26年卒 事務系職
事務系職
No.294713 インターン / エントリーシート(ES)のエントリーシート
| 最終選考結果 | 1次選考通過 |
|---|
「あなたが下記の企業(架空)の社員(主人公)だったとしたら…」という仮定のもとで、これから8日間にわたって設問を出題します。【回答の前に、採用担当の気持ち~「あなたの評価を高めるために…」】結論だけを書くのではなく、たとえ結論に直線的に辿り着かずに紆余曲折があったとしても、考えた過程もそのまま書くと高評価を得られる可能性が高まります。できるだけ「考えながら書く」、「書きながら考える」にトライしてください。これは一般的な学力試験や論文とは全く違います。同じ話を繰り返さないことや冗長な表現をしないことなど、文章表現として簡潔に書くことは重要ですが、「結論だけ簡潔に書こう」とする必要は一切ありません。文字数を気にせず、できるだけ率直にあなたが考えた過程を表現してください。他者に語り掛ける設問でも、どんなことを考えてそう言おうと思ったか、などといったことを率直に書いた方が高評価を得られる場合があります。ぜひ、素のあなた自身を真っ直ぐに表現しながらミッションにチャレンジしてください。あなたらしい回答を楽しみにしています。<設問【1】>あなたは大学を卒業し、就職1年目。就活ではコンサル業界を志望していて、内定をもらった会社の1つ、物流コンサルティング会社に就職し、営業に配属となった。【株式会社コネクトトランスポート】あなたは物流コンサルティング会社「コネクトトランスポート」の営業として食品業界の大手企業を主に担当しており、顧客であるメーカーや商社など幅広い業種に対して、顧客企業の抱える物流に関連する課題を見つけ出し、戦略コンサルティングや業務改善コンサルティングなどのサポートを行なっている。あなたは2024年問題などの輸送に関連する問題を中心に、多くの企業に対して積極的に提案を行ってきた。最近になって、役員である幸村の指示で中小企業を開拓するプロジェクトにアサインされる。このプロジェクトでは、中小企業に対して「モーダルシフト」を推進し、効果的な訴求方法を実験しながら見つけ出し、コネクトトランスポートのコンサルティング事業の柱に育てたい、というのを狙いにしている。また、あなたはある記事を読んだ。それによれば、SDGsや環境問題などの社会課題の解決を考えると、モーダルシフトが中小企業に展開されることも重要である。しかし中小企業の優先順位は比較的低いため、まずは社会課題に理解・共感してもらうことが必要ではないか、としていた。メインターゲットである中小規模の食品メーカーにはなかなかアポが取れない中、ようやく1社とのアポを取り付けることができた。会社に訪問し、その企業の部長である場谷さんと対面して企画を説明しようとするが、反論に遭ってしまった。「モーダルシフトについて、私も少しは知っていますが、うちでは船や列車で運ぶような大量の荷物はまずないですよ。それに、大量の荷物を運んだところで天候の影響を受けるとなると、もし配達が遅れた場合に被る損害が大きすぎる。うちのような小さい企業では結局メリットはほとんどありません。」場谷さんは合理的でストレートな人。もっともな意見でぐうの音も出ず、スタートから難しいことが分かってしまった。場谷さんとは話が上手くまとまらないまま出直すこととなった。(a)これを受け、場谷さんとの関係を構築しプロジェクトを前進させるために、何を考え、どのように行動しますか。(b)翌朝にプロジェクトの定例ミーティングがあり、他のプロジェクトメンバー4名に対してこの話を報告する場合、メンバーを前向きにするために、どう語りますか。(実際に語るように回答をお書きください。)
(a)まず、場谷さんの合理的でストレートな性格を考慮に入れ、彼が指摘した「企業のメリット不足」といった問題点を詳細に分析し、それに対する具体的な解決策を模索します。そのために、場谷さんの企業の詳細を徹底的に調査します。具体的には、企業規模、売上、従業員数、設備投資、現在の物流ルートや頻度、輸送...
<設問【2】>設問【1】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。設問【1】の結果、場谷さんとの関係を構築することができ、今後何かあれば手助けしてくれるとの言葉をもらえた。引き続き業務を進めていたところ、あなたをプロジェクトにアサインした役員である幸村と話をする機会があった。「君をアサインしたプロジェクトだけど、モーダルシフトは推進しようにも、中小企業にとってはかなり手詰まりな状況になっているよね。環境負荷についてはあまり実感しにくいけど、ドライバー不足の輸送業界には今後絶対に必要になってくるはず。それに、まだ大々的にモーダルシフトへの移行を進めている企業は少ないから、このプロジェクトが成功すれば他の企業もこれまで以上に興味を持ってもらえると思うんだよ。知ってもらえる機会が増えれば、顧客も増える可能性もあるし。ただし、普通に中小企業に『やりませんか?』と言っても、ほとんどのケースでは難しいだろう。だからこそ、どういう企業や業種にモーダルシフトに繋がるようなニーズがあり、どういう風な解決策が必要か。それをどう表現したらいいか。そういうところをよく考える必要があるわけだ。」ここまでの状況を踏まえて、中小企業への開拓のために、(a)重要ポイントがどこにあると仮定し、どのような仮説を立てますか。(b)また、どのような戦略を立てますか
(a)まず、長距離輸送を頻繁に行う企業は、モーダルシフトを導入しやすいという仮説を立てます。これは、設問【1】にも記載のとおり、輸送距離が500km以上の企業では特に鉄道や海運のコスト削減効果が顕著であり、モーダルシフトの導入がコスト面で有利であるためです。次に、企業同士の関わりが多い場合、モ...
<設問【3】>設問【1】〜【2】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。あなたが<設問【2】>で立てた戦略に沿って行動を進めようと準備していたところ、協力してくれそうな人物たちが現れました。■【食品業界担当の営業をしている同期】名前:望月 裕子、性別:女性、望月とは同期入社で、入社式の時に隣だったことから、お互いに業務のことについて相談しあえる関係となる。両親は医療品メーカーの社員で、いつかはそういった業界の品物も担当したいと思っている。前向きで人と接することが好きだが、たまに空気が読めない。望月さんが協力してくれることは決まり、さらに、以下の3人の中から協力者を選び、巻き込むことができる可能性があります。■【別業界(機械関連の輸送等)を担当している同期】名前:大川 優太郎、性別:男性、大川とは同期入社で、大学が同じだった。配属先は別となったが、今でも定期的に連絡を取り合い、休日に遊ぶような仲。良好な人間関係を作ることに長け、何事にも相手の立場に立ち、親身になって応えようとするので、周囲から可愛がられているが、少し強く言われたりすると落ち込みやすい。■【ターゲット顧客になり得るような企業に勤めている先輩1】名前:平田 美幸、性別:女性、主人公の高校の時の部活の先輩で、卒業してからもずっと連絡を取り合っている。昔から何でも話せる関係で、主人公にとっては憧れの存在。現在は隣の県の食品企業に就職し、営業職としてバリバリ働いている。最近のこの企業の業績は好調で、初の広域販売をする新商品に携わっているらしいが、難しいという話をしていた。もっと離れた場所にも商品を売り出したいが、輸送方法が決まらずに保留となっているらしい。■【ターゲット顧客になり得るような企業に勤めている先輩2】名前:青野 康太、性別:男性、主人公が大学の時に同じサークルで活動していた先輩。就職の相談にも親身に乗ってくれて、趣味も同じなので卒業した今でも関係が続いている。休日を合わせて遊びに行くような仲。現在は同じ県の菓子メーカーに就職。新商品を考案する部署で働いていて、地域限定の新商品なども手掛けている。(a)どの人物をどうやって巻き込み、具体的にどのように進めていきますか。(b)あなたが選んだ協力者に向かってどんなことを語りますか。(実際に語るように回答をお書きください。)
(a)私は平田美幸先輩を協力者に選びます。彼女は現在、隣の県の食品企業で営業職として働いており、広域販売を計画している新商品の輸送方法に悩んでいると聞いています。私たちの戦略である、全国展開を目指す企業をターゲットに選定するという方針と、平田先輩の企業が直面している課題が非常にマッチしています...
<設問【4】>設問【1】~【3】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。あなたは、協力者の伝手から物流システム会社で物流システムの設計をしている専門家である山本さんに話を聞くチャンスを得た。あなたは、ここまででまだ確信が持てないことを聞いてみた。つまり、中小企業にモーダルシフトのニーズがあるとすればどういうところにあるのか、という点である。山本さんによれば、「確かに『中小企業』と一般論で語るとモーダルシフトへのニーズは少ないということになるでしょう。ただし、例外的かもしれませんが、ないわけではないと思いますよ。実際に私のお客様でもそういう話になったこともありましたし。つまり、何かというと、企業の規模を問わず、ある程度大きな輸送量が発生して、ある程度長距離であれば、ニーズがあり得るわけです。距離で言えば、500km以上がモーダルシフトでメリットが出てくる<損益分岐点>だと言われます。そうすると、大都市圏から遠いような、例えば、沖縄の会社はどうですか?あるいは、輸出企業はどうですか?逆に、海外の企業にはどうですか?輸送量に関して言えば、複数企業の荷物を束ねて運ぶことを前提とすれば、1社では大きな輸送量がなくても、例えば同じ地域の3社が、500km以上離れた同じ地域の都市部に輸送するということもあり得なくはないですよね。」山本さんが語ってくれたことは目から鱗だったが、ほんのさわりでしかないこともわかった。(a)あなたはこの後、さらに、どのような情報を山本さんから引き出したいと思いますか。
「どれだけのリスクがあるのか」「どれだけのコストがかかるのか」、この2点さえわかれば、メリットとデメリットを判断しやすくなり、導入する企業が増えると考えます。まず、モーダルシフトを成功させるために必要な要因や、中小企業が直面する一般的な課題について知りたいです。また、それらの課題をどのように克...
<設問【5】>設問【1】~【4】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。これまでの行動の結果、展開に光が差してきた。そんな中、同期の望月から相談があるという。「いよいよやるべきことが見えてきた感じだね。でも…この状況で申し訳ないんだけど、ちょっと自分の限界が見えてきたというか…。君は色々と深く考えて行動できるけど、自分はそういうの苦手でさ。ミスも結構あるし、このままこの会社にいていいのかとか、自分のやりがいって何だろうとか、考えちゃうんだよね…。」(a)望月さんに対して、どう語りますか。(実際に語るように回答をお書きください。)(b)あなたの意図を解説してください。
(a)「そうなんだね。今の状況、本当に大変だと思う。特に、難しいプロジェクトを任されているからこそ、プレッシャーや不安も大きいよね。望月さんがそんな風に感じているって聞いて、僕も心が痛むよ。君が努力しているのを見ているからこそ、どうにか力になりたいと思うんだ。話してくれて本当にありがとう。君が...
<設問【6】>設問【1】~【5】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。設問【5】のように声をかけた結果、これまで以上にやる気を引き出すことができたようだ。今後も継続して協力してくれると言ってもらうことができた。引き続き業務を進めていたところ、設問【1】で会ってくれた場谷さんから連絡があった。中小規模といっても比較的大きい、北海道の乳製品メーカーの取締役である川北さんを紹介してくれるそうだ。場谷さんの話によると、川北さんの企業ではSDGsの観点からモーダルシフトを推進する方向で業務を進めていこうとしているという。しかし、一般的なモーダルシフトではメリットが少なく、どのように採り入れていくかが課題となっているそうだ。その話を聞いて、あなたがこういったことを熱心に考えていることを思い出してくれたらしい。川北さんと話をする前に協力者たちと現状を調べてみたところ、北海道から例えば東京まで1200km以上あり、距離は十分長く問題ではない。しかし、一度の輸送量から考えるとコストが合わない。単純化して言えば、通常の鉄道用コンテナの半分ほどの量を送ることしかなく、輸送コストがおそらく現行の3割以上は上がるため、値上げしない限りは難しい。(a)川北さんを味方に付けるとしたら、どんなプレゼンテーションをしますか。そのプレゼンの後に議論する時間もあるとして、プレゼンではどう語りますか。(実際に語るように回答をお書きください。)
(a)まず、解決策について考えます。川北さんの企業は距離の要件を満たしており、問題はコンテナに入れる輸送量のみです。この点を解決すれば問題は解消します。ここで、<設問【4】>で専門家の山本さんから伺った意見を参考にします。山本さんによれば、複数企業の荷物を束ねて運ぶことで、1社だけでは十分な輸...
<設問【7】>設問【1】~【6】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。設問【6】の結果、川北さんはあなたたちの活動に理解を示してくれた。来週のうちに社内で協議を行うので、実際に取り組んでいく際にはまた連絡させてほしい、と言ってくれた。そんな中、設問【2】であなたに協力してくれることになったもう一人の協力者から、食品卸会社の物流管理部の部長である森川さんを紹介してもらえることとなった。実際に会って話を聞いてみると、森川さんの会社では従来のトラック輸送だけでなく、まだ品目は少ないものの、できるものから徐々に鉄道輸送へと切り替えているという。基本的には、モーダルシフトは大量の物を長距離で運ぶことに向いており、それによってCO2削減量も多くなるのはよく言われている通りであるという。大量でなくても効果があるかもしれないと試験的に実施しているのは、冷蔵・冷凍で輸送する食品であるという。理由は、トラック輸送よりも鉄道や船舶の方が安定した温度で運べることにある。そういうものを組み合わせて関東圏、関西圏などの人口密集地域の拠点まで運ぶことにモーダルシフトを採り入れることには可能性があるという。または、複数の中小企業で実質的に「乗り合い」のような輸送ができれば、中小企業でも可能性はあるのではないか。いずれにしても、中小企業がモーダルシフトに乗ってくるのは、そうした工夫がないと難しいだろう、と語ってくれた。(a)これをあなたの仮説(設問【2】)の検証結果として捉えると、どのようなことが言えますか。(b)今後、更に活動を広げることを目指すとしたら、どのような改善方法が考えられますか。
(a)私が<設問2>で設定した仮説は次の三つです。(1)「長距離輸送を頻繁に行う企業は、モーダルシフトを導入しやすい」(2)「企業同士の関わりが多い場合、モーダルシフトを導入しやすい」(3)「モーダルシフトの実用性を理解している企業はアプローチしやすい」これらの仮説を森川さんの意見と比較してみ...
<設問【8】>設問【1】~【7】まで、お疲れ様でした。これまでの回答を振り返って、「自信をもって答えられた」と思うようなことや、「もっと改善したい」と思うようなことがあれば、ぜひざっくばらんにお書きください。その際、「自信をもって答えられた」 と「もっと改善したい」を分けて、お書きください。(a)「自信をもって答えられた」(b)「もっと改善したい」
(a)<設問【1】>(1)場谷さんの性格を考慮した解決策を模索できた点。対話であるため、相手の性格に応じた対応が求められるからです。(2)チームの士気を高めることを意識した文章を作成できた点。難しいプロジェクトだからこそ、チームのモチベーションを維持することが重要だと考えたからです。(3)実例...
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