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就活サイトトップ就活記事経営学部の就職先|人気の業界・職種一覧と有利になる資格...

経営学部の就職先|人気の業界・職種一覧と有利になる資格・就活術

経営学部
2025年6月20日(金) | 23,687 views

「経営学部生に人気の就職先を知りたい」「就活について悩んでいる」という経営学部の就活生も多いのではないでしょうか。

経営学部生は、ビジネスや経営を学んでいるため、就活を有利に進められやすいとも言われます。

本記事では経営学部生に向けて、人気の企業ランキングや、人気の業界・職種をご紹介します。経営学部生ならでは就活対策や、おすすめの資格も詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

<目次>
●経営学部が就職に有利といわれる理由
 ・基礎的なビジネス知識を学んでいるから
 ・他の文系学部よりも数字に強いから
 ・社会経済を学んでおり選考に生かしやすいから
 ・理系学生と比べて時間に余裕があるから
●経営学部生の就職人気ランキング【上位20位】
●経営学部生に人気の就職先・年収【業界編】人気の理由も解説
 ・通信・IT業界|平均年収381万2000円
 ・金融業界(銀行・証券・保険)|平均年収393万4000円
 ・メーカー|平均年収306万円
 ・卸売・小売業界|平均年収319万6000円
 ・総合商社・専門商社|平均年収319万6000円
 ・サービス・インフラ業界|平均年収410万2000円
 ・マスコミ・広告代理店|平均年収388万9000円
 ・コンサル業界|平均年収396万6000円
●経営学部生に人気の就職先【職種編】
 ・営業職
 ・企画・マーケティング職
 ・人事労務職
 ・事務職
 ・経理職
 ・財務職
 ・コンサルタント
 ・税理士
 ・公認会計士
 ・ファイナンシャルプランナー
●経営学部生の就職に役立つ資格
 ・日商簿記検定(2級以上)
 ・ファイナンシャルプランナー
 ・MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
 ・TOEIC600点以上
 ・宅地建物取引士
 ・中小企業診断士
 ・公認会計士
 ・米国公認会計士
 ・税理士
 ・証券外務員
 ・証券アナリスト認定資格(CMA)
●経営学部の就活のポイント|企業・職種の選び方編
 ・自己分析・業界研究・企業分析を通して就活の軸を定める
 ・学んだ内容を生かせる業界・職種を選ぶ
 ・経営学部生が重視する就活の軸ランキング
●経営学部の就活のポイント|選考対策編
 ・早期から情報収集をし、早期選考を受ける
 ・Webテスト対策に力を入れる
 ・エントリーシート(ES)や履歴書を余裕を持って準備しておく
 ・面接対策|よく聞かれる経営学部特有の質問&回答例
●おわりに

経営学部が就職に有利といわれる理由

経営学部が就職に有利な理由として、以下の4点が挙げられます。

  • 基礎的なビジネス知識を学んでいるから
  • 他の文系学部よりも数字に強いから
  • 社会経済を学んでおり選考に生かしやすいから
  • 理系学生と比べて時間に余裕があるから

それぞれについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。


基礎的なビジネス知識を学んでいるから

経営学部生は、大学の講義やゼミを通じて基礎的なビジネス知識を学んでいます。特に、経営学部で学べる課題解決力やマネジメント知識は、多くの就職先で求められるスキルです。

就職後すぐに上記のような大学での学びを生かせるため、企業も「即戦力になってくれそうだ」と感じやすく重宝されるでしょう。

選考を有利に進めるためには、大学での学びを面接官にしっかりと伝えることが大切です。


他の文系学部よりも数字に強いから

入社後に事業を進めたり戦略を考案したりする際には、データ分析のために数字を扱う機会が多いです。しかし、文系学部生の多くは数字に触れてきた経験が少なく、入社後に苦労するケースもあります。

一方で、大学の授業や課題などで多くのデータに触れる機会の多い経営学部生は、文系学部の中でも数字に強い傾向にあります。そのため、選考でも数字への強さをアピールすると良いでしょう。


社会経済を学んでおり選考に生かしやすいから

就職活動の選考では、時事問題や経済関連の質問をされるケースが少なくありません。経営学部生は他の学部生に比べて、日頃から社会経済に触れているため、スムーズに回答できます。

ライバルよりも的確に回答したり時事問題に関する深い考察を述べたりできれば、選考を突破しやすいでしょう。入社後にも社会経済の知識が求められるケースが多いため、日頃から意識して情報収集しておきましょう。


理系学生と比べて時間に余裕があるから

経営学部のカリキュラムは、理系学部に比べて実験や実習が少ないため、比較的自由な時間が多いです。そのため、空いた時間を活用して、インターンシップや就職セミナーに参加し、企業とのつながりを築けます。

また、自己分析や業界研究に時間を割けるため、自分の強みを明確にして就活に望めるでしょう。このように、自分の時間を就活に多く費やせる点が経済学部の魅力ともいえます。

経営学部生の就職人気ランキング【上位20位】

経営学部生に人気の企業をご紹介します。

※ワンキャリア2026年卒会員のお気に入りランキングより集計


1位:資生堂


1位には資生堂がランクインしました。

事業内容
私たち資生堂グループは、「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」というミッションの実現を目指し、世界中の120の国と地域でビジネスを展開しています。
100年先もお客さまとともに輝き続け、選ばれ続ける企業になるため、お客さまにとってより価値のあるものを提供し続け、一生寄り添うことのできるパートナーになることを目指しています。

※出典:ワンキャリア「資生堂」

選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。

・ワンキャリア:資生堂|Brand Marketing2025年卒の合格の秘訣


2位:博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ


2位には博報堂/博報堂DYメディアパートナーズがランクインしました。

事業内容
【博報堂】
高いクリエイティビティを持つプロフェッショナルがチームを編成し、広告領域のみならず、経営・事業から社会イシューまで、あらゆる領域でクライアントの皆様の国内外における課題解決をお手伝いしています。今後、更にクリエイティビティの力で生活や社会、事業構造の変革に寄与するような新たな価値を提供していきます。

【博報堂DYメディアパートナーズ】
メディアビジネス、コンテンツビジネス、その他デジタル領域などのプランニング、プロデュース、バイイング、トラフィック、ナレッジを主要な機能とし、広告主、媒体社、コンテンツホルダーに対し、最適な課題解決力を提供します。メディアを広義に捉え、「メディア効果をデザインする」メディア・コンテンツビジネスを目指しています。

※出典:ワンキャリア「博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ」

選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。

・ワンキャリア:博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ|総合職2025年卒の合格の秘訣


3位:日清食品


3位には日清食品がランクインしました。

事業内容
日清食品グループは、チキンラーメン、カップヌードルなど即席麺カテゴリーを中核に、低温、菓子、飲料にわたる各カテゴリーにおいて、常にNO.1ブランドを創造・育成しながら、新しい食文化を世の中にもたらす食のリーディングカンパニーとして成長を追求してきました。昨今、経営を取り巻く環境はさらに不確実性を増し、「昨日までのやり方が明日は通用しない」 「これまでの延長線上には答えがない」そんな時代が今まさに到来しています。 私たちは、このような環境下において社会に新たな変化をもたらすため、地球環境に配慮しながら、食を通じて人々がより豊かな人生を享受できるような“新規事業の探索”と“既存事業の深掘り”の2軸を追求する『両利きの経営』を一層推進していきます。更に組織、風土、制度、業務プロセス、働き方など、これまでのビジネスのあり方を大胆に変革することで、「新規」と「既存」の両立を目指していきます。

※出典:ワンキャリア「日清食品」

選考のポイントや内定者の感想についてはこちらをご覧ください。

・ワンキャリア:日清食品|2024年卒R&Dのポイントの合格の秘訣


4位~20位


4位以下の企業は以下をご覧ください。

  • 4位:三菱商事
  • 5位:江崎グリコ
  • 6位:ソニーグループ
  • 7位:アサヒビール
  • 8位:パナソニックグループ
  • 9位:味の素
  • 10位:アクセンチュア
  • 11位:サントリーホールディングス
  • 12位:富士フイルム
  • 13位:NTT DATA(NTTデータグループ・NTTデータ・NTT DATA, Inc.)
  • 14位:野村総合研究所
  • 15位:アビームコンサルティング
  • 16位:サイバーエージェント
  • 17位:博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ
  • 18位:KPMGコンサルティング
  • 19位:三井住友銀行
  • 20位:ニトリ

経営学部生に人気の就職先・年収【業界編】人気の理由も解説

経営学部生には、以下8つの業界が人気です。

  • 通信・IT業界
  • 金融業界(銀行・証券・保険)
  • メーカー
  • 卸売・小売業界
  • 総合商社・専門商社
  • サービス・インフラ業界
  • マスコミ・広告代理店
  • コンサル業界

平均年収や人気の理由について詳しく解説するので、業界選びにお役立てください。なお、以下で示した年収は、「厚生労働省 | 令和5年賃金構造基本統計調査 | 産業別」を参照しています。


通信・IT業界|平均年収381万2000円

通信・IT業界は、大学で勉強したマネジメントやマーケティング関連の知識を生かしやすい業界の1つです。社会全体でIT化が推進されている現在は、需要が高まり続ける将来性もあるため、自分のスキルを生かし続けたい経営学部生にも人気でしょう。

理系の学生が就職するイメージを抱く人もいますが、営業職やマーケティング職として、経営学部の卒業生も多数活躍しています。


金融業界(銀行・証券・保険)|平均年収393万4000円

銀行・保険会社・証券会社などの、金融業界に就職する経営学部生も多いです。経営論だけでなく会計・財務も学んできた経営学部生にとって、大学での学びを生かしやすい就職先だといえます。

年次に応じて給与がアップする企業が多く、高年収を狙いたい学生にも向いているでしょう。一言で「金融業界」といってもさまざまな職種がありますが、営業職からキャリアをスタートするケースが多いです。選考では、コミュニケーションスキルもアピールすると良いでしょう。


メーカー|平均年収306万円

食品・アパレル・車など、さまざまな製品を生産しているメーカーも、経営学部生から人気です。「メーカー」と聞くと開発に携わるイメージを抱くかもしれません。しかし経営学部生は、マーケティング職など数字を扱う仕事を任されることも多いため、大学での学びを生かしやすいです。

海外にも市場があり、国外に拠点を設けている企業も少なくありません。将来的には、海外転勤や出張などに取り組む可能性があることを想定しておきましょう。グローバル企業の場合、就職活動においては英語力も武器です。


卸売・小売業界|平均年収319万6000円

メーカーから商品を仕入れて小売店に売る卸売業界や、商品を仕入れて消費者に販売する小売業界も、経営学部生の多くが就職先として選んでいます。大学で学んだ会計やマーケティングなどの知識を生かせるため、経営学部生が就職しやすい傾向にあります。また、顧客と直接やり取りするケースが多いため、コミュニケーションスキルも求められます。

特に卸売業界はグローバル展開していることも多く、幅広い業務経験を積んでスキルアップできることから、就活生からの人気が高いです。


総合商社・専門商社|平均年収319万6000円

商品の仕入れ・販売をメインとする企業を「総合商社・専門商社」と呼びます。「社内ベンチャー制度を導入している」「新規事業の経営に携われる」という企業が多いため、将来的に起業したいと考えている経営学部生の就職先としても人気です。大学で社会経済について学んでいるため、その知識を生かし世界の動向を見ながら、最適な仕入れや販売を行えます。

総合商社・専門商社の中には幅広い規模感や業界企業があるため、自分の将来の目標や携わりたい商品などを踏まえて就職先を探しましょう。


サービス・インフラ業界|平均年収410万2000円

無形商材を提供するサービス業界やガス・電気・交通機関の整備などを行うインフラ業界に就職する経営学部生も多く存在します。どちらも人間が生活するうえで不可欠なサービスを提供しているため、社会貢献性の高い就職先だといえます。社会経済について把握している経営学部生なら、大学で学んだ知見を生かせるでしょう。

世のため・人のためになる仕事がしたいと考えている人は、ぜひサービス業界やインフラ業界への就職を視野に入れてみてください。


マスコミ・広告代理店|平均年収388万9000円

インターネット・テレビ・新聞などのメディアに携わるマスコミ業界や、メディアが保有する広告スペースや時間枠を販売する広告代理店も、経営学部生が多く就職しています。

マスコミ業界では、国内・国外で生じているニュースや時事問題をキャッチすることが必要です。そのため、社会の経済動向を勉強してきた経営学部での知見を生かせます。

また、広告代理店ではさまざまな企業に対して、マーケティングを含めたアドバイスを行うことがあるため、商材だけでなく経営に関する知識も活用できるでしょう。


コンサル業界|平均年収396万6000円

経営コンサルタントをはじめとする、コンサル業界も経営学部生からの人気が高いです。さまざまな企業を対象に、経営戦略や業務プロセスの考案などを実施し、課題解決をサポートします。

経営学部での学びを生かせるのはもちろんのこと、企業の経営に携われるため、経営学部生との親和性が高いです。さらに、クライアントに関する情報を収集・分析する業務も多く、論理的思考力や数字を扱うスキルを生かせます。

▼業界について詳しく知りたい方はこちら
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
・【就活の業界一覧】各業界動向や特徴、業種との違いまで徹底解説

経営学部生に人気の就職先【職種編】

以下10個の職種が、経営学部生から人気を集めています。

  • 営業職
  • 企画・マーケティング職
  • 人事労務職
  • 事務職
  • 経理職
  • 財務職
  • コンサルタント
  • 税理士
  • 公認会計士
  • ファイナンシャルプランナー

詳しく解説するので、自身に適性のありそうな職種を探してみてください。


営業職

個人や企業に商材を販売する営業職は、経営学部をはじめとする文系学部生にとって定番の職種です。数字を追う大変さがあるものの、コミュニケーション能力の高い学生は強みを存分に発揮できます。大学での学びを生かせば、顧客と話す際に社会経済を踏まえてプレゼンしたり、数字で説得力を持たせたりなどが可能です。

顧客から直接感謝される機会も多く、やりがいのある職種だといえるでしょう。また、インセンティブ制度を設けている企業に就職すれば、頑張りに応じて報酬を得られるためモチベーションを維持しやすいのも魅力です。


企画・マーケティング職

企画・マーケティング職も経営学部生から人気の高い職種です。企画職は新たなサービスや商品を考案したり、プロモーション施策を実施したりします。また、マーケティング職ではどうすればサービスや商品が売れるかを考え、実行に移す業務に取り組みます。

大学でマーケティングを学んできた経営学部生なら、その知識を生かして活躍できるでしょう。また、情報収集やトレンドのキャッチアップが得意な人に向いています。


人事労務職

マネジメントについても学んできた経営学部生の中には、人事労務職に就く人も少なくありません。直接社員と接する機会が多い人事職も、間接的に社員と関わる労務職も、経営学部で培ってきたマネジメントや会計などの知識を生かしやすいです。

人事職は採用にも関わることから、会社の成長や社外への印象を左右する重要な業務に取り組みます。そのため労務職では、給与計算などの細やかな業務に対して、正確に処理する能力が必要です。


事務職

経営学部生からの人気が高い職種として、事務職も挙げられます。

営業事務・人事事務・経理事務などさまざまな種類がありますが、パソコンを使ったデータ入力や資料作成などに取り組むことが多いです。数字を扱う機会も多いため、大学で学んだ知識を生かしやすいでしょう。

他の職種に比べて残業が少ない傾向にあり、プライベートを充実させたい人に向いています。

日商簿記検定などの資格があると、書類選考や面接を通過しやすいです。また、入社後にはマニュアル通りに的確な事務処理をする能力が求められます。


経理職

企業の取引や金銭の動きを正確に記録する職種です。経営学部の中でも会計に関する勉強に注力してきた学生は、選考を有利に進めやすいです。

経理職が記録したデータは経営者などへの報告のために使用され、経営方針を決める際の重要な判断材料の1つです。ミスがあると会社全体に影響を及ぼすため、正確に数字を処理するスキルが求められます。


財務職

財務職は、企業内における銀行からの融資や資金調達のための株式発行、M&Aによる資金運用、予算管理などに取り組む職種です。企業経営に近い部分に関われる点も魅力です。経理職がまとめたデータを活用するため、連携して動いていくことになります。経理と同じく数字を扱うため、経済について勉強してきた経営学部生には最適です。

ひたすら数字やデータと向き合うイメージを抱く人もいますが、実際には一定のコミュニケーションスキルが必要な点も理解しておきましょう。


コンサルタント

クライアント企業が抱えている課題をヒアリングし、幅広いデータを分析しながら解決をサポートする職種です。経営系・戦略系・IT系・組織人事系・財務アドバイザリー系など、多様な種類のコンサルタント業が存在します。特に経営戦略系は、企業経営に直結するアドバイスを行うため、経営学部生との親和性が高いです。

企業の難しい課題を解決して、売上アップや業務効率改善などの成果を出す必要があるため大変ですが、一方で大きな高い達成感を得られます。

論理的思考力や責任感をアピールできれば、選考を有利に進められるでしょう。


税理士

税金の専門家である税理士も、経営学部生の中に志望者が多い職種です。経営学部で数字を扱ってきた経験を生かしやすいでしょう。

税理士の資格を生かして一般的な企業で働くことはもちろん、独立・開業や社員税理士(税理士法人の社員)として働くなど、選択肢を増やせる点も魅力です。

税理士になるためには合格率15〜20%の資格を取得する必要があるため、学生時代にしっかりと勉強時間を確保しましょう(※1)。経営学部での学びから企業会計システムへの理解を深めやすく、資格就職後には他の学部生よりもスムーズに活躍しやすい傾向にあります。

(※1)参考:国税庁「令和4年度(第72回)税理士試験結果」


公認会計士

公認会計士は、企業の経済活動が公正に行われているかチェックする職種です。お金を含め数字に関するデータを取り扱うため、大学での学びを生かせるでしょう。

公認会計士になるためには、合格率が約10%という高難易度の国家試験に合格することが必須です(※2)。難易度は高いですが、資格を取得できれば大きな武器になります。

経営学部での学習内容と公認会計士試験の範囲は被っている部分も多く、他の学部生よりも合格を目指しやすいです。2,500〜3,500時間の勉強が必須といわれているため、大学での勉強とうまく両立しながら計画的に学習を進めましょう(※3)。

(※2)参考:金融庁「令和5年公認会計士試験合格者調」
(※3)参考:Abitus USCPA「公認会計士試験の難易度はどれくらい? 税理士や米国公認会計士との比較など」


ファイナンシャルプランナー

お金のスペシャリストであるファイナンシャルプランナーも、数字について勉強してきた経営学部生から人気が高い職種です。資格を生かして一般企業に就職する人だけでなく、「独立・開業」「FP事務所への所属」などによって個人相手にお金の相談に乗る場合もあります。

具体的には、保険会社・証券会社・不動産会社などに入社して商品の販売・営業をすることがあります。ファイナンシャルプランナーの資格があれば、金融商品を取り扱うさまざまな企業で活躍できるため、選択肢が広がるでしょう。

▼職種について詳しく知りたい方はこちら
・職種とは?【代表的な職種一覧】業種との違いや適性・志望動機をご紹介

経営学部生の就職に役立つ資格

他の学生との差別化を図るのに、資格取得は有効的です。しかし、何でも資格があればいいわけではなく、希望する就職先に役立つ資格でなければなりません。

そこで、経営学部生の就職に役立つ資格について紹介します。

就職に役立つ資格は以下の通りです。

  • 日商簿記検定(2級以上)
  • ファイナンシャルプランナー
  • MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
  • TOEIC(600点以上)
  • 宅地建物取引士
  • 中小企業診断士
  • 公認会計士
  • 米国公認会計士
  • 税理士
  • 証券外務員
  • 証券アナリスト認定資格(CMA)

それぞれ解説します。


日商簿記検定(2級以上)


特徴とおすすめの理由


簿記は経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の1つです。日商簿記は、簿記検定にある3種類の検定の中では最もよく知られたものです。1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級の5種類がありますが、3級から受けることをおすすめします。

企業で行われているビジネス取引に関して、規則に基づいて帳簿に記録し、会社の経営成績や財政が確認できる決算書を作ることがこの資格の目的なので、経理や会計といった業務で生かせるはずです。簿記の勉強をすることでビジネスの基本スキルを養え、経済的な面から企業を分析できます。こうしたスキルはどの業界・企業でも生かせるのでおすすめです。


必要な勉強時間と難易度


必要な勉強時間については簿記3級なら100時間程度、簿記2級は200〜300時間程度、簿記1級は500時間以上であるといわれています。

3級は難易度がそれほど高くなく、入門の資格なので取得しやすいのでおすすめです。一方2級から工業簿記が加わるので格段に難易度が上がります。合格率は3級から1級の順に30〜50%、約20%、約10%あたりに推移しています(※4)。

(※4)参考:商工会議所の検定試験「受験者データ」


ファイナンシャルプランナー


特徴とおすすめの理由


個人の資産運用や家計管理、税金、保険など、金融に関する知識と技術を認定する資格です。FPの試験には3級から1級までのレベルがあり、3級は受験資格に制限がないので、まずは3級の取得を目標にしましょう。試験は学科試験と実技試験の2部に分かれています。

この資格を持っていると主に金融や保険、証券などの業界で有利です。幅広い分野を勉強するのでお金の知識が身につき、資産運用や家計管理で生かせます。また就活だけでなく今後の人生においてもマネープランを設計する際に役に立つのでおすすめです。


必要な勉強時間と難易度


勉強時間は、FP3級だと目安で80〜150時間ほど必要となり、一日2〜3時間勉強して2、3カ月程度かかります。FP2級では150〜300時間ほど必要で、3カ月以上かかります。

日本FP協会の試験では、FP2級の合格率は、学科・実技ともに50〜60%あたりです。一方FP3級の合格率は、学科・実技ともに80〜90%あたりです。FP3級は国家資格の中では取りやすい資格ですが、2級になると難易度はかなり高くなります。3級を取ることを目標にしましょう(※5)。

(※5)参考:日本FP協会「FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ」


MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)


特徴とおすすめの理由


MOSは、マイクロソフト社が開発したWord、Excel、PowerPointなどのソフトの操作スキルを証明する資格です。日本のみならず海外でも認知度が高い資格となっています。Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5種類のテストがあり、WordとExcelには一般レベルと上級レベルがあります。

今やどんな職種においてもパソコンスキルを求められ、それをマスターすることが業務の効率化には欠かせません。MOSの資格を持っていることで基礎的なパソコン知識が身についていることを証明でき、おすすめの資格です。


必要な勉強時間と難易度


必要な勉強時間は1つの科目ごとに40〜80時間程度といわれています。実際はExcel、Word、PowerPointの一般レベル3科目を受ける人が多いですが、Excel、Wordの上級レベルも受けておくとなお良いです。

MOSの合格率は比較的高めで、一般レベルの合格率は約80%、上級レベルは約60%ほどです(※6)。

(※6)参考:生涯学習のユーキャン「MOS資格の試験の合格率や難易度は?勉強方法や試験詳細まで解説」


TOEIC600点以上


特徴とおすすめの理由


TOEICは英語によるコミュニケーションとビジネス能力を測るための試験です。TOEICの中にもさまざまな種類のテストがありますが、一番メジャーな「TOEIC Listening & Reading Test」を受けることをおすすめします。満点は990点で、年内に10〜13回ほど実施しているので試験勉強のスケジュールを立てやすいのが特徴です。

日本の多くの企業では、就活においてTOEICは英語力を測る有力な指標とされています。TOEICで高い点数を取ることで自分の英語力を示し、目標に向かって計画的に努力する力もアピールできます。また外資系企業を受ける場合に、TOEIC高得点を採用条件として要求する企業も多いです。そのためTOEICを受けてなるべく高い点数を取ることで、就活で有利になります。


必要な勉強時間と難易度


勉強時間は自分の現在の点数と目標の点数によりますが、例えば700点から800点に伸ばすには200〜300時間ほどかかります。

平均スコアは600点で、600点以上取ると履歴書やESに書けるレベルになります。英語を必要とする企業では700点以上を取ることが求められています。

2022年度のデータによると700点以上が全体の受験者の約30%、800点以上が全体の約15%、900点以上が10%未満という分布になっています(※7)。まずは現在の自分のレベルを把握し、目標の点数を定めてスケジュールを立てていきましょう。

(※7)参考:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧」


宅地建物取引士


特徴とおすすめの理由


宅地建物取引士(宅建)は、不動産取引における専門家を指す国家資格です。

不動産、建設、金融といった業種では不動産の取引が多く、宅建の資格を取得すれば不動産取引に関する説明や契約書作成ができるので有利に働きます。また行政と社会との規律を定めた法律も学ぶため、法律知識を習得できます。


必要な勉強時間と難易度


必要な勉強時間は300時間〜500時間程度といわれており、初心者かつ独学の場合は4、5カ月程度、資格予備校に通う場合は3カ月程度の期間が必要になるでしょう。

宅地建物取引士(宅建)の合格率はおおよそ15%前後となっており、取得がやや難しい資格です(※8)。

(※8)参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験実施概況(過去10年間)」


中小企業診断士


特徴とおすすめの理由


中小企業診断士は、中小企業における経営の課題を解決するため診断や助言を行う専門家です。経営コンサルティング分野では日本で唯一の国家資格であり、コンサルティング企業を目指す人におすすめの資格です。

試験の流れは、「7科目をマーク方式で解く1次試験→筆記+口述の2次試験→合格後に実務補習または実務従事」となっています。


必要な勉強時間と難易度


合格に必要な勉強時間の目安は1,000時間程度です。合格率も4%程度であるため難易度は高いですが(※9)、取得できれば就活時で大きなアピールポイントになるでしょう。

(※9)参考:一般社団法人 中小企業診断協会「中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移」


公認会計士


特徴とおすすめの理由


公認会計士は、企業の監査業務を行う際に必要な資格です。専門知識を生かせる企業の財務諸表を監査し、適切な会計処理が実施されているかを厳しくチェックします。資格の難易度は高いですが、取得しておけば高い会計知識を持っていると認められるため、就活でも大きな武器になります。


必要な勉強時間と難易度


公認会計士資格を取得するには、3,000〜3,500時間ほどの勉強が必要です。最終合格率は10%程度であるため(※10)、長時間勉強しなければ合格は難しいでしょう。試験は「短答式」「論文式」の2つをクリアした上で、3年以上の実務経験を積んで修了考査に合格する必要があります。

(※10)参考:公認会計士・監査審査会「公認会計士試験の合格発表の概要について」


米国公認会計士


特徴とおすすめの理由


米国公認会計士とは、アメリカ合衆国が認定する会計・税務関連の資格です。経営学部での学びを生かせるうえに、世界で通用するスキルを証明できるため、グローバルな働き方をしたい人にもおすすめです。


必要な勉強時間と難易度


合格率は科目によって異なりますが、およそ40%〜60%前後です(※11)。公認会計士などの難関資格に比べると取得しやすいといえます。ただし、2,500〜3,500時間程度の勉強時間を確保する必要があり、英語の勉強も必須です(※5)。

(※11)参考:AICPA&CIMA「Learn more about CPA Exam scoring and pass rates」
(※5)参考:Abitus USCPA「公認会計士試験の難易度はどれくらい? 税理士や米国公認会計士との比較など」


税理士


特徴とおすすめの理由


税理士とは国が認めた税務の専門家です。独占業務である「税務代理・税務書類の作成・税務相談」を行えます。独占業務は税理士しか実施できないため、企業からすると高い専門知識を持つ貴重な人材として重宝されるでしょう。独占業務以外に、税務面からの経営コンサルティングやM&Aのアドバイスなども行います。

税理士になる手段はいくつかありますが、5科目の税理士試験に合格後、実務経験を2年以上積む方法が一般的です。


必要な勉強時間と難易度


資格取得の難易度は高く、最終合格率は10〜20%程度です。難易度から考えても、4,000時間程度の勉強は必要になるでしょう(※12)。

(※12)参考:国税庁「令和4年度(第72回)税理士試験結果」


証券外務員


特徴とおすすめの理由


証券外務員は、金融商品の販売や勧誘などを行う際に必要な資格です。入社後に取得を求められる企業もあるため、金融業界を志望する人は事前に取得しておくといいでしょう。

証券外務員には「一種外務員」「二種外務員」があり、それぞれで取り扱う金融商品が異なります。


必要な勉強時間と難易度


目安の勉強時間は、「一種外務員で50〜100時間」「二種外務員で50時間前後」といわれています。合格率は70%程度であるため(※13)、在学中に勉強して資格取得を狙いやすいでしょう。

(※13)参考:日本証券業協会「外務員資格試験」


証券アナリスト認定資格(CMA)


特徴とおすすめの理由


証券アナリスト認定資格は、金融や投資のスキルを学べる資格のため、金融業界を目指す経済学生が持っておくと有利です。

株式・債券による資産運用だけでなく以下の分野で幅広く活用できます。

  • 財務戦略
  • 事業戦略
  • M&Aなどの投資戦略

資格を取得するには「第1次レベル講座の受講→第1次試験→第2次レベル講座の受講→第2次試験→実務経験3年以上(受講前も含めた通算年数で可)」という長いステップが必要です。


必要な勉強時間と難易度


必要な勉強時間の目安は200時間程度です。合格率は50%前後であるため(※14)、きちんと時間をとって勉強すれば在学中でも十分に取得できます。学生の場合は、特例で数千円の割引が受けられます(※15)。

(※14)参考:公益社団法人 日本証券アナリスト協会「試験データ」
(※15)参考:公益社団法人 日本証券アナリスト協会「学生への優遇措置」

▼就活でおすすめの資格について詳しく知りたい方はこちら
・就活で有利な資格10選!業界別・文理別のおすすめとESの書き方

経営学部の就活のポイント|企業・職種の選び方編

経営学部生が就活を進める上でのポイントをいくつかご紹介します。まずは、企業や職種の選び方についてです。


自己分析・業界研究・企業分析を通して就活の軸を定める

志望企業や職種を選ぶ上で、就活の軸を定めることが重要です。

就活の軸とは、企業を選ぶ際の基準や優先事項のことです。具体的には、ミッション、仕事内容、将来のキャリアプラン、働き方などから自分が特に大切にしたい価値観や条件を指します。就活の軸を持つことで企業選びがスムーズになることに加え、明確な志望動機の説明に役立つため、納得のいく就活をするために重要です。

就活の軸を作るためには、自己分析や企業・業界研究の他、軸の例を参考にすることが効果的です。

▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・【自分史の書き方】就活の自己分析に使えるテンプレート・例文
・【モチベーショングラフの書き方】自己分析が捗るテンプレートも紹介
・マインドマップを使った自己分析!書き方や無料のツール・アプリを紹介
・エニアグラム全9タイプの適職とそれぞれの職業を解説!自己分析に役立てよう
・ジョハリの窓とは?診断を就活に生かせる自己分析のやり方を解説
・【2024年最新版】就活の自己分析におすすめな本10選|活用法も紹介
・他己分析のやり方とは?厳選ツールと質問リストで長所と短所を発見


インターンシップに参加する


インターンシップとは「社会に出る前の職場体験」です。企業で仕事をしている人の話を大学生が直接聞いたり、実際の仕事を体験したりすることで、業種・業界・職種の違い、社員の雰囲気、企業風土などを知れます。

企業を内側から見てみることで、企業研究だけでは分からなかった社内の雰囲気や人間関係をつかめます。インターンシップであらかじめ希望する企業を体験しておけば、自分に合う企業かどうかを判断できます。

▼インターンシップについて詳しく知りたい方はこちら
・インターンとは?参加するメリットや募集の探し方・面接対策を解説
・内定につながるサマーインターン一覧:約30社のインターン情報を完全公開!


企業説明会に参加する


企業説明会への参加も有効です。

説明会の中で、企業に対して魅力的に感じた場面を振り返ってみましょう。「どこが魅力的か」「なぜ魅力的か」を深掘りすることで、就活の軸が明確になります。


OB・OG訪問する


OB・OG訪問とは、実際に企業で働く方に対して、会社や仕事についての話を伺うことです。OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いに紹介してもらったり、就活イベントを活用して社員と接点を持ったりすることで機会を作れます。

社風やキャリアに関して社員のリアルな声を聞き、共感できるかどうか見極めましょう。

▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
・OB訪問のマナーと服装【社会人の本音】連絡の取り方・当日の対応とNG例
・OB・OG訪問の質問リスト【厳選50選】 深い内容を聞くコツ・前日に送るメール例


学んだ内容を生かせる業界・職種を選ぶ

学んだ内容を生かせる業界や職種を選ぶことも重要です。

企業や職種によって求める人物像やスキルは異なるため、求める人物像にマッチした志望動機や就活の軸を選びましょう。就活の軸が企業と合わないと、「ミスマッチが起きる」「すぐに離職するかもしれない」とネガティブに捉えられる可能性があります。

ワンキャリアでは、企業や職種ごとに合格の秘訣を紹介しています。ここではトヨタ自動車の例をご紹介します。

トヨタ自動車のインターンシップ・本選考対策のポイント
・トヨタへの圧倒的な志望度の高さを示すこと
・チームで成果を出せる人材だと示すこと
・課題意識と問題解決能力の高さを示し続けること

※出典:トヨタ自動車|技術職2025年卒の合格の秘訣

トヨタ自動車の選考を受ける場合は、上記と合致する軸を表すエピソードを選ぶようにしましょう。

以下から、企業・職種ごとの合格の秘訣を検索できます。こちらをぜひ参考にして、アピールできる長所を選びましょう。

▼企業ごとの合格の秘訣をさらに知りたい方はこちらから
・ワンキャリア 企業一覧


経営学部生が重視する就活の軸ランキング

ここで、経営学部生が重視する就活の軸ランキングをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 1位:ワークライフバランス重視
  • 2位:給与水準や昇給率の高さ
  • 3位:若手でも挑戦しやすい環境
  • 4位:企業経営や事業が安定している
  • 5位:キャリアアップ・スキルアップしやすい
  • 6位:希望のエリアで働ける
  • 7位:経済的支援の充実
  • 8位:研修・育成制度の充実
  • 9位:いろいろな職種・事業を経験できる
  • 10位:事業の成長性が高い
  • 11位:働く時間を調整しやすい
  • 12位:女性が活躍しやすい
  • 13位:海外の人と関わる機会
  • 14位:海外で働く機会
  • 15位:働く場所を調整しやすい
  • 16位:専門性やスキルを生かせる
  • 17位:年次によらないフェアな競争環境
  • 18位:地元で働ける
  • 19位:Uターン就職できる

※ワンキャリア2026年卒会員のデータより集計

▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら
・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文

経営学部の就活のポイント|選考対策編

経営学部は就活に有利といわれていますが、選考対策は必須です。

経営学部生の就活のポイントは以下の4つです。

  • 早期から情報収集をし、早期選考を受ける
  • Webテスト対策に力を入れる
  • エントリーシート(ES)や履歴書は余裕を持って準備しておく
  • 面接対策|よく聞かれる経済学部特有の質問&回答例

それぞれ解説します。


早期から情報収集をし、早期選考を受ける

早期から情報収集をして早めに選考を受けましょう。

経営学部生に人気の金融やコンサル業界は、大学3年の10月頃から早めに選考が行われるケースが多いです。そのため、志望業界のスケジュールを把握しておらず選考開始に遅れてしまうと、選考期間が終わったり周囲の就活生より準備不足になったりするかもしれません。

他にも、早期選考を受けると以下のメリットを実感できます。

  • 良い企業を見極める目を養える
  • 選考経験が積める
  • 内定者のインターンシップに参加できる

合同説明会への参加などを行えば、大学のOB・OGや他の就活生と交流して情報収集もできます。このように、早めに情報収集を行い早期選考を受けることで、志望する企業からいち早く内定を獲得できるでしょう。


Webテスト対策に力を入れる

Webテスト対策も重要です。

効率的なWebテスト対策のポイントは以下の通りです。

  • 出題傾向を理解する
  • 苦手分野を把握して重点的に対策する

早めにWebテスト対策をはじめて企業ごとの出題傾向を理解し、苦手を克服することで、効率的に対策できるでしょう。

もちろん、多くの企業では面接やESの内容も重視するため、ある程度Webテストの勉強をしたら、面接練習やES対策にも取り組みましょう。

▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・【2024年版】Webテスト24種類の見分け方!形式別のURL一覧と業界別の傾向


エントリーシート(ES)や履歴書を余裕を持って準備しておく

余裕を持ってESや履歴書を準備することも重要です。余裕を持ってESや履歴書を準備し、求められた期日に提出することで、採用担当者に好印象を与えられます。

もちろん、内容が悪ければ書類選考で落とされてしまうため注意しましょう。余裕を持って書類を作成しつつ、何度も見直して自分の強みを最大限アピールできる内容のESや履歴書にブラッシュアップすることが重要です。

▼ES・履歴書について詳しく知りたい方はこちら
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
・【就活の履歴書】学歴・志望動機の書き方と封筒・写真などの準備方法


面接対策|よく聞かれる経営学部特有の質問&回答例

面接対策も重要です。経営学部特有の質問と回答例をまとめたので、参考にしてください。


なぜ経営学部を選んだのですか?


企業が、学部や学科を選んだ理由について質問するのは、以下の理由が考えられます。

  • 目標を立てて行動できる人かを確認している
  • 勉強に対する意欲を確認している

「物事を考えて行動できる人か」「目標に向かって努力のできる人か」を確かめる質問であるため、経済学部を志望した明確な理由と、どのような努力をしてきたかアピールしましょう。

【例文】
私が◯◯大学経営学部を選んだ理由は2つあります。1つ目は、中学1年生から続けてきた◯◯の経験をさらに深め、発展させることができる環境があると感じたからです。私は高校生の時に◯◯大学経営学部で行われた模擬授業に参加したことがあり、そこで経営学部でどういったことを学べるのかを知りました。そしてこの大学で企業の経営戦略や財務状況、市場環境などを深く理解するための知識と技術を専門的に学ぶことで、私の◯◯をより洗練されたものにすると確信しました。2つ目は、◯◯大学には国内外から、多様なバックグラウンドを持つ学生が集まるからです。私は◯◯と同じく、大学では「人との繋がり」を重要視しており、彼ら彼女らとの出会いは様々な視点や経験の獲得へとつながり、人生の選択肢を広げることができると考えました。◯◯大学ならではの多様性は、そのような視点を広げる絶好の機会を提供してくれると感じています。

※出典:SMBC信託銀行|総合職2025年卒インターンシップ選考のES


なぜ◯◯の資格取得をしようと思ったのですか?


企業が資格取得の意図について質問するのは、以下の理由が考えられます。

  • 取得に明確な目的があったか?
  • 資格取得までどのような努力をしてきたか?

「自身で目標を立てて達成まで努力できる人材なのか?」をチェックする質問であるため、資格取得の背景や具体的に業務でどのように活用するかまで説明できると好印象を与えられます。

【例文】
高度で幅広い専門知識を身につけるために、公認会計士資格取得を目指した。目標達成のため、戦略的な学習を意識した。過去の出題傾向を細かく分析し論点の重要度に応じて濃淡をつけた学習を徹底した。初見問題にも対応できるように、知人から沢山の過去の答練問題を入手しアウトプットを強化した。結果としては不合格だったが、会計の知識に加え、継続的な努力と、目的達成に必要な要素を分析し実行に移していく力が身に付いた。

※出典:本田技研工業|事務系2025年卒インターンシップ選考のES


経営学部で学んだことで弊社で生かせることは何ですか?


「大学で学んだことをどのように生かせるか?」を質問する背景には、以下の理由が考えられます。

  • 自分の強みを理解できているか?
  • この企業を志望した明確な理由は?

経営学部では幅広いことを学べるため、さまざまな他の業界や企業で知識を生かせます。数多く学んできたことの中から、自分の強みと企業を選んだ明確な理由を聞くことで、会社との相性を図っています。

【例文】
私が主に学んでいることは、「消費者の心理に注目した経営学」です。所属している経営学部では、マーケティングや消費者行動に関する基礎知識を学ぶ他、一般教養として心理学に関する講義をいくつか受講しました。さらに、所属しているゼミは「◯◯◯ゼミ」であり、消費者の心理と行動に焦点を当てた研究を行っています。私の場合は「◯◯のPR投稿と消費者の購買意欲」をテーマとし、PR投稿の「いいね数・コメント数・投稿文の内容」のなかで最も消費者の購買意欲を刺激する要素を研究しました。そこでは、消費者が無意識的に見ている要素を調査し、SNSマーケティングにおける重要な要素を知ることができました。貴社に入社後は、これらの学んだことを生かして消費者のニーズを把握したり購買意欲向上に繋がる要素を調査したりすることができると考えています。

※出典:コナミグループ|ビジネス職2025年卒本選考のES


経営学部の中での専門領域は?


企業が専門領域について質問する理由として、以下が考えられます。

  • 何に興味を持ったのか?
  • 学んできたことをどのように生かせるか?

まずは、学んできたことについて簡潔に説明し「その専門領域を選択した理由」「学んできたことを企業にどのように生かせるか」について、アピールしましょう。

【例文】
経営学部で主にマーケティングを学んでいる。ゼミではMラボという実践型インターンシッププロジェクトに参加し、審査員特別賞を獲得した。企業と大学ゼミがマッチングし、企業から頂いた課題に基づいて調査研究を行う。企業分析・競合他社分析・顧客分析を行い、その分析に基づいたプラン提案・テストマーケティングまで行なった。◯◯人で半年間にわたり調査・話し合いを行う過程で、私は「アイデアマン」として活躍した。チーム内で方向性がぶれた際には、分析結果を再評価し、企業と顧客の双方のニーズを満たす企画を提案した。結果、審査員からは一貫性のあるアプローチを評価して頂き、実践的な分析力と柔軟性を身につけることが出来た。

※出典:マルイチ産商|総合職2025年卒本選考のES
▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
・【新卒向け面接マナー】入室・退室や集団・オンライン面接の注意点

おわりに

本記事では、経営学部生に向けて、人気の就職先や業界・職種を紹介しました。就活を進める上でのポイントも参考にして、ぜひ就活を上手に進めていきましょう。

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(Photo:maruco/Shutterstock.com)

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