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就活サイトトップ就活記事農学部の就職先|人気の業界・職種一覧と有利になる資格・就活術

農学部の就職先|人気の業界・職種一覧と有利になる資格・就活術

農学部
2024年8月31日(土) | 9,753 views

「農学部生に人気の就職先を知りたい」「就活について悩んでいる」という農学部生の就活生もいるでしょう。

そこで本記事では、農学部生に向けて、人気の就職先や業界・職種をご紹介します。就活を進める上でのポイントも詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

<目次>
●農学部は就職先がない? 農学部の就職について
 ・農学部の就職が厳しいと言われる理由
 ・農学部で身につけた強みを生かせる企業は多い
●農学部生の就職傾向
 ・農業系の企業に就職
 ・農業系以外の企業に就職
 ・大学院進学
 ・農家を継ぐ
●農学部生に人気の就職人気ランキング【上位20位】
●農学部生に人気の就職先・年収【業界編】人気の理由も解説
 ・食品メーカー|平均年収約579万5000円
 ・飲料メーカー|平均年収約393万6000円
 ・薬品メーカー|平均年収約508万8000円
 ・化粧品メーカー|平均年収約508万8000円
 ・農林メーカー|平均年収約255万円
 ・農業用品メーカー|平均年収約612万4000円
 ・住宅メーカー|平均年収約579万5000円
 ・建築メーカー|平均年収約632万8000円
 ・専門店|平均年収約361万円
 ・アミューズメント・レジャー|平均年収約374万4000円
 ・農林水産省などの公務員|平均年収約540〜800万円
 ・大規模農家(ファーム)
 ・農業協同組合(JA)
●農学部生に人気の就職先【職種編】
 ・営業職
 ・研究職
 ・製造技術職
 ・品質管理職
 ・MR(医療情報提供者)
 ・育種家
 ・グリーンコーディネーター
●農学部生の就職に役立つ資格
 ・栄養士・栄養管理士
 ・食料衛生監視員(公務員)
 ・食品衛生管理者
 ・測量士補
 ・毒物劇物取扱責任者
 ・造園施工管理技士
●農学部の就活のポイント|企業・職種の選び方編
 ・農学部に進学した理由を明確にする
 ・農学部で学んだ知識・スキルを就職後にどう生かしたいか明確にする
 ・自己分析・業界研究・企業分析を通して就活の軸を定める
 ・学んだ内容を生かせる業界・職種を選ぶ
 ・農学部生が重視する就活の軸ランキング
●農学部の就活のポイント|選考対策編
 ・早期から情報収集をし、早期選考を受ける
 ・webテスト対策に力を入れる
 ・エントリーシート(ES)や履歴書を余裕を持って準備しておく
 ・面接対策|よく聞かれる農学部特有の質問&回答例
●まとめ


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農学部は就職先がない? 農学部の就職について

まずは、「農学部は就職が難しい」と言われる理由や具体的な就職率を解説します。

・農学部の就職が厳しいと言われる理由
・農学部で身につけた強みを生かせる企業は多い


農学部の就職が厳しいと言われる理由

農学部の就職が厳しいと言われる理由として、主に「農学部で学んだ知識を生かせる就職先は少ないと思われている」ということが挙げられます。

農学部では、農業に関する専門性の高い勉強に取り組むイメージがあります。そのため、農業や林業以外の職業との共通点が少なく、「就職で生かせない」というイメージを持つ人が多いのでしょう。


農学部で身につけた強みを生かせる企業は多い

上記で説明したように、農学部出身者は就職が難しいイメージが定着しています。

しかし、実際の農学部生の就職率は高い傾向にあります。

実際の農学部では、農業だけでなくバイオテクノロジーや食品製造、地球環境、ゲノムサイエンスなどの分野を幅広く学ぶため、専門的な知識を生かせる就職先は多くあるのです。具体的には、製造業や建設業、製薬業などで生かせます。こうした背景もあり、農学部だからといって就職が困難になることはありません。

農学部生の就職傾向

農学部生の主な就職先としては、例えば以下が挙げられます。


それぞれ解説していきます。


農業系の企業に就職

農学系の企業であれば、農学部で学んだ専門知識を生かしながら働けます。農学部には、作物栽培学や農業工学、農業経済学など、農業に関わる多くの学科があります。畜産物・農産物の研究開発やキノコなど特定の食品の栽培、農作業支援など、幅広い企業に就職できる可能性があるでしょう。


農業系以外の企業に就職

農業系以外の業界の企業に就職することもできます。

・製造業
・建設業
・小売業
・サービス業
・公務員

例えば製造業なら、農芸化学や農業工学の知識を生かせます。環境問題についても勉強するため、SDGsに力を入れている企業への就職も可能です。生物化学の知識を生かして、化粧品メーカーの研究者を目指すのも良いでしょう。


大学院進学

大学院では、大学で学んだ分野を深掘りして研究できるため、よりアカデミックで専門的な知識を身につけるために進学する人が多いです。大学院の種類としては、生物資源環境科や農学研究科、環境生命科学研究科、農学研究科など、さまざまなものがあります。


農家を継ぐ

農家を継ぐ場合は、大学で学んだ知識を直接生かして仕事ができます。前任の方に農家運営のノウハウを教えてもらいながら、少しずつ知識を身につけることが大切です。

特に現在は農家の数自体が減少しています。農林水産省の「令和4年新規就農者調査結果」によると、新規就農者は4万5,840人となっており、前年度よりも12.3%減少しました。こうした現状を改善する意味でも、農家を継ぐ意義は大きいでしょう。

農学部生に人気の就職人気ランキング【上位20位】

農学部生に人気の企業をご紹介します。

※ワンキャリア2026年卒会員のお気に入りランキングより集計


1位:資生堂


1位には資生堂がランクインしました。

事業内容
私たち資生堂グループは、「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」というミッションの実現を目指し、世界中の120の国と地域でビジネスを展開しています。
100年先もお客さまとともに輝き続け、選ばれ続ける企業になるため、お客さまにとってより価値のあるものを提供し続け、一生寄り添うことのできるパートナーになることを目指しています。

※出典:ワンキャリア「資生堂」

選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。

・ワンキャリア:資生堂|Brand Marketing2025年卒の合格の秘訣


2位:野村総合研究所


2位には野村総合研究所がランクインしました。

事業内容
NRIは、日本初の民間シンクタンクと、日本初のコンピュータ商用利用を導入したシステムインテグレーターの草分けとの合併によって生まれました。
未来を洞察し、広く社会に提言する力、顧客の立場で考え、徹底して品質にこだわる姿勢など、それぞれの前身から受け継いだDNAを融合しながら、時代を先取りする企業活動を進めてきました。
今日、未来創発を実現する軸となるのが「コンサルティング×ITソリューション」です。課題の発見から的確な解決策を導く「コンサルティング機能」と、先進技術を駆使したシステム開発・運用などにより、課題の解決を実現する「ITソリューション機能」。その2つを組み合わせることで、NRIグループは独自のビジネスモデルを展開しています。
コンサルティング事業においては、日本最大級の経営戦略コンサルティングファームとして、幅広い業界のクライアントに対し、戦略立案から実行支援までの一貫した経営戦略コンサルティングを提供しています。私たちは、顧客の課題に真摯(しんし)に向き合ってその解決に全力を尽くす、いわば『徹底した顧客志向』をモットーに、コンサルティングに取り組んでいます。戦略の策定に留まらず、顧客の組織をも動かす実行支援までを一貫してやり抜くことで、日本企業を中心に高い信頼を得ております。
NRIは、日系経営コンサルティングファームとして、いわゆる”Up or Out”のカルチャーではなく、人財を中長期目線で大事にするからこそ、早くから挑戦させ育てる風土があります。例えば、1年目からクライアントの前に出て仕事をする機会が多く与えられるなど、若いうちから個人として活躍できる環境が整っています。加えて、”野村総合研究所”といういかにも日系企業らしい社名からは想像できないようなフラットな人間関係であり、『立場』ではなく『正しさ』が尊重される、プロフェッショナル主義の文化が根付いています。こうした特徴から、NRIは『人財を大事にする日本企業らしさ』と『コンサルのフラットな文化』のいいとこ取りをしたような会社だとも言われています。
ITソリューション事業においては、業務革新における企業のパートナーとして、情報システムの企画・設計から開発、運用・保守まで一貫したサービスを提供しています。
個別システムのコンサルティングからシステム化計画・設計・開発などを行う「SI(システム・インテグレーション)サービス」、システムの保守・運用管理などを行う「アウトソーシングサービス」、複数のお客様が共同でシステムを利用する「共同利用型サービス」などを提供しています。

※出典:ワンキャリア「野村総合研究所」

選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。

・ワンキャリア:野村総合研究所|経営コンサルタント2025年卒の合格の秘訣


3位:日清食品


3位には日清食品がランクインしました。

事業内容
日清食品グループは、チキンラーメン、カップヌードルなど即席麺カテゴリーを中核に、低温、菓子、飲料にわたる各カテゴリーにおいて、常にNO.1ブランドを創造・育成しながら、新しい食文化を世の中にもたらす食のリーディングカンパニーとして成長を追求してきました。昨今、経営を取り巻く環境はさらに不確実性を増し、「昨日までのやり方が明日は通用しない」 「これまでの延長線上には答えがない」そんな時代が今まさに到来しています。 私たちは、このような環境下において社会に新たな変化をもたらすため、地球環境に配慮しながら、食を通じて人々がより豊かな人生を享受できるような“新規事業の探索”と“既存事業の深掘り”の2軸を追求する『両利きの経営』を一層推進していきます。さらに組織、風土、制度、業務プロセス、働き方など、これまでのビジネスのあり方を大胆に変革することで、「新規」と「既存」の両立を目指していきます。

※出典:ワンキャリア「日清食品」

選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。

・ワンキャリア:日清食品|R&D2024年卒の合格の秘訣


4位〜20位


4位以下の企業は以下をご覧ください。

  • 4位:江崎グリコ
  • 5位:三菱商事
  • 6位:ボストン コンサルティング グループ
  • 7位:アクセンチュア
  • 8位:KPMGコンサルティング
  • 9位:味の素
  • 10位:ソニーグループ
  • 11位:デロイト トーマツ コンサルティング
  • 12位:アビームコンサルティング
  • 13位:富士フイルム
  • 14位:アサヒビール
  • 15位:パナソニックグループ
  • 16位:EYストラテジー・アンド・コンサルティング
  • 17位:サントリーホールディングス
  • 18位:ベイカレント・コンサルティング
  • 19位:PwCコンサルティング合同会社
  • 20位:ロッテ
▼企業ごとの合格の秘訣(ひけつ)をさらに知りたい方はこちら
・ワンキャリア 企業一覧

農学部生に人気の就職先・年収【業界編】人気の理由も解説

以下では、農学部生から人気の就職先を13個紹介しています。


人気の理由や年収を合わせて確認しましょう。


食品メーカー|平均年収約579万5000円(※1)

食品メーカーは、工場で製造した商品を消費者へ届ける仕事です。取り扱う種類としては、魚・野菜・肉などを扱う「生鮮食品」と、レトルト食品・パン・乳製品などに加工した「加工食品」があります。

現在では健康志向の高まりから機能性食品やオーガニック食品を開発する企業も多いため、農学部で学んだ食品研究の経験を生かせます。醸造学科を専攻していれば、醸造や発酵の知識を商品開発に役立てられるでしょう。

(※1)参考:職業情報提供サイト「食品営業(食品メーカー)」


飲料メーカー|平均年収約393万6000円(※2)

飲料メーカーとは、消費者のニーズに沿った飲料品を開発して販売する仕事です。世間のニーズにマッチした成分を配合したり味を調整したりすることが求められます。

特に飲料業界では、「ヘルシア」のような健康志向のドリンクや腸内環境を整える商品が求められる傾向にあります。このような商品を開発する際は、農学部での食品研究の学びを生かせるでしょう。

(※2)参考:職業情報提供サイト「清涼飲料ルートセールス」


薬品メーカー|平均年収約508万8000円(※3)

薬品メーカーとは、医療関係で使う製品を製造する仕事です。錠剤や粉薬、軟膏剤などの薬だけでなく、注射器など医療器具も製造します。主な工程として、原材料を作る「原薬製造」、原薬を薬に加工する「製剤」、完成品を包装する「包装」が挙げられます。臨床試験や店舗への営業活動も薬品メーカーの仕事です。

薬品メーカーでは、医療用・一般用医薬品を取り扱います。バイオサイエンスや生物化学などの知識を活用できるため、農学部生から人気です。

(※3)参考:職業情報提供サイト「医薬品製造」


化粧品メーカー|平均年収約508万8000円(※4)

化粧品メーカーとは、化粧品の開発や研究を行い、企業へ営業したり美容部員として店舗で消費者に販売したりする仕事です。

化粧品を製造するうえでは、生物やバイオサイエンスなどの知識が求められます。そのため、大学で専門的に学んできた農学部生であれば、就職後に知識を生かして人々のニーズに応えられる化粧品を開発できるでしょう。

(※4)参考:職業情報提供サイト「化粧品製造」


農林メーカー|平均年収約255万円(※5)

農林メーカーとは、野菜・果物・米などの農作物や乳製品・食肉などの畜産物、木材などを生産する仕事です。

農業や生物に直接関わる仕事であり、農学部で学んだ知識を幅広く生かせるため就職先として人気です。例えば大学で菌類の研究をしていれば、キノコを生産するメーカーに就職しても良いでしょう。農林メーカーは人々の食や生活を支える重要な職業であるため、大学で学んだ内容で社会に貢献したい人にもオススメです。

(※5)参考:国税庁「業種別の平均給与」


農業用品メーカー|平均年収約612万4000円(※6)

農業用品メーカーとは、農業で必要な草刈り機や田植え機、稲刈り機、害虫駆除グッズなどの用品を製造・販売する仕事です。

農学部では、農業について化学的な視点から学べます。そのため、身につけた農業の知識をもとに、農家目線でニーズを捉えた実用的な用品を製造できるでしょう。

(※6)参考:職業情報提供サイト「機械設計技術者」


住宅メーカー|平均年収約579万5000円(※7)

住宅メーカーとは、顧客の要望をヒアリングして住宅を提案し、設計や施工、営業などを行う仕事です。住宅建設時はもちろん、工事完了後のアフターケアも行います。

農学部では測量士や測量士補の資格を取得できます。住宅提案や設計時は測量の技術を持って提案者自身が具体的に空間をイメージできることが必要なため、大学で学んだ知識をそのまま活用できるでしょう。

このように農業以外で使える資格も取得できるため、農学関係以外へ就職する選択肢を取れます。

(※7)参考:職業情報提供サイト「住宅・不動産営業」


建築メーカー|平均年収約632万8000円(※8)

建築メーカーは、住宅だけでなく、オフィスビルや学校、工場、ホテルなど幅広い建物の設計・工事を手がける仕事です。農学部生は測量士や測量士補の資格を取得できるため、住宅メーカーと同じように建物の建築で生かせるでしょう。

個別の建築物だけでなく、都市開発計画に携わるケースもあるため、農学部で学んだ知識を生かしてスケールの大きい仕事に取り組みたい学生にもおすすめです。


(※8)参考:職業情報提供サイト「
建築設計技術者」


専門店|平均年収約361万円(※9)

専門店とは、消費者に対してさまざまな特定商品を販売する仕事です。販売する商品としては、化粧品や医薬品などが挙げられます。

専門店では直接消費者と関わるため、自分の知識を生かして相手の悩みに合わせて適切にアドバイスすることが重要です。例えば化粧品の専門店であれば、農学部で学んだ専門知識をもとに科学的な根拠を持ってアドバイスできます。

(※9)参考:職業情報提供サイト「化粧品販売/美容部員」


アミューズメント・レジャー|平均年収約374万4000円(※10)

アミューズメント・レジャー施設としては、動物園や水族館が当てはまります。動物園や水族館の飼育員の場合、動物への餌やりや部屋の掃除などが主な仕事です。

農学部の動物科学科を専攻していると、動物の生命や行動などの専門的な知識を学べます。そのため動物好きな人にとっては、自分の知識を生かしながら楽しく仕事ができるでしょう。

(※10)参考:職業情報提供サイト「動物園飼育員」


農林水産省などの公務員|平均年収約540〜800万円(※11)

農学部で学んだ知識を生かし、農林水産省のように「農業の発展」「環境問題の解決」などに貢献できる仕事もあります。日本の農業全体に携わる業務を行うため、大きなやりがいを持って働けるでしょう。

公務員であれば給与も安定している点も魅力です。また、農学部で教員免許を取得すれば、教師になることもできます。

(※11)参考:農林水産省「農林水産省農産局選考採用(一般職係長級)について」


大規模農家(ファーム)

大規模農家とは、栽培・収穫・出荷など農業に関わる作業全般を行う仕事です。他にも、農園へ訪問した顧客対応や農作物の生産管理なども行います。農業と直接携わるため、農学部で学んだ食品や農作物栽培の知識を存分に活用できるでしょう。

ファームで経験を積むことで、将来的に自分で農業を営む選択肢も生まれます。


農業協同組合(JA)

農業協同組合とは、農業を発展させる技術開発や農業生産の指導などを行うことで、全国の農家を支える組織です。農家の負担を軽減できるよう、資材をまとめて購入したり、資金を出したりしています。

研究で食品問題について学んだ農学部出身者であれば、食品生産をする農家を直接支えられる点にやりがいを感じられるでしょう。

▼業界について詳しく知りたい方はこちら
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
・【就活の業界一覧】各業界動向や特徴、業種との違いまで徹底解説

農学部生に人気の就職先【職種編】

農学部生に人気の職種は、以下の8つです。


それぞれ解説していきます。


営業職

営業職とは、顧客の課題を解決できる商品を提案する仕事です。単純な商品説明だけでなく、顧客の課題をヒアリングできるスキルを求められます。

食品や医薬品、化粧品などのメーカー営業職であれば、農学部で学んだ専門知識を生かして、詳細な提案を行い商談相手に納得してもらいやすいでしょう。特に食品業界や美容業界は、菌類研究やバイオサイエンスの知識を生かせるため、提案の幅も広がり就職後に活躍できるはずです。


研究職

研究職とは、企業の商品開発に必要なデータ解析や成分の分析などを行う職種です。研究職には大きく、未知の理論やメカニズムの発見を目指す「基礎研究」、基礎研究の結果を具体的な商品開発に反映させる「応用研究」の2種類があります。研究職がある仕事としては、医薬品や化粧品、農薬メーカーなどが挙げられます。

農学部では、作物栽培や菌類、バイオテクノロジー、生物化学など専門性の高い研究を行います。そのため、研究職であれば大学での経験を直接生かせるでしょう。


製造技術職

製造技術職とは、実際に販売する商品を製造する仕事です。加工食品や医薬品など、農学部と関連が深い商品を製造する企業であれば、大学での学びを生かして品質の高い成果物を作れます。

製造だけでなく、設備のトラブル対応や製品の品質チェックなども製造技術職の仕事です。


品質管理職

品質管理職とは、製造工程に関する品質全般をチェックする職種です。製造した商品はもちろん、製造ラインや原材料、工場の環境など、工程に関する安全性をチェックし不良品を世間に流通させないようにします。

品質管理では、食品や医薬品の原材料チェックも行うため、農学部で学んだ専門知識を生かせるでしょう。


MR(医療情報提供者)

MRとは、薬剤師や医師へ医薬品に関する情報を提供する職種です。医療関係の仕事ですが、農学部からでも就職できます。医療機関における適切な医薬品の利用を促進することで、最終的に患者が安心して治療を受けられる環境の構築を目指しています。

農学部で医薬品に関わる研究を行っていた人であれば、親和性が高いため就職後に活躍できるでしょう。


育種家

育種家とは、作物や家畜の品種改良を行う仕事です。品種改良を通じて、品質や生産性、環境への適応性などを向上させていきます。育種家が果物や野菜、穀物などの品種改良を行ったことで、環境変動や害虫への耐性を身につけた品種が流通するようになりました。

このように育種家は、農学部で学んだ知識を生かせるだけでなく、研究や開発を通して食品問題や環境問題の解決にも貢献できる魅力的な仕事です。


グリーンコーディネーター

グリーンコーディネーターとは、顧客の要望に沿って、観葉植物などを活用して空間の提案を行う仕事です。コーディネートする空間は、イベント会場やオフィス、ホテルなどが挙げられます。

植物に詳しい人や好きな人に向いているため、農学部生が挑戦しやすい職種です。

▼職種について詳しく知りたい方はこちら
・職種とは?【代表的な職種一覧】業種との違いや適性・志望動機をご紹介

農学部生の就職に役立つ資格

農学部生の就職に役立つ資格は、以下の6個です。


それぞれ解説していきます。


栄養士・栄養管理士


特徴とおすすめの理由


栄養士・栄養管理士とは、都道府県の知事や厚生大臣から認可を受けて取得できる資格です。病院や介護施設、学校などで、食事・栄養管理や栄養指導、献立作成を行います。農学部で身につけた食品や成分に関する専門知識を生かせるため、より人々の健康維持に貢献できる点が魅力です。


必要な勉強時間と難易度


栄養士・栄養管理士になるには「参考書で◯◯時間勉強する」というより、以下の過程をクリアする必要があると認識しておきましょう。

・栄養士:養成施設を卒業→栄養士免許を申請→資格取得
・管理栄養士:管理栄養士養成施設を卒業→栄養士資格を取得→1~3年の実務経験を経て→管理栄養士の国家試験を受験→資格取得(※12)
など

合格率は令和6年3月において「49.3%」であるため、特別難易度は高くありません(※13)。ただし、大学などで指定の課程を履修する必要があるため、どうしても取得までに時間はかかるでしょう。

(※12)参考:厚生労働省「栄養士」
(
※13)参考:厚生労働省「第38回管理栄養士国家試験の合格発表」


食料衛生監視員(公務員)


特徴とおすすめの理由


食料衛生監視員とは、食品を扱う施設のチェックを行うことで、食の安全を守る仕事です。各自治体の保健所で勤務するだけでなく、空港や港で輸入品をチェックし、海外から感染症などが持ち込まれないようにする役目も担います(※14)。


必要な勉強時間と難易度


食料衛生監視員も、「参考書を◯◯時間勉強する」というイメージと異なります。

以下のいずれかを満たすことが必要です。

・都道府県知事の登録を受けた食品衛生監視員の養成施設で所定の課程を修了した
・医師、歯科医師、薬剤師又は獣医師
・医学、歯学、薬学、獣医学、畜産学、水産学又は農芸化学のいずれかを修めて卒業した
・栄養士で2年以上、食品衛生行政に関する事務に従事した経験がある

※参考:厚生労働省「食品衛生法施行令」

合格率は令和3年8月において約「38.5%」であり、難易度は高いと言えます(※15)。


(※14)参考:厚生労働省「
食品衛生監視員の業務について」
(※15)参考:人事院「令和4年度業務状況」


食品衛生管理者


特徴とおすすめの理由


食品衛生管理者とは、食品の製造過程における衛生状態を管理する仕事です。乳製品や食肉などの製造や加工を行う工場には、食品衛生管理者の配置が必須です。

食品衛生管理者の資格要件には、「獣医学・畜産学・水産学・農芸化学の卒業」も含まれます。農学部にも該当の学科があるため、大学の学びを仕事に生かしながら働けるでしょう。


必要な勉強時間と難易度


食品衛生管理者も、「参考書を◯◯時間勉強する」というイメージと異なります。

以下のいずれかを満たすことが必要です。

・医師や歯科医師、薬剤師、獣医師のいずれか
・食品衛生管理者の養成施設で所定の課程を修了した
・医学や歯学、薬学、畜産学、水産学、農芸化学のいずれかを修めて卒業した
・食品衛生管理者が求められる製造業、あるいは加工業で指定の業務に3年以上従事し、かつ、指定の講習会の課程を修了した

※参考:厚生労働省「食品衛生管理者」

「講習を受講する」「大学で指定の課程を修了した」などの条件を満たせば取得できるため、基本的に合格率はほぼ100%です。


測量士補


特徴とおすすめの理由


測量士補とは、土地の距離や面積、形状などを計測する仕事です。測量士を補佐する形で業務に取り組みます。測量士補は国家資格で、建設や工事をするうえで欠かせません。受験資格に特別な要件がないため、誰でも挑戦できます。住宅や建築メーカーへの就職を考えている人は取得しておきましょう。


必要な勉強時間と難易度


700点満点で、450点以上を獲得すると合格です。国土地理院には過去問が豊富に掲載されているため、過去問演習を繰り返して対策しましょう。

合格率は令和6年6月において「31.4%」です(※16)。特別な受験資格は不要ですが難易度自体は高いため、しっかり勉強しましょう。

(※16)参考:国土地理院「令和6年測量士・測量士補試験の合格者を発表」


毒物劇物取扱責任者


特徴とおすすめの理由


毒物劇物取扱責任者とは、毒物や劇物を取り扱う際に必要な資格です。毒物管理の方向性や職場における安全指導などを行い、危険な事態が発生しないよう管理することが求められます。化学薬品や農薬を取り扱う企業へ就職する際に有利です。

責任者に認定されると、毒物劇物の製造や運搬、販売にも関われます(※17)。


必要な勉強時間と難易度


毒物劇物取扱責任者の試験の種別は「一般・農業用品目・特定品目」の3つに分かれています(※18)。農学部であれば、農業用品目であれば親和性が高いでしょう。

(※17)参考:厚生労働省「毒物及び劇物取締法に係る法定受託事務の実施について」
(※18)参考:厚生労働省「
毒物劇物取扱責任者の資格に関する疑義について


造園施工管理技士


特徴とおすすめの理由


造園施工管理技士とは、公園や庭園の工事計画や管理を行う仕事です。商業施設やオフィスビルなどの施工計画策定や工事する際の監督作業などを担当します。

造園施工管理技士の資格を保有すると、農学部で学んだ知識を生かしつつ担当業務の幅を広げられるため、建築関係への就職で役立つでしょう。


必要な勉強時間と難易度


造園施工管理技士の取得には、 第一次検定と第二次検定の2つの試験を受ける必要があります(※19)。

合格率は、令和3年3月において1級造園施工管理技士で「41.0%」、2級造園施工管理技士で「43.0%」です(※20)。1級のほうがやや難易度は高いですが、いずれも50%ほどの確率で合格できるため、特別な難しさはないでしょう。

(※19)参考:国土交通省「令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります」
(※20)参考:国土交通省「
令和2年度 管工事・電気通信工事・造園施工管理技術検定(1級・2級)合格者の発表

▼就活でおすすめの資格について詳しく知りたい方はこちら
・就活で有利な資格10選!業界別・文理別のおすすめとESの書き方

農学部の就活のポイント|企業・職種の選び方編

農学部生が就活を進める上でのポイントをいくつかご紹介します。まずは、企業や職種の選び方についてです。


農学部に進学した理由を明確にする

就活では、「なぜ農学部に選んだのか?」を明確にしておきましょう。進学理由を明確にしておくことで、企業への志望動機を絡めやすくなり、より説得力を持って自己PRできます。

また、進学理由を見直すことで、改めて自分に向いている職業を考えられます。


農学部で学んだ知識・スキルを就職後にどう生かしたいか明確にする

農学部で学んだ知識やスキルを「どのように企業で生かすのか?」も明確にしておきましょう。企業での生かし方を明確にアピールできれば、採用担当者も「入社後に活躍してくれそう」というイメージを抱いてくれます。

例えば、農学部で遺伝子の研究をしていれば、「バイオテクノロジーの知識を生かして食糧問題の解決に貢献したい」「成分の分析経験を生かして安全な医薬品を開発することに貢献したい」など、具体的に回答できます。


自己分析・業界研究・企業分析を通して就活の軸を定める

志望企業や職種を選ぶ上で、就活の軸を定めることが重要です。

就活の軸とは、企業を選ぶ際の基準や優先事項のことです。具体的には、ミッション、仕事内容、将来のキャリアプラン、働き方などから自分が特に大切にしたい価値観や条件を指します。就活の軸を持つことで企業選びがスムーズになることに加え、明確な志望動機の説明に役立つため、納得のいく就活をするために重要です。

就活の軸を作るためには、自己分析や企業・業界研究の他、軸の例を参考にすることが効果的です。

▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・【自分史の書き方】就活の自己分析に使えるテンプレート・例文
・【モチベーショングラフの書き方】自己分析が捗るテンプレートも紹介
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インターンシップに参加する


インターンシップとは「社会に出る前の職場体験」です。企業で仕事をしている人の話を大学生が直接聞いたり、実際の仕事を体験したりすることで、業種・業界・職種の違い、社員の雰囲気、企業風土などを知れます。

企業を内側から見てみることで、企業研究だけでは分からなかった社内の雰囲気や人間関係をつかめます。インターンシップであらかじめ希望する企業を体験しておけば、自分に合う企業かどうかを判断できます。

▼インターンシップについて詳しく知りたい方はこちら
・インターンとは?参加するメリットや募集の探し方・面接対策を解説
・内定につながるサマーインターン一覧:約30社のインターン情報を完全公開!


企業説明会に参加する


企業説明会への参加も有効です。

説明会の中で、企業に対して魅力的に感じた場面を振り返ってみましょう。「どこが魅力的か」「なぜ魅力的か」を深掘りすることで、就活の軸が明確になります。


OB・OG訪問する


OB・OG訪問とは、実際に企業で働く方に対して、会社や仕事についての話を伺うことです。OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いに紹介してもらったり、就活イベントを活用して社員と接点を持ったりすることで機会を作れます。

社風やキャリアに関して社員のリアルな声を聞き、共感できるかどうか見極めましょう。

▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
・OB訪問のマナーと服装【社会人の本音】連絡の取り方・当日の対応とNG例
・OB・OG訪問の質問リスト【厳選50選】 深い内容を聞くコツ・前日に送るメール例


学んだ内容を生かせる業界・職種を選ぶ

学んだ内容を生かせる業界や職種を選ぶことも重要です。

企業や職種によって求める人物像やスキルは異なるため、求める人物像にマッチした志望動機や就活の軸を選びましょう。就活の軸が企業と合わないと、「ミスマッチが起きる」「すぐに離職するかもしれない」とネガティブに捉えられる可能性があります。

ワンキャリアでは、企業や職種ごとに合格の秘訣を紹介しています。ここではトヨタ自動車の例をご紹介します。

トヨタ自動車のインターン・本選考対策のポイント
・トヨタへの圧倒的な志望度の高さを示すこと
・チームで成果を出せる人材だと示すこと
・課題意識と問題解決能力の高さを示し続けること

※出典:トヨタ自動車|技術職2025年卒の合格の秘訣

トヨタ自動車の選考を受ける場合は、上記と合致する軸を表すエピソードを選ぶようにしましょう。

以下から、企業・職種ごとの合格の秘訣を検索できます。こちらをぜひ参考にして、アピールできる長所を選びましょう。

▼企業ごとの合格の秘訣をさらに知りたい方はこちらから
・ワンキャリア 企業一覧


農学部生が重視する就活の軸ランキング

ここで、農学部生が重視する就活の軸ランキングをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 1位:ワークライフバランス重視
  • 2位:給与水準や昇給率の高さ
  • 3位:若手でも挑戦しやすい環境
  • 4位:企業経営や事業が安定している
  • 5位:キャリアアップ・スキルアップしやすい
  • 6位:希望のエリアで働ける
  • 7位:研修・育成制度の充実
  • 8位:経済的支援の充実
  • 9位:いろいろな職種・事業を経験できる
  • 10位:事業の成長性が高い
  • 11位:働く時間を調整しやすい
  • 12位:女性が活躍しやすい
  • 13位:専門性やスキルを生かせる
  • 14位:海外で働く機会
  • 15位:海外の人と関わる機会
  • 16位:働く場所を調整しやすい
  • 17位:年次によらないフェアな競争環境
  • 18位:地元で働ける

※ワンキャリア2026年卒会員のデータより集計

▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら
・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文

農学部の就活のポイント|選考対策編

農学部生の就活のポイントは以下の4つです。


それぞれ解説します。


早期から情報収集をし、早期選考を受ける

早期から情報収集をして早めに選考を受けましょう。 志望業界のスケジュールを把握しておらず選考開始に遅れてしまうと、選考期間が終わったり周囲の就活生より準備不足になったりするかもしれません。 ほかにも、早期選考を受けると以下のメリットを実感できます。
・良い企業を見極める目を養える
・選考経験が積める
・内定者のインターンシップに参加できる
合同説明会への参加などを行えば、大学のOB・OGやほかの就活生と交流して情報収集もできます。このように、早めに情報収集を行い早期選考を受けることで、志望する企業からいち早く内定を獲得できるでしょう。


webテスト対策に力を入れる

効率的なWebテスト対策のポイントは以下の通りです。

・出題傾向を理解する
・苦手分野を把握して重点的に対策する

早めにWebテスト対策をはじめて企業ごとの出題傾向を理解し、苦手を克服することで、効率的に対策できるでしょう。

もちろん、多くの企業では面接やESの内容も重視するため、ある程度Webテストの勉強をしたら、面接練習やES対策にも取り組みましょう。

▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・【2024年版】Webテスト24種類の見分け方!形式別のURL一覧と業界別の傾向


エントリーシート(ES)や履歴書を余裕を持って準備しておく

農学部生の就活で成功するためには、余裕を持ってESや書を準備することが重要です。余裕を持ってESや履歴書を準備し、求められた期日に提出することで、採用担当者に好印象を与えられます。

もちろん、内容が悪ければ書類選考で落とされてしまうため注意しましょう。余裕を持って書類を作成しつつ、何度も見直して自分の強みを最大限アピールできる内容のESや履歴書にブラッシュアップすることが重要です。

▼ES・履歴書について詳しく知りたい方はこちら
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
・【就活の履歴書】学歴・志望動機の書き方と封筒・写真などの準備方法


面接対策|よく聞かれる農学部特有の質問&回答例

農学部生の就活で成功するためには、面接対策も重要です。

農学部特有の質問と回答例をまとめたので、参考にしてください。


なぜ農学部を選んだのですか?


企業が、学部や学科を選んだ理由について質問するのは、以下の理由が考えられます。

  • 目標を立てて行動できる人かを確認している
  • 勉強に対する意欲を確認している

「物事を考えて行動できる人か」「目標に向かって努力のできる人か」を確かめる質問であるため、農学部を志望した明確な理由と、どのような努力をしてきたかアピールしましょう。

【例文】
私は食べることが大好きであり、食事を根幹から支えている農業に興味を持ったからです。特に、野菜などの品種改良の技術がどのように進歩しているのか深く知りたいと思い、◯◯部を選択しました。


※出典:全国農業協同組合連合会(JA全農)|総合職(県域コース)2022年卒本選考のES


なぜ◯◯の資格取得をしようと思ったのですか?


企業が資格取得の意図について質問するのは、以下の理由が考えられます。

  • 取得に明確な目的があったか?
  • 資格取得までどのような努力をしてきたか?

「自身で目標を立てて達成まで努力できる人材なのか?」をチェックする質問であるため、資格取得の背景や具体的に業務でどのように活用するかまで説明できると好印象を与えられます。

【実際の質問】
あなたがこのセミナーに参加したいと思う理由を教えてください。また、参加して得たいこと、意気込みなどもあればご記入ください。
【資格取得についての回答例】
2年間続けていた飲食店アルバイトの経験から衛生対策への意識が高まり、大学では食品衛生管理者の資格取得に向け、公衆衛生や生物化学に関する授業を履修しています。これらの講義を通して、食品の安全性の確保には重大な責任が生じることを実感し、ものづくりの最前線に立ち安全・安心と笑顔を届ける生産管理職に関心があります。

※出典:ニチレイフーズ|生産管理職2024年卒インターンシップ選考のES


農学部で学んだことで弊社で生かせることは何ですか?


「大学で学んだことをどのように生かせるか?」を質問する背景には、以下の理由が考えられます。

  • 自分の強みを理解できているか?
  • この企業を志望した明確な理由は?

自分の強みと企業を選んだ明確な理由を聞くことで、会社との相性を図っています。

【例文】
私は、人と環境に優しい農薬・農業資材を通じて農業が抱える課題を解決したいと考えています。ゼミの活動を通じて、世界の人口増加による食糧不足など農業には解決すべき課題があることを知り、新しい農薬・農業資材が必要だと考えるようになりました。そこで、研究開発に注力し、農薬開発だけでなく新規事業領域の開拓を進める貴社に魅力を感じました。また貴社では、化学、生物、安全性の三分野が密に連携できる環境があり、効率的な探索研究が可能であるため、私の思いを実現できると考えました。将来は、生物研究分野で新しい農業資材であるバイオスティミュラントの開発に携わりたいです。所属研究室で◯◯され興味を持ったことがきっかけです。入社後は、研究活動で培った知識と分析力を生かし、小さな生理活性を見落とすことなく有望化合物を選抜し、新しい価値を提供できる農薬・農業資材開発に貢献したいです。

※出典:日本農薬|研究部門2024年卒インターンシップ選考のES


農学部のなかでの専門領域・研究内容は?


企業が専門領域・研究内容について質問する理由として、以下が考えられます。

  • 何に興味を持ったのか?
  • 学んできたことをどのように生かせるか?

まずは、学んできたことについて簡潔に説明し「その専門領域を選択した理由」「学んできたことを企業にどのように生かせるか」について、アピールしましょう。

【例文】
枯草菌という微生物を用いて遺伝子組み換えによる進化の解析研究を行っております。
この研究を進める上で障壁となったのは、私の使用している実験株が特殊なため、枯草菌が本来有している「◯◯」が著しく低くなってしまい、遺伝子組換え実験による解析が困難になるという課題がありました。この課題に対して、◯◯間で◯◯と呼ばれる◯◯を介してDNAを移送する「◯◯」という現象を利用する新たな実験手法を試みました。理論上は成功が期待されていましたが、当初は成功率が低く改善が求められました。指導教授や先輩と積極的にディスカッションを行い、実験条件の調整を繰り返したほか、学会を通して他大学の先生からのアドバイスを取り入れて諦めずに試行錯誤したことにより、◯◯を得ることができました。この◯◯により遺伝子の特定につながり、研究を進めることができました。

※出典:JCRファーマ|研究職2025年卒本選考のES
▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
・【新卒向け面接マナー】入室・退室や集団・オンライン面接の注意点

まとめ

本記事では、農学部生に向けて、人気の就職先や業界・職種を紹介しました。就活を進める上でのポイントも参考にして、ぜひ就活を上手に進めていきましょう。

(Photo:metamorworks/Shutterstock.com)

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