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就活サイトトップ就活記事27卒就活スケジュール|選考・インターンの準備の対策を...

27卒就活スケジュール|選考・インターンの準備の対策を徹底解説

27卒
2025年8月12日(火) | 75,492 views

こんにちは、ワンキャリ編集部です。

周りがインターンシップに参加し始めて焦っているけど、まず何から手をつければいいのか分からない。そんな悩みを抱える2027年卒の方も多いのではないでしょうか。

そこで、こちらの記事では就活初心者の方におすすめの記事をご紹介します。27卒の就活スケジュールから、就活を有利に進めるポイント、短期インターンのスケジュール、今からできる選考対策までお届けします。

ぜひここでの情報を積極的に生かして、納得のいく就活のスタートを切りましょう。

<目次>
●2027年卒とは何年生?
●【27卒】新卒採用市場の動向
 ・新卒採用ニーズが多いため、学生には追い風
 ・大手企業への就職は難しい
 ・早期に採用選考をする企業が増えている
 ・採用形式の多様化
●27卒就活のスケジュール
 ・大学3年生/修士1年生からの就活スケジュール
 ・大学2年生/大学4年生からの就活スケジュール
●企業の選考スタート時期と内定が出るタイミング
 ・【8月〜1月】外資系企業の選考スケジュール(BCG、アクセンチュア、P&G Japan、モルガン・スタンレー)
 ・【11月〜2月】ベンチャー/メガベンチャーのスケジュール(サイバーエージェント、Visional(ビズリーチ))
 ・【10月〜5月】その他の日系大手企業のスケジュール
●就活を有利に進めるためのポイント
 ・就活早期スタートのメリット
 ・企業が求める人材を把握する
 ・インターンの重要性と内定との関係性
 ・ワンキャリアスカウトに登録する
●【全員共通】今からできる準備
 ・業界研究/企業研究
 ・OB・OG訪問
 ・説明会に参加する
 ・自己分析/自己PRの準備
 ・選考対策の内容と進め方の把握
●【タイプ別】しておくといい準備
 ・外資系企業を目指す人向けの準備
 ・コンサルティングファームを目指す人向けの準備
 ・総合商社を目指す人向けの準備
 ・国家総合職を目指す人向けの準備
 ・外資系投資銀行を目指す人向けの準備
●27卒就活についてよくある質問
 ・「早期選考」って何?
 ・やりたい仕事は明確に決めておくべきか?
 ・内定はいつ頃までにもらえる?
 ・就活のために特別な経験を積む必要があるか?
 ・就活でまずやるべきことは?
 ・就活にAIを使ってはいけない?
●おわりに


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2027年卒とは何年生?

就活における27年卒とは、現大学3年生、または修士1年生を指しています。2027年(令和9年)3月に卒業予定の学生は「27卒」と呼ばれます。

【27卒】新卒採用市場の動向

こちらでは、27卒が就活を進める際に、現在、企業の新卒採用市場でどのようなことが起きていて、トレンドになっているかについて詳しく解説します。



新卒採用ニーズが多いため、学生には追い風

27卒の新卒採用市場は、企業の採用ニーズが高く、学生にとっては追い風の状況といえます。

実際、リクルートワークス研究所が2025年4月24日に発表した、26年春卒業予定の大学生・大学院生を対象とした大卒求人倍率(※1)は、1.66倍。前年から0.09ポイント低下し、4年ぶりに前年の水準を下回ったものの、依然として人手不足による採用意欲は強く、売り手市場が続いています(※2)。

(※1)………求人総数を民間企業に就職したい学生の数で割ったもの
(※2)参考:日本経済新聞「26年大卒求人倍率1.66倍、4年ぶり低下も採用意欲高く 民間調査」


大手企業への就職は難しい

現在、さまざまな企業が積極的に新卒採用を行い、ニーズが高い傾向ではありますが、それが必ずしも「どの企業でも簡単に内定をもらうことができる」とは限りません。

実際、リクルートワークスの調査によると、社員数300人未満の企業では求人倍率が約6倍と売り手市場である一方、5,000人以上の大企業では約0.4倍と買い手市場となっています(※3)。これは、「平均値のわな」と呼ばれ、企業規模によって就職難易度が大きく異なることを示しています。

このように、大企業への就職は、多くの学生が応募し競争が激化しており、27卒に対しても同じ現象が起こることが予想されます。

(※3)参考:日本経済新聞「求人倍率のわな インターンシップはまず中小企業を」


早期に採用選考をする企業が増えている

現在の新卒採用活動は、ますます選考を開始する時期が早まっています。

もともと、政府が推奨する就活スケジュールは、「2026年3月にエントリー開始、6月に選考開始」です。しかし、実際には、インターンからの選考案内や通年選考などが主流となりつつあります。

その結果、政府が推奨した時期よりも早く選考を始める企業が増えてきて、大学3年生の春学期頃に選考が始まるケースも多く見られます。

当然、就活は始める時期が人によって異なるため、必ずしも「この時期が望ましい」とはいえません。しかし、もしも興味を持っている企業が予想よりも早く新卒採用を始めた場合に対応できるように準備しておくといいでしょう。

特に、「自分はどんな働き方を望んでいるか」「どんな価値観を優先しているか」などの理解を深める自己分析の時間を設けることは大事です。自分について分析すればするほど、選考においてミスマッチのない入社先を見つける可能性が高くなるでしょう。


採用形式の多様化

現在の新卒採用活動は、従来と違って、採用形式が多様化しています。

従来の新卒採用では、入社後からさまざまな業務経験を積んだ後、最終的に適性に合わせて配属するジョブローテーションを前提に、総合職採用が一般的でした。しかし近年は、学生側の多様なニーズにも合わせて、採用側でもさまざまな形を取ろうとする動きが見られます。

例えば、以下のような採用方法が存在します。

  • 「初任配属確約採用」:配属部署を入社前に確約
  • 「部門別採用・コース別採用」:希望する領域のキャリアからスタート
  • 「配属地確約採用」:希望の勤務地を入社前に確約
  • 「内定パスポート」:一度得た内定が、一定期間有効

27卒の就活でも、以上のような多様な採用方式を実施する企業があると予測されるため、自分が興味のある企業がどんな採用方式をしようとするのか、きちんと確認しておきましょう。

27卒就活のスケジュール

ここからは、就活のスケジュールについて解説します。


大学3年生/修士1年生からの就活スケジュール

基本的な就活スケジュールは、「就活解禁日が3月1日、面接解禁日が6月1日」ですが、一部の学生は「面接解禁日が3月1日」です。以下の図で、「就活の全体スケジュール」をまとめています。



2025年4月〜6月

  • 自己分析
  • 合同説明会への参加、企業研究の開始
  • エントリーシート(ES)の作成、テスト対策、グループディスカッション(GD)対策、面接対策
  • 夏インターンへのエントリー

2025年7月〜9月

  • 夏インターンへの参加
  • GDや面接の練習

2025年10月〜2026年2月

  • 志望業界や企業の絞り込み
  • 冬インターンへのエントリー
  • OB・OG訪問

2026年3月〜

  • 本選考・内々定

基本的な流れは上記の通りですが、2週間以上、かつ春休み以降に実施される専門活用型インターンを通じて専門性を判断された学生に限り、面接などの採用活動が3月1日から可能です(※4)。

▼専門活用型インターンとは?
・主に企業単独、大学が企業あるいは地域コンソーシアムと連携して実施する適性・汎
用的能力ないしは専門性を重視したプログラム
・実施期間:2週間以上
・実施時期:学部3年・4年ないしは修士1年・2年の長期休暇期間(夏休み、冬休み、入試休み・春休み)

※参考:内閣官房「2025(令和7)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について」をもとにワンキャリア作成

これらの情報は募集要項や企業ホームページなどで公表されていますので、事前に確認することがおすすめです。

(※4)参考:内閣官房「2025年(令和7)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」をもとにワンキャリア作成


大学2年生/大学4年生からの就活スケジュール

優秀な人材を確保したいといった側面から、年々就活が早期化しています。それに伴い、学生の動き出しも早くなっています。ここでは、大学2年生、あるいは院に進学する大学4年生の就活スケジュールをご紹介します。



就活の早期化に伴い、動き出しも早まる


就活の早期化に伴い、学生と企業両方の動き出しが早まっています。そのため、早いものであれば大学2年/4年の1〜3月頃に実施する企業イベントなどもあります。就活は「経験を積む」ことが一番のキモであるため、イベントへの参加や選考の場数を踏むことで、選考通過率は上がり、自分に合う企業も早期に見つかりやすくなります。また、早期から始めればその分経験が積める他、インプットの機会も増えます。

しかし、学生生活は非常に貴重な時間です。サークル、部活、長期インターンなどの時間を捨てて「就活だけのために学生生活を送る」必要はありません。今しか経験できないことも大切にした上で、就活をスタートしてみてください。近年では大学2年/4年の秋から参加できる就活イベントも増えています。まずは、そういった機会に参加するところから始めていきましょう!

▼27卒向けのイベントはこちら!
・【27卒】就活スタートダッシュパック(キックオフ・自己分析・ES・面接・GD対策など)


やっておくべきこと


就活の早期化に伴い、大学2/4年生を対象とした企業イベントも実施されていますが、企業イベントに参加する他にも、以下のこともやっておくといいでしょう。それぞれについては後半で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。
・業界研究/企業研究
・OB・OG訪問
・自己分析/自己PRの準備
・選考対策の内容と進め方の把握


今から参加できるインターン


インターンの探し方はさまざまですが、今回は4つの方法をご紹介します。

1つ目は、先輩や学校の友人に紹介してもらう方法です。この場合は大手企業よりもベンチャー企業のインターンが多くなる傾向にあります。学校によっては、単位が認定されるインターンも存在するため、学校の先生や教授に聞いてみるのも1つの方法です。

2つ目は、学校のキャリアセンターで探す方法です。学校のキャリアセンター経由だと、どうしても募集の数は少なくなってしまいがちですが、学校経由型のインターンを見つけられたり、選考を受ける時にサポートを受けられたりするメリットがあります。

3つ目は、ワンキャリアのサイトを使って探す方法です。こちらのサイトでは、募集中のインターン情報の他にも説明会や座談会、先輩のESやクチコミなど就活に必要な情報がすべて記載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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4つ目は、短期インターンではなく、長期インターンを探す方法です。長期インターンに参加することで、スキルが身に付くだけでなく、選考でよく聞かれる「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」の作成にも役立ちます。時間がある場合は探してみても良いかもしれません。

企業の選考スタート時期と内定が出るタイミング

全ての企業が一律で大学4年次の6月に内定を出すわけではありません。業界や企業によって、内定をもらえる時期は大きく異なります。例えば、外資系戦略コンサルは大学3年次の8月から、メガベンチャーは11月に内定のケースが多いようです。

入社したい企業が見つかったものの、選考期限まで残り数日。十分な準備時間が確保できなかった……。このような事態を避けるためにも、まずは今の段階で自分が興味を持っている業界の選考時期を知っておきましょう。



【8月〜1月】外資系企業の選考スケジュール(BCG、アクセンチュア、P&G Japan、モルガン・スタンレー)

内定を出す時期が早いといわれている外資系企業。特に、外資系コンサルは年内に内定が出る企業もあります。就活生に人気のある外資系企業のスケジュールは以下の通りです。

▼外資系戦略コンサル(ボストン コンサルティング グループ(BCG))
・インターン選考〜本選考:5月中旬〜8月中旬
・内定:9月上旬

※出典:BCG|2025年卒経営コンサルタントの選考ステップ

▼外資系総合コンサル(アクセンチュア)
・インターン選考〜本選考:6月上旬〜10月中旬
・内定:10月下旬

※出典:アクセンチュア|2025年卒戦略コンサルタント職の選考ステップ

▼外資系メーカー(P&G Japan)
・インターン選考〜本選考:6月下旬〜9月下旬
・内定:9月上旬

※出典:P&G Japan|2025年卒F&A(経営管理)の選考ステップ

▼外資系投資銀行(モルガン・スタンレー)
・インターン選考〜本選考:11月上旬〜1月上旬
・内定:1月上旬

※出典:モルガン・スタンレー|2025年卒投資銀行の選考ステップ


【11月〜2月】ベンチャー/メガベンチャーのスケジュール(サイバーエージェント、Visional(ビズリーチ))

ベンチャー・メガベンチャーも外資系企業と同様に、通常の就活スケジュールより少し前倒しの傾向があります。就活生に人気のある企業のスケジュールは以下の通りです。

▼メガベンチャー(サイバーエージェント)
・インターン選考〜本選考:4月下旬〜10月下旬
・内定:10月下旬

※出典:サイバーエージェント|2025年卒ビジネスコースの選考ステップ

▼ミドルベンチャー(Visional(ビズリーチ))
・インターン選考〜本選考:5月中旬〜3月下旬
・内定:3月下旬

※出典:Visional(ビズリーチ)|2024年卒ビジネス職の選考ステップ

インターンに参加することで本選考の優遇を受けられる場合もあります。志望度の高い企業のインターンには積極的に参加するといいでしょう。


【10月〜5月】その他の日系大手企業のスケジュール

人気業界である総合商社とデベロッパーの内定時期は原則6月以降ですが、後述する24卒の三菱商事などはそれよりも早い時期に内定が出る場合もあるようです。また、インターンやジョブが本選考のフローに組み込まれていることはほとんどありませんが、インターンで評価された学生には本選考での優遇があることが十分に考えられます。

就活生に人気のある日系大手企業のスケジュールは以下の通りです。

▼広告代理店(博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ)
・インターン選考〜本選考:10月下旬〜3月下旬
・内定:3月下旬

※出典:博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ|2025年卒総合職の選考ステップ

▼総合商社(三菱商事)
・本選考:3月
・内定:3月下旬

※出典:三菱商事|2025年卒総合職の選考ステップ

▼デベロッパー(三菱地所)
・本選考:3月上旬~4月中旬
・内定:4月中旬

※出典:三菱地所|2025年卒総合職の選考ステップ
▼内定時期に関する記事はこちら
・今から動けば早期内定も夢じゃない?人気業界の内定時期を一挙紹介!

就活を有利に進めるためのポイント

では、就活を有利に進めるためにどのように動き出すといいのでしょうか。大切なのは、「早期就活」と「インターンへの参加」です。近年は就活の早期化が進んでいることから、大学1〜2年生の頃から動き出す就活生もいるようです。上述したように就活解禁日は大学4年生の3月であるにもかかわらず、なぜ早く動き出す必要があるのか。早期就活のメリットと、内定に近づくために欠かせないインターンの重要性に関する記事をご紹介します。


就活早期スタートのメリット

上述した通り、ここ数年、就活の早期化が進んでいます。中には大学1〜2年生の頃から就活を意識して行動する人もいるようです。本選考が解禁されるタイミングはちょうど1年後であるにもかかわらず、なぜ早くから動き出す必要があるのでしょうか。

まず、早期に本番の選考を経験することで、筆記試験や面接などの実際の選考プロセスに慣れ自信をつけることができます。また、早期インターンに参加すると、一部のGDや面接が免除されることがあり、その後の選考を有利に進められます。さらに、早期に内定を獲得することで、希望する企業に最初にアプローチし、他の学生との競争を回避できます。

以上のように、早期に就活を始めることは就活生にとって大きなメリットがあります。このチャンスを生かして、自分のキャリアをより良い方向に導いていきましょう。

▼早期選考に関する記事はこちら
・早期選考はいつから?実施企業一覧とスケジュール・対策


企業が求める人材を把握する

就活では、企業の人材ニーズを把握し、自分に合った企業を見つける上で重要です。

まず、自己分析を通じて自身の強みや弱み、スキル、将来のビジョンや目標などを把握し、自分の価値観を明確化しましょう。そして、企業のウェブサイトや過去の採用情報、OB・OG訪問などを参考に、企業の雰囲気や文化、求める人材像を理解し、自身の興味や適性に応じた企業を見つけていきましょう。

さらに、積極的に企業・合同説明会に参加し、多くの企業情報を収集し、志望企業以外の企業も積極的に検討し、自分に合った最適な選択肢を見つける努力をしましょう。


インターンの重要性と内定との関係性

インターンの意味合いや重要度が、業界によって大きく異なることを知っていますか?

外資系企業では、面接でアピールした強みが実際に発揮できるかを試す「本選考の山場」と位置付けています。一方総合商社では、「志望度の高さ」をチェックするための機会や、優秀な学生を引き抜くための機会としています。まずは志望する業界が、どんな目的でサマーインターンを実施するのかを理解しておくことをおすすめします。


インターンの4種類


インターンはキャリア形成支援に関する取り組みとして、以下の4つの主要なタイプに分類されます。それぞれの特徴を理解して、就活で活用していきましょう。

※出典:採用と大学教育の未来に関する産学協議会2021年度報告書「産学協働による自律的なキャリア形成の推進」


タイプ1は企業説明会を想定し、タイプ2は自己分析や業界分析を含めるプログラムと考えると良いです。タイプ3とタイプ4は一般的なインターンです。これらのタイプのインターンは、異なる経験やスキルを提供します。就活では、自身のキャリア目標や興味に合ったタイプのインターンを選び、積極的に参加することが重要です。

▼インターンに関する記事はこちら
・インターンとは?参加するメリットや募集の探し方・面接対策を解説
・内定につながるサマーインターン一覧:約30社のインターン情報を完全公開!


ワンキャリアスカウトに登録する

ワンキャリアのプロフィールを記入して、スカウト機能を活用しましょう。

スカウトは、企業から直接イベントやエントリーの案内が届く機能です。あなたの自己PRや学生時代の活動を見た企業からスカウトが届きます。さまざまな業界のトップ企業からスカウトを受け取り、新しいキャリアの選択肢を検討できます。

スカウトのメッセージを受け入れると、企業から面談やインターン、選考など次のステップの案内が届きます。優秀な先輩との交流を通じて、自分の強みや弱みを理解し、自己分析に役立てましょう。

【全員共通】今からできる準備

「自己分析の方法は?」「Webテストの対策法は?」「ESはどのように書けばいいのか」「面接がうまくいくか不安……」そんな就活の悩みをお持ちではないでしょうか?

こちらの記事では、自己分析の方法から、ESの書き方、Webテストの対策法や面接のポイントまで、選考対策が網羅できる10本のおすすめ記事を厳選し、紹介しています。

どう進めばいいか分からなくなり、就活が迷路のように感じてしまっているときは、こちらの記事を「地図」にしてみてはいかがでしょうか。気になるテーマの記事だけを読むも良し、全てを読んで就活の全体像をつかんでみるも良し、必要に応じてこの記事をご活用ください。



▼選考対策に関する記事はこちら
・ESが書けない、面接が不安……。そんな悩みを解決する10記事はコレだ!


業界研究/企業研究

多くの時間と労力を必要とし、就活生を悩ませる「業界研究」。就活を進めるにつれ、さまざまな業界に関心が向くことがありますが、その度に一から業界を調べていてはキリがありません。

そこで、30以上の業界の情報を集めた「業界研究まとめ記事」をご紹介します。選考の中で新しく興味を持った企業はもちろん、あまり興味がない企業について、なぜ興味がないのかを言語化するために見てみるのもいいでしょう。

▼業界研究に関する記事はこちら
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
・職種とは?【代表的な職種一覧】業種との違いや適性・志望動機をご紹介


OB・OG訪問

OB・OG訪問とは、実際に企業で働く方に対して、会社や仕事についての話を伺うことです。

OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いに紹介してもらったり、就活イベントを活用して社員と接点を持ったりすることで機会が作れます。

OB・OG訪問をすることで、「選考が有利になる」「志望動機の説得力が増す」「面接で社会人から高評価をもらえる話が分かる」などのメリットがあります。自身の目的をおさえた上で、必要であればOB・OG訪問することをおすすめします。

▼内定者の体験談
・選考要素はないと思いますが、せっかくいただいた機会だったので疑問を解消したり、面接に役立てるため積極的に質問をしたりしました。
社員さんは優しく、一つ一つの質問に丁寧に答えてくださいました。また、比較的少人数だったので質問しやすかったです。

※出典:伊藤忠商事|2025年卒事務職本選考のOB訪問
・事前に詳しく会社や職種について調べた後、自分なりの仮説を立てる。そして、その仮説が正しいのか否かを、社員の方への質問によって解決する、というスタンスを取っていた。質問だけして投げるのではなく、◯◯という事だと思うが◯◯さんはどうお考えですか?というような形で質問をした。

※出典:パナソニックグループ|2025年卒事務系本選考のOB訪問
・選考要素はないとしても、名前などをチェックされています。ここで印象を残しておくと、とても良いのではないかと思います。社員の方とすごく近くで話せる良い機会だと思います。笑顔で、素直に質問を聞くことが大事だと思います。

※出典:明治安田生命保険|2025年卒総合職(地域型)本選考のOB訪問
▼OB・OG訪問に関する記事はこちら
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
・OB・OG訪問の質問リスト【厳選50選】 深い内容を聞くコツ・前日に送るメール例


説明会に参加する

企業・合同説明会への参加は、就活における重要なステップです。

説明会では、企業の採用担当者や現場の社員と直接会話する機会が得られます。

参加前には、企業の業界や事業内容、採用情報を把握し、質問を用意しましょう。目標を明確にし、参加する説明会から何を得たいのか考えるといいでしょう。

複数の企業や業界に触れることで、より広い視野を持つことができます。説明会では、さまざまな企業の情報を収集し、自身の就職活動に役立てましょう。

▼説明会に関する記事はこちら
・会社説明会の質問例【厳選25選】好印象な聞き方と正しいマナー


自己分析/自己PRの準備

過去のエピソードから「自分がどういう価値観を持つ人間で、何をしたらモチベーションが上がるのか」を見つめ直す「自己分析」。就活の土台となるプロセスなので、無視はできません。

しかし、自己分析の重要性を理解しつつも「やり方が分からない」という悩む方も多いのではないでしょうか?

まずは「得意・需要・好き」の3つの軸から自分の強みを分析する「基本的な自己分析の手法」をご説明します。

▼強み・弱みの見つけ方について詳しく知りたい方はこちら
・自分の強み・弱みの見つけ方と診断法!得意×需要×好きで簡単に発見

自己PRは「自社に貢献できるか人物か?」という視点で、人事に評価されています。筆者によると、自己PRの要素は「強み」「根拠」「再現性」の3つに分解できるとのことです。

こちらの記事では、3つの要素をエピソードに盛り込む方法や、どのようにアピールするのかを例文付きでご説明しています。参考にしながら効果的な自己PRを作り、自信を持ってESや面接で回答しましょう。

▼自己分析に関する他の記事はこちら
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・就活の自己分析におすすめの本13選|活用法も紹介


選考対策の内容と進め方の把握

ここからは、選考ステップ別に内容と進め方をご紹介します。



【ES対策編】


突出したガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を持っている人が、選考を突破すると思われがちなES。しかし、筆者いわく、ESに必要なのは「優れたエピソード」ではなく「落ちない作法」を身に付けることだそうです。

特別なエピソードがなくても落とされないESを作成するために、企業が求める人物像に自身のエピソードをマッチさせる方法、そしてESの書き方の黄金ルールをお伝えします。

▼ES対策に関する記事はこちら
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策


【Webテスト対策編】


企業によって実施する筆記試験・Webテストの種類はさまざま。各企業のテストの種類を調べ、個別に対処するのは大変ですよね。

そこで、ワンキャリ編集部が、主要Webテスト9種類の見分け方と実施企業例をまとめました。限られた時間で効率良く勉強を進めていくためにも、まずは気になる企業名を確認し、具体的にどの種類のWebテスト対策をすべきか確かめておきましょう。

▼Webテストに関する記事はこちら
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・Webテスト24種類の見分け方!形式別のURL一覧と業界別の傾向


【GD対策編】


GDは与えられたお題に対する回答をチームで議論して、制限時間内に回答を出す選考手法の1つです。

選考の一環でGDが行われる理由は、チームで仕事をするうえで不可欠な協調性や主体性、貢献意欲を測るためにあります。議論をけん引してリーダーシップを発揮できると、選考では有利に働くでしょう。

解決策を話し合うスタイルのほか、相反する2つの意見について双方の立場から議論するディベート型や、複数の選択肢から就活生側で課題を選ぶ選択型などもあります。

ロールプレイングで回数をこなして慣れるほか、企業側の評価ポイントを把握し、求められる行動をとることが大切です。

GDで評価を得るには、議論に貢献することが重要です。「リーダーシップ」「積極性」「協調性」「気配り」など、人それぞれ得意なことがあると思いますので、自分のできることで議論に参加するという姿勢で臨むことを意識しましょう。

GD対策で行いたいTodoは次の通りです。

  • 志望先のGDの形式を把握する
  • GDのやり方や対策方法を理解する
  • 時事問題対策として新聞やテレビでニュースをチェックする
  • キャリアセンターや転職サービスを活用して集団討論の練習をする
▼GDに関する記事はこちら
・グループディスカッション完全対策!全テーマの進め方・流れやコツを網羅的に解説
・【グループディスカッションの役割】全種類の解説とおすすめの決め方


【面接対策編】


面接は、これまでの選考を突破してきた学生に対して、企業との相性を確認するプロセスです。つまり、面接では「企業の求める能力・価値観と自分自身の強みがマッチしていること」を示す必要があります。

しかし、この自分の強みを「示す」部分でつまずく就活生は多く、本来の目的である「価値観のすり合わせ」以前の部分でふるい落とされてしまうことも少なくありません。まずは自分をきちんと「示す」ために、「3つの面接の常識」と面接で避けるべき「5つのNG行動」を紹介している以下の記事を読んでみてください。

▼面接対策に関する記事はこちら
・就活の面接でよくある失敗例から学ぶ、第一志望企業内定への対策法
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問集一覧と内定者の回答例
・面接の流れを入室から退室まで一連で徹底解説【完全版】|新卒向け

【タイプ別】しておくといい準備

インターンのスケジュールや選考内容は、業界や業種によってさまざまです。ES・Webテスト・面接などの基本的な対策に加えて、志望企業に合わせた準備をする必要があります。ここでは、就活生に人気のある「外資系企業」「コンサルティングファーム」「総合商社」「国家総合職」「外資系投資銀行」を目指す人におすすめしたい、5つの選考対策記事をご紹介します。



外資系企業を目指す人向けの準備

日系大手企業よりも選考スケジュールが早い、外資系企業。大学3年生の8月に内定出しをするところも多いようです。

「入社したい企業が見つかったけれど、エントリーの受付が終わってしまった……」こんな事態を避けるためにも、早めの行動と情報収集を心がけましょう。

以下の記事では、外資系企業の選考に関するおすすめ記事をまとめてご紹介しています。外資系企業に興味のある方やジョブ選考を受ける方は、チェックしてみてください。

また、【ONECAREER for 外資】という外資就活に特化したサイトもあり、企業や就活コラム以外にもセミナーのご案内もございますので、ぜひチェックしてみてください。

▼外資系企業に関する記事はこちら
・【27卒向け】外資系企業に興味があるあなたへ。ジョブ選考を突破するために、まずはこの10記事を読もう【外資特化編】
・外資系企業とは?【71社ランキング】大手有名企業一覧と日系との違い


コンサルティングファームを目指す人向けの準備

就活生の間で人気の高い外資系コンサルタント業界。そんな外資系コンサルの本選考の多くは、インターンやジョブへの参加が選考フローに組み込まれているのが特徴です。

こちらの記事では、「外資系コンサルのサマーインターンに参加するために、いつ何をすればいいか」について解説しています。ESやGDなど各選考の概要や、具体的にいつ、どんな選考対策をすればいいのかを時期ごとに分けてお伝えしておりますので、ぜひご覧ください。

▼コンサルに関する記事はこちら
・外資系コンサルのサマーインターンに行きたいならこう動け!夏に内定するための戦略と選考対策
・【業界研究:総合コンサル】大手6社(アクセンチュア、デロイト、PwC、アビーム、EY、KPMG)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【戦略コンサル:業界研究】戦略コンサル大手5社「マッキンゼー・BCG・ベイン・A.T. カーニー・ADL」を比較!仕事内容・社風/強みの違い


総合商社を目指す人向けの準備

就活生に大人気の5大商社。多くの学生からの応募が殺到しますが、面接に呼ぶことのできる学生は限られています。そのため、ざっと絞り込むための筆記試験は全般的に高倍率である企業が多いといわれています。

後述の記事は、総合商社の筆記試験について「テストの種類・通過率・対策方法」の3つに着目してまとめています。

「Webテストの形式はSPI? それともGABだっけ?」「筆記試験の勉強って、具体的に何をすればいいの?」そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ記事をご一読ください。

▼総合商社に関する記事はこちら
・【総合商社の筆記試験対策】ボーダーは日系企業でもトップクラス?WEBテストの種類と通過率まとめ
・【総合商社のES対策】ガクチカ・志望動機などの例文38選(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)


国家総合職を目指す人向けの準備

「官僚」というと、「エリート」「とにかく勉強しないとなれない」などのイメージを持っている方も多いのではないでしょうか? 過去にはそんな時代もあったかもしれませんが、現在では試験が多様化し、学生が気軽に受験できるような制度が整えられています。

2012年に新設された教養区分試験もその1つ。通常の試験と比べ科目の数が少なく、民間企業を主に志望している人でも受験しやすいのが特徴です。

後述の記事では、国家総合職の採用プロセスや教養区分試験の概要、官庁訪問の攻略法、教養区分と民間企業を併願する場合の理想的なスケジュールについて解説しています。官僚就活に少しでも興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

▼国家総合職に関する記事はこちら
・公務員と民間の違いを解説!共倒れしない併願スケジュールも紹介


外資系投資銀行を目指す人向けの準備

外資系投資銀行について、「IBD(投資銀行部門)」の印象が強いと思いますが、他にも新卒採用を行っている部門があります。こちらの記事では、「マーケット」「アセットマネジメント(アセマネ)」「リサーチ」「オペレーション」「テクノロジー」の5部門を取り上げ、各部門の概要とその魅力、各部門の選考対策やポイントについて紹介しています。

IBD以外のマーケットやリサーチなどの業種を志望している方はもちろん、外資系投資銀行の部門について理解を深めたい方にもおすすめの記事です。ぜひ、選考にお役立てください。

▼外資系投資銀行に関する記事はこちら
・IBDだけじゃない!外銀の各部門「今さら聞けない」業務内容や合格の秘訣をおさらい:マーケット、リサーチ、アセットマネジメント、オペレーション、テクノロジー
・【業界研究:外銀(外資系投資銀行)】大手4社「モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い

27卒就活についてよくある質問

最後に、以上で説明した内容以外に、27卒の就活について、27卒の学生がよく疑問に思うことについて解説します。

27卒の就活についての疑問が全部解消できるように、ぜひ参考にしてみてください!


「早期選考」って何?

早期選考とは、政府が推奨する「大学3年生(または大学院1年生)の3月に説明会やエントリーを開始し、大学4年生(または大学院2年生)の6月に選考を開始する」という就活スケジュールよりも早く実施される採用選考のことを意味します。

そのため、「早期選考」は大学生4年生の6月より前に始まる選考のことを指します。実際、早期選考を行っている企業の大半は、大学3年生の1〜2月以前に選考を始めています。さらに早い企業は、大学3年生の夏から選考を行い内定に至ることもあります。

▼27卒の早期選考について詳しく知りたい方はこちら
・27卒の早期選考はいつから?実施企業一覧とスケジュール・対策


やりたい仕事は明確に決めておくべきか?

結論からいうと、最初からやりたいことが明確でなくても大丈夫です。

就職活動自体が、将来やりたいことを探していく過程であるため、始める前から決める必要はありません。

確かに、ある程度やりたい仕事が明確な場合、やりたい仕事ができる企業を中心に選考を集中的に行い、時間を効率的に使うことはできるでしょう。ですが、最初から決まっているにもかかわらず、選考を進めるうちに、最初とは違う仕事がやりたくなったという声もよくあります。

そのため、大切なのは興味があることから、説明会やインターンを通じて本当に向いているかを確かめ、本当にやりたい仕事を見つけていくことです。


内定はいつ頃までにもらえる?

「いつまでに内定をもらうべきだ」ということは特にありません。

確かに、早期選考や特別な採用選考スケジュールの中で、早い時期に内定を獲得できる学生が多く出てきていることから、焦りを感じている方もいるでしょう。しかし、必ずしも内定を早く得ることがいいことではありません。

場合によっては、内定を承諾するまでに他社の選考が終わらないケースや、他社と比較して本当にその企業で働きたいのかを見極める時間が不十分であるケースがあるからです。

▼内定について詳しく知りたい方はこちら
・内定とは?内々定と採用の違いや内定決定後の流れと辞退方法まで解説


就活のために特別な経験を積む必要があるか?

就活のために特別な経験を必ず積む必要はありません。

確かに、新しい経験からチャレンジングな精神を認めてもらったり、ESや面接でも話せる内容は多くなったりするかもしれません。だが、まずするべきこととして、すでに行っている活動や経験の内容をしっかり言語化することがあります。

特に、「なぜ興味を持って始めたのか」「どのような困難を経験して、どのように乗り越えたのか」「いつ自分が活躍したのか」などを、根拠に基づいてまとめておくと、自分の価値観やガクチカに生かすことができます。


就活でまずやるべきことは?

まずは、就活だからといって、自分の仕事やキャリアだけ考えるより、より視野を広げて、「今後どのような働き方をしていきたいのか」を考えましょう。

特に、以下の2つのことを中心に考えると、より考えやすいです。

  • ライフキャリア:これから先の人生をどのように過ごしたか
  • ワークキャリア:求める人生を実現するためにはどんな働き方が適しているか

このように、未来のことから逆算して考えるためには、オープン・カンパニーなどに積極的に参加し、実際の社会人はどのような働き方をしているかの参考にできるでしょう。


就活にAIを使ってはいけない?

就活でAI(人工知能)を使うこと自体は問題ありません。

素案となる文章を作成したり、文章の誤字脱字や文法表現をチェックしたり、文章の「型」に活用することは役に立つ場合が多いです。

重要なのは、文章の「質」を高めるために、「どんな体験をして、どのように感じて、なぜそう思ったのか」など、自分の考えを深くまで理解して表現することで、他の学生と差別化することです。

AIツールで作成した文章は自分の経験に溶け込むように、何度もブラッシュアップすることが必要です。

最近ワンキャリアでは、AIを活用した「就トレ」の新機能を通じて、面接のトレーニングができるサービスを提供しています。「1人でも面接の練習をやりたい」と思う学生の方はぜひ活用してみてください!

▼ワンキャリアの「就トレ」サービスはこちら!

【ワンキャリア】就トレ

ご利用にはワンキャリアアプリのダウンロードが必要です

おわりに

多くの就活生が、就活を始めた段階で「何をすればいいか分からない」という悩みを抱きます。そんな悩みを解決するために、まずは自分が現在どんな状況であるかを理解し、適切に情報収集をすることから始めてみましょう。

就活のスケジュールを立てて全体像を整理したり、興味のある業界・企業・職種を探してみたり、インターンに応募してみるのもいいでしょう。選考に向けて一歩進んだ行動ができれば、内定に向けて大きく前進できるはずです。

27卒の皆さんが最高の就活スタートダッシュを切る上で、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

(Photo:christakhova/Shutterstock.com)

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