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「既存巨大産業×新興Techの会社を選ぶ」ブシロード中山淳雄さんの『転生就活』

転生就活 ランキング 企業理解 インタビュー
2021年3月5日(金) | 7,537 views

「ある朝、目が覚めたら、あなたは『就活生』になっていました。どの会社へ入りたいですか?」(※ただし、自身がこれまで所属した企業は選べません。)

社会人の先輩に、この「究極の転生質問」に答えてもらうシリーズ企画。今回は、ブシロード執行役員の中山淳雄さんにご登場いただいた。

<中山淳雄さんの「入社以降年表」>

・2006年(26歳)
大学院を卒業後、新卒としてリクルートスタッフィングへ入社。最初の2年間は営業を行い、その後、経営企画で海外事業やM&Aに携わる。

・2011年(31歳)
DeNAへ転職。およそ10カ月間の短い在籍だったが、同期とはその後もつながる仲間に。

・2013年(33歳)
Deloitte(デロイト・トウシュ・トーマツ)でコンサルタントを経験したのち、13年からはバンダイナムコスタジオへ。バンダイナムコスタジオでは、カナダ、シンガポール、マレーシアにて新規事業会社を立ち上げる。

・2016年(36歳)
ブシロードへ転職。ブシロードインターナショナル社長としてシンガポールに駐在し、日本コンテンツ(カードゲーム、アニメ、モバイルゲーム、イベント、プロレス)を海外展開。

・2021年(現在)
ブシロード執行役員、早稲田ビジネススクール講師、エンターテインメント社会学者として活躍。

中山淳雄さんは、リクルートスタッフィング、DeNA、Deloitte、バンダイナムコスタジオ、ブシロードと、5社の企業を経験された。ベンチャーからコンサルまでさまざまな企業を経験しながらキャリア形成をしてきた中山淳雄さんは、いま就活生になったら、どんな会社に行くのだろうか? 

社会人になる前、卒業旅行でキリマンジャロに登ったときの中山さん(2005年)

海外の新卒は大変

──中山さんがたどられたキャリアを伺うと、華々しい、という表現がピッタリです。


中山:僕が新卒として就活していた頃は商社が人気でしたけれど、「打席に立てる」のは35歳〜40歳くらいだと聞いていて。10年は待てなかったですね。

新卒でリクルートスタッフィングに入ってからは、丸2年間、飛び込み営業をして経験を積みました。その後、経営企画に異動し、海外事業やM&Aに携わりました。

一方で、20代のぼくは「頭良さそうな仕事」に憧れがあって、コンサルティング会社に行きたくて仕方なかったのです(笑)。リクルートスタッフィングを辞めたあとは、「コンサルに行きたい」とか、「海外でM&Aを経験したい」とか、いろいろな欲望が渦巻いていました。30代前半はとにかくキャリアに迷っていた時期でした。


──さまざまな選択肢があったと思いますが、DeNAへ転職されます。


中山:僕が入った頃のDeNAはまだまだメジャーではなく、転職するときは「こんなベンチャーなところで大丈夫だろうか?」と不安にも思っていました。

ベンチャーも経験して思うことですが、企業はブランドになってしまったらダメだ、と思うんですよね。「ちょっと怪しくない?」くらいがちょうどいいと思います。DeNAには10カ月しかいませんでしたが、あのときに一緒に働いたメンバーは、本当にすごかったです。

DeNAとリクルートの同期はその後もつながっています。ちなみに、「同期」って英語がないんです。知っていました? 日本の「同期」という仕組みはすごいんですよ。


──Deloitte、バンダイナムコスタジオでは、海外で仕事をされました。


中山:海外の新卒って大変だということを知りました。日本の新卒ってだいぶ甘やかされていたんだ、と。もちろん、日本の就活生も、仕事をやったことがない中で、「僕はこれがすごい」と証明しなければいけないという、不透明ゆえの大変さはあるんですが。「面接だけで、一応、生涯年収数億円くらいを保証してくれる」というのは、海外ではなかなか聞いたことがありません。 


たとえば、カナダでバンダイナムコスタジオのオフィスをつくったときに、近くにUBC(ブリティッシュコロンビア大学)という東大より世界ランク上位の大学がありました。でも新卒みたいな制度がないので、在学中のインターンや仕事での成果を、いかに就職先に見せられるかが大事で、うちのアルバイトの募集にも合計数十名は応募がきていました。その中で2人だけ通訳で雇いました。時給だって千円ちょっとで、とてもよい待遇とはいえない条件です。

彼らとしては、それでもどうにか実務のジョブをつかんだわけで、半年くらい仕事をし、信用を得た上で、ようやく正社員になるために「就職活動」をする。バンナムで働いていたからという経験ベースで他社に採用されていきます。

そこから採用されるときにはレファレンス(前職での経歴をチェックした上での採用)で、彼はどのくらいのパフォーマンスだったのかというレビューの電話なんかが採用を検討している企業からかかってくる。

中途社会なので、成果を元に就職活動をしなければいけないんですよね。海外の新卒はすごく大変です。

転生したら選ぶ3社

──それでは、中山さんが転生就活したら選ぶ企業を教えてください。


中山:一つ目が、サイバーエージェントです。

平均年齢が低く、仕事のチャンスが多いですよね。30歳くらいでも社長になれる風土がいいな、と思います。

「卒業生」も豊富にいるので、将来のパートナーづくりにも良いと思います。また、AbemaTVのように「既存巨大産業」と「新興Tech」の組み合わせがあるのも20代で経験するには良い環境だと思います。既存産業も学べて、新興Techで攻めることもできますから。


二つ目が、Sony Music/Aniplexです。

大企業だけに平均年齢は必ずしも低くはないですが、卒業生の多さもさることながら、ソニーのエンタメ領域は「既存巨大産業×新興Tech」にいまだに挑戦している企業といえます。関連会社のAniplexも「鬼滅の刃」の成功から既存巨大産業における面白い展開を経験できる企業と言えます。


三つ目が、Mildom(斗魚)です。

上記2社とは毛色が異なりますが、最近、Live動画配信プラットフォームに注目しています。この会社は、日本人であることを使いながら、米国・中国大手の展開に入り込むという視点で面白いなと思っています。中国での売上を3年で10倍の1000億にした斗魚という企業と、と三井物産のJV(ジョイント・ベンチャー)で、その後の展開として中国型にも商社型にも振っていけるという意味ではポテンシャルの塊だと思っています。商社のバックアップもあるのである程度「安定」もありますし。


──日本の新卒ならではの良いところを生かす、という戦略ですね。


中山:「日本の新卒1年目」は海外と比べたときの就職しやすさもさることながら、「同期」を含めた横ネットワークが世界的にも特異なほど緊密で深く、効率的に無形資産が手に入ります。また、若い会社で、転職者も多い1社目を踏み出すと、次の転職先で同じ会社出身の誰かが待っているということが往々にして起こります。

僕自身がリクルート、ディー・エヌ・エー(DeNA)、Deloitteといった卒業生とのつながりがその後の仕事に生きていることを考えると、中長期のリターンが大きい1社目が大事だと思います! 特にリクルートは人材・エンタメ・スポーツどの業界にも、北米・東南アジア・東アジアとどの地域にも卒業生がいました。


自分がそれなりに戦闘力があってピンで活躍できるようなら、そうしたネットワークなどまどろっこしいことをせずに、最初から自分の付加価値を最大化できるベンチャー型を志向すべきだ、とは思います。あくまで自分のレベル・仕事タイプから、こうした3社は選ぶべきでしょうね。僕自身は新卒1社目にベンチャーに行っていたら、とても活躍できるタイプではなかったです。

あとはその先の市場規模ですね。日本だとレガシーな巨大既存ビジネスをリプレイスしていく面白さがありますし、米国・中国への市場展開につながるノウハウが得られると2社目・3社目で成長市場にコミットしていけると思います。


──エンターテインメント領域のビジネスパーソンとしても活躍されながら、海外やアカデミックな領域でも実績を残されている中山さんだからこその視点だと思いました。ありがとうございます。

中山 淳雄(なかやま あつお):ブシロード執行役員、早稲田大学ビジネススクール非常勤講師、シンガポール南洋工科大学非常勤講師
1980年栃木県生まれ。2004年東京大学西洋史学士。2006年東京大学大学院社会学修士。2014年マギル大学MBA修了。リクルートスタッフィング、DeNA、デロイトトーマツコンサルティング、バンダイナムコスタジオを経て、2016年よりブシロードに勤務。著書に、『ボランティア社会の誕生』(三重大学出版会、第四回日本修士論文賞受賞作、2007)、『ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか』(PHPビジネス新書、2012)、『ヒットの法則が変わった いいモノを作っても、なぜ売れない?』(PHPビジネス新書、2013)、『オタク経済圏創世記 GAFAの次は2.5次元コミュニティが世界の主役になる件』(日経BP、2019)。

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佐藤譲
編集者、コーチ
佐藤譲

1986年、福岡県生まれ。2010年、株式会社スタジオジブリ入社。鈴木敏夫プロデューサーと同じ家に住みながら、編集者として働く。2015年、日本テレビ放送網株式会社に入社。実写映画・アニメーション映画のプロデューサーを務めたのち、2018年に独立して京都へ移住。ゲームベンチャーの立ち上げに関わったのち、現在は、作家・クリエイター向けの編集者・コーチとして働くほか、藤原和博氏が立ち上げた『朝礼だけの学校』プロデューサーも務め、ワンキャリアには2020年から関わっている。日本で唯一の「人形劇」に関する専門図書館の研究員でもある。

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