26年卒 事務系職
事務系職
No.296034 インターン / エントリーシート(ES)のエントリーシート
| 最終選考結果 | 1次選考通過 |
|---|
「あなたが下記の企業(架空)の社員(主人公)だったとしたら…」という仮定のもとで、これから8日間にわたって設問を出題します。【回答の前に、採用担当の気持ち~「あなたの評価を高めるために…」】結論だけを書くのではなく、たとえ結論に直線的に辿り着かずに紆余曲折があったとしても、考えた過程もそのまま書くと高評価を得られる可能性が高まります。できるだけ「考えながら書く」、「書きながら考える」にトライしてください。これは一般的な学力試験や論文とは全く違います。同じ話を繰り返さないことや冗長な表現をしないことなど、文章表現として簡潔に書くことは重要ですが、「結論だけ簡潔に書こう」とする必要は一切ありません。文字数を気にせず、できるだけ率直にあなたが考えた過程を表現してください。他者に語り掛ける設問でも、どんなことを考えてそう言おうと思ったか、などといったことを率直に書いた方が高評価を得られる場合があります。ぜひ、素のあなた自身を真っ直ぐに表現しながらミッションにチャレンジしてください。あなたらしい回答を楽しみにしています。<設問【1】>あなたは大学を卒業し、就職1年目。就活ではコンサル業界を志望していて、内定をもらった会社の1つ、物流コンサルティング会社に就職し、営業に配属となった。【株式会社コネクトトランスポート】あなたは物流コンサルティング会社「コネクトトランスポート」の営業として食品業界の大手企業を主に担当しており、顧客であるメーカーや商社など幅広い業種に対して、顧客企業の抱える物流に関連する課題を見つけ出し、戦略コンサルティングや業務改善コンサルティングなどのサポートを行なっている。あなたは2024年問題などの輸送に関連する問題を中心に、多くの企業に対して積極的に提案を行ってきた。最近になって、役員である幸村の指示で中小企業を開拓するプロジェクトにアサインされる。このプロジェクトでは、中小企業に対して「モーダルシフト」を推進し、効果的な訴求方法を実験しながら見つけ出し、コネクトトランスポートのコンサルティング事業の柱に育てたい、というのを狙いにしている。また、あなたはある記事を読んだ。それによれば、SDGsや環境問題などの社会課題の解決を考えると、モーダルシフトが中小企業に展開されることも重要である。しかし中小企業の優先順位は比較的低いため、まずは社会課題に理解・共感してもらうことが必要ではないか、としていた。メインターゲットである中小規模の食品メーカーにはなかなかアポが取れない中、ようやく1社とのアポを取り付けることができた。会社に訪問し、その企業の部長である場谷さんと対面して企画を説明しようとするが、反論に遭ってしまった。「モーダルシフトについて、私も少しは知っていますが、うちでは船や列車で運ぶような大量の荷物はまずないですよ。それに、大量の荷物を運んだところで天候の影響を受けるとなると、もし配達が遅れた場合に被る損害が大きすぎる。うちのような小さい企業では結局メリットはほとんどありません。」場谷さんは合理的でストレートな人。もっともな意見でぐうの音も出ず、スタートから難しいことが分かってしまった。場谷さんとは話が上手くまとまらないまま出直すこととなった。(a)これを受け、場谷さんとの関係を構築しプロジェクトを前進させるために、何を考え、どのように行動しますか。
まず、関係性構築のために、場谷さんの懸念点や導入のペインとなっている箇所を洗い出し、それらを解決できるように情報収集から始める。場谷さんの懸念する、中小企業がモーダルシフトを導入する上でのデメリットとして、大量輸送の必要性が低い点と、悪天候の影響による配送の遅れが発生するリスクが大きい点が挙げ...
(b)翌朝にプロジェクトの定例ミーティングがあり、他のプロジェクトメンバー4名に対してこの話を報告する場合、メンバーを前向きにするために、どう語りますか。(実際に語るように回答をお書きください。)
おはようございます。昨日、中小規模の食品メーカーの場谷さんとのアポを取ることができました。ただ、実際にお話しを伺うとモーダルシフトに対してかなり懸念を持たれていました。具体的には、大量輸送の必要性がないこと、天候リスクによる遅延のリスクがある点です。場谷さんの懸念点は、多くの中小規模がモーダル...
設問【1】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。設問【1】の結果、場谷さんとの関係を構築することができ、今後何かあれば手助けしてくれるとの言葉をもらえた。引き続き業務を進めていたところ、あなたをプロジェクトにアサインした役員である幸村と話をする機会があった。「君をアサインしたプロジェクトだけど、モーダルシフトは推進しようにも、中小企業にとってはかなり手詰まりな状況になっているよね。環境負荷についてはあまり実感しにくいけど、ドライバー不足の輸送業界には今後絶対に必要になってくるはず。それに、まだ大々的にモーダルシフトへの移行を進めている企業は少ないから、このプロジェクトが成功すれば他の企業もこれまで以上に興味を持ってもらえると思うんだよ。知ってもらえる機会が増えれば、顧客も増える可能性もあるし。ただし、普通に中小企業に『やりませんか?』と言っても、ほとんどのケースでは難しいだろう。だからこそ、どういう企業や業種にモーダルシフトに繋がるようなニーズがあり、どういう風な解決策が必要か。それをどう表現したらいいか。そういうところをよく考える必要があるわけだ。」ここまでの状況を踏まえて、中小企業への開拓のために、(a)重要ポイントがどこにあると仮定し、どのような仮説を立てますか。
中小企業開拓における重要ポイントとして4点考えられる。1点目は、ドライバー不足の影響への関心の高さだ。中小企業は2024年問題であるドライバー不足が深刻化することに対して危機感を感じていることから、ドライバー不足への対応策としてモーダルシフトを検討する可能性があると考えた。ドライバー不足への直...
(b)どのような戦略を立てますか。
まず、ターゲット企業として、食品メーカーや消費財メーカーなどの物流のコスト削減や効率性が事業の重要要素となる業種を中心に選定する。さらに、中小企業の中でもモーダルシフト導入による効果が大きく出そうな、一定の物流規模を持つ企業をターゲットを洗い出す。また、モーダルシフト導入に対して多少の関心を持...
設問【1】〜【2】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。あなたが<設問【2】>で立てた戦略に沿って行動を進めようと準備していたところ、協力してくれそうな人物たちが現れました。■【食品業界担当の営業をしている同期】名前:望月裕子、性別:女性、望月とは同期入社で、入社式の時に隣だったことから、お互いに業務のことについて相談しあえる関係となる。両親は医療品メーカーの社員で、いつかはそういった業界の品物も担当したいと思っている。前向きで人と接することが好きだが、たまに空気が読めない。望月さんが協力してくれることは決まり、さらに、以下の3人の中から協力者を選び、巻き込むことができる可能性があります。■【別業界(機械関連の輸送等)を担当している同期】名前:大川優太郎、性別:男性、大川とは同期入社で、大学が同じだった。配属先は別となったが、今でも定期的に連絡を取り合い、休日に遊ぶような仲。良好な人間関係を作ることに長け、何事にも相手の立場に立ち、親身になって応えようとするので、周囲から可愛がられているが、少し強く言われたりすると落ち込みやすい。■【ターゲット顧客になり得るような企業に勤めている先輩1】名前:平田美幸、性別:女性、主人公の高校の時の部活の先輩で、卒業してからもずっと連絡を取り合っている。昔から何でも話せる関係で、主人公にとっては憧れの存在。現在は隣の県の食品企業に就職し、営業職としてバリバリ働いている。最近のこの企業の業績は好調で、初の広域販売をする新商品に携わっているらしいが、難しいという話をしていた。もっと離れた場所にも商品を売り出したいが、輸送方法が決まらずに保留となっているらしい。■【ターゲット顧客になり得るような企業に勤めている先輩2】名前:青野康太、性別:男性、主人公が大学の時に同じサークルで活動していた先輩。就職の相談にも親身に乗ってくれて、趣味も同じなので卒業した今でも関係が続いている。休日を合わせて遊びに行くような仲。現在は同じ県の菓子メーカーに就職。新商品を考案する部署で働いていて、地域限定の新商品なども手掛けている。(a)どの人物をどうやって巻き込み、具体的にどのように進めていきますか。
今回、協力者として平田美幸さんを選択する。巻き込み方としては、まず、高校の時の部活での関係を活かし、気軽に連絡を取りながら現在のプロジェクトの状況を相談する。平田先輩が現在広域販売を検討している商品にモーダルシフトが役立つ可能性を話す。その後、食事会も兼ねた簡単な初期打ち合わせを設定する。打ち...
(b)あなたが選んだ協力者に向かってどんなことを語りますか。(実際に語るように回答をお書きください。)
平田先輩、お久しぶりです!お元気ですか?今、株式会社コネクトトランスポートで働いていて、現在私たちの会社で中小企業向けの「モーダルシフト」のプロジェクトを進めているんです。モーダルシフトとは、トラックから鉄道や船舶などへの輸送手段の転換を意味します。これにより、コスト削減や物流効率の向上、そし...
設問【1】~【3】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。あなたは、協力者の伝手から物流システム会社で物流システムの設計をしている専門家である山本さんに話を聞くチャンスを得た。あなたは、ここまででまだ確信が持てないことを聞いてみた。つまり、中小企業にモーダルシフトのニーズがあるとすればどういうところにあるのか、という点である。山本さんによれば、「確かに『中小企業』と一般論で語るとモーダルシフトへのニーズは少ないということになるでしょう。ただし、例外的かもしれませんが、ないわけではないと思いますよ。実際に私のお客様でもそういう話になったこともありましたし。つまり、何かというと、企業の規模を問わず、ある程度大きな輸送量が発生して、ある程度長距離であれば、ニーズがあり得るわけです。距離で言えば、500km以上がモーダルシフトでメリットが出てくる<損益分岐点>だと言われます。そうすると、大都市圏から遠いような、例えば、沖縄の会社はどうですか?あるいは、輸出企業はどうですか?逆に、海外の企業にはどうですか?輸送量に関して言えば、複数企業の荷物を束ねて運ぶことを前提とすれば、1社では大きな輸送量がなくても、例えば同じ地域の3社が、500km以上離れた同じ地域の都市部に輸送するということもあり得なくはないですよね。」山本さんが語ってくれたことは目から鱗だったが、ほんのさわりでしかないこともわかった。(a)あなたはこの後、さらに、どのような情報を山本さんから引き出したいと思いますか。
さらに山本さんから引き出したい情報として3点挙げられる。1点目はモーダルシフトに適した業種・地域のより具体的な詳細である。実際に話が出たお客様の企業情報や周辺状況について理解を深めることが中小企業のニーズの把握に繋がると考える。2点目は物流業界における競合他社の動向や市場のトレンドに関してであ...
設問【1】~【4】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。これまでの行動の結果、展開に光が差してきた。そんな中、同期の望月から相談があるという。「いよいよやるべきことが見えてきた感じだね。でも…この状況で申し訳ないんだけど、ちょっと自分の限界が見えてきたというか…。君は色々と深く考えて行動できるけど、自分はそういうの苦手でさ。ミスも結構あるし、このままこの会社にいていいのかとか、自分のやりがいって何だろうとか、考えちゃうんだよね…。」(a)望月さんに対しての言葉
望月さん、そんな風に考えていたんだね。教えてくれてありがとう。今まで一緒にやってきてくれて本当にありがとう。すごく助かっているよ。一緒に仕事をしていく中で少しかもしれないけど、望月さんのことを知ってるつもりだよ。望月さんが前向きで人と接するのが好きなこと、そしてその人柄が周りにどれだけ良い影響...
(b)意図の解説
私は4点意識して望月さんに対しての言葉を考えた。1点目では、相談してくれたことと、日頃の感謝を示し、信頼していることを示した。相談してくれた感謝に加えて、彼女のことを多少なりとも知っているということを伝えることで信頼感を示し、彼女の不安や悩みを受け入れる姿勢を見せたいと考えた。2点目では、私が...
設問【1】~【5】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。設問【5】のように声をかけた結果、これまで以上にやる気を引き出すことができたようだ。今後も継続して協力してくれると言ってもらうことができた。引き続き業務を進めていたところ、設問【1】で会ってくれた場谷さんから連絡があった。中小規模といっても比較的大きい、北海道の乳製品メーカーの取締役である川北さんを紹介してくれるそうだ。場谷さんの話によると、川北さんの企業ではSDGsの観点からモーダルシフトを推進する方向で業務を進めていこうとしているという。しかし、一般的なモーダルシフトではメリットが少なく、どのように採り入れていくかが課題となっているそうだ。その話を聞いて、あなたがこういったことを熱心に考えていることを思い出してくれたらしい。川北さんと話をする前に協力者たちと現状を調べてみたところ、北海道から例えば東京まで1200km以上あり、距離は十分長く問題ではない。しかし、一度の輸送量から考えるとコストが合わない。単純化して言えば、通常の鉄道用コンテナの半分ほどの量を送ることしかなく、輸送コストがおそらく現行の3割以上は上がるため、値上げしない限りは難しい。(a)提案
川北さん、こんにちは。コネクトトランスポートです。本日はお時間をいただきありがとうございます。今日は御社が検討されているモーダルシフトについて、具体的なメリットと導入に向けた提案をさせていただきたいと思います。まず、モーダルシフトの背景について簡単にご説明します。2024年以降、ドライバー不足...
問【1】~【6】の設定を続けます。あなたが株式会社コネクトトランスポートの社員だったとしたら、どうしますか。設問【6】の結果、川北さんはあなたたちの活動に理解を示してくれた。来週のうちに社内で協議を行うので、実際に取り組んでいく際にはまた連絡させてほしい、と言ってくれた。そんな中、設問【2】であなたに協力してくれることになったもう一人の協力者から、食品卸会社の物流管理部の部長である森川さんを紹介してもらえることとなった。実際に会って話を聞いてみると、森川さんの会社では従来のトラック輸送だけでなく、まだ品目は少ないものの、できるものから徐々に鉄道輸送へと切り替えているという。基本的には、モーダルシフトは大量の物を長距離で運ぶことに向いており、それによってCO2削減量も多くなるのはよく言われている通りであるという。大量でなくても効果があるかもしれないと試験的に実施しているのは、冷蔵・冷凍で輸送する食品であるという。理由は、トラック輸送よりも鉄道や船舶の方が安定した温度で運べることにある。そういうものを組み合わせて関東圏、関西圏などの人口密集地域の拠点まで運ぶことにモーダルシフトを採り入れることには可能性があるという。または、複数の中小企業で実質的に「乗り合い」のような輸送ができれば、中小企業でも可能性はあるのではないか。いずれにしても、中小企業がモーダルシフトに乗ってくるのは、そうした工夫がないと難しいだろう、と語ってくれた。(a)これをあなたの仮説(設問【2】)の検証結果として捉えると、どのようなことが言えますか。
仮説どおりであった点としては、長距離ドライバー不足への対応策としてのニーズと環境負荷低減と環境対策を行うことによるイメージ向上が見込める点、コスト削減と物流業務の効率化であると考える。しかし、コスト削減と物流業務の効率化についての仮説としては、森川さんの言う「乗り合い」の部分でしか検討していな...
(b)今後、更に活動を広げることを目指すとしたら、どのような改善方法が考えられますか。
改善方法として3点が挙げられる。1点目としてターゲット企業の絞り込みを実施する。特に、森川さんのお話の中の冷蔵・冷凍食品を扱う企業など特定の温度管理が必要な製品を製造する企業に着目する。これにより、モーダルシフトのメリットを最大限に引き出すことができると考えた。2点目としては共同での配送の推進...
設問【1】~【7】まで、お疲れ様でした。これまでの回答を振り返って、「自信をもって答えられた」と思うようなことや、「もっと改善したい」と思うようなことがあれば、ぜひざっくばらんにお書きください。その際、「自信をもって答えられた」と「もっと改善したい」を分けて、お書きください。(a)「自信をもって答えられた」
私が自信を持って回答できた設問は3や5の誰かに対して語りかける設問だ。周囲の人を巻き込むという経験は、私自身の人生の中でも多いシチュエーションであり、強みであると考えている。したがって、その人『気持ち』や、どのように伝えることで協力したり、一緒に働きたいと考えてくれるかを想像することは楽しかった。
(b)「もっと改善したい」
私がもっと改善したいと考えた点は、相手への訴求力の強いメリットを提示する点である。具体的には、モーダルシフトがどのような点をアピールすれば中小企業にとって魅力的であるかという点である。私の仮説の中で設問7に出てきたような『温度』に着目するような斬新なアイデアは正直思いつかなかった。今後は、周辺...
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