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      就活サイトトップ就活記事企業・職種選定教育学部の就活|教師以外の就職先ランキング・不利になら...

      教育学部の就活|教師以外の就職先ランキング・不利にならない進め方と面接対策

      教育学部
      2026年10月20日(火) | 22,442 views

      「教育学部だと、教師以外の就職は不利になるのでは?」「教育実習や教員採用試験と、一般企業の就活を両立できる?」と不安や疑問を感じている人もいるでしょう。

      結論から言うと、教育学部から一般企業を目指しても不利にはなりません。文部科学省の調査では、2025年3月に国立の教員養成大学・学部を卒業した人のうち、23.4%が教員・保育士以外の仕事に就いています。

      本記事では、教育学部の就活の実態と、教師以外も含めた教育学部の就職先ランキングを紹介します。あわせて、教育実習・教員採用試験と両立する就活スケジュールや、教育学部ならではの面接の質問と回答例も解説します。

      <目次>
      ●教育学部の就活は不利?進路データで見る実態
       ・教育学部生の進路傾向
       ・一般企業
       ・教員などの地方公務員
       ・国家公務員
       ・一般企業への就職率は大学による
       ・一般企業への就職が不利になることはない
      ●教育学部生の就職人気ランキング【上位20位】
      ●教育学部生に人気の就職先・年収【業界編】人気の理由・教師以外も解説
       ・教員(公務員)|平均給与月額:小・中学校約42.4万円・高校約44.3万円
       ・教員(塾などの一般企業)|平均年収約442万円
       ・公務員(国家・地方)|平均給与月額:地方約41.4万円・国家約41.4万円
       ・出版・新聞業界
       ・コンサル業界|平均年収約742万円
       ・メーカー|平均年収約656万円
       ・金融業界(銀行・証券・保険)|平均年収約826万円
       ・通信・IT業界|平均年収約676万円
       ・人材サービス業界|平均年収約494万円
       ・教育業界|平均年収約590万円
      ●教育学部生に人気の就職先【職種編】
       ・人事労務職
       ・研究職
       ・教師
       ・事務職
       ・営業職
      ●教育学部の就活スケジュール|教育実習・教員採用試験と両立する進め方
       ・一般企業の選考と教育実習が重なる時期の対処法
       ・教員採用試験と一般企業を併願する場合のパターン
       ・教育実習・教員採用試験と就活のスケジュール管理を徹底する
      ●教育学部の就活のポイント|企業・職種の選び方編
       ・自己分析・業界研究・企業分析を通して就活の軸を定める
       ・インターンシップに参加する
       ・企業説明会に参加する
       ・OB・OG訪問をする
       ・教員ではなく一般企業を目指す理由を明確にしておく
       ・学んだ内容を生かせる業界・職種を選ぶ
       ・教育学部生が重視する就活の軸ランキング
      ●教育学部で培った強みの伝え方|自己PR・志望動機の例文
       ・自己PRの例文(教育実習の経験を生かす場合)
       ・志望動機の例文(教員ではなく一般企業を選ぶ理由を含める場合)
      ●教育学部の就活のポイント|選考対策編
       ・早期から情報収集をし、早期選考を受ける
       ・Webテスト対策に力を入れる
       ・エントリーシート(ES)や履歴書を余裕を持って準備しておく
       ・面接対策|教育学部生がよく聞かれる4つの質問と回答例
       ・なぜ教育学部を選んだのですか?
       ・なぜ教員にならなかったのですか?
       ・教育学部で学んだこと(専門領域)は何ですか?
       ・教育学部で学んだことで弊社で生かせることは何ですか?
      ●教育学部生の就職に役立つ資格
       ・教員免許
       ・幼稚園教諭免許
       ・小学校教諭免許
       ・中学教諭免許
       ・高等学校教諭免許
       ・特別支援学校教諭
       ・図書館司書
       ・学芸員
       ・英語関係の資格
       ・英検(準1級以上)
       ・TOEIC
       ・TOEFL
       ・MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
       ・FP技能検定(ファイナンシャルプランナー)
       ・心理カウンセラー関係の資格
       ・公認心理師
       ・臨床心理士
       ・産業カウンセラー
       ・教育カウンセラー
      ●教育学部の就活に関するよくある質問
       ・Q1. 教育学部から公務員(教員以外)になれますか?
       ・Q2. 教員免許を取らないと就活で不利になりますか?
       ・Q3. 教育学部の就活はいつから始めるべきですか?
      ●まとめ
      

      教育学部の就活は不利?進路データで見る実態

      教育学部の就活は、教員を目指す人と、一般企業や公務員を目指す人に分かれます。文部科学省の調査によると、2025年3月に国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)を卒業した10,917人のうち、教員になった人は6,916人でした。(※1)

      大学院等への進学者と保育士への就職者を除いた「実質的な教員就職率」は70.7%で、5年続けて上昇しています。一方で、教員・保育士以外の仕事に就いた人も2,553人(卒業者の23.4%)おり、主な就職先として公務員、教育・学習支援業、民間企業などが挙げられています。(※1)(※2)

      進路 人数 卒業者に占める割合
      教員(正規採用・臨時的任用など) 6,916人 63.4%
      保育士 ― 1.4%
      大学院等への進学 ― 8.9%
      教員・保育士以外への就職(公務員・民間企業など) 2,553人 23.4%
      その他・未就職 ― 2.9%
      ※国立の教員養成大学・学部(44大学)の2025年3月卒業者10,917人が対象です(2025年9月30日時点)

      教育学部生にとって教員以外の進路は決して珍しくないといえるでしょう。

      (※1)参考:文部科学省|国立の教員養成大学・学部及び国私立の教職大学院の令和7年3月卒業者及び修了者の就職状況等について

      (※2)参考:文部科学省|令和7年3月卒業者の大学別就職状況[教員養成課程]



      教育学部生の進路傾向

      教育学部生が選ぶ代表的な職業は、以下の通りです。


      教育学部生が選ぶ代表的な職業3つ


      各職業の特徴や、教育学部生に選ばれる理由をご紹介します。


      一般企業


      一般企業に就職する教育学部生も少なくありません。

      特に教育関連企業や人材育成分野で、教育学部での知識やスキルが高く評価されることが多い傾向です。例えば、企業の研修担当や教育コンテンツの制作に役立てられます。


      教員などの地方公務員


      地方公務員として、教員や教育委員会で働く道も選ばれています。

      教育学部で学んだ知識を直接生かし、地域社会に貢献できる職業として、やりがいを感じられるのが特徴です。


      国家公務員


      国家公務員として活躍している教育学部生もいます。

      文部科学省や教育政策のチームに加わり、教育の未来を築く役割を担うこともあります。


      一般企業への就職率は大学による

      教育学部とは無関係な一般企業へ「就職できるのか?」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、一般企業への就職率が高い大学もあります。

      ただし、大学によって異なるので、自分が通う大学が公表している進路データを確認しておくことが重要です。公式ホームページや就職サポートセンターを利用して情報を収集しましょう。


      一般企業への就職が不利になることはない

      教育学部生の一般企業への就職は不利ではありません。むしろ、教育学部で培った「子どもについて考える視点」などは他の学部出身者にはない強みとなります。

      もちろん「なぜ教員にならず一般企業へ就職したいのか?」と疑問に感じる企業もあるでしょう。そうした疑問を解消し、なぜその企業で働きたいのか、教育学部での学びをどう生かすのかを明確にし、面接で自信を持ってアピールすれば十分採用の可能性はあります。

      ただし、教員にならない理由の伝え方によっては、不利に働くこともあります。「教育実習が大変だったから」「教員採用試験に受かる自信がないから」といった後ろ向きな理由だけを伝えると、「入社後も壁にぶつかったら辞めてしまうのでは」と受け取られかねません。

      教員にならない理由は、企業で実現したいことと結びつけて前向きに説明しましょう。具体的な答え方は、後述の「面接対策|教育学部生がよく聞かれる4つの質問と回答例」で紹介します。

      教育学部での学びは、一般企業においても大きな強みとなります。特に、教育学部生が持つ「相手の立場を考え、分かりやすく伝える力」は、企業の営業・人事・企画などの職種で高く評価される傾向にあります。
      面接では「教育的視点を企業活動にどう活かせるか?」を論理的に説明できれば、採用担当者の納得感が増し、選考を優位に進められるでしょう。重要なのは、「教育学部だから不利なのではないか」という思い込みを捨て、自身の強みを自信を持って伝えることです。
      企業が求めているのは「学部名」ではなく「あなた自身が持つ強みや力」です。教育学部だからこそ提供できる価値を、積極的にアピールしましょう。


      記事監修アドバイザー:佐川
      2025年にワンキャリア新卒入社。
      学生時代は体育会バドミントン部に所属し、全日本の大会で団体戦と個人戦において優勝した経験を持つ。
      現在は「ワンキャリア新卒紹介」にアサインされ、キャリアアドバイザーとして就活生の支援を行っている。

      ・得意な領域:自己分析、ES添削(特にガクチカ、自己PR)


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      教育学部生の就職人気ランキング【上位20位】

      教育学部生に人気の企業をご紹介します(※2)。

      (※2)……ワンキャリア2027年卒会員のお気に入りランキングより集計


      1位:キリンホールディングス


      1位にはキリンホールディングスがランクインしました。

      事業内容
      1907年に創業したキリングループは、100年以上にわたって成長を続けてきました。
      ビール事業から始まった後、飲料事業を展開し、1980年代以降に発酵・バイオテクノロジーを活用し、医領域、ヘルスサイエンス領域へと事業領域を拡大させました。
      近年、ヘルスサイエンス領域は、高まり続ける人々の健康意識に応え、イノベーションを生み出す新たな成長の柱として取り組んでいます。
       
      お客様のさまざまなステージにおいて、よろこびをつなぐ商品・サービスを提供し、社会課題の解決に取り組みます。
       
      ■酒類領域:「おいしい」「うれしい」「たのしい」人と人がつながる機会をつくる商品・サービス
      ■飲料・ヘルスサイエンス領域:人が元来持っている力を引き出す土台の健康・QOLの向上に寄与する商品・サービス
      ■医薬領域:最先端のバイオテクノロジーを用いた創薬によるLife-Changingな価値の継続的な創出
      
      ※出典:ワンキャリア「キリンホールディングス」
      

      選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。

      ・ワンキャリア:キリンホールディングス|事務系 営業コース2027年卒の合格の秘訣


      2位:サイバーエージェント


      2位にはサイバーエージェントがランクインしました。

      事業内容
      創業当初から、新しく登場したインターネットを使って、閉塞感が漂う日本の空気を打破することが社会貢献であるという想いを持って、「21世紀を代表する会社を創る」ことをビジョンに掲げております。
      
      インターネット産業から軸足をぶらさずに、連動する分野に参入していくことで、多様な事業を展開してきた会社となります。
      主に、インターネット広告事業・メディア&IP事業・ゲーム事業を3つの柱として展開しております。
      
      ※出典:ワンキャリア「サイバーエージェント」
      

      選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。

      ・ワンキャリア:サイバーエージェント|ビジネスコース2027年卒の合格の秘訣


      3位:資生堂


      3位には資生堂がランクインしました。

      事業内容
      スキンケア、メイクアップ、フレグランスなどの「化粧品」を中心とした事業を約120の国と地域でビジネスを展開しています。 化粧品だけにとどまらず、世界中のお客さまの生活に新しい価値を創造し、資生堂にしかできない「ビューティーイノベーション」で社会に貢献したいと考えています。
      
      ※出典:ワンキャリア「資生堂」
      

      選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。

      ・ワンキャリア:資生堂|Brand Marketing2026年卒の合格の秘訣


      4位~20位


      • 4位:三井住友銀行
      • 5位:サントリーホールディングス
      • 6位:アクセンチュア
      • 7位:野村総合研究所
      • 8位:三菱商事
      • 9位:ベネッセコーポレーション(Benesse Corporation)
      • 10位:博報堂
      • 11位:ベイカレント
      • 12位:富士フイルム
      • 13位:日本航空(JAL)
      • 14位:アビームコンサルティング
      • 15位:ソニーグループ
      • 16位:東京海上日動火災保険
      • 17位:NTT DATA(NTTデータグループ・NTTデータ・NTT DATA, Inc.)
      • 18位:楽天グループ
      • 19位:全日本空輸(ANA)
      • 20位:丸紅
      ▼企業ごとの合格の秘訣(ひけつ)をさらに知りたい方はこちら
      ・ワンキャリア 企業一覧
      

      教育学部生に人気の就職先・年収【業界編】人気の理由・教師以外も解説

      ここでは、教育学部生に人気の就職先を業界別に解説します。さまざまな選択肢を知り、将来のビジョンを明確にしましょう。目標を定めると、今やるべきことが見えてきます。

      なお、以下で示した年収は、一部を除いて厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の産業大分類別のデータ(一般労働者・大学卒・男女計)をもとに、「きまって支給する現金給与額×12か月+年間賞与その他特別給与額」で算出した目安です。(※4)

      業界名には、最も近い産業分類を当てはめています。


      教育学部生に人気の業界


      (※4)参考:厚生労働省|令和7年賃金構造基本統計調査(一般労働者 産業大分類 第1表)


      教員(公務員)|平均給与月額:小・中学校約42.4万円・高校約44.3万円(※5)

      教育学部生の定番の就職先は、公立学校の教員です。地方公務員としての安定した収入と待遇が魅力です。

      勤務体系や勤務時間も安定しており、教育学部で学んだ知識や資格を生かせるため、高い人気を誇ります。

      なお、平均給与月は、2025年4月1日時点の平均給与月額で、給料と諸手当の合計です。期末・勤勉手当は含みません。

      ▼地方公務員 他の企業一覧はこちら
      ・【地方公務員 他業界の企業一覧】新卒の就活・インターン情報|ワンキャリア

      (※5)参考:総務省|令和7年地方公務員給与の実態(令和7年4月1日地方公務員給与実態調査結果)


      教員(塾などの一般企業)|平均年収約442万円

      教育学部生の中には、塾などの一般企業で教員として働く人もいます。

      授業に専念できる環境が整っており、数年の教員経験を積んだ後には、教材開発や営業など、多様なキャリアパスが用意されているのが特徴です。生徒の目標や塾の運営方針に合わせて指導内容を決めるため、柔軟な対応を求められるでしょう。このように、教育学部や教育現場で得た知識や経験を生かして、幅広い業務に挑戦できます(※6)。

      ▼教育の企業一覧はこちら
      ・【教育業界の企業一覧】新卒の就活・インターン情報|ワンキャリア

      (※6)参考:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)|学習塾教師


      公務員(国家・地方)|平均給与月額:地方約41.4万円・国家約41.4万円(※5)(※7)

      国家公務員や地方公務員も教育学部生に人気の業界です。教員採用試験と併願するケースが多くあります。

      文部科学省や教育委員会で勤務する場合、国や自治体など大きな規模で教育現場の改革に貢献できます。政策立案や法律に携わる「総合職」や、事務職を担当する「一般職」としてのキャリアも選択可能です。

      なお、人事院の資料によると、国家公務員(行政職俸給表(一))の2025年の平均年間給与は、給与勧告前で約688万円、勧告後で約714万円です。(※8)一般行政職、人事院いずれも2025年4月1日時点の平均給与月額です。平均年間給与は人事院「本年の給与勧告のポイントと給与勧告の仕組み」によります。

      ▼公務員・団体職員の企業一覧はこちら
      ・【公務員・団体職員業界の企業一覧】新卒の就活・インターン情報|ワンキャリア

      (※5)参考:総務省|令和7年地方公務員給与の実態(令和7年4月1日地方公務員給与実態調査結果)

      (※7)参考:人事院|令和7年国家公務員給与等実態調査報告書

      (※8)参考:人事院|令和7年 本年の給与勧告のポイントと給与勧告の仕組み


      出版・新聞業界

      教育関連の出版や新聞業界も、教育学部生にとって人気の就職先です。教育に携わることに興味を持つ学生にとって、直接指導する教員以外にも、教育に貢献できる分野として注目されています。例えば、教科書や子ども向け書籍、受験対策本などの教材開発に、教育学部での学びを生かせます。

      ▼出版・印刷の企業一覧はこちら
      ・【出版・印刷業界の企業一覧】新卒の就活・インターン情報|ワンキャリア
      ▼新聞・通信社の企業一覧はこちら
      ・【新聞・通信社業界の企業一覧】新卒の就活・インターン情報|ワンキャリア


      コンサル業界|平均年収約742万円

      コンサルティング業界も教育学部生に人気です。特に教育業界向けのコンサルティング企業では、学校や教育委員会を対象に、教育理念の見直しやカリキュラムの提案を行います。自身の教育学部での学びを生かせるため、大きく活躍できるでしょう。

      教育学部で得た知識を生かして企業や人の成長を見守り、働く環境や教育環境を改善するサポートを行うため、教育業界と同じようなやりがいを感じられます。

      ▼コンサル・シンクタンクの企業一覧はこちら
      ・【コンサル・シンクタンク業界の企業一覧】新卒の就活・インターン情報|ワンキャリア


      メーカー|平均年収約656万円

      メーカーも教育学部生に人気の業界として挙げられます。メーカーでは自動車や機械、医薬品、衣料品など生活に関わる幅広い製品を製造しますが、特に教育関連の商品を製造する企業であれば教育学部での知識を生かせるでしょう。

      例えば、教育や知育玩具を製造する企業での教材・おもちゃの開発や、食品メーカーでの食育知識を生かした開発などのイメージです。

      ▼メーカーの企業一覧はこちら
      ・【メーカー業界の企業一覧】新卒の就活・インターン情報|ワンキャリア


      金融業界(銀行・証券・保険)|平均年収約826万円

      教育学部生の中には、安定性を求めて金融業界を志望する人もいます。金融業界の種類は、銀行や証券、保険などさまざまです。特に地方銀行は地域密着型の経営が多いため、転勤が少なく、安定した働き方が可能です。また、金融は人々の生活に不可欠であるため、需要が尽きることもほぼありません。このように、安定した職業を望む学生にとって、金融業界は魅力的な選択肢となっています。

      ▼金融の企業一覧はこちら
      ・【金融業界の企業一覧】新卒の就活・インターン情報|ワンキャリア


      通信・IT業界|平均年収約676万円

      オンライン教育の需要が高まっていることから、通信・IT業界も教育学部生に注目されています。

      ITを活用した教育の場を提供する企業が増え、教育とテクノロジーの融合が進んでいます。代表的なものとしては、映像授業が挙げられます。この映像授業のカリキュラム開発では、教育学部で学んだ科目の知識を存分に生かせるでしょう。

      ▼IT・通信の企業一覧はこちら
      ・【IT・通信業界の企業一覧】新卒の就活・インターン情報|ワンキャリア


      人材サービス業界|平均年収約494万円

      人材サービス業界は、人材を求める企業と、就職先を求める求職者をつなぐ仕事です。求職者に企業を紹介し、就職のサポートを行います。また、企業に対しても、応募者を増やすための提案をします。

      就職や転職支援を通じて人の成長に携わり、教育学部で学んだ知識を生かしてキャリア支援を行えるため、人材育成に関心のある学生には魅力的な職業です。

      ▼人材(派遣・紹介)の企業一覧はこちら
      ・【人材(派遣・紹介)業界の企業一覧】新卒の就活・インターン情報|ワンキャリア


      教育業界|平均年収約590万円(※4)

      教育学部生にとって最もなじみ深いのは、教育業界です。塾や予備校、通信教育を提供する企業では、教育現場での指導経験を生かしつつ、教材開発や企画、営業など、さまざまなキャリアを築けます。

      直接的な指導だけでなく、教材開発や教育プログラムの企画など、教育に多面的に携われるところが魅力です。

      ▼業界について詳しく知りたい方はこちら
      ・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
      ・【就活の業界一覧】各業界動向や特徴、業種との違いまで徹底解説
      ▼教育の企業一覧はこちら
      ・【教育業界の企業一覧】新卒の就活・インターン情報|ワンキャリア

      (※4)参考:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(産業大分類「教育,学習支援業」、一般労働者・大学卒・男女計

      教育学部生に人気の就職先【職種編】

      ここでは、教育学部生に特に人気のある職種をご紹介します。職種の特徴や教育学部での学びをどのように生かせるのかを知り、自分に合った就職先を見つけましょう。


      教育学部生に人気の職種


      人事労務職

      人事労務職は、教育学部生にとって魅力的な職種のひとつです。企業内での人材採用や研修の企画、社員の評価など、組織の成長を支える重要な役割を担っています。人を育てることに関わる業務が多いため、教育学部で学んだ「人を動かし、成長させる」スキルを存分に発揮できます。特に教育学部で培った心理学的な視点や、人間理解の深さが人事の業務に生かせるでしょう。


      研究職

      研究職は、理系のイメージが強いですが、教育学部生にも適した職種です。教育委員会などの公的機関で働く教育研究員など、教育の現場をより良くするための研究を行うポジションがあります。

      教育に対する深い理解を持ち、それをもとに新しい教育手法やカリキュラムを開発することが求められます。教育を根本から見直して改善したいという思いを持つ方には、やりがいのある職種です。


      教師

      教師は、教育学部生にとって最も身近でなじみのある職種です。学校の教壇に立ち、子どもたちに知識を伝えるだけでなく、人間としての成長を支える重要な役割を担います。

      教育学部で学んだ科目の知識や教育理論、子どもを動かす心理学の知識、プレゼンテーション能力など実践的なスキルをそのまま生かせる職種であり、教育への情熱を持つ人にとって理想的な仕事です。


      事務職

      事務職は、教育学部生にとって比較的安定した選択肢のひとつです。主に、企業の内部で見積書の作成や在庫管理、営業職の補助などのサポート業務を行います。

      教育学部で培ったコミュニケーション能力を生かし、組織内の業務運営をスムーズにするのが仕事です。一般事務だけでなく、経理や貿易事務など専門性を持った事務職もあり、自己のスキルを高めながら長期的に働けます。


      営業職

      営業職は、教育学部生が持つ「相手に寄り添い、理解する力」が強みとして生かされる職種です。

      営業職では、顧客のニーズを把握し、それに応じた商品やサービスを提案する能力が求められます。そのため、教育学部で得た「相手の考えを読み取り、分かりやすく説明する力」が営業現場で大いに役立ちます。

      ▼職種について詳しく知りたい方はこちら
      ・一覧付き|職種とは?業種との違いや就活に役立つ代表的な職種を解説

      教育学部の就活スケジュール|教育実習・教員採用試験と両立する進め方

      教育学部生の就活では、一般企業の選考に加えて、教育実習や教員採用試験の日程も考える必要があります。とくに大学4年次の春から夏にかけては、一般企業の選考と教員採用試験の第一次選考が重なりやすい時期です。

      2028年3月に卒業する人(2026年度時点の大学3年生)の場合、政府が経済団体などに要請している日程は、広報活動の開始が2027年3月1日、採用選考活動の開始が6月1日、正式な内定日が10月1日以降です。(※9)(※10)一方で、公立学校の教員採用試験は前倒しが進んでおり、2025年に実施された選考では、68の県・市のうち40が6月までに第一次選考を行いました。(※11)

      月ごとの主な動きは、以下のとおりです。

      時期 一般企業の就活 教育実習・教員採用試験
      3年6〜9月 夏のインターンシップに応募・参加する 教職科目を履修しながら、志望する自治体の採用試験の情報を集める。自治体によっては大学3年生向けの選考がある
      3年10〜2月 秋冬のインターンシップに参加する。業界によっては早期選考が始まる 筆記試験の対策を進める。教育実習の事前指導を受ける
      3年3月 広報活動の開始(3月1日)。会社説明会やエントリーが本格化する 各自治体が公表する実施要項で、出願期間と試験日を確認する
      4年4〜5月 ES・Webテスト・面接が進む 第一次選考に向けて出願・対策を進める。5月に第一次選考を行う自治体もある。教育実習を行う大学もある
      4年6月 採用選考活動の開始(6月1日)。内々定が出始める 第一次選考が集中する(2025年実施では27の県・市が6月第3週に実施)
      4年7〜8月 夏採用が行われる。内定承諾の時期を判断する 7月以降に第一次選考を行う自治体(2025年実施では28の県・市)、第二次選考
      4年9〜10月 秋採用が行われる。正式な内定日(10月1日)を迎える 最終合格の発表(9月下旬ごろの自治体もある)。秋に教育実習を行う大学もある
      ※教育実習の時期・期間は大学によって異なります。教員採用試験の日程は自治体・年度によって変わるため、必ず最新の実施要項を確認してください。

      なお、大学3年生を対象とした教員採用選考を実施する自治体もあり、2024年に実施された選考では68の県・市のうち48が実施しました。(※12)また、文部科学省によると、複数の自治体が第一次選考を共同で行う仕組みについて、2027年度からの開始に向けた検討が進んでいます。(※13)

      教員志望と一般企業を併願する場合は、大学3年次のうちにインターンシップや早期選考で一般企業の選考に慣れておき、4年次の春以降は教員採用試験の対策に時間を割けるよう準備しておくのがおすすめです。

      ▼28卒の就活スケジュールについて詳しく知りたい方はこちら
      ・28卒就活スケジュール|選考・インターンの準備について徹底解説

      (※9)参考:内閣官房|2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について

      (※10)参考:厚生労働省|大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について

      (※11)参考:文部科学省|令和7年度(令和6年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況のポイント

      (※12)参考:文部科学省|令和7年度(令和6年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況等について

      (※13)参考:文部科学省|教員採用選考試験の実施に関する留意点等について(通知)(令和8年8月10日)



      一般企業の選考と教育実習が重なる時期の対処法

      一般企業の選考と教育実習が重なりそうなときは、次の3つの方法で対処しましょう。

      ①実習前(3年次の夏〜冬)に選考を進めておく

      3年次の夏から冬にかけて、インターンシップや早期選考に参加しておくと、教育実習が始まる前に面接の経験を積めます。早期選考で内々定を得られれば、実習期間中の負担も軽減できるでしょう。

      ②実習期間中の面接は、日程が分かった時点で調整を依頼する

      教育実習の日程が決まったら、選考が進んでいる企業の採用担当者に「◯月◯日から◯日までは教育実習のため参加が難しい」とメールで早めに伝え、別の日程やオンライン面接が可能かを相談しましょう。実習中は授業の準備で忙しくなるため、実習校での予定を最優先に考えることが大切です。

      ③実習後は夏採用・秋採用に切り替える

      実習が終わった後は、夏以降も募集を続けている企業に目を向けましょう。応募の締め切りや追加募集の情報を週に1回は確認し、志望度の高い企業から順にエントリーすると効率的です。

      ▼就活の終わりの時期について知りたい方はこちら
      ・就活はいつまで続く?知らないと損する本当の終わりと内定へのコツ


      教員採用試験と一般企業を併願する場合のパターン

      教員採用試験と一般企業を併願する場合、どちらを優先するかによって動き方が変わります。代表的な3つのパターンを紹介します。

      パターン1:教員が第一志望で、一般企業は併願先とする

      教員採用試験の対策を中心にしつつ、3年次のインターンシップや早期選考で一般企業の内定を確保しておく方法です。教員採用試験の最終合格の発表は秋になる自治体もあり、たとえば大阪府の2026年実施の選考では、第一次選考が6月13日、結果発表が9月25日でした。(※14)(※15)企業から内定承諾の期限を示された場合は、教員採用試験の日程を正直に伝えて相談しましょう。

      パターン2:一般企業が第一志望で、教員採用試験も受ける

      一般企業の選考を4年次の6月ごろまでに進め、内定を得たうえで教員採用試験を受ける方法です。第一次選考を7月以降に行う自治体を選ぶと、企業の選考と重なりにくくなります。たとえば東京都は、2027年に実施する選考(2028年度採用)の第一次選考を7月4日に予定しています。(※16)

      パターン3:教員採用試験の結果を見てから秋採用に進む

      教員採用試験に集中し、結果が出た後に秋採用で一般企業を受ける方法です。秋以降は募集を締め切る企業も増えるため、夏の間から秋採用を行う企業の情報を集めておきましょう。

      ▼公務員と民間企業の併願について詳しく知りたい方はこちら
      ・公務員と民間の違いを解説!共倒れしない併願スケジュールも紹介

      (※14)参考:大阪府|令和9年度大阪府公立学校教員採用選考テストの実施について

      (※15)参考:大阪府|令和9年度大阪府公立学校教員採用選考テストの結果について

      (※16)参考:東京都教育委員会|令和8年度東京都公立学校教員採用候補者選考(9年度採用)の結果について


      教育実習・教員採用試験と就活のスケジュール管理を徹底する

      教育学部生は、教育実習や教員採用試験など、通常の学生にはないスケジュールもこなさなければなりません。そのため、就活とのスケジュール管理を徹底することが不可欠です。

      計画的に進めることで、どちらも中途半端にならずに両立できます。時間管理を意識し、効率的に実習や試験勉強、就活を進めましょう。

      教育学部の就活生にとって、教育実習や教員採用試験の準備と並行して就職活動を進めることは、スケジュール管理の面で大きな課題となります。体力的にも時間的にも負担が大きいため、あらかじめ企業の選考スケジュールを確認し、面接日程を調整することが不可欠です。
      また、就活の進行状況を可視化するために、ガントチャートやカレンダーを活用すると、実習・試験勉強・就活のバランスを取りやすくなります。採用試験の結果次第ではキャリアの方向性が変わる可能性もあるため、複数の選択肢を持ちながら戦略的にスケジュールを立てることが成功の鍵となるでしょう。


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      教育学部の就活のポイント|企業・職種の選び方編

      教育学部生が就活を進める上でのポイントをいくつかご紹介します。まずは、企業や職種の選び方についてです。


      教育学部生が企業や職種を選ぶときのポイント


      自己分析・業界研究・企業分析を通して就活の軸を定める

      志望企業や職種を選ぶ上で、就活の軸を定めることが重要です。

      就活の軸とは、企業を選ぶ際の基準や優先事項のことです。具体的には、ミッション、仕事内容、将来のキャリアプラン、働き方などから自分が特に大切にしたい価値観や条件を指します。就活の軸を持つことで企業選びがスムーズになることに加え、明確な志望動機の説明に役立つため、納得のいく就活をするために重要です。

      就活の軸を作るためには、自己分析や企業・業界研究の他、軸の例を参考にすることが効果的です。

      就職活動において「就活の軸」を定めることは、単なる企業選びの指針にとどまらず、自己理解を深める大切なプロセスです。実際、多くの就活生が「何を軸にすればよいか分からない」と悩みますが、それは決して珍しいことではありません。
      だからこそ、自己分析を通じて「なぜ働くのか」「どんな環境で最大限の力を発揮できるのか」を考えることが重要です。これを明確にすることで、志望動機が具体的になり、選考でも説得力のある説明ができるようになります。
      企業研究も、単なる情報収集で終わらせるのではなく「自分の価値観とどう合致するか」という視点で行うことで、より納得感のある就職活動につながるでしょう。


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      ▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら
      ・自己分析のやり方9選!簡単にできる方法・ツールとメリットを解説


      インターンシップに参加する

      インターンシップとは「社会に出る前の職場体験」です。企業で仕事をしている人の話を大学生が直接聞いたり、実際の仕事を体験したりすることで、業種・業界・職種の違い、社員の雰囲気、企業風土などを知れます。

      企業を内側から見てみることで、企業研究だけでは分からなかった社内の雰囲気や人間関係をつかめます。インターンシップであらかじめ希望する企業を体験しておけば、自分に合う企業かどうかを判断できます。

      ▼インターンシップについて詳しく知りたい方はこちら
      ・インターンシップとは?参加するメリットや募集の探し方・面接対策を解説


      企業説明会に参加する

      企業説明会への参加も有効です。

      説明会の中で、企業に対して魅力的に感じた場面を振り返ってみましょう。「どこが魅力的か」「なぜ魅力的か」を深掘りすることで、就活の軸が明確になります。


      OB・OG訪問をする


      OB・OG訪問とは、実際に企業で働く方に対して、会社や仕事についての話を伺うことです。OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いに紹介してもらったり、就活イベントを活用して社員と接点を持ったりすることで機会を作れます。

      社風やキャリアに関して社員のリアルな声を聞き、共感できるかどうか見極めましょう。

      ▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら
      ・OB・OG訪問とは?メリットや準備事項、当日までの流れを解説


      教員ではなく一般企業を目指す理由を明確にしておく

      一般企業への就職を目指す際、なぜ教員ではなく企業で働きたいのかを明確にすることが重要です。「教育学部での経験を経てどのように考えるようになったのか?」「大学での学びをどのように企業で生かすのか?」などを明確にすることで、面接での説得力が増しあなたの意欲が企業に伝わります。「教育実習をやってみたら教員は大変そうだったから」というネガティブな理由を伝えると、企業からの印象を下げるため注意しましょう。

      教育学部出身の就活生が一般企業を目指す理由を明確にすることは、選考の場だけでなく、キャリアの方向性を定める上でも重要です。教育学で培った「論理的思考」「コミュニケーション能力」「人を育てる力」は、多くの企業にとって価値があります。これらをどう活かせるかを整理すると、志望理由が具体的になり、企業側にも納得感を持って受け入れてもらえます。
      また、「教員にならない」理由だけでなく、「企業で何を成し遂げたいのか」という前向きな視点で考えることも、面接での評価を左右するポイントになります。教育学部だからこそ持つ強みを、企業の視点で再定義してみることが大切です。


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      学んだ内容を生かせる業界・職種を選ぶ

      学んだ内容を生かせる業界や職種を選ぶことも重要です。

      企業や職種によって求める人物像やスキルは異なるため、求める人物像にマッチした志望動機や就活の軸を選びましょう。就活の軸が企業と合わないと、「ミスマッチが起きる」「すぐに離職するかもしれない」とネガティブに捉えられる可能性があります。

      ワンキャリアでは、企業や職種ごとに合格の秘訣をご紹介しています。ここではトヨタ自動車の例をご紹介します。

      トヨタ自動車のインターン・本選考対策のポイント
      ・トヨタへの圧倒的な志望度の高さを示すこと
      ・チームで成果を出せる人材だと示すこと
      ・課題意識と問題解決能力の高さを示し続けること

      ※出典:トヨタ自動車|技術職2025年卒の合格の秘訣

      トヨタ自動車の選考を受ける場合は、上記と合致する軸を表すエピソードを選ぶようにしましょう。

      以下から、企業・職種ごとの合格の秘訣を検索できます。こちらをぜひ参考にして、アピールできる長所を選びましょう。

      ▼企業ごとの合格の秘訣をさらに知りたい方はこちらから
      ・ワンキャリア 企業一覧


      教育学部生が重視する就活の軸ランキング

      ここで、教育学部生が重視する就活の軸ランキングをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください(※17)。

      • 1位:ワークライフバランス重視
      • 2位:給与水準や昇給率の高さ
      • 3位:若手でも挑戦しやすい環境
      • 4位:企業経営や事業が安定している
      • 5位:キャリアアップ・スキルアップしやすい
      • 6位:研修・育成制度の充実
      • 7位:希望のエリアで働ける
      • 8位:経済的支援の充実
      • 9位:いろいろな職種・事業を経験できる
      • 10位:事業の成長性が高い
      • 11位:女性が活躍しやすい
      • 12位:働く時間を調整しやすい
      • 13位:海外で働く機会
      • 14位:海外の人と関わる機会
      • 15位:専門性やスキルを生かせる
      • 16位:働く場所を調整しやすい
      • 17位:年次によらないフェアな競争環境
      • 18位:地元で働ける
      • 19位:Uターン就職できる

      (※17)……ワンキャリア2026年卒会員のデータより集計

      ▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら
      ・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文

      教育学部で培った強みの伝え方|自己PR・志望動機の例文

      教育学部での学びは、伝え方を工夫すれば一般企業の選考でも強みになります。大切なのは、教育の場面で身に付けた力を、企業の仕事で使える力に言い換えて伝えることです。

      教育学部での経験 企業の選考で伝えられる強み
      教育実習での授業づくり 目的から逆算して計画を立て、実行する力
      子ども一人ひとりに合わせた指導 相手の理解度に合わせて伝え方を変える力
      教育心理学・発達心理学の学び 人の成長や行動の背景を理解する力
      模擬授業や発表で人前に立った経験 分かりやすく説明する力

      実際に、教育学部での学びを一般企業の選考で伝えた体験談もあります。三井情報の選考で内定を得た26年卒は、ESで次のように書いています。

      教育学部では、「教育と社会の関係性」をテーマに、教育格差やICT教育の活用について学んだ。特にゼミでは、地域間での教育資源の偏在や、家庭の経済状況と学力の相関について文献調査と実地調査を通して分析を行った。
      ※出典:三井情報|26年卒 総合職のエントリーシートの選考体験談



      自己PRの例文(教育実習の経験を生かす場合)

      教育実習の経験は、自己PRの題材として使いやすいエピソードです。以下は、計画力と対人対応力を伝える例文です。

      【例文】
      私の強みは、相手の理解度に合わせて計画を立て直し、目標を達成する力です。教育実習で中学2年生の数学の授業を担当した際、初回の小テストでクラスの3割が平均点を下回りました。
      原因を探るために全員の解答を分析したところ、つまずきは計算ではなく、文章題の読み取りにあるとわかりました。そこで、指導教員に相談して授業計画を見直し、毎回の授業の冒頭5分で文章題を図に置き換える練習を取り入れました。また、授業後には毎日振り返りの記録を付け、翌日の説明の順番を改善しました。
      その結果、最終回の小テストでは平均点を下回る生徒が1割に減りました。貴社でも、お客さまの状況を丁寧に把握し、計画を柔軟に改善しながら成果につなげたいと考えています。

      この例文では、「現状を分析する→計画を見直す→毎日振り返る」という流れを示すことで、仕事で求められる計画力を伝えています。また、生徒一人ひとりのつまずきに目を向けた点は、お客さまや社内の相手に合わせて対応する力として評価されやすい要素です。

      成果を数字で示すと、説得力がさらに高まります。自分の経験に置き換える際は、取り組む前と後の変化を具体的に書きましょう。

      ▼自己PRについて詳しく知りたい方はこちら
      ・自己PRの通過例文25選|効果的な書き方を強み・業界・職種別に解説


      志望動機の例文(教員ではなく一般企業を選ぶ理由を含める場合)

      志望動機では、教員の仕事を否定せずに「なぜ一般企業で働きたいのか」を説明することが大切です。以下は、人材サービス業界を志望する場合の例文です。

      【例文】
      私は、一人ひとりの可能性を引き出す仕事を、学校の外でより広い対象に届けたいと考え、貴社を志望します。教育学部で学び、教育実習で生徒の成長に関わる中で、教育の価値を強く実感しました。
      一方で、学校を卒業したあとも、自分の強みに気付けずに悩む人が多いことを、アルバイト先の先輩の転職活動を通じて知りました。教育学部で学んだことを、社会に出た後の人の成長にも生かしたいと考えています。
      貴社は求職者一人ひとりとの面談を重視し、入社後の定着まで支援している点に魅力を感じました。教育学部で培った相手の話を丁寧に聴く力を生かし、求職者と企業の双方にとってよい出会いを生み出したいと考えています。

      この例文では、「教育の価値を実感したからこそ、より広い対象に届けたい」という流れで、一般企業を選ぶ理由を説明しています。教員の仕事を否定せず、教育学部での経験と志望企業の事業を結びつけているため、面接官も納得しやすくなります。

      ▼志望動機の書き方について詳しく知りたい方はこちら
      ・志望動機は書き出しが重要!?例文7パターンと書き方の鉄則

      教育学部の就活のポイント|選考対策編

      次に、選考対策について解説します。


      教育学部生が選考対策をするときのポイント


      早期から情報収集をし、早期選考を受ける

      早期から情報収集をして早めに選考を受けましょう。

      業界によっては、大学3年の10月頃から早めに選考が行われる場合もあります。そのため、志望業界のスケジュールを把握しておらず選考開始に遅れてしまうと、選考期間が終わったり周囲の就活生より準備不足になったりするかもしれません。

      他にも、早期選考を受けると以下のメリットを実感できます。

      • 良い企業を見極める目を養える
      • 選考経験が積める
      • 内定者のインターンシップに参加できる

      合同説明会への参加などを行えば、大学のOB・OGや他の就活生と交流して情報収集もできます。このように、早めに情報収集を行い早期選考を受けることで、志望する企業からいち早く内定を獲得できるでしょう。


      Webテスト対策に力を入れる

      Webテスト対策も重要です。

      効率的なWebテスト対策のポイントは以下の通りです。

      • 出題傾向を理解する
      • 苦手分野を把握して重点的に対策する

      早めにWebテスト対策を始めて企業ごとの出題傾向を理解し、苦手を克服することで、効率的に対策できるでしょう。

      もちろん、多くの企業では面接やESの内容も重視するため、ある程度Webテストの勉強をしたら、面接練習やES対策にも取り組みましょう。

      ▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら
      ・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧


      エントリーシート(ES)や履歴書を余裕を持って準備しておく

      教育学部生の就活で成功するためには、余裕を持ってESや履歴書を準備することが重要です。余裕を持ってESや履歴書を準備し、求められた期日に提出することで、採用担当者に好印象を与えられます。

      もちろん、内容が悪ければ書類選考で落とされてしまうため注意しましょう。余裕を持って書類を作成しつつ、何度も見直して自分の強みを最大限アピールできる内容のESや履歴書にブラッシュアップすることが重要です。

      ▼ES・履歴書について詳しく知りたい方はこちら
      ・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
      ・【就活の履歴書】学歴・志望動機の書き方と封筒・写真などの準備方法


      面接対策|教育学部生がよく聞かれる4つの質問と回答例

      教育学部生の就活で成功するためには、面接対策も重要です。

      教育学部特有の質問と回答例をまとめたので、参考にしてみてください。


      面接でよく聞かれる教育学部生特有の質問


      ここでは、教育学部生が面接でよく聞かれる4つの質問について、回答のポイントと回答例を紹介します。


      なぜ教育学部を選んだのですか?


      企業が、学部や学科を選んだ理由について質問するのは、以下の理由が考えられます。

      • 目標を立てて行動できる人かを確認している
      • 勉強に対する意欲を確認している

      回答のポイント

      「物事を考えて行動できる人か」「目標に向かって努力のできる人か」を確かめる質問であるため、教育学部を志望した明確な理由と、どのような努力をしてきたかアピールしましょう。

      回答例
      私は「教育は、教師が教え生徒が教わるものである」という一般認識に疑問を覚え、大学では教育学部に進学しました。その結果、自ら課題を見つけ、調べ、学んでいく姿勢を育む環境づくりが現在の教育に必要不可欠な事であると考えるようになりました。この経験から、夢や憧れの詰まったエンタメと、大きな変革期にある教育を掛け合わせて発信する貴社に魅力を感じています。

      ※出典:小学館集英社プロダクション|総合職2022年卒総合職本選考のES


      なぜ教員にならなかったのですか?


      回答のポイント

      「教育学部から教員になる」というイメージが強いため、純粋な疑問点として企業から質問されることがあります。教員にならなかった理由については、教員という職業に対して感じたことや、一般企業に興味を持った理由を正直に伝えることが大切です。また、ポジティブな印象で締めくくれる回答にすることもポイントです。

      回答例
      教員にならなかった理由は、もっと別の形で教育へ関わりたいと思ったからです。教員も子どもと向き合う素晴らしい仕事ですが、自分が関われる範囲は限られてしまうため、どうしても「教育業界全体をもっと良くしたい」という私の理念は達成しにくいと感じました。しかし、御社のように教育現場で広く使われる教材を扱う企業であれば、もっと多くの人々にインパクトを与えられると感じました。


      教育学部で学んだこと(専門領域)は何ですか?


      企業が専門領域について質問する理由として、以下が考えられます。

      • 何に興味を持ったのか?
      • 学んできたことをどのように生かせるか?

      回答のポイント

      まずは、学んできたことについて簡潔に説明し「その専門領域を選択した理由」「学んできたことを企業にどのように生かせるか」について、アピールしましょう。

      回答例
      ◯◯大学教育学部教育科学科の、教育学コースに所属し、教育をさまざまな方面から捉えより良い社会の実現のために何が必要かについて学んでいる。私の研究室では、さまざまなロボットなどのICT機器を利用して教育に生かしていくといったような研究を行っている。まだ配属が決定して間もないためゼミなどは行っておらず、個人での研究内容は決まっていないが、授業におけるICTやAI(人工知能)の活用可能性についての卒業論文テーマにしたいと考えている。

      ※出典:大林組|事務2025年卒総合職インターンシップ選考のES


      教育学部で学んだことで弊社で生かせることは何ですか?


      企業がこの質問をする理由として、以下が考えられます。

      • 自分の強みを理解できているか
      • 自社の仕事内容を理解し、入社後に活躍する姿を描けているか

      回答のポイント

      教育学部で学んだ知識や経験のなかから、志望企業の仕事に直結するものを1つ選び、「どの場面で、どう生かすか」まで具体的に伝えましょう。学んだ内容を並べるだけでなく、企業の事業内容と結びつけることが大切です。

      回答例
      私は教育学部で子どもの心理や適切なコミュニケーション方法について学んできました。こうした人の心理を読み取ったり相手に合わせたコミュニケーションを行ったりするスキルは、教育現場だけでなく、あらゆるビジネスで役立つと考えています。そのため、御社への入社後も、どの部署へ配属されても社内外の方々の求める事を理解し、最適なコミュニケーションを取ってスムーズに仕事を進められると思います。
      ▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら
      ・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
      ・【新卒向け面接マナー】入室・退室や集団・オンライン面接の注意点

      教育学部生の就職に役立つ資格

      教育学部生が将来のキャリアを考える際、特定の資格を取得しておくと有利に働きます。また、資格取得が将来のキャリアをより明確にすることにもつながります。

      ここでは、教育学部生の就職に役立つ資格の特徴とおすすめの理由、さらに資格取得に必要な勉強時間と難易度を解説します。

      自分の目指すキャリアに合った資格を選び、早い段階から準備を進めることが大切です。


      教育学部生の就職に役立つ資格7つ


      教員免許

      教員免許は、学校の教員として働くために必要な資格です。教員にならない場合でも、塾や予備校の講師、教育関連企業での教材開発など、教育に関わる仕事で専門性を示す材料になります。

      教員免許には以下の種類があります。

      • 幼稚園教諭
      • 小学校教諭
      • 中学校教諭
      • 高等学校教諭
      • 特別支援学校教諭

      それぞれの教育段階に応じた専門性が必要です。以下で各教員免許の特徴をくわしく見てみましょう。

      なお、免許取得に必要な単位数はいずれも「文部科学省 | 教員免許状取得に関わる必要単位数等の概要」を参照しています。


      幼稚園教諭免許


      特徴とおすすめの理由

      幼稚園教諭免許は、小さな子どもたちの初めての学びをサポートするための資格です。

      感受性が豊かな時期に、遊びや活動を通じて子どもたちの成長を見守るやりがいがあります。柔軟な対応力と優しさが求められますが、その分子どもの成長をじかに感じられる喜びがあります。

      必要な勉強時間と難易度

      幼稚園教諭免許は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。資格を取得するには、大学で子どもの発達や教育に関する指定の科目を履修する必要があります。専修免許状では「75単位」、一種免許状では「51単位」、二種免許状では「31単位」が必要です。(※18)

      免許自体は大学で指定の科目を履修すれば取得できます。


      小学校教諭免許


      特徴とおすすめの理由

      小学校教諭は、幅広い教科を教えながら、子どもたちの学びの土台を作る役割を果たします。学習の楽しさを伝えつつ、生活習慣や社会性も育てます。教科指導の幅広さと、生徒の成長を長期的に見守る喜びが魅力です。

      必要な勉強時間と難易度

      小学校教諭免許は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。資格を取得するには、大学で指定の科目を履修し幅広い教科の基礎を学ぶ必要があります。専修免許状では「83単位」、一種免許状では「59単位」、二種免許状では「37単位」が必要です。(※18)さらに、7日間の介護等体験も必要です。(※19)

      免許自体は大学で指定の科目を履修すれば取得できます。


      中学教諭免許


      特徴とおすすめの理由

      中学校教諭は、専門教科を深く教えると同時に、生徒たちの思春期の成長を支える役割を担います。生徒との関係構築に時間がかかることもありますが、その分信頼関係が築けたときの達成感は大きいです。

      必要な勉強時間と難易度

      中学教諭免許は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。資格を取得するには、大学で専門教科の科目を履修する必要があります。専修免許状では「83単位」、一種免許状では「59単位」、二種免許状では「35単位」が必要です。(※18)さらに小学校同様、介護等体験も必須です。(※19)

      免許自体は大学で指定の科目を履修すれば取得できます。


      高等学校教諭免許


      特徴とおすすめの理由

      高等学校教諭は、生徒の進路や将来を見据えた指導を行います。専門性の高い授業が求められ、生徒の夢や目標をサポートすることがやりがいとなります。教科に対する深い知識と、生徒の個性に応じた指導力が鍵です。

      必要な勉強時間と難易度

      高等学校教諭免許は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。資格を取得するには、大学で指定科目を履修する必要があります。専修免許状では「83単位」、一種免許状では「59単位」が必要です。(※18)

      免許自体は大学で指定の科目を履修すれば取得できます。


      特別支援学校教諭


      特徴とおすすめの理由

      特別支援学校教諭は、障がいなどが原因で特別な支援が必要な子どもたちの教育に携わります。一人ひとりに合わせたサポートを通じて、彼らの可能性を引き出す喜びを感じられる仕事です。

      資格取得にあたっては、通常の教員免許に加えて、特別支援教育に関する専門知識が求められます。

      必要な勉強時間と難易度

      特別支援学校教諭は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。幼稚園教諭免許や小学校教諭免許などと異なり、「特別支援教育に関する科目」の履修が必要です。また、前提として幼稚園・小学校・中学校・高校のいずれかの教員免許を持っていることが求められます。

      特別支援学校教諭のみで求められる単位は、専修免許状では「50単位」、一種免許状では「26単位」、二種免許状では「16単位」です。(※18)他の教員免許を持っていることが前提となるため、必然的に取得までの時間や難易度は上がります。

      (※18)参考:e-Gov法令検索|教育職員免許法

      (※19)参考:e-Gov法令検索|小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律施行規則


      図書館司書


      特徴とおすすめの理由


      図書館司書資格は、図書館の運営に関する専門知識を証明する資格です。公立図書館や学校図書館での司書として働けるようになります。教員免許と合わせて取得することで、学校図書館での司書教諭として活躍できる点が魅力です。


      必要な勉強時間と難易度


      図書館司書は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。取得するには、大学で必要単位を取得する、あるいは司書講習の受講が必要です(※20)。上記の要件をクリアすれば、基本的には資格を取得できるため、時間はかかりますが難易度自体は高くないでしょう。学校図書館法に基づき一定の需要が保証されており、安定したキャリアが期待できます。

      (※20)参考:厚生労働省「図書館司書」


      学芸員


      特徴とおすすめの理由


      学芸員資格は、博物館や美術館で専門職としてのキャリアを目指す方に最適な資格です。資料の収集や展示、研究などに携わる学芸員として働けます。また、公務員として博物館や文化財センターなどで働く際にも有利です。


      必要な勉強時間と難易度


      学芸員は「参考書を使って◯時間勉強して取得する」というイメージではありません。資格取得のためには、「大学で博物館に関する科目を履修している」「3年以上学芸員補として働く」などが必要です(※21)。専門性が高く、特に歴史や文化財の知識が求められるため、難易度は高めです。

      (※21)参考:文化庁「学芸員になるには」


      英語関係の資格

      英語力を証明するためには以下の資格が挙げられます。

      • 英検
      • TOEIC
      • TOEFL

      それぞれくわしく見てみましょう。


      英検(準1級以上)


      特徴とおすすめの理由

      英検は、日本で広く認知されている英語資格です。準1級以上の取得は、英語力が高いことを示す証明となります。特に学校教育の現場に携わるのであれば、子どもに英語を教育する機会も多いでしょう。そのため、英語力を身につけておけば就職のアピールポイントになります。

      必要な勉強時間と難易度

      英検(準1級以上)の取得に必要な勉強時間の目安は「500〜700時間程度」です。試験範囲は幅広く、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのすべてが問われます。

      英検準1級は「およそ大学中級程度」とされるレベルで、難易度は高めです。(※22)なお、日本英語検定協会は現在、級別の合格率を公表していません。資格を取得できれば英語力を客観的に示せるため、就職でのアピールポイントとなります。

      (※22)参考:日本英語検定協会「英検準1級」


      TOEIC


      特徴とおすすめの理由

      TOEICは英語によるコミュニケーションとビジネス能力を測るための試験です。TOEICの中にもさまざまな種類のテストがありますが、一番メジャーな「TOEIC Listening & Reading Test」を受けることをおすすめします。満点は990点で、公開テストは2025年度に18日程(各日午前・午後の2回)実施されているため、試験勉強のスケジュールを立てやすいのが特徴です。(※23)

      日本の多くの企業では、就活においてTOEICは英語力を測る有力な指標とされています。TOEICで高い点数を取ることで自分の英語力を示し、目標に向かって計画的に努力する力もアピールできます。また外資系企業を受ける場合に、TOEIC高得点を採用条件として要求する企業も多いです。そのためTOEICを受けてなるべく高い点数を取ることで、就活で有利になります。

      必要な勉強時間と難易度

      勉強時間は自分の現在の点数と目標の点数によりますが、例えば700点から800点に伸ばすには200〜300時間ほどかかります。

      2025年度の公開テストの平均スコアは616点で、600点以上取ると履歴書やESに書けるレベルといわれています。(※23)英語を必要とする企業では、700点以上を求められることもあります。

      2025年度の公開テストのスコア分布を見ると、695点以上が約34.3%、795点以上が約16.2%、895点以上が約4.3%となっています。(※23)まずは現在の自分のレベルを把握し、目標の点数を定めてスケジュールを立てていきましょう。

      (※23)参考:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」「公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧」


      TOEFL


      特徴とおすすめの理由

      TOEFLは、国際的に広く認知されている資格です。試験は全て英語で行われ、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4技能を総合的に評価します。

      高得点を取得することで、国際的な評価を得られるため、海外の大学や大学院の入学審査でも広く使用されています。

      なお、TOEFL iBTは2026年1月21日からスコアの表し方が変わり、1〜6の尺度(0.5刻み)で示されるようになりました。移行期間の2年間は、従来の0〜120点の尺度に換算したスコアもあわせて示されます。(※24)

      必要な勉強時間と難易度

      現時点の英語力にもよりますが、高得点を獲得するには「800時間程度」の勉強が必要です。難易度も高いですが、その分将来のキャリアにつながる可能性が大いにあります。

      (※24)参考:ETS|Understanding Your TOEFL iBT Scores


      MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)


      特徴とおすすめの理由


      MOSは、マイクロソフト社が開発したWord、Excel、PowerPointなどのソフトの操作スキルを証明する資格です。日本のみならず海外でも認知度が高い資格となっています。最新版の「MOS 365」では、Word、Excel、PowerPointの一般レベルと、Word・Excelの上級レベル(エキスパート)の試験が実施されています。(※25)

      今やどんな職種においてもパソコンスキルを求められ、それをマスターすることが業務の効率化には欠かせません。MOSの資格を持っていることで基礎的なパソコン知識が身についていることを証明でき、おすすめの資格です。


      必要な勉強時間と難易度


      必要な勉強時間は1つの科目ごとに40〜80時間程度といわれています。実際はExcel、Word、PowerPointの一般レベル3科目を受ける人が多くなっていますが、Excel、Wordの上級レベルも受けておくとなおよいでしょう。

      なお、MOSの合格率は公式には公開されていません。(※26)

      (※25)参考:オデッセイコミュニケーションズ|MOS 365 試験概要

      (※26)参考:オデッセイコミュニケーションズ|MOS よくあるご質問


      FP技能検定(ファイナンシャルプランナー)


      特徴とおすすめの理由


      個人の資産運用や家計管理、税金、保険など、金融に関する知識と技術を認定する資格です。FPの試験には3級から1級までのレベルがあり、3級は受験資格に制限がないので、まずは3級の取得を目標にしましょう。試験は学科試験と実技試験の2部にわかれています。

      2級・3級は、全国のテストセンターで随時受験できるCBT方式で実施されています。(※27)この資格を持っていると主に金融や保険、証券などの業界で有利になります。幅広い分野を勉強するのでお金の知識が身につき、資産運用や家計管理で生かせます。また就活だけでなく今後の人生においてもマネープランを設計する際に役に立つのでおすすめです。


      必要な勉強時間と難易度


      勉強時間は、FP3級だと目安で80〜150時間ほど必要となり、一日2〜3時間勉強して2〜3カ月程度かかります。FP2級では150〜300時間ほど必要で、3カ月以上かかります。

      日本FP協会が実施した2026年4月〜8月の試験では、FP2級の合格率が学科50.36%、実技56.73%、FP3級の合格率が学科86.23%、実技83.29%でした。(※28)

      なお、FP技能検定は日本FP協会と金融財政事情研究会の2団体が実施しており、合格率は団体や科目によって異なります。(※29)FP3級は国家資格の中では取りやすい資格ですが、2級になると難易度はかなり高くなります。3級を取ることを目標にしましょう。

      (※27)参考:日本FP協会|2級FP技能検定のCBT化のご案内

      (※28)参考:日本FP協会|FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ

      (※29)参考:金融財政事情研究会|CBT試験結果:2026年4月~2026年8月実施


      心理カウンセラー関係の資格

      心理学やカウンセリングに関心がある方には、以下の資格取得が役立ちます。

      • 公認心理師
      • 臨床心理士
      • 産業カウンセラー
      • 教育カウンセラー

      各資格について説明します。


      公認心理師


      特徴とおすすめの理由

      公認心理師は、日本で唯一の国家資格を持つ心理職です。心理的な問題を抱える人の状態を正確に把握し、適切な支援や助言を行うことで改善までをサポートします。教育現場はもちろん、医療機関や企業でのメンタルヘルス支援にも携われます。

      必要な勉強時間と難易度

      資格を取得するには「大学で指定の25科目・大学院で指定の10科目を履修する」といった要件をクリアしたあと、「300〜400時間程度」の勉強を経て試験を受ける必要があります。

      2026年3月に実施された第9回試験の合格率は「60.0%」でした。(※30)時間はかかりますが、専門的な知識と技能を証明できるようになるため、就職において強力なアピールポイントとなります。

      (※30)参考:一般財団法人 公認心理師試験研修センター「第9回公認心理師試験(令和8年3月1日実施)合格発表について」


      臨床心理士


      特徴とおすすめの理由

      臨床心理士は、心理カウンセリングの専門家として教育現場や医療機関で働くための資格です。国家資格ではありませんが、信頼性が高く、心理業界での需要が多い傾向です。子どもの気持ちに寄り添って教育したいと考えている人は、ぜひ取得しておきましょう。

      必要な勉強時間と難易度

      資格を取得するには、「指定大学院で修士課程を修了する」などの要件を満たし(※31)、「180時間程度」の勉強を経て試験に合格する必要があります。令和7年度の合格率は「66.7%」でした。(※32)

      臨床心理士は、高度な心理学の知識とカウンセリング技術を求められますが、その分就職先での信頼性も高い資格です。

      (※31)参考:日本臨床心理士資格認定協会「受験資格」

      (※32)参考:日本臨床心理士資格認定協会「『臨床心理士』資格取得者の推移」


      産業カウンセラー


      特徴とおすすめの理由

      産業カウンセラーは、企業や職場でのメンタルヘルス支援を行うための資格です。職場環境の改善や、社員のストレスマネジメントをサポートする仕事に就けます。産業カウンセラー資格を持つことで、企業内でのメンタルヘルス支援や、組織改善の専門家としてのポジションを得やすくなります。

      必要な勉強時間と難易度

      資格を取得するには、「指定の講習を受講する」「大学院研究科で心理学に関する指定の科目を履修する」などの要件を満たし、「100時間程度」の勉強を経て試験に合格する必要があります。2025年度の試験(2026年1月実施)の総合合格率は「48.09%」でした。(※33)

      なお、産業カウンセラー試験は2026年3月に厚生労働省の認定団体検定となり、2026年度からは「産業カウンセラー2級試験」として実施されています。(※34)受検資格も変わっているため、最新の受検要項を確認しましょう。

      (※33)参考:日本産業カウンセラー協会|2025年度産業カウンセラー試験(2026年1月)合否結果

      (※34)参考:日本産業カウンセラー協会||産業カウンセラー試験」が厚生労働省認定団体検定を取得


      教育カウンセラー


      特徴とおすすめの理由

      教育カウンセラーは、学校や教育現場でのカウンセリング業務に従事するための資格です。特別活動や家庭訪問、三者面談などさまざまな方法を活用して学生の悩みや問題を解消するまでのサポートを行います。初級・中級・上級の3つに分類されています。教育カウンセラーは、学生の心理的サポートに特化しているため、教育現場での需要が高い資格です。

      必要な勉強時間と難易度

      資格を取得するには、「教育カウンセリングに関する実践を最低1年は積む」「各種研修講座に22時間以上参加する」などの要件を満たし、養成講座内の筆記試験で合格する必要があります(※35)。合格率は非公開ですが、実践経験を求められるため、ある程度の難易度はあるでしょう。

      (※35)参考:NPO日本教育カウンセラー協会「【資格認定】初級教育カウンセラー認定」

      ▼就活でおすすめの資格について詳しく知りたい方はこちら
      ・就活で有利な資格10選!業界別・文理別のおすすめとESの書き方

      教育学部の就活に関するよくある質問

      教育学部の就活を進めるなかで、一般企業への移行や教員免許の有無、スケジュールに関する疑問を持つ学生は少なくありません。ここでは、よくある質問とその回答を解説します。



      Q1. 教育学部から公務員(教員以外)になれますか?

      A. なれます。国家公務員や地方公務員の採用試験は、学部を問わず受験できます。教育委員会の事務職員や、教育政策に携わる文部科学省の職員など、教員以外の立場で教育に関わる道もあります。

      なお、公務員の仕事内容や給与は、本記事の「公務員(国家・地方)|平均給与月額:地方約41.4万円・国家約41.4万円」で紹介しています。


      Q2. 教員免許を取らないと就活で不利になりますか?

      A. 一般企業を志望する場合、教員免許がないことで不利になるケースは多くありません。多くの企業は、教員免許を応募の条件にしていないためです。ただし、塾や教育関連企業では、免許を持っていると教育への熱意を示す材料になります。

      なお、各免許の取得要件は「教育学部生の就職に役立つ資格」で解説しています。


      Q3. 教育学部の就活はいつから始めるべきですか?

      A. 一般企業も視野に入れるなら、大学3年生の夏から準備を始めましょう。4年次には教育実習や教員採用試験の対策が重なるため、3年次のうちにインターンシップへの参加や自己分析を進めておくと安心です。

      なお、時期ごとの動き方は「教育学部の就活スケジュール|教育実習・教員採用試験と両立する進め方」を参考にしてください。

      まとめ

      本記事では、教育学部の就活の実態や就職先、選考対策を紹介しました。抑えておくべきポイントは以下の3つです。

      • 教員養成課程の卒業生でも2割以上が教員・保育士以外の仕事に就いており、一般企業への就職は不利になりません。
      • 教育実習や教員採用試験と両立するには、大学3年次からインターンシップや早期選考に参加し、時期をずらして準備することが大切です。
      • 面接では「なぜ教員にならないのか」を前向きに説明し、教育学部での学びを企業の仕事に結びつけて伝えましょう。

      自分に合った進路を見つけ、納得のいく就活を進めていきましょう。



      (Photo:maruco/Shutterstock.com)

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