こんにちは、ワンキャリ編集部です。5大商社の各社選考について解説する「5大商社 選考特集」。
伊藤忠商事編 Vol.1の今回は、伊藤忠商事の内定実績・内定者や社員の特徴についてお伝えします。
1. 内定者の内訳:東大一橋早慶・京阪神で約60%
伊藤忠商事の内定者は全体で約150名で、東大・一橋・早慶、京大・阪大・神大で約60%程度を占めると言われています。
150名の内訳を詳しく見ると、そのうち約140名が総合職、約10名が一般職として採用されているようです。
内定者の大学別の内訳としては、早慶が30%程度、京大阪大神大で20%程度、東大一橋が20%程度とそれらの大学だけで60%程度を占めていると言われています。
その他、ワンキャリ編集部の調べでは、MARCHや関関同立からの内定者や、大阪大学の外国語学部(特に中国語、ロシア語など、特定の言語を専攻している学部)も数名程度いるようです。優秀な学生特に学歴にこだわらずに採用していることに加え、ビジネスニーズのある国の語学が堪能な学生も注力して採用していると言えます。
また、学生時代の経験としては、大学時代に体育会やサークルでスポーツをやっていた学生が多い様(40%程度)です。長年、“商社の中でNo1になる”と社長自らうたっているように、結果にこだわる社風ですので、スポーツをやっていて結果に対して貪欲に取り組む学生は伊藤忠では特に評価される様です。
ですが、内定者を見るとすらっとしたスマートな学生も多く採用されているので、固定されたイメージにとらわれすぎないようにしましょう。
2. 内定者・社員の特徴:関西の大学出身者が多い + 貪欲に結果を求める姿勢
伊藤忠商事は他商社と比較すると、関西の大学出身の内定者が多いことと、結果に対して貪欲な学生を求めていることが大きな特徴です。
伊藤忠商事は繊維部門が祖業で始まった商社であり、当時は大阪が本社でスタートしました。そのため関西にゆかりが強く、関西の学生に一定の採用枠(40名程度)を設けていると言われています。
また、伊藤忠商事は現在のりに乗っている商社と言え、今年は純利益が三菱商事を抜いて総合商社1位になる予定です。この結果を生み出している要因の1つは、非財閥系で盤石の体制がない中で貪欲に結果を追い求める伊藤忠商事の社風にあります。
そのため、この社風にフィットするような、
・体育会系でどんどん目的に向かって突き進む学生
か、もしくは
・知的でスマートに結果を出すことができる学生
が求められています。
『自由闊達で裁量が大きい仕事ができる』(30代社員)
『風通しが良い』 (20代社員)
などの言葉からも、若手のうちから積極的に動いて結果を出せる人材が求められていることが分かります。
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