ることで、自分にはどのような業種や職種が向いているかが見えてくるためです。
自分の得意なこと・苦手なことが分からないと、自分に合う仕事を見つけるのは難しくなります。就職の軸が定まらず、基準なしに応募先企業を選ぶことにもなりかねません。その結果、内定を得られたとしても、ミスマッチにより早期退職という結果になる可能性があります。
自己分析本でしっかり自分について理解できれば、自分に合う仕事を見つけられ、入社後も活躍できる企業を選べるでしょう。
志望動機を考える
自己分析本で自分への理解を深めれば、説得力のある志望動機を作成できます。自己分析で明確になった就活の軸によって選んだ企業であれば、自分の強みをどのように生かせるのかを具体的に説明できるためです。
志望動機は、強みを発揮したことのある過去のエピソードを交えながら説明することで、より説得力が増します。自分に合うかどうかが分からないまま選んだ企業は、なぜその企業を選んだのか上手に説明できません。説得力に欠ける志望動機では、入社意欲が伝わらないでしょう。自分の性格や強みを根拠にした志望動機は相手を納得させ、入社後の活躍を期待させます。面接でも、面接官の質問に対して一貫性のある解答ができるでしょう。
自己PRを作成する
自己分析本は、自己PRの作成にも役立ちます。自己分析で明らかにした自分の強みで、効果的なアピールができるためです。
自己PRの作成では、採用担当者に「自社で活躍できる人材であること」をアピールできる内容にすることがポイントです。
自己分析した結果を自己PRに生かすために、次の点を意識して作成するとよいでしょう。
・これまでどのような経験をしてきたか ・どのようなことが得意か ・入社したら何をしたいか
これまでの経験や得意なことは、自分の強みを説明する根拠となります。
さらに、入社したら何をしたいかを伝えることで、企業側には「この人なら入社後に活躍してもらえるだろう」というメリットを感じてもらえる可能性があるでしょう。
成功事例に学ぶ自己分析
自己分析を成功させるためには、就活生の体験談や有名人が行っている自己分析の事例から学ぶのもおすすめです。
自己分析をしていると、果たして自分の行っている分析が正しいのかわからなくなることもあるでしょう。成功例を見て参考にすれば、それらの不安や心配を軽減できます。それぞれ、詳しく見ていきましょう。
実際の就活生の自己分析体験談
理系の大学に通うSさんは、IT業界を志望して就活を行っていました。Sさんが自己分析を始めたきっかけは、特に就活とは関係なく、「どのような自分になりたいか」と普段から考えていたからとのことです。
就活を強く意識したのは面接が始まる1年ほど前からで、過去の自分と未来の自分について分析することから始めました。過去の自分については実際の体験から傾向を分析し、未来の自分については理想や希望を分析したそうです。
Sさんは自己分析を行った体験を通して、「自己分析は、短期間でできるものではない」という感想を抱いています。日常生活のなかで継続的に自分について考えることで、自分への理解が深まるそうです。自己分析自体は難しいことではなく、どのようなことを楽しいと感じ、どのようなことがつらいと感じるかという質疑応答をするだけだと考えています。
自己分析を行った結果、自分の欲求に対して素直に受け止められるようになり、自分が欠点だと思っていたことも自分の個性だったと理解し、自分に自信を持てるようになったとのことです。
Sさんは、自己分析を自分のなかで完結させるのではなく、アウトプットすることも大切だと感じています。面接では、自分を説明することが必要になるためです。自己分析をしたら、それを人に話す練習をすることも面接対策になることでしょう。
有名人の自己分析事例
テレビドラマで活躍する女優のYさんは、その演技が認められて新人賞を受賞しました。 Yさんは役者として自分に華がないと思い、自分が勝負できることは、脇役として主演の方がより輝けるための、キャラクター作りだという自己分析をしていました。
その役割を担うことが役者の自分のあり方だと考え、ドラマで実践したそうです。その結果、演じてきたことが評価され、受賞につながりました。
Yさんは、どの役柄を演じるときもキャラクターのバックボーンを大切にしています。限られた言葉、場面しか書かれていない台本のなかで、人物の過去や言葉が出るまでの時間など、台本の前となる部分を想像して作ることを意識しているとのことです。自己分析で自分を深く理解したことにより、女優として成功できた例といえるでしょう。
自己分析本のまとめ
こちらの記事の要点は以下の通りです。
●自己分析に本が役立つ理由 ・信頼性と体系性があること。 ・信頼できる情報源であり、全体を通して体系的に情報が提供されるため、正確な自己分析が可能。
●自己分析に本を使うメリット ・手順に沿って進められ、メモや書き込みができ、進行を確認できる。 ・本を使用することで、体系的に自己分析を行えるだけでなく、進捗状況を把握しやすく、個人的なメモや考えを残すこともできる。
●自己分析に本を使うデメリット ・著者の価値観に影響される可能性があること。 ・自己分析そのものが目的化すること。 ・購入費用や時間の負担があること。
●自己分析の本には、ワークシートタイプ、診断タイプ、読書タイプの3つのタイプがあり、それぞれ異なる活用法がある。自分に合ったタイプを選ぶことが重要である。
●自己分析本の活用法 ・自己分析の結果に基づいた適職の発見 └自己分析本を使用して自分の性格や強み・弱みを理解し、それに基づいて自分に合った仕事を見つけることができる。これにより、ミスマッチの可能性を減らし、入社後も活躍できる環境を選べる。 ・志望動機の構築 └自己分析を通じて自分の強みや価値観を理解し、それを基に説得力のある志望動機を作成できる。面接やESで自分のアピールを行う際に有益。 ・自己PRの作成 └自己分析の結果を生かして、自己PRを作成できる。 過去の経験や得意なこと、将来の目標などを明確にし、採用担当者に自社で活躍できる人材であることをアピールできる。
(Photo:Daria Minaeva/Shutterstock.com)